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15世紀初頭、ペルシャ系のスーフィー聖者であるハーン・ジャハーン・アリーとその部下たちは、当時まだ未開であったベンガル地方南部の大湿地帯(スンダルバン=シュンドルボン)に入植し、短期間のうちにハゲルハートと呼ばれるイスラム都市と、360ものモスクを建築しました。東西6km南北3kmのこの都市は発展し、ベンガル地方の交易の中心地としても栄えました。その後、都市に沿ったバイラブ川は流路を変え、新たな流路に新ハゲルハートが建築されましたが、旧市もかつての栄華を偲ぶ「モスク都市」として人を集めています。<br />ハゲルハートのモスクは、塩害に弱いレンガ造りであることもあり、多くが崩壊してしまいましたが、現在6km四方に50以上の遺跡が残されています。中でもバングラデシュ最大で、要塞のように堅固なサイト・グンバド・モスクは現在も現役のモスクとして使われいます。<br />サイト・グンバド・モスクは60のドームを持つモスクという意味で、総面積1500?の敷地に、横48m縦32.5mの規模で建てられています。実際のドームの数は数え方や資料によって異なっていますが、11×7列で77、それに四隅の塔を加えて81、あるいはそれ以上とするものもあります。<br />周囲は厚さ2.5mのレンガの壁で造られ、外から見ると頑丈あるいは武骨といった印象です。それに対して内部はレンガ造りの均等なアーチを、むしろ華奢な石柱が支える列柱ホールスタイルになっています。礼拝の向きであるメッカの方角を示すミフラブは西の壁に10設えられ、その壁面と天井はテラコッタのパネルで飾られています。<br />1985年指定基準4により世界文化遺産に指定されました。<br />http://www.unesco.or.jp/isan/decides/

ちょうど10年後のバングラデシュ再訪  17世界文化遺産ハゲルハートのイスラム都市遺跡。 シャット・ゴンブズ・モスジット(60のドームのモスク)、ハーン・ジャハーン廟、ノイ・ゴンブズ・マスジット(9つのドームのモスク)

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2014/11/02 - 2014/11/11

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風神

風神さん

15世紀初頭、ペルシャ系のスーフィー聖者であるハーン・ジャハーン・アリーとその部下たちは、当時まだ未開であったベンガル地方南部の大湿地帯(スンダルバン=シュンドルボン)に入植し、短期間のうちにハゲルハートと呼ばれるイスラム都市と、360ものモスクを建築しました。東西6km南北3kmのこの都市は発展し、ベンガル地方の交易の中心地としても栄えました。その後、都市に沿ったバイラブ川は流路を変え、新たな流路に新ハゲルハートが建築されましたが、旧市もかつての栄華を偲ぶ「モスク都市」として人を集めています。
ハゲルハートのモスクは、塩害に弱いレンガ造りであることもあり、多くが崩壊してしまいましたが、現在6km四方に50以上の遺跡が残されています。中でもバングラデシュ最大で、要塞のように堅固なサイト・グンバド・モスクは現在も現役のモスクとして使われいます。
サイト・グンバド・モスクは60のドームを持つモスクという意味で、総面積1500?の敷地に、横48m縦32.5mの規模で建てられています。実際のドームの数は数え方や資料によって異なっていますが、11×7列で77、それに四隅の塔を加えて81、あるいはそれ以上とするものもあります。
周囲は厚さ2.5mのレンガの壁で造られ、外から見ると頑丈あるいは武骨といった印象です。それに対して内部はレンガ造りの均等なアーチを、むしろ華奢な石柱が支える列柱ホールスタイルになっています。礼拝の向きであるメッカの方角を示すミフラブは西の壁に10設えられ、その壁面と天井はテラコッタのパネルで飾られています。
1985年指定基準4により世界文化遺産に指定されました。
http://www.unesco.or.jp/isan/decides/

  • 世界遺産バーゲルハットのモスク都市Mosque City of Bagerhatの説明板。<br />これから3箇所回ります。

    世界遺産バーゲルハットのモスク都市Mosque City of Bagerhatの説明板。
    これから3箇所回ります。

  • まずは代表格のサイト・グンバド・モスク。<br />サイト・グンバド・モスクは60のドームを持つモスクという意味で、総面積1500?の敷地に、横48m縦32.5mの規模で建てられています。周囲は厚さ2.5mのレンガの壁で造られ、外から見ると頑丈あるいは武骨といった印象です。

    まずは代表格のサイト・グンバド・モスク。
    サイト・グンバド・モスクは60のドームを持つモスクという意味で、総面積1500?の敷地に、横48m縦32.5mの規模で建てられています。周囲は厚さ2.5mのレンガの壁で造られ、外から見ると頑丈あるいは武骨といった印象です。

  • 実際のドームの数は数え方や資料によって異なっていますが、11×7列で77、それに四隅の塔を加えて81、あるいはそれ以上とするものもあります。<br />

    実際のドームの数は数え方や資料によって異なっていますが、11×7列で77、それに四隅の塔を加えて81、あるいはそれ以上とするものもあります。

  • 奥に見えるのが正面入り口。<br />こちらの壁は東側に当たります。

    奥に見えるのが正面入り口。
    こちらの壁は東側に当たります。

  • 入り口の前から、右側を見ています。

    入り口の前から、右側を見ています。

  • 入り口の前から、左側を見ています。

    入り口の前から、左側を見ています。

  • 画面右が東側面、左が南側面。

    画面右が東側面、左が南側面。

  • 画面右が西側面、左が北側面。

    画面右が西側面、左が北側面。

  • 北側面。

    北側面。

  • 内部はレンガ造りの均等なアーチを、むしろ華奢な石柱が支える列柱ホールスタイルになっています。<br />画面左の黒く見える柱は、柱の素材(レンガでなく石)がわかるように白い塗料を塗らずにおいたものです。古い写真を見ると、白い塗料はまったく塗られておらず、そのほうがモスクらしい雰囲気があると思います。<br />北側から南方向を撮っています。

    内部はレンガ造りの均等なアーチを、むしろ華奢な石柱が支える列柱ホールスタイルになっています。
    画面左の黒く見える柱は、柱の素材(レンガでなく石)がわかるように白い塗料を塗らずにおいたものです。古い写真を見ると、白い塗料はまったく塗られておらず、そのほうがモスクらしい雰囲気があると思います。
    北側から南方向を撮っています。

  • 中央から北西方向を撮っています。<br />

    中央から北西方向を撮っています。

  • 中央から北方向を撮っています。

    中央から北方向を撮っています。

  • 北側壁の際から、南方向を撮っています。

    北側壁の際から、南方向を撮っています。

  • 中央から北方向。

    中央から北方向。

  • イスラム教の礼拝は1日5回。<br />日の出から日没までの時間を計算し、<br />それを5等分して礼拝の時間を決めます。<br />結構複雑です。<br />それでこのような時計があると便利なのかも知れません。

    イスラム教の礼拝は1日5回。
    日の出から日没までの時間を計算し、
    それを5等分して礼拝の時間を決めます。
    結構複雑です。
    それでこのような時計があると便利なのかも知れません。

  • イスラム教の指導者が、コーランを朗誦してくれました。

    イスラム教の指導者が、コーランを朗誦してくれました。

  • 礼拝の向きであるメッカの方角を示すミフラブは西の壁に10設えられ・・・

    礼拝の向きであるメッカの方角を示すミフラブは西の壁に10設えられ・・・

  • その壁面と天井はテラコッタのパネルで飾られています。<br />

    その壁面と天井はテラコッタのパネルで飾られています。

  • モスクの直ぐ西側にある池。<br />バングラデシュではモスクと池は、つき物です。<br />バングラデシュでは良質の石材が得られないので、焼成煉瓦でモスクを建てます。そのレンガを作るために大量の土を掘り取ると、大穴があき、そこが池になるという話です。<br />池は景観としてモスクを引き立て、しばしば養殖池として利用されています。

    モスクの直ぐ西側にある池。
    バングラデシュではモスクと池は、つき物です。
    バングラデシュでは良質の石材が得られないので、焼成煉瓦でモスクを建てます。そのレンガを作るために大量の土を掘り取ると、大穴があき、そこが池になるという話です。
    池は景観としてモスクを引き立て、しばしば養殖池として利用されています。

  • この池にまつわる伝説。

    この池にまつわる伝説。

  • 天気も悪く、地味な色彩ばかりのこのあたり、<br />この鮮やかさは目立ちました。

    天気も悪く、地味な色彩ばかりのこのあたり、
    この鮮やかさは目立ちました。

  • 少し移動して・・・

    少し移動して・・・

  • 2番目ハーン・ジャハーン廟に行きます。<br />裏から見ています。

    2番目ハーン・ジャハーン廟に行きます。
    裏から見ています。

  • 画面左端が、入り口です。

    画面左端が、入り口です。

  • 捧げ物、生贄。<br />可哀想!

    捧げ物、生贄。
    可哀想!

  • ペルシャ系のスーフィー聖者(神秘主義者)であるハーン・ジャハーン・アリーとその部下たちは、15世紀初頭、当時まだ未開であったベンガル地方南部の大湿地帯(スンダルバン=シュンドルボン)に入植し、短期間のうちにハゲルハートと呼ばれるイスラム都市と、360ものモスクを建築しました。<br />ハーン・ジャハーン・アリーはサイト・グンバド・モスク(60のドームをもつモスク)建立したばかりでなく「ハーン・ジャハーン様式」と呼ばれるこの地特有の建築様式は、ムガール帝国の大規模建築に大きな影響を与えました。<br />また多くの奇跡を成したと言い伝えられ、宗教を超えて今も信仰ないし親しみの対象になっています。

    ペルシャ系のスーフィー聖者(神秘主義者)であるハーン・ジャハーン・アリーとその部下たちは、15世紀初頭、当時まだ未開であったベンガル地方南部の大湿地帯(スンダルバン=シュンドルボン)に入植し、短期間のうちにハゲルハートと呼ばれるイスラム都市と、360ものモスクを建築しました。
    ハーン・ジャハーン・アリーはサイト・グンバド・モスク(60のドームをもつモスク)建立したばかりでなく「ハーン・ジャハーン様式」と呼ばれるこの地特有の建築様式は、ムガール帝国の大規模建築に大きな影響を与えました。
    また多くの奇跡を成したと言い伝えられ、宗教を超えて今も信仰ないし親しみの対象になっています。

  • 門から、前の池を見ています。

    門から、前の池を見ています。

  • ここにはワニがいるのですが、<br />沐浴をする人や、水を持ち帰る人が見られます。<br />水を持ち帰るための、空のペットボトルも売っています。

    ここにはワニがいるのですが、
    沐浴をする人や、水を持ち帰る人が見られます。
    水を持ち帰るための、空のペットボトルも売っています。

  • この池は、<br />流路を変えたかつての川の名残という説もあります。

    この池は、
    流路を変えたかつての川の名残という説もあります。

  • 村の中を歩いて移動。

    村の中を歩いて移動。

  • さっきの池の一部が民家の庭先に達していて、<br />そこにワニがじっと浮いています。<br />ここはワニにとって定位置のようで、<br />10年前にもここで見た記憶があります。

    さっきの池の一部が民家の庭先に達していて、
    そこにワニがじっと浮いています。
    ここはワニにとって定位置のようで、
    10年前にもここで見た記憶があります。

  • その民家。

    その民家。

  • 台所、竈(かまど)。

    台所、竈(かまど)。

  • 新しいイスラムの墓がありました。

    新しいイスラムの墓がありました。

  • 一休み。

    一休み。

  • ノイ・ゴンブズ・マスジット(9つのドームのモスク)。<br />

    ノイ・ゴンブズ・マスジット(9つのドームのモスク)。

  • 四隅に、塔と言うほどではありませんが、<br />円柱形の構造があります。

    四隅に、塔と言うほどではありませんが、
    円柱形の構造があります。

  • 傷みはかなり進んでいます。

    傷みはかなり進んでいます。

  • 世界遺産モスク都市の中で、<br />このモスクは数少ない原型を留めているモスクですし、<br />見学しやすい場所にあります。是非保存に努めてほしいものです。<br />残っているモスクも、崩壊した、あるいは道のない藪の中にあるものが多いのです。<br />

    世界遺産モスク都市の中で、
    このモスクは数少ない原型を留めているモスクですし、
    見学しやすい場所にあります。是非保存に努めてほしいものです。
    残っているモスクも、崩壊した、あるいは道のない藪の中にあるものが多いのです。

  • 内部です。メフラブ。<br />荒れています。

    内部です。メフラブ。
    荒れています。

  • 天井。<br />本来の装飾は、うかがい知ることができません。

    天井。
    本来の装飾は、うかがい知ることができません。

  • ハーン・ジャハーン廟に戻ってきました。<br />この建物は廟の隣にある、ハーン・ジャハーンの居所だった建物。<br />廟以上に、信仰ないし親しみの対象になっています。<br /><br />これからクルナの同じホテル、シティーインに戻ります。

    ハーン・ジャハーン廟に戻ってきました。
    この建物は廟の隣にある、ハーン・ジャハーンの居所だった建物。
    廟以上に、信仰ないし親しみの対象になっています。

    これからクルナの同じホテル、シティーインに戻ります。

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