今回網走に来てどうしても見学したかった博物館だ．私が最初にフィンランドに興味を持ったのは北方のサミ（サーメ）の人々だった．一度イナリに行ってみたくて1997年に最初のフィンランド旅行でその博物館SIIDAにいった．http://4travel.jp/travelogue/10170320<br />今回はサミのみでなく，他の民族も知ることができた．北方の厳しい自然に生きる人々の共通な文化的部分と，その進化による違いなども良くわかる．おもに漁撈や，海獣狩猟，トナカイ放牧などが共通文化だ．アメリカのインディアン系の北方民族とイヌイット・エスキモーの文化がずいぶん異なるのもわかった．<br />とうぜんここ地元網走のオホーツク文化の展示も素晴らしかった．婦人像と熊像を中心に小品だが愛らしい作品が多かった．祈りに使ったのだろう．シャーマン文化の共通性も面白かった．<br />ホームページはhttp://hoppohm.org/tenji/jyoten_h.htm<br />入場料は550円

2014.11網走出張旅行4-北海道立北方民族博物館

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2014/11/04 - 2014/11/04

682位(同エリア1108件中)

#歴史・芸術

旅行記グループ【国内172】2014.11網走出張旅行

suomita2さん

今回網走に来てどうしても見学したかった博物館だ．私が最初にフィンランドに興味を持ったのは北方のサミ（サーメ）の人々だった．一度イナリに行ってみたくて1997年に最初のフィンランド旅行でその博物館SIIDAにいった．http://4travel.jp/travelogue/10170320
今回はサミのみでなく，他の民族も知ることができた．北方の厳しい自然に生きる人々の共通な文化的部分と，その進化による違いなども良くわかる．おもに漁撈や，海獣狩猟，トナカイ放牧などが共通文化だ．アメリカのインディアン系の北方民族とイヌイット・エスキモーの文化がずいぶん異なるのもわかった．
とうぜんここ地元網走のオホーツク文化の展示も素晴らしかった．婦人像と熊像を中心に小品だが愛らしい作品が多かった．祈りに使ったのだろう．シャーマン文化の共通性も面白かった．
ホームページはhttp://hoppohm.org/tenji/jyoten_h.htm
入場料は550円

エリア

網走(北海道)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

同行者: その他

交通手段: タクシー ANAグループ

旅行の手配内容: その他

1146北海道立北方民族博物館に　この博物館はどうしても見たかった
サミのコタという夏の小屋のような外観．北方民族は狩猟をして移動するので皆同じような夏の住居になるのだろう
中，ホットコーヒーが100円だったので，それを飲んで一休み．インスタントの割にはおいしかった
エントランス
アムール川沿いのナーナイ族の花嫁衣裳，トリンギットはアメリカ大陸カナダ西海岸
モンゴルのゲル

北方民族が拡散移動したのはマンモスの時代
入口
タイムマシンの様に凝っている
これはエントランスに飾ってあったサミ（サーメ）のナイフ，キールナ
アイヌのナイフ　マキリ

サミ　フィンランドのイナリとカリガスニエミ　湖サミと山サミのもの
イヌイットの船
イヌイットのカヤック
いろいろな民族の装飾，左より弾薬入れ（オジブア　アメリカ），バッグ（赤：トリンギット　アメリカ　帽子　（ウリチ　アムール川），前掛け（茶　アイヌ）ベルト（エスキモー）など
寒さに適した服装　左のつなぎはコリヤーク（ロシア）　右のパーカはエスキモー

左がエスキモー（イヌイット）　右がウィルタ（サハリン）
イチオシ

そしてこれがサミだ！フィンランド北部からノルウエー北部に．Sevettijarviを思い出す．http://4travel.jp/travelogue/10494071
http://4travel.jp/travelogue/10494577
男性用
イヌイット　女性用
イチオシ

イヌイット　大きなフードは子供を背負って入れる
アメリカ北西海岸インディアン

アザラシやセイウチなどの海獣，オヒョウなどの魚の腸で作ったパーカ．防水性に富む．イヌイット，エスキモー．一番右は次の写真
ナーナイ族の魚の皮製上着とズボン　アムール川上流
靴
左はアメリカ北西海岸の樹皮着，右はアイヌ　アツシという服装
いろいろな道具
サミの近代生活，左上よりコーヒー入れの袋，湯沸し，コーヒーミル2つ．ヨックモックやフィンランドカーマネン（宿泊したことがある場所だ）
一人当たりコーヒー世界一の消費量であるフィンランドの影響受けているな
スポーンやバターナイフ．サミの形状は懐かしい
右はこね鉢とすりこぎ　ウィルタ　真ん中のはアイヌと思った
エスキモーの住居　主室に長い地下トンネルで出入りして，寒さを防ぐ
いよいよお目当てのオホーツク文化のコーナー

これなんだったっけ？？
オホーツク土器　続縄文土器や擦文土器とは明らかに異なる
文様は上半分までしかない
土器を展示
食料を獲得する銛
骨製の斧や鍬

くま像
イチオシ
くま
これもくま
女性像
海獣　オットセイ

あざらし
オビ飾り　鈴　鐸など
北方起源のオホーツク文化は特に始まりと朱松が謎に包まれている
擦文土器へとつながっていく
これでオホーツク文化はおしまい．ここからは北方の精神世界．トーテムポール
カナダ　トリンギットやクワキウトルの仮面　いかにもインディアンに近い文化
これもインディアン系
儀礼用ガラガラ

シャーマン
こうしてみると同じ北方文化でもずいぶん違う．明らかにエスキモー・イヌイットと他のアメリカ部族は文化が異なるのがわかる
アイヌ熊送りの儀式の道具．行器や木幣など．シャクシャイン記念館　http://4travel.jp/travelogue/10409190白老アイヌ民族博物館http://4travel.jp/travelogue/10503792などで見学した
ウィルタのシャーマン　サハリン　
シャーマンの太鼓　サミ　イミテーションはノルウエーアルタ近郊で買った
アイヌの狩猟とトナカイ飼育文化
サミのトナカイそり
イチオシ

サミのナイフ　ヨックモック
トナカイ角製スプーン　すべてフィンランドラップランド
Enontekio,Inari,Utsjoki，Kittilaとよく知っている場所からのもの