お袋の介護疲れを癒す旅

2014/11/15 - 2014/11/16

介護を始めてもう６年あまり、父の認知症は今の所小康状態です。平日は毎日デイサービス、週末は月２回ショートステイでなんとか回っていますが、毎日付き合っているお袋は若干介護うつの症状も出てきており、症状の緩和とお袋と一緒に苦労している奥方の慰労を兼ね、京都の紅葉を見に行ってきました。東山の紅葉は今一歩でしたが、嵯峨野の紅葉は色鮮やかなものでした。

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

お袋、御年８２歳ですがいまだに農業を一人で行っておりまだまだ元気です。
京都観光の記憶がないとのことで初日は人気の「金閣寺」と「清水寺」に連れていきました。

鹿苑寺(金閣寺) 寺・神社・教会

金閣寺は私の記憶よりずっと輝いていました。４６年前、修学旅行で行ったことがありましたが、記憶の中の金閣寺はもっとくすんでいました。

相方とお袋です。介護疲れでくたびれた顔がちょっとだけ笑顔に見えます。

私も入って記念撮影、長男・次男の間で小さく見えます。

金閣寺の周りは少しだけ紅葉していました。

この後、５００円で1日乗り放題の市バスのチケットを利用して清水寺まで向かいました。

清水寺への坂道はあまりの人出で車はほとんど動いてない様子でした。

さすが行楽シーズン、京都で一番人気の「清水寺」は行楽客でごった返していました。
私たちもそのうちの一人ですが！

清水寺で一番のシャッターポイントから撮った舞台です。

こちらの写真は紅葉を入れてみました。

凄い人数です。記念撮影もなかなか困難なほどです。

１１月１５日現在、清水寺の紅葉は今一歩の様子です。　

人混みをかき分け産寧坂を下って行きます。

行き交う人々や両側の店々を眺めながら京都を満喫しました。
途中、タクシーに乗った舞妓さんを見かけましたが本物でした。
和装した女性はあちこちで見かけますが、ほとんどがアジア系の外人さんばかりでした。

バスを乗り継ぎやっとのこと到着した本日のお宿、定番の「宇多野ユースホステル」
チェックインし、夕食です。
今回は奮発し、特別食(２０００円)です。でも普通の夕食(１０００円)も良かったな〜。

夕食後紅葉のライトアップを見に、大覚寺へ向かいました。
ここはユースホステルのスタッフから教えてもらったお薦めスポットで、YHから自転車で１５分くらいの所でした。

大覚寺の見所は湖面に映る風景、紅葉と光のコントラストが幽玄です。

素人の写真ではこの美しさを表現できませんが、とても幻想的なものです。

しばしご観覧ください。

昔、嵯峨野へ自生していた菊の展示です。
ちょっと変わった菊の種類です。

定番の菊

二日目は早めに朝食を取り、チェックアウトしてから観光です。
嵐山の渡月橋でバス組と待ち合わせ、レンタサイクルで嵯峨野を回りました。

まず最初は天龍寺、庭園が有名です。

龍安寺の紅葉した庭園で記念撮影、今回参加した全員です。

東山に比べ嵯峨野のモミジはよく色づいていました。

紅葉のグラデーションが見事です。

なぜ東山と嵯峨野の紅葉はこんなに違うのでしょうか？

気温？モミジの種類？

有名な竹林を抜け常寂光寺へ、まだ早いので人出は少ないです。

急な石段を見上げると頭上には紅葉が！

５月に来た時はこの辺りからは日本人ばかりだったけど、今回は中国語がいっぱい聞こえました。台湾？中国？

常寂光寺から見下ろした京都市内

二尊院へ来ました。
５月に嵯峨野へ来た時、見事なモミジの青葉に「秋には絶対凄いだろう」と思い今回の旅行を計画しました。

予想通り、今回訪れたお寺の中で一番の紅葉でした。

入り口から本堂へのエントランスは道幅が広く、モミジが幾重にも枝を伸ばして迎えてくれます。

別の角度からの紅葉です。

本堂から庭を眺めると！

清涼寺の境内で「あぶり餅」をいただき、近所の嵯峨豆腐で「飛龍頭（ひろうす）」を立ち食いして小腹を満たしました。

嵯峨小学校、立派な石の校門が時代を感じさせました。

このあと急いで京都駅へ、お土産物を買い、父のショートステイからの帰宅時間１６時に間に合うよう新幹線に飛び乗り帰路につきました。