2014/11/01 - 2014/11/03
260位(同エリア1290件中)
こりすさん
11月3連休、TWAY航空チャーター便で行く韓国・済州島3日間フリープラン2日目。
今日は一日かけて日本語タクシーチャーターで島の世界遺産を巡ります。
日本語タクシーは色々なタイプがあるようで、旅行代理店がオプションとして用意しているものは日本語ガイドも同乗するため結構割高なのですが、今回利用したVELTRAからの予約では、日本語が話せるドライバーだけでガイドは付かないタイプ、車はセダンを1日貸切でW120,000でした。
今回は行きたい場所が広範囲だったので、最初に1時間延長することを当日交渉の上で決めて、延長料金を日本円で1,500円ドライバーに支払いました。
車はKIAのセダンで、タクシーとして普通に使用されているものと同タイプでした。乗り心地はイマイチ…ですが、ガソリン代もいらないし(チャーター代に込)、ドライバーが入場券を買ってくれたり、食事の時にはメニューを通訳してくれたり、気の利いた方だったのでとても充実した一日になりました。
この旅行記は2日目のホテル出発から萬丈窟と城山日出峰までです。
萬丈窟と城山日出峰はユネスコの世界自然遺産に登録されています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2日目。今日は日本から予約しておいた日本語タクシーチャーターで島の世界遺産をぐるっと観てまわります。
城山日出峰にも登るつもりなので、天候が気になるところ。
予報は晴れ時々雨でしたが。現在は太陽が出ているようです。
ホテルの窓から遠くに済州空港がよく見えます。 -
ホテルの温水プール。ジャグジーが動き始めました。
昨夜は夜遅くにこの寒そうなプールに入っている人を見かけました。風がなければいいのかもしれませんが、すごい突風が吹いています。
済州の”三多”の一つは風ですもんね。 -
ホテルに朝食が付いていないプランだったので、昨夜近くのベーカリーで買ったパンと、コンビニのオレンジジュースで軽めの朝ごはんにします。
このホテルは最上階にビュッフェレストランがありますが、場所も値段も高いので、遠慮して自室にて。
海が見える部屋なので、窓辺で食べればこれでも眺めはOKです。 -
無料のコーヒードリップパックは大き目のマグカップにちょうど良いサイズ。
味はイマイチでしたが…。
パンは美味しかったです。あと、コンビニで買った100%オレンジジュースがとても美味しかった。
ジュースの蓋がゆるくて、不良品?と思ったら、さらに内側にパウチで留めてありました。不思議な造りのボトルでした。 -
パン1つでは足りなかったので、おやつにしようと思って買ったスコーンも朝食べちゃいました。
-
朝のTV番組では、済州島を紹介するローカル放送をやっていました。
おばちゃんたちが島で落花生を収穫する様子をやっていました。 -
出発準備をしているうちに、また雲行きが怪しくなってきた…
済州島の天気は結構激しく変わります。ここは島の北側なので、南のリゾートエリアほど温暖ではないし、雨が降ったりやんだりしています。 -
9時にホテルを出発。VELTRAから予約していった日本語タクシーのドライバーは金さんという方でした。
道中色々と済州島の話を聞かせてくれて、日本語がとてもお上手な運転手。
出発前にどこに行きたいかと聞かれ、一応日本で予約をした時に伝えておいた、世界遺産中心のメジャーなスポットに行きたいと言うと、島は広いので全部は難しいと。
相談した結果、萬丈窟→城山日出峰→昼食→正房瀑布、という順番で島の東側から半周することにしました。
やけに民俗村をアピールされて、日本人はみなさん面白いというから…万丈窟から日出峰に行く道中だし寄って行っては? としきりに言われましたが、こちらの口コミ等でそこに連れて行かれると高い土産を買わされることはわかっていたので、きっぱりお断りしました。
ここは萬丈窟(マンジャングル)のチケット売り場。ホテル出発前に降り出した雨は到着する頃にはどしゃ降りになってしまいました。
入場料は個人で都度支払なので、一人W2,000をドライバーに渡して、チケットを買ってもらいます。拒文オルム溶岩洞窟系 (万丈窟) 洞穴・鍾乳洞
-
当たり前ですが中にはトイレがないので、先に済ませてから洞窟へと向かいます。
結構距離があるようで、全長約1キロ、時間は一番奥まで行って戻ってくると1時間位との事。
ここでドライバー金さんと別れて洞窟へと降りていきます。 -
外は雨ですが洞窟に入ってしまえば関係ないので、最初にここを目指したのはよい選択でした。
萬丈窟は全長約7.4km、洞窟内の通路幅は18m、高さは23mにも達する大規模な洞窟。観光客が入れるのはその一部です。
火山の噴出によって誕生した火山島である済州島には溶岩洞窟がいくつか存在しますが、万丈窟はその中で最も規模が大きく、保存状態も良いことから地質学的な価値も高いとされています。1962年に韓国の天然記念物98号に指定され、2007年にはユネスコ世界自然遺産に登録されました。(以上KONESTからの引用) -
入口は陥没した穴を利用したこの第2入口から降りていきます。
中は真っ暗!もう少し照明があるかと思っていたのに、足元が濡れているしちょっと不安です。 -
歩道は整備されていますが、平たく削られた石ではなく、自然の敷石になっているので凹凸があって歩きにくいです。
薄暗い通路を奥へと進んでいきます。進行方向の奥は闇に包まれていて状況がよくわかりません。 -
所々看板があり、溶岩の説明が書かれています。
この洞窟、元々は溶岩の通り道だったところが、冷えて溶岩が固まって沈下するうちに、空洞となって通路のような形になったわけですね。
殆ど予備知識なしに来てたので、新しい発見です。 -
壁はこんな感じの、つやつやして不思議な形の溶岩石になっていました。
溶岩鍾乳といって、洞窟内を溶岩が流れる時に、高温の熱によって天井の岩が部分的に溶けることで出来上がるそうです。 -
落盤した跡なんかもあります。
歩いている間に落盤しませんように… -
写真に撮ろうとするとよくわからなくなってしまいますね。
スマホカメラの限界です。 -
ここは玄武岩ではない種類の岩があると書かれています。
溶岩なので基本は玄武岩のはずですが、地殻変動等で違う地質の岩が出ているポイントがあります。
こういうのは詳しくありませんが、好きな人は好きなんでしょうね。 -
みなさんが立ち止まって写真を撮っている岩がありました。
不思議な形の大きな岩です。 -
カメ岩(溶岩漂石)という解説が書かれていました。
溶岩流の中に落盤で岩が落ち、そのまま流されて、溶岩が冷え固まる時に岩にくっついて亀の姿のようになっているとの事。 -
この角度から見ると、亀の甲羅と亀の頭にも見えなくもないです。
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奥まで来ると色々な形の岩があって面白くなってきた。
-
洞窟の一番奥のポイントまで来ました。ここだけカラフルにライトアップされています。
溶岩石柱だそうです。高さは7.6mで世界最大の大きさ。 -
天井の穴から滴り落ちた溶岩が冷えて固まってこのような形になったそうです。
こういう見どころポイントに来ると、必ずといっていいほど、ポーズを決めている中国人の方がいて、なかなかいいアングルの写真を撮ることができません。 -
ここは時間をかけて見て、引き返します。
来た道を戻るのですが、足元は濡れているし、岩が不安定で、フラットな靴を履いて来たのに時々転びそうになります。
海外旅行をしていると、こういう所は足腰が丈夫なうちに来た方がいいと思ったりします。 -
さて、萬丈窟を後にして次に向かったのは、乗馬体験ができる施設です。
タクシードライバーお任せなので施設を指定したわけではありません。お店はハングルから読むと「スンマ」というのかな?
乗馬は最初立ち寄ろうかどうしようか迷っていた所ですが、民俗村に行かないことにしたので、ドライバー金さんとしてはなんとかここには連れてきたかったのでしょう。
萬丈窟ではひどい雨だったので、雨の中馬に乗るのは嫌だと渋っていた私たちに、電話でこっちの方は雨が降ってないことを確認したから連れて行くと、選択の余地なく連れてこられました。
まあ、そうはいっても動物は好きだし、乗馬は日本でやろうとすると中々厄介なので、こういう観光地で体験するのは良いかもと、着いた頃には雨も上がっていたのでワクワクしながら馬に乗ってきました。
貴重品やカメラはタクシー車内に置いて乗馬をしたので残念ながら写真がありません。でも、実は振り返って思えば、この日一番楽しかったのはこの乗馬でした(笑)
まずコースと所要時間を簡単な日本語の案内で見せられ、手持ちのウォン現金が少なかったので一番安いW25,000で10分位というコースにしました。もう少し長時間コースではチャングムの撮影で使われた場所に行くものもあるそうです。
乗馬するに当たっては何の解説もなく、ブーツとウィンドブレーカーのようなベストを渡され、帽子をかぶったら、さあ外に行きましょうと。
外に出るといきなり馬にまたがらされ、鉄製のハンドル(鞍に固定されている)をしっかり握ると、最初は少し歩いて写真撮影。その後は馬が勝手にコースを進んでいきます。
付き添いで一緒について来る係のお兄さんには日本語は通じず…、結構いい加減な所でしたが、こりすは過去に体験乗馬を日本でやったことがあったので、乗馬を満喫することができました。
屋外で傾斜もある山道を、自分一人で馬に乗って、風を切ってカッパカッパと進んでいくのは本当に気持ちがよかったです!
時折藪の中から鳥が飛び出して来たり(野生のキジを発見!)馬の気分次第で急に小走りになったり、立ち止まったり…。
10分コースと言われたけれど多分20分位は乗っていたんじゃないかな?自分たちには適当さ加減がちょうどよかった乗馬体験のお店でした。
あまりに楽しかったので、帰りに写真を買ってしまいました(笑)。写真立て入りでW30,000と割高でしたが、よい記念品になりました。
次はいよいよ城山日出峰へと向かいます。 -
車を飛ばして、やってきました。城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)。
ここは今回の旅で絶対に行きたかった場所です!
駐車場にタクシーを止めて、チケット売り場までドライバー金さんと一緒に歩きます。駐車場からは結構遠くに見えます。城山日出峰 山・渓谷
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2007年に「済州火山島と溶岩洞窟」がユネスコの世界自然遺産に登録され、この城山日出峰はその一部。
入場料は一人W2,000です。済州島の観光地の入場料は安いですね。
目の前に広がる山…海抜約180mだそうで。果たして頂上まで行って帰って来れるかな? -
かなり風が強いです。海から吹き上げてくる感じの強風。
さっきまで降っていた雨は完全に止んだので、胸を撫で下ろしました。
ウインドブレーカーを着て、遊歩道を登って行きます。 -
最初の傾斜は難なく登り始めました。
少し登ると、海の方の視界が開けてきます。 -
いい眺めですね〜
もっと天気が良ければ、ハルラ山が見てたと思うのですが、雲に隠れていて全く姿が見えません。
ハルラ山が見えるのは年間で60日程度だとドライバー金さんが車内で教えてくれました。 -
途中所々にベンチがあり、休憩することができます。
焦らず、休みながら少しずつ登って行きます。 -
階段の傾斜がきつくなってきた頃、奇岩が見えてきました。ここで息が切れてきたので一休み。
コムバウイという名前が付いている奇岩だそうです。 -
眺めも更によくなってきました。あと一歩の力を振り絞ります。
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頂上近くまで登ってきました。
後ろからやってくる中国人団体様の足取りが軽くてびっくりします。
沢山の中国人に追い越されながら、ぜえぜえと息を切らし、一歩ずつ登って行きます。 -
頂上に到達〜!やりました!
ここからの眺めは素晴らしいです。 -
風が強くて、スマホカメラを取る手が揺さぶられるほど。
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反対側の景色。海と火口跡が見えました。
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頂上はかなり狭くなっています。工事中のような感じ。
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狭くて転げ落ちそうなので、移動します。
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仮設歩道が異常に狭くて、背中がぞわっと震える。
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少し広めの所に移動。
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再度、景色を堪能します。
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火口跡は緑が広がっていました。
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風が強くて寒くなってきたので、そろそろ下ります。
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海辺の港の風景を見ながら、急な階段を下って行きます。
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階段の傾斜は急ですが、頂上付近に比べればスペースに余裕もあり、降りるにつれて徐々に傾斜も緩くなっていきます。
下から吹き上げる風が強かったけど、下りの方が楽でした。 -
下まで降りてきました。
先ほど上った山を見上げる。こうして見ると結構巨大な岩山でした。 -
上り・下りは一方通行になっており、下りルートは海に近い所に歩道がありました。
海に近い場所まで降りられる様子ですが、時間がないので写真だけ撮ってスルー。 -
海に切り立つ断崖。ここは海底噴火で誕生した岩山なんですよね。
往復で約1時間のよい運動でした。
これで2つの世界遺産ポイントは制覇したので、これから遅いランチを食べつつ、島の南側エリアへとタクシーで移動します。
続きの旅行記にて。
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