年末年始のフランス #21 - 南仏ドライブ（4） ゴルド＆セナンク修道院

2011/01/02 - 2011/01/02

1月 2日（日）晴れ　
年末年始のフランス #21 - 南仏ドライブ（4）ゴルド＆セナンク修道院です。お楽しみのゴルドとセナンク修道院へ向かいます。ゴルドは「天空の城」と呼ばれ、南プロバンスのリュベロン地方にある人口約2000の小さな村です。南仏の中で最も人気の高い観光地の一つで、毎年、世界各国から100万人以上の観光客が訪れているそうです。

表紙の写真は、ゴルドに入る手前の高台の絶景スポットからの一枚です。

NHK 世界ふれあい街歩き
http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/detail/data/120626.html

フランスの各村観光局公認サイト「ボン・ボヤージュ」
http://www.bonvoyage.jp/villages/gordes/

169　ゴルド、ルシヨン──フランスの最も美しい村
http://10plus1.jp/photo-archives/169/

Gordes Les plus beaux villages de France - Site officiel
http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/gordes-0

Gordes(英語)
http://www.gordes-village.com/html/presentation2.html

【ちょっと欲張り、南仏ドライブ】
アヴィニョン→ポン・デュ・ガール→アヴィニョン→リル=シュル=ラ=ソルギュ→フォンテーヌ・ド・フォークリューズ→ゴルド→セナンク修道院→ルシヨン→アヴィニョン

エリア ゴルド(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: 個別手配

フォンテーヌ・ド・フォークリューズからゴルドへ
直線距離はそれほどありませんが、山を迂回して、ゴルドへ向かいます。

D2 道路の標識
ルシオンまで10km、カヴァイヨンまで15kmの地点。

D2 道路から、D15 カヴァイヨン道路へ入ってゴルドを目指します。

Bastidans
レンタカーのベンツで、D15 カヴァイヨン道路をゴルドへ向かう途中に、ゴルドの絶景スポットがありました。

Bastidans
駐車スペースもあります。

夏はフランスだけでなく世界中から観光客が殺到するので、混みそうですね。

ここからの景色は絶景です。

さすがに「フランスの最も美しい村」に選ばれているゴルドならではの景色です。

標高373m、ヴォクリューズ高原に位置するゴルドは、遠回りをしてでも訪れる価値のある場所だと思います。

頂上付近にそびえるのは、サン＝フィルマン教会。望遠で撮ると、石造りの家々がその周りに連なっているのがわかります。

なんて美しい景色でしょう！

ゴルドの丘に、最初に人が住み始めたのは紀元前6000年と言われています。

ゴルドとリュベロンの大地

このゴルドの「定番写真」の撮影ポイントからの眺めこそが、≪生涯に一度は訪ねたい場所≫にファーストセレクトできる絶景とも言えます。

ゴルドは、映画「プロヴァンスの贈りもの」の舞台になった村でもあります。

リュベロンの大地

リュベロンの大地

ゴルドから麓へ降りるフォンテーヌ・バッス通りでしょうか

記念写真が撮れる撮影スポットから

リュベロンの大地が広がります。

リュベロンの大地

途中、石積みの塀のお屋敷のところを抜けて

ゴルドが見えるスポットに車を停めながら、ゴルドを目指します。

「ボリーの村」の紹介看板
ゴルドの郊外に、フランス人の祖先が住んでいた石の家・ボリーの保存地区「ボリーの村」があります。

鐘を備えたカトリック白色苦行会の礼拝堂
ゴルドに到着しました。クリスマスの飾りがまだ残っています。

城塞広場
広場の中心に車を停めるスペースがありました。今回、シーズン・オフのため、車の駐車には困りませんでした。

城塞広場
中心には、第一次大戦で村から出兵し戦死した「兵士の慰霊碑」があります。

お正月のせいか人が少ないです。

ゴルド城 （Château de Gordes）北側正面
12世紀建造のお城で、村の中心にあり、今は村役場と美術館、インフォメーションとして使われています。

村の中心部の広場
丘の頂上が村の入り口になっている点が、他の鷹ノ巣村と違う点だそうです。

標識板

ゴルド城の西側を回って、教会のある方へ

ゴルド城南側の町並み
薬屋さんでしょうか？建物の下がくぐれるようになっています。

右手奥にサンフィルマン教会があります。

サン・フィルマン教会
Eglise de Gordes
村の中央にあり、11?12世紀にベネディクト会に属するサン＝シャフレ修道院の修道士たちによって建てられた教会だそうです。

サン・フィルマン教会
ブルーの内装の綺麗な教会でした。ロマネスク様式だった教会はイタリアン・バロック様式を取り入れたものに姿を変え、さらにプロヴァンス地方の特徴がそこに加わり、他では見ることが出来ない南仏特有のプロヴァンサル・バロック様式が生まれたそうです。

教会からベルヴェデーレ通りの石畳の坂を下りると、テラス劇場があり、昔の人々が雨水をためた石の貯水槽もあります。岩山の中腹に置かれたテーブルのような地形を利用したもので、夏には演劇やコンサートが催されるとのことです。

リュベロンの谷を見下ろす絶景ポイントへ
良く雑誌に載っている構図ですね。目の前にリュベロンの大地が広がります。

坂道を下っていけるようです。

ここからのリュベロンの谷の眺めは素晴らしい！

ゴルドの石畳の坂道
石積みの塀が特徴的。石を積み上げたままの塀、崩れないかなぁ？

石造りの塀や壁にはさまれた狭い小道
教会の近くには半地下に設けられたサン・ジャック司祭館があり、内部の柱頭のひとつにはサン・ジャックの象徴である「ホタテ貝」が彫られています。

ゴルド城南側
お土産屋があるところへ戻ってきました。

蜂蜜色のお城
完全に要塞化された城郭で、二つの塔には石落としがあり、窓は上層にしかありません。

鐘を備えたカトリック白色苦行会（ペニタン・ブラン）の礼拝堂
芸術作品の展示会などが開かれるとのことです。

ゴルドを後に、北西4?の深い谷に囲まれたセナンク修道院へ向います。

D177 セナンク道路をセナンク修道院へ
途中、片方が崖で、対向車が来たらどうしようと思うような狭い道がありました。下記のように、観光シーズンには一方通行になるようです。

3月15日～9月30日：D177ゴルド方面全車両一方通行

セナンク修道院 （L’Abbaye de Senanque）
http://www.bonvoyage.jp/a-voir/?pvillage=venasque

セナンク修道院の駐車場に到着。もう16:03です。

ラベンダー畑

駐車場からセナンク修道院へ向かう途中に、たくさんのラベンダー畑がありました。６、７月のシーズンにはさぞかし綺麗なことでしょう。

セナンク修道院の入り口

ラベンダー畑で有名なセナンク修道院

セナンク修道院 ホームページ
http://www.senanque.fr/

12世紀ロマネスク建築様式の典型
歴史的建造物に認定されているシトー会大修道院です。

http://www.senanque.fr/

シルヴァカンヌ修道院、ル・トロネ修道院とともにシトー会の「プロヴァンスの三姉妹」修道院と呼ばれているようです。

セナンク修道院
セナンコル川の流れる渓谷にあり、ラベンダーの季節には建物の前に紫の絨毯が広がります。

セナンク修道院
ここから先に行けないようです。

再び入り口の方へ戻って、迂回します。

修道院は、セナンコル川の流れる渓谷内にあります。

セナンク修道院

セナンク修道院

夕日が当たるファサード

セナンク修道院内
とても質素な教会です。

バラ窓

修道院の外に出て、もう一枚。

再び、来た道を戻ります。

セナンク修道院

谷間にあるので、暗くなるのが早く、一日の観光時間が少ないのが残念です。

D177 セナンク道路を引き返して、ルシヨンを目指します。帰り道、狭い坂道で対向車が来てヒヤヒヤしました。すれ違い時、こちらは停まって慣れている人にお任せしてました。

D2 道路
再び、ゴルドが見えてきました。駐車スペースがあったので、車を停めて一枚。

フォンテーヌ・バッス通りとD2 道路の交差付近
この辺から、ゴルドを見上げる角度で良い写真が撮れますね。

ゴルド
夕陽に輝いています。この後、一路、ルシオンを目指します。

年末年始のフランス #22 - 南仏ドライブ（5） 赤い村 ルシヨン
http://4travel.jp/travelogue/10952263