いよぼや会館（村上市塩町）

2014/11/08 - 2014/11/08

　村上市塩町の三面川左岸の村上市鮭公園に「いよぼや会館」がある。いよぼや会館は日本で最初の鮭の博物館であり、「鮭公園（サーモンパーク）」の中心施設である。「イヨボヤ」とは、村上の方言で鮭のことで、「イヨ」も「ボヤ」も魚のことであり、魚の中の魚（king of fish）という意味がある。11月に入り、鮭の産卵の時期に当たる。駐車場には5台の観光バスが並んでいた。
　昨年は、三面川に種川を設けて世界初のサケの自然ふ化増殖に成功した青砥武平治（正徳3年（1713年）〜天明8年（1788年））の生誕300年の年であった。ここ村上地方は鮭が最も食べられる地域である。鮭の腹を全開にしないのは江戸時代に始まったことであるが、鮭を尾から吊るすのはここ村上だけとされる。しかし、実際にはアイヌも鮭を尾から吊るすから、同源だとすれば縄文時代からのことになろうか？
　秋晴れの中、いよぼや会館裏の公園には子供たちが大勢遊んでいた。ハローウィンではあるまいが、ぬいぐるみ姿の若い娘さんもいた。しかし、三面川左岸堤防を越えた河川敷には誰もいなかった。この時間には鮭漁は行なわれてはいないのだろう。
（表紙写真はいよぼや会館）

エリア 村上・岩船(新潟)

いよぼや会館。

いよぼや会館横の小屋。

いよぼや会館横の小屋といよぼや会館。

「越後村上観光案内図」看板。

「村上市鮭公園」標石。

いよぼや会館。

いよぼや会館に掛かる鮭の像。

ソチオリンピックの面影が。春には見掛けなかったがなかったはずはないのだが‥。

「村上市鮭公園御案内」看板。

鮭公園。

三面川河川敷にある川が種川だ。

土手に咲くセイヨウタンポポ。

「三面川中州公園」看板。

三面川河川敷にある川が種川だ。

三面川河川敷の上流の種川に架かる橋。

いよぼや会館駐車場から見えるお城山（臥牛山）。

いよぼや会館脇の塩町交差点のベンチ。鮭漁に使う船の形だ。