2014/10/30 - 2014/10/30
502位(同エリア556件中)
滝山氏照さん
JR青梅線昭島駅から徒歩で約20分、多摩川を南に望む拝島山・円福寺(えんぷくじ、東京都昭島市拝島町)は天正年間(1573~1591)に滝山城主である北条氏照の重臣で拝島を中心とする周辺部を領した石川土佐守が拝島大日堂を再建する際、当該寺院も創建したと伝えられ、江戸時代には拝島大日堂の別当寺として隆盛を極めていたと伝えられています。
天台宗東京教区による当該寺院の紹介について次のように記述されています。
『 円福寺は、天正元年(1573)に大日八坊の一寺として再建されました。創建については不明です。
大日八坊の開基は、滝山城主北条氏照の家臣石川土佐守です。北条氏照は早雲から数えて4代目の北条氏政の兄弟です。石河土佐守は氏照の重臣で、拝島・羽村・久保・天間・高築の5ヶ村の領主でした。石川土佐守の娘おねいが7才の時、不幸にも眼病を煩い両目が見えなくなりました。父母はせめて一眼だけでも見えるようにと大日堂に祈願し、更に大日堂の下から湧き出る水で目を洗ったところ、なんと左目が見えるようになりました。石川土佐守一族はそのお礼に古い大日堂を建て直し、また新しく市山八方を建立し、これを滝山城の鬼門よけにしたと伝えられています。
大日八方とは、別当である普明寺のほか本覚院・円福寺・知満寺・蜜乗坊・龍泉寺・蓮住院・明王院で、現在では、普明寺・本覚院・円福寺の3寺しか残っていません。
円福寺は、新編武蔵風土記稿によると、「客殿三間に七間南向、本尊は聖観音を安置す。開山詳ならず。大日領一石の配当、廃寺の蓮住院の社務を摂行し、都合ニ石を修といへり。」とあります。本尊は「阿弥陀如来像」です。現在の本堂は昭和49年再建されてものです。
祈願堂には、比叡山より招来した三面出世大黒天が祀られています。今から1200年の昔、天台宗の宗祖伝教大師最澄上人が根本中堂を創建の折、1人の仙人が現れ、「私は毎日三千人の食糧を準備しましょう。私を拝むものには、福徳と寿命を与えます。」と約束されました。大師はこの人こそ三面大黒天にちがいないと、大黒天・毘沙門天・弁財天の三体合形の尊像を刻み安置しました。後に秀吉が出世をし豊太閤となったことから三面出世大黒天と尊称されるようになりました。
また境内には水子地蔵尊が安置され、近年若者のお詣りが多くなっています』
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
PR
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
滝山氏照さんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
12