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リガは歴史のある古い都市で、街中至るところに過去の歴史的な遺産が残されていて、そうしたものをひとつひとつ見て回るのは興味深いことであった。<br /><br />リガが歴史に登場するのは1201年で、ドイツ・ブレーメンの僧正アルベルトがここに上陸し、要塞を築いたことから始まる。その際僧正らは住民たちに牛の皮一枚で囲める土地を要求し、同意が得られると、それを紐にして広大な土地を占領してしまったと伝えられている。すぐに彼らは帯剣騎士団を組織し、リガはドイツ人によるブルト征服の根拠地になった。<br /><br />13世紀にはハンザ同盟に加盟し、街は急速に発展し、教会や商家等、旧市街を彩る建築物はこの時期に建てられたものが多い。その後16世紀から19世紀にかけてポーランド・リトアニア連合国、スウェーデン、帝政ロシアの支配下に置かれた。特に、帝政ロシア時代には「ヨーロッパの窓」としてロシア第三の都市に発展する。新市街地にはユーゲントシュティール様式の優雅な建物が数多く建てられた。<br />

バルトの国々を訪ねて( ラトヴィア篇 )② ~首都 Riga ( リガ )の旧市街地を歩く

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2014/07/11 - 2014/07/14

172位(同エリア783件中)

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Weiwojing

Weiwojingさん

リガは歴史のある古い都市で、街中至るところに過去の歴史的な遺産が残されていて、そうしたものをひとつひとつ見て回るのは興味深いことであった。

リガが歴史に登場するのは1201年で、ドイツ・ブレーメンの僧正アルベルトがここに上陸し、要塞を築いたことから始まる。その際僧正らは住民たちに牛の皮一枚で囲める土地を要求し、同意が得られると、それを紐にして広大な土地を占領してしまったと伝えられている。すぐに彼らは帯剣騎士団を組織し、リガはドイツ人によるブルト征服の根拠地になった。

13世紀にはハンザ同盟に加盟し、街は急速に発展し、教会や商家等、旧市街を彩る建築物はこの時期に建てられたものが多い。その後16世紀から19世紀にかけてポーランド・リトアニア連合国、スウェーデン、帝政ロシアの支配下に置かれた。特に、帝政ロシア時代には「ヨーロッパの窓」としてロシア第三の都市に発展する。新市街地にはユーゲントシュティール様式の優雅な建物が数多く建てられた。

旅行の満足度
4.5

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  • リガは中世の面影を色濃く残している都市である。街の至るところで数百年も経った建物を見ることが出来る。しかし、中心部は一見古そうに見えるが、わりと新しく建てられた建物が多いような気がした。<br /><br />これは新しく建てられたというよりはドイツ軍によって第二次世界大戦中に破壊した建物を修復したり、再建したりしているためである。戦後何十年もかけて再建した建物も数多くあるようだ。

    リガは中世の面影を色濃く残している都市である。街の至るところで数百年も経った建物を見ることが出来る。しかし、中心部は一見古そうに見えるが、わりと新しく建てられた建物が多いような気がした。

    これは新しく建てられたというよりはドイツ軍によって第二次世界大戦中に破壊した建物を修復したり、再建したりしているためである。戦後何十年もかけて再建した建物も数多くあるようだ。

  • これはかなり古い商館の建物である。

    これはかなり古い商館の建物である。

  • 「3人兄弟」と呼ばれる中世の住宅。

    「3人兄弟」と呼ばれる中世の住宅。

  • <聖ヨハネ教会>

    <聖ヨハネ教会>

  • リガの街ではどんな路地裏でも教会の尖塔がのぞかせていて、この街には教会が多いことを肯ずかされる。

    リガの街ではどんな路地裏でも教会の尖塔がのぞかせていて、この街には教会が多いことを肯ずかされる。

  • 歩き疲れたので、De Gusto Cafe ( Teatra iela 通り )というところで休憩した。

    歩き疲れたので、De Gusto Cafe ( Teatra iela 通り )というところで休憩した。

  • 入口を入っところに素晴らしいアンティックのボードが置かれているのに気が付いた。店内の雰囲気も素晴らしい。

    入口を入っところに素晴らしいアンティックのボードが置かれているのに気が付いた。店内の雰囲気も素晴らしい。

  • 1杯のコーヒーで一時間以上もいてしまった。すっかり疲れもとれたようで、また街歩きを続けてみた。

    1杯のコーヒーで一時間以上もいてしまった。すっかり疲れもとれたようで、また街歩きを続けてみた。

  • 店の中を少し写真に撮らせていただいた。アールヌ―ボー調のなかなか雰囲気がよい。

    店の中を少し写真に撮らせていただいた。アールヌ―ボー調のなかなか雰囲気がよい。

  • 店内はピンク色の壁紙が貼られていて、女性が好むようなカフェである。

    店内はピンク色の壁紙が貼られていて、女性が好むようなカフェである。

  • 個人のお宅の入り口だが、ドアの左右の飾りが大変美しい。どの家でも玄関先にちょっとした装飾があり、興味深い。

    個人のお宅の入り口だが、ドアの左右の飾りが大変美しい。どの家でも玄関先にちょっとした装飾があり、興味深い。

  • 道路の真ん中に水道栓のようなものがあるが、これは一体何なのか。

    道路の真ん中に水道栓のようなものがあるが、これは一体何なのか。

  • <Our Lady of Sorrows Catholic Church ( 悲しみの聖母カトリック教会 )><br /><br />リガには教会が数多くあり、しかも古い教会がいくつもあって、それらを見学するのも大きな楽しみのひとつである。ただ、限られた時間ではそんなに多くの教会を訪れることは出来なかった。<br /><br />

    <Our Lady of Sorrows Catholic Church ( 悲しみの聖母カトリック教会 )>

    リガには教会が数多くあり、しかも古い教会がいくつもあって、それらを見学するのも大きな楽しみのひとつである。ただ、限られた時間ではそんなに多くの教会を訪れることは出来なかった。

  • 教会堂の内部。

    教会堂の内部。

  • 薄暗い教会の片隅に素晴らしい聖画が掲げられている。

    薄暗い教会の片隅に素晴らしい聖画が掲げられている。

  • <リガ大聖堂><br /><br />現存するバルト3国最古の建築のひとつ。

    <リガ大聖堂>

    現存するバルト3国最古の建築のひとつ。

  • 割とシンプルな正面の祭壇である。

    割とシンプルな正面の祭壇である。

  • 祭壇正面にイエス・キリストを表したステンドグラスがあり、訪れる人が先ず真っ先に目にするものである。

    祭壇正面にイエス・キリストを表したステンドグラスがあり、訪れる人が先ず真っ先に目にするものである。

  • 美しいく輝くステンドグラスがあちこちにあり、日の光を受けて輝いている。

    美しいく輝くステンドグラスがあちこちにあり、日の光を受けて輝いている。

  • 聖堂内を見学していたら、突然素晴らしい歌声が聞こえてきた。ちょうど祭壇の前でドイツ人グループと思われる男性たちが一人の指揮者を前に歌を歌っていて、そのハーモニーの美しさが響き渡っていた。

    聖堂内を見学していたら、突然素晴らしい歌声が聞こえてきた。ちょうど祭壇の前でドイツ人グループと思われる男性たちが一人の指揮者を前に歌を歌っていて、そのハーモニーの美しさが響き渡っていた。

  • 19世紀の終わりにミュンヘンで作られた一連のステンドグラスで、リガの歴史を映しだしたものである。

    19世紀の終わりにミュンヘンで作られた一連のステンドグラスで、リガの歴史を映しだしたものである。

  • 上のステンドグラスの右側のもので、「1621年、スウェーデン王グスタフ2世アドルフを迎える大聖堂前のセレモニー」となっている。

    上のステンドグラスの右側のもので、「1621年、スウェーデン王グスタフ2世アドルフを迎える大聖堂前のセレモニー」となっている。

  • 左側のスエンドグラスで、「1525年、リガ市長に信仰の自由の宣言書を渡すリヴォニア騎士団長プレッテンベルグ」を表している。

    左側のスエンドグラスで、「1525年、リガ市長に信仰の自由の宣言書を渡すリヴォニア騎士団長プレッテンベルグ」を表している。

  • アルベルト僧正を描いたステンドグラスで、「アルベルト僧正による大聖堂の創設」という名前がついている。

    アルベルト僧正を描いたステンドグラスで、「アルベルト僧正による大聖堂の創設」という名前がついている。

  • 中庭から見たリガ大聖堂の姿である。

    中庭から見たリガ大聖堂の姿である。

  • 中庭の周囲にはかつて修道院があり、回廊でつながっていた。

    中庭の周囲にはかつて修道院があり、回廊でつながっていた。

  • 「スウェーデン門」

    「スウェーデン門」

  • スウェーデン門のすぐそばには城壁の一部が残されている。

    スウェーデン門のすぐそばには城壁の一部が残されている。

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