ヨークひとりあるき②　キングス広場とグッドラムゲイト通り

2014/10/02 - 2014/10/06

古都ヨークのひとりあるきの続きです。

今回はヨーク観光のおヘソ的存在であるキングス広場と、そこから北東に延びるグッドラムゲイト通りです。

エリア ヨーク(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 2.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

キングス広場とグッドラムゲイト通りの位置です。

ミンスターを背にしてロー・ピーターゲイト通りを南下していくと、まもなくキングス広場（King's Square）という三角形の広場に出ます。

それほど広くない広場ですが、いつも賑わっていました。それというのも、ヨークで一番有名な通り “シャンブルズ” が、この右手奥（広場の南西角）から始まるからと思われます。

この写真はランチに入ったセルフサービス・レストラン（後述）の２階席の窓から撮りました。

ロー・ピーターゲイト通りを振り返ったところ。

広場に面してあった、クッキーとアイスクリームのお店。 （あ、イギリスだからビスケットと言うべき？）

でかっ！　ホールケーキ大のクッキー！！

広場に面したおみやげ物屋さんのショーウィンドウです。

哀願するようなこの瞳・・・

抵抗するのに苦労しました。 (^_^；

広場から見て北西に延びるロー・ピーターゲイト通りと、北東に延びるグッドラムゲイト通り。
そのふたつの通りが交わる角にあるお店に注目！

セルフサービス・レストランの THE YORK ROAST CO. です。フィリングを選んでサンドイッチかヨークシャー・プディングに詰めてもらうようです。

シュー皮のお化けのようなヨークシャー・プディングは私の好物。しかもここのは巨大！ ランチはここに決めました。

店内はこんな感じで、２階席もありました。箱に詰めてくれるので、テイクアウトするのも自由です。
私はロースト・ポークを詰めてもらいました。

２階席はこんな感じ。箱を開けて、わくわくしながらランチにとりかかったのですが・・・

ニンジンはゆで方が足らずに固く、ローストしすぎたローストポテトは噛むのにひと苦労。シュー皮のようにカリッとしていながらも柔らかいはずのヨークシャー・プディングも、ガリガリに固くてプラスチックのナイフとフォークでは切るのにひと苦労・・・

・・・とうとうフォークが折れてしまい、もう一本取って来なければなりませんでした。

見かけに騙され？ここに入ってしまったことを、海より深く後悔・・・ orz

気を取り直して、グッドラムゲイト通り（Goodramgate）に入ってみます。

グッドラムゲイトは、その昔ヨークを支配したヴァイキングのリーダーの名 Guthrum に由来すると考えられているそうです。

この花だらけのパブは、OLD WHITE SWAN という名でした。

今年の９月は例外的に雨が少なく暖かかったので、１０月に入ってもまだまだ花が、あちこちで咲いていてくれました。

２階が１階よりやや突き出た格好のこの長屋は Our Lady Row といい、ヨークに現存する最古の長屋だそうです。
１３１６年に建てられ、奥行きは一部屋分のみ。
背後に立つ教会の中庭に建てられた長屋で、その家賃収入は教会の維持費に充てられました。

現在は種々のお店が入っています。

グッドラムゲイト通りは観光客相手のお店よりも地元住民の生活に密着したお店が多かったように思います。

キングス広場にほど近いところに午前６時から午後１１時までオープンしているミニ・スーパー Tesco Express があったので、ランチや夕食を軽く済ませたいときに便利でした。

２軒並んだコーヒー・ショップ。

また、お花で一杯のパブがありました。その名も・・・

The Golden Slipper。 私には靴に見えるんですが、これでスリッパなんですよね。
シンデレラのガラスの靴も、英語ではガラスの『スリッパ』。
スリップする、つまり滑るようになめらかに履く靴だから、スリッパと言うのでしょうか？

この先を道なりに進むと、市門のひとつであるモンク・バー（Monk Bar）に出ます。

さて、Our Lady Row の向かって左側の入口にご注目。

長屋に隠れるようにしてひっそりと、１５世紀建立の Holy Trinity Church が立っています。
庭に足を踏み入れると、都会の中のオアシスのような静けさに打たれました。

暗くひんやりとした内部。

この教会の信者席は、珍しくボックス席になっているのです。

面白い・・・ こんな信者席、初めて見ました。

座る位置によっては、牧師さんに背を向けることになってしまいますが？

冬には真中に縦長ストーブを置きたくなりそう。

ボックス席へは、小さい木の扉を開閉して出入りします。

本陣の上座のステンドグラス。

本陣後部を振り返ったところ。出入口は後部左手です。

小さいながらも、なかなか趣のある教会でした。