2014/08/31 - 2014/09/07
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azianokazeさん
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2014年9月4日 マラッカ観光4日目 さすがに旧市街の主なスポットの多くには足を運んだので、今日は郊外に出てみます。
行き先は「ミニマレーシア&ミニASEANパーク」 マレーシア国内及びASEAN各国の伝統家屋を集めた公園で、伝統舞踊なども見られるとか。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
朝からうまくいきません
一昨日の朝頼んだ洗濯物がまだ戻ってきません。これでは着るものがなくなってしまいます。
本来受け取れるはずの昨日の朝、昨夜、そして今朝と重ねて尋ねているのですが、私が所定の申込書みたいなものを書いていなかったこともあってか、スムーズに流れていません。
申込書の話にしても、出すときに何も要求がなかったので知らずに(私もその類がないか部屋で探したのですが、引出しにはいっていたのに気づきませんでした)洗濯物だけをそのまま手渡しただけです。
「今夜渡すから」「明日の朝できます」「今日の昼頃に」と埒があきません。
年のせいか最近“切れやすく”なっている私は、つい声が大きくなってしまいますが、興奮すればもともと拙い英語がますます出てきません。
日本的な感覚だと、たかがTシャツや下着にしても、ホテルの信用にかかわる問題として誠意をもって対応してほしい・・・と思うのですが、いかんせんここはマレーシアです。
どうも戻ってこないような感じだ・・・と、明日着る分を簡単に洗面所で洗濯。これで、最悪事態でもなんとか対応できます。
他の面ではそんなに不都合のなかったホテルですが、この1件の対応だけは不愉快でした。 -
写真はマラッカのバスセンター
昨日までの3日間でマラッカ中心部の世界遺産地区内にあるスポットの多くをまわったので、今日は郊外に足をのばすことに。
とは言っても、あまりめぼしい場所はありません。
車で30分ほどの郊外に、マレーシア各地およびASEAN各国の伝統的家屋を集めた、「ミニマレーシア&ミニASEANパーク」なるところがあるようので、そこに行ってみることに。
パーク内で、伝統舞踊のショーもあるとか。その手のものが結構好きなので・・・・。
まずタクシーでバス・ステーションへ。
他のアジア各国同様に、郊外行きバスが発着するステーションは、街中からかなりはなれた場所にあり、市街地中心部からバスが出る日本的感覚からすると不便でし、タクシー代もかかります。
マレーシアの物価は日本に比べれば安いですが、5分の1とか10分の1といったものではなく、半分程度といったところでしょうか。 -
写真がバスセンター内部(都市間長距離バスのチケット売り場 ローカルバスはまた別のエリアになります)
大きなバス・ステーションは都市間長距離バスとローカルバスでターミナルが分かれており、勝手がわからない私は右往左往。
ようやくローカルバスのエリアに着いても、そのバスに乗ればいいのか・・・
なんだかんだ尋ねたあげく、45分以上待たないといけないみたい。
そのくらい待つのは仕方ないですが、教えられた発車時刻と電光表示板の情報が違うような気も・・・・。
プラットホームもガイドブック情報とは違うような・・・・。
「本当にここで待てばいいのだろうか・・・」と不安を抱えて、何回も発着するバスのドライバーなどに確認しながら待ちます。 -
写真は、バスで連れていかれた終点の名も知らぬ街
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ようやくお目当てのバスに乗れたときはお昼前。
「まあ、ちょうどお昼時に着くから、現地で食事してから見物すればいいか・・・・」と思っていたのですが。
バスはエアコン完備で、道路はりっぱ。快適なバス旅です。うるさく話しかけられるタクシーよりバスが好きです。
中心部は完全なチャイナタウンのマラッカも郊外に出ると、ヤシの木やブーゲンビリアなどの花々など、熱帯の国マレーシアののびやかな自然が広がります。
それはいいのですが、30分ほど乗っていますがまだ着きません。
乗車の際にドライバーとのやり取りで「ミニマレーシア&ミニASEANパーク」とはっきり伝えてあるので止まってくれるはずですが・・・・。(と、思い込んでいたのですが)
ドライバーは補助者だか友人だかとのおしゃべりに夢中です。
40分過ぎてもまだ着きません。
次第に不安になって、信号でバスが止まった時、ドライバーに「着いたら教えてもらえますか」と念押しすると、「ああ、ミニマレーシアだったね。忘れてた。もう過ぎちゃった。あんたがブザー鳴らさないから・・・・」 -
写真は、同じくバスで連れていかれた終点の名も知らぬ街
(写真で確認すると、アローガジャというマラッカ州北西部のようです。いくつかの観光スポットがあるエリアではありますが、そのときはそんなことは知りません。)
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困り顔の私に「大丈夫。このバスで引き返すから」とのこと。
結局、更に15分ほど走って終点の街に到着。
折り返しマラッカ行になるバスにそのまま乗って、ようやく目的地「ミニマレーシア&ミニASEANパーク」に到着。
もっとしっかりと降車場所をドライバーにアピールしておくべきでした。ちょっと油断しました。 -
30分程で着く場所に、1時間半かかりました。
「まあ何とか着いたのだからいいじゃないか。別に急ぐ旅でもないし・・・バスドライブもできたし・・・・」と自分に言い聞かせて園内に。 -
正面ゲート
入園料は22.5RM(約750円)
チケット係の女性の話では、ダンス・ショーが2時からとのこと。
あと40分ぐらい。ちょうどいい頃合です。 -
入園したのですが、園内にはレストランはないとのことで、一旦外に出てゲート付近のお店で簡単に昼食を。
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自分の好きなものを適当に皿に集めて、勝手に食べます。
8RM(約260円)ほどだったと思います。
ゆで卵みたいなものが、随分塩辛かったような。 -
改めて入園。
右側の「ミニマレーシア」から。 -
園内には、写真のようなマレーシア各地の伝統家屋が、広場を囲んで円形に配置されています。
それにしても客は誰もいません。
掃除のおばさんだけ。
さっき食事した店にはそれなりに人がいたのですが・・・。 -
手始めに、ゲートに一番近いこの家に入ってみます。
案内板には「Rumah Perlis」とあります。
ただ、そう言われてもどこらあたりなのか見当がつきません。
(帰国後に調べるとタイ国境も近いマレーシア最北部のプルリス州というところがあります。そこらのことなのでしょうか?) -
家の中は展示用にきれしにディスプレイされています。
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木々を組んで作った建物は、エコかつシンプルで、別荘にでもしたら快適そうにも思えます。
ただ、実際は床の木々の間からムカデが入ってきたり、壁と屋根根の隙間からヘビが入ってきたり・・・・自然の中で暮らすというのはそういうことでもあります。 -
間取り案内なども。
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次の建物は「Pulau Pinang」の伝統家屋・・・これもあとで調べると、やはり北部のペナン州のことのようです。
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続いて、プルリスとペネンの中間にあるケダ州(当然、後で調べた情報です)の家屋。
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なかなか優雅です。
ただ、基本的にはどれもこれも素人には大差なく、非常に地味です。
建物内にいろいろ展示・説明はあるのですが、肝心のその地域がマレーシアのどのあたりにあるのかを示す地図がみあたりません。
マレーシア国民にとっては言わずもがなのことなのでしょうが、外国人には困ります。
三つか四つ見れば、「まあ、こんなものかな・・・これ以上見ても・・・」という感も。
なにせ暑いですから。 -
そろそろ、お待ちかね“ダンス・ショー”の時間です。
ステージに行ってみましょう・・・・誰もいません。
本当にやるのでしょうか。
私のあとから男性がひとりやってきたので観客は2名。 -
それでもショーは始まりました。
出演者は4名・・・観客の倍です。 -
ショーの最中に、ステージ付近の木々の刈り込み作業をしていたおじさんが、堂々とステージ前を横切っていきます。
それでもショーは続きます。 -
途中、女性がふたり(先ほどの男性のつれみたいです)やってきて、ようやく観客が出演者と同数になりました。
観客より出演者が多いというのは申し訳ないような感もあって、観客にとっては居心地があまりよくありません。(出演者はもっと気分が悪いでしょうが)
衣装は一応民族衣装的なものですが、曲や踊りはだいぶ今風の感も。
20分あまりで5,6曲ほどを踊って終了。 -
観客は少なくても、最後の「観客もステージに上がって一緒に」というのとか、終了後の「踊り子さんとの記念撮影をどうそ」というのはちゃんとありました。
12年前に、クアラルンプールのレストラン「スリ・ムラユ」で観た伝統舞踊ショーみたいなものも少し期待したのですが・・・・
むこうはそれなりの金額ですし、こちらはタダです。比べる方が間違っていますし、出演者にも失礼でしょう。
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園内にダンサー9人が写ったポスターとかありましたから、かつてはこのショーももう少し華やかだったのかも。
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以前は、ボルネオ先住民の衣装の男性の吹き矢ショーなどもあったようです。
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ショーが終わって、また少し伝統家屋を見学
こちらは、ボルネオ島・サラワクのロングハウス。
サラワクだったら場所もわかりますし、さすがに本土とは異なります。 -
現地でも見たものです。
ただ、他の地域のロングハウスとどう違うかと訊かれると、わかりませんが。 -
サラワクの隣、サバ州のもの。
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「ミニマレーシア」はこのくらいにして、「ミニASEAN」のエリアに行ってみましょう。
「ミニASEAN」は川向うのようです。
吊り橋があるのですが、出入り口が壁でふさがれているようでもあり、そうでないようでもあり・・・・わかりません。
暑くて、ほかのルートを探して歩くのもいやなので、渡ることにしました。
吊り橋ですから当然揺れるのですが、渡っていいのかどうか定かでない橋が一歩ごとに大きく揺れるというのは非常に不安です。
万一、橋が切れて水中に落ちてもカメラが水没しないようにバッグにしまって歩きます。 -
無事吊り橋を渡り終えて少し行くと、マーライオンが見えてきました。
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ということは、そばのこの建物がシンガポールの家屋ということになります。
まあ、シンガポールですから集合住宅というのはわかるのですが、どうみても廃屋のようにしか見えません。 -
シンガポールのリー首相が見たら国際問題になりそうです。
周囲の木々ではサルが飛び回っており、中に何がいるかもわからない建物の中に入る気にもなりません。 -
インドネシアとの表示がありますが、どこがインドネシアなのかはしりません。
当然ながら人はいませんし、このエリアが本当に営業しているのか、もう廃屋状態になっているのか・・・・疑わしい感じです。 -
ブルネイの水上家屋
入って床が抜けたら大変です。
「よくもこんなマイナーというか、マニアックなところに私も来るもんだ」と自虐的な喜びにもひたりながら、園内鑑賞を手短に終了。 -
ここでずっと気になっていた問題が。
帰りのバスがうまくつかまるのかどうか・・・・。
マレーシアは日本同様の車社会ですから、皆自分たちの車でやってきます。バスで来る客などほとんどいません。
係員にバス停を確認。
バスの時間など聞いてもわらないでしょうから、とにかくそのバス停でいつ来るかわからないバスを気長に待つことに。(写真はバスがやってくる方向を撮影したもの)
無人島に漂着した人間が、付近を通る船を待つような心境です。
「やっぱり係員にバスの時間をダメもとで訊いておくべきだったかな・・・でも今この場所を離れて丁度そのときバスが通過しても困るし・・・」
そんなことを考えていると、反対方向に走り去るバスが。
ここで、行きに終点まで行った経験が役立ちます。
あのバスが終点について、折り返してここへやってくるのは、およそ1時間後でしょう。
もし、この路線が2台のバスで運行されており、あのバスがマラッカを出たのと同じころに、もう1台が終点を出ていれば、あと数分でそのバスがここを通るはず・・・。
「そうはうまくいかないだろう・・・」と思っていると、実際にバスがやってきました。大当たりです。
たまにはこんなこともあります。
エアコンが効いたバスの中で、「失敗や回り道に思えることも、後々の判断に役立つものだよ」と教訓じみたことを考え、ひとり不気味な笑みを浮かべる私でした。
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