「楽園荘」で“プチ新婚気分”と、珍菓「汽笛饅頭」（下）～「嘉例川駅」「幸田の棚田」～

2014/09/14 - 2014/09/16

　ハイ、私も熊本へ移住したら、即“脱ペーパードライバー”を果たさなければならん！・・・・・　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と肝に銘じております。
　地方在住の方にとって、「休日には、ちょっとドライブがてらに遠出」というのが、手軽なレジャー。
　いえ、もちろん都市圏に在住の方でも、通勤は鉄道利用でも、週末はドライブで遠出、という生活スタイルは多いとは思いますが、なんたって、地方であれば、ほぼ渋滞ナシ。おまけに、車で30分も走れば、山あり海あり・・・の自然に親しめますよね。

　今回の旅では、“助手席のカレシ”として、少しはお役に立てたのかどうだか・・・。

エリア 霧島温泉郷(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩 ソラシド エア
• 旅行の手配内容: 個別手配

　“鉄道ファン”なら、もちろん！
　列車に乗って訪れたいわけです。マイカーで訪れるなんて、邪道だ〜！（笑）。

　ですが、
　　昨日も、鹿児島空港から「楽園荘」に向かう途中、すぐ横を通過。
　　すぐ近くまで来ておいて、素通りするのも・・・・イカガナモノカ・・・・、

　　　というわけで、立ち寄って頂きました、

　　　　　ご存知、嘉例川駅。

　もちろん、見ごたえ十分。

　何気ない窓のカギすら、フォトジェニックであります。

　日曜日だから、ことさら、なのでしょうが、有名“観光スポット”であることを、しみじみ実感。

　列車が到着する際は、ご覧のような賑わい。

　「地域活性化に役立つ近代化産業遺産」か・・・・。

　　肥薩おれんじ鉄道の「佐敷駅」も、くま川鉄道の「湯前駅」も、
　　　負けないくらい趣（おもむき）はあるし、
　　　　　　　　　　　　　もっと“現役感”はあるぞ〜〜！！
　　　　　　　　　　　　　　　と、つい“ひいき心”に思ってしまったり。

　う〜〜ん、“観光スポット”というのは、行ったという話のタネにならないといけないのでしょうね・・・。

　とはいえ、賑わう駅舎と、廃業された駅前商店のコントラストが・・・。

　「地域活性化」って、ホント、どういう状態をもって、“活性化している”と云えるのか・・・、ついつい考えてしまいます。

　意地の一枚（笑）。

　部活かな・・。乗車される、女子高生サマの後姿を。

　観光客ばかりで、「誰も乗らない、誰も降りない」状態だったら、
　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　ちょっとがっかり・・・だったのですが。

　にわかに、対向車が増えて。

　なんだろう？と思うと、「塩浸温泉龍馬公園」とのこと。
　http://www.city-kirishima.jp/modules/page059/index.php?id=157

　カーナビ装備が当たり前の時代、確かに目的地として“入力”してもらえる観光スポットが必要でありますな・・・・。

（スミマセン。
　根っからの都会在住の方でしたら、純粋に旅を楽しまれるのでしょうが、
　田舎に長く住んでいた者の思考として、
　　「おらが町を、どうしたら活性化できるか？」というのが、結構普遍的なテーマなもので・・・）

　「嘉例川駅」に行ったのなら、ここは「大隅横川駅にも行って・・・、
　締めは「矢岳駅」かな・・・と、ついつい目論んでしまったのですが、

　　それでは、ハンドルを握ってくださる彼女に、申し訳ありません。

　　次の目的地は「吉松駅」に。
　　（って、結局「駅」ですね・・・）

　途中、「日本の棚田百選」の案内標識に惹かれ、大きく寄り道をして頂くことに。

　おりしも本日は「敬老の日」。
　小学校の体育館で、敬老会を開催中なのでしょうね。
　（この写真は、帰り道で撮ったのですが）

　徐々に道が細くなり、やがて「対向車が来たら、どぎゃんすっと？」の細道に。
　

　イメージする「棚田」より、はるかに広々と区画されており、石積みも立派。

　ああ、農業の機械化が始まった、昭和の半ば頃に造られたんじゃ？？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と、勝手に解釈。

　山あいに広がる、ちょっとした別天地。

　Googleの航空写真で拝見すると、この写真の左下部分。

　「隠し田」のようにも、見えますね。

http://www.dokairen-kagoshima.or.jp/furusato/tn_daityou/kouda.html

　どうしてどうして・・・・
「近世（戦国〜江戸時代）「水田のお城」と呼ばれる武者返しのソリを
持った石積みは、百数十年前に造られたと言われる。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お見逸れしました！。m(__)m

　吉松駅前の駐車スペースに、車を停めさせて頂き、まずは駅待合室に。

　昨年「いさぶろう・しんぺい」で人吉ー吉松間を往復した際、昼食休憩に利用させて頂きました。きちんと煤（すす）の香りが沁み込んでいる、芸の細かいスペースです。

　彼女のお気に入りは、もちろん、この畳。
　　卓袱台が加わり、さらにいい雰囲気に。　

“鉄道ファン”男子なら！、一度はしてみたいポーズ。

　　いえいえ、もちろん彼女と交替で撮影。

　この吉松駅前に展示されている、C55型という蒸気機関車は、わずか62両しか製造されなかった形式なのだとか。

　と、後で検索してみて初めて知る、にわか“鉄道ファン”であります。

吉松駅といえば！。
　駅とセットで紹介される機会が多いと思いますが、「宮下菓子舗」さん。

　　彼女なら大うけしてださる、と信じておりました。

　このパッケージのインパクト。

　みずから「珍菓」と名乗られると〜！。

　そして「栄養豊富」という文言は、
　　かつての「ひとつぶ300メートル」という、グリコキャラメルのコピーを彷彿とさせますよね。

　いよいよ、試食です。

　お味については詳しくは書かない方が、
　　　　　　　　　「珍菓」の「珍菓」たる由縁でしょうかね？

　皆様も、ぜひご挑戦を。

　彼女が行ってみたい、という「京町温泉」へと。

　そのためには途中、鹿児島県から宮崎県へと県境を越えることになるのですが、ここは平野部に県境が敷かれています。
　（京町温泉がある「えびの盆地」まで薩摩藩領だった名残りでしょうか）

　「県境を越えたのが、解るかな？」と、ちょっとワクワク・・・。


　・・・・・・・・結果、
　　　　　　　　　　　　　　とっても解りやすい・・・・・。

　写真では上手く撮れませんでしたが、
　　鹿児島県側も、宮崎県側も、二車線の県道が続いているのに、
　　県境部の100ｍたらずの区間は、ご覧の道路状況・・・・。

　鹿児島と宮崎って、そんなに仲が悪かったでしたっけ？・・(笑）

　京町温泉駅前にて。

　「田の神さあ（たのかんさあ）」は、旧薩摩藩領内特有の神様ですね。

　ところで、私、下調べなく「京町温泉」へと来てシマッタ・・・・。
　（駅前に来たのは、何か温泉案内があるかな〜という期待）

　　さあ、ドウスル、どうする〜！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　「家族湯」あるか〜〜・・・・

　取り出しましたるは、ガラケーの検索機能。

　「華の湯」さんにたどり着いて、とりあえず、ホッ・・・・。

　“モール泉”というのでしょうか。少々琥珀色のお湯。

　ある人いわく、
　「〇宿温泉なんて、塩気が強くて、せっかく温泉に入っても、お湯で洗い流さなければならん。この辺の温泉が一番」
　と解説してくださりましたが、さて。どうでしょうね？。


　　・・・・“助手席のカレシ”としては、かろうじて“及第”したのか・・・。

　翌日、彼女のお宅にて。

　つかのま、「ただいま」。

　彼女の飼い猫さん、

　「帰ってきたの？」と言ってくださったのか、どうか・・。

この旅行記へのコメント （2）

• まひなさん 2014/09/24 01:05:42

  なかなか、サマになってますじゃないですか〜

  こんばんは。
  
  機関士さん、なかなかサマになってますよ〜〜。
  さすが鉄道好き！制服も似合うやろな〜と想像してます。
  
  敬老の日は、そちらは雨が降ったんですねー。
  雨が降ると、テンション下がりますよ、私は…。
  
  汽笛饅頭は、なんだか揚げた饅頭ってな感じかな。
  ドーナツのような、甘みのある味なのでしょうか？
  
  霧島には行ったことがありますが、駅のことは初めて知りました。
  味のある駅舎がいくつかあるのですねー。
  
  来月は同じく連休に参りますが、次回はどちらへ？
  私は、合間で常宿の予約が出来ない状態だったもんで、
  「お、これはどこがプチ旅行出来るぞ」と考えていたのですが、
  結局、天草の別荘（？）へお邪魔することになりました。
  11月は博多集合にしよーかと思っているので（もつ鍋が食べたい）、
  SL人吉は来年の予定なのですよー。
  

  ごろごろ56さん からの返信 2014/09/24 06:51:33

  あまり甘くない「珍菓」なのです・・

  　まひなさん、おはようございます。
  
  　「汽笛饅頭」は、黒糖を使った揚げ菓子のように見えますが、一口食べてみると、それをイメージしたほどには「甘くない」・・・、
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　確かに「珍菓」です。
  
  　来月は、私の勤務の都合で、19日〜2泊3日の予定です。
  　自分なんぞは、人吉球磨地方をじっくりと・・・と思うのですが、彼女の方からすると、「あんまり勤務エリアと重なるところは・・・」とのこと。
  　上手い具合に、また“鄙びた”温泉を探し当てられるとよいのですが。
  
  　「もつ鍋」ですか〜。
  　自分は大いに関心があるのですが、彼女は、ほぼアルコールを飲まないクチなので、ちょっと縁遠いでしょうか・・・。