「楽園荘」で“プチ新婚気分”と、珍菓「汽笛饅頭」（上）

2014/09/14 - 2014/09/16

　普段は気軽に“外泊”出来ない彼女が、都合をつけて“外泊ＯＫ”としてくださり。
　「さて、どこに泊まろう？」ということで、彼女が調べて見つけてくれたのが、
　　鹿児島県霧島市の妙見温泉郷にある「楽園荘」さんでした。

　（決して〇天トラベルの宣伝をするつもりはありませんが、私の下手なクチコミより確かですので）
　・妙見温泉　楽園荘
　　http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/142193/CUSTOM/142193130602125212.html

　いつもなら、ここで私が鉄道・路線バスの時刻表と首っ引きになり、移動計画を事前に立てているところですが、
今回は鹿児島空港まで迎えに来てくれた彼女のマイカーが、移動手段。まがりなりにも“カレシ”としては、いつも
とは違う場面で“頼もしさ”アピールをしなければならないわけで、それはそれで、強烈なプレッシャー・・・・・。

　まずは、夜勤明けの身がきちんと飛行機に乗り遅れないよう、羽田空港へと向かうところから、旅は始まります。
　（まあ、それはいつものことですが）

エリア 新川渓谷温泉郷(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩 ソラシド エア
• 旅行の手配内容: 個別手配

　ふ〜〜・・・。
　　なんとか今回も遅刻せずに、羽田空港第2旅客ターミナルに到達。

　ターミナル内店舗の充実ぶりは、第1より第2旅客ターミナルですよね。
　時間に余裕があったので、書店を探してみたのですが、見つからず・・・。

　九州へ行くなら！！、
　　　　　　　　　　　やっぱり、ソラシドエア（笑）。
　（スミマセン、ホント、単なる贔屓です・・・）

　本日乗る鹿児島空港行きの後ろを、エアドゥの機体が。

　トレンディドラマ（死語）『逢いたい時にあなたはいない』が“遠距離恋愛”をテーマとして、高視聴率を叩き出した時代、羽田ー千歳間は“プレミアム・チケット”であったとか・・。

旅行のサイトで、読書案内はナシだろう〜！と思われるでしょうが。

　私のようなしがない契約社員が、月イチペースで関東と九州の間を往復できるのは、それだけ飛行機の運賃が“低価格化”したわけだから。　

　「日本の空は、どう変わって欲しいか？」といえば、
　九州の片田舎で、零細小売業に長年従事していた身として。
　ハタチそこそこの若い方々と一緒に働きましたが、その方々、ヘタすりゃあ手取り10万未満・・・。飛行機で旅行するなんて、トテモトテモ・・・。
　でも、そんなお若い方々でも、気軽に旅をしてみたいと思うよう、新しい“需要”を喚起していって欲しい・・・と切に願います。
　　　

　今回、座席は通路側。

　“通は、さっさと眠ってしまうのだぜ〜”

　の、はずだったのですが、眠れたのは30分程度でしょうか・・。

　スミマセン。
　鹿児島空港に到着してから今夜お世話になる「楽園荘」までの途中で、撮った写真がゴザイマセン・・・。
（彼女とは、月イチの逢瀬ですから・・）

　空港から、クルマで約15分。
　事実、時おり鹿児島空港を発着する飛行機の音が、空から聞こえてくる場所です。それでいて、天降川のせせらぎ音に満ちた渓谷の中。
　今朝までは仕事場に居た人間としては、ちょっと不思議な感覚を味わいます。
　

　案内された「離れ」は、こちら。
　
　首都圏の郊外に行くと、このような１Ｋ間取りの“貸家”、今でも見かけることが出来ますが、そんな“昭和の時代”の懐かしさを感じますね。
（「コテージ」なぞという単語は、決して似合いませんが）　
　
　

　天降川を挟んで、お向かいにも湯治宿が。

　「あっ、お向かいのオジチャンと、目が合った・・・」。

　　

　こちらが、内風呂。
　シャワーはないので、お若い人は戸惑われるでしょうか。

　「えっ、この窓・・・」。
　換気用の窓（さすがに冬場は閉じられるのでしょうが）が、大きく開放状態。
　ハイ、覗けるような高さではない、で彼女に納得してもらいました。

　今回は、親父の形見となった腕時計をはめて来ました。
　親父が長く入院していた病院のベットの横で、最後を看取った腕時計。
　「ほら、親父・おふくろ、温泉に来たよ」。

　見ろ！、この年季の入った、お湯の蛇口。

　すでに蛇口以外の別の“物体”へと、変身を遂げているような・・。

　お湯が流しっ放しではありますが、入浴前にはお湯を停めて、少し冷ました方がよいようです。

　トイレは、“ボットン式”を覚悟したのですが。

　そこは、最新のウオッシュレット・トイレに改造済み。
　これなら、脚が不自由だった親父でも、安心して使えたな・・・。

　居間兼寝室の、６畳間。

　自分なんぞは「すぐ散らかして、足の踏み場がなくなるんだろうな〜」と思い描いてしまうのですが、
　彼女は「あら、ここで暮らすのも、いいんじゃない」と。

　夕食と翌日の朝食分の買出しに、「クッキー隼人店」さんに。

　スーパーマーケットの雰囲気は、千葉県柏市のそれとは、やっぱりちょっと違い・・・。

　買出しから帰ってきて、とりあえず冷蔵品を冷蔵庫に納めてから、

　　妙見温泉郷の探検に出発！（いえ、ただの“お散歩”です）。

　「楽園荘」さんのすぐ近くに、高級な雰囲気漂う旅館が。
　　湯治宿と高級旅館が混在するのも、また良し。

　こちらは、湯治のお客さん用の商店なのでしょうね。
「車でスーパーに買出しに行かなくても、ここでお買い物してもよかったわね」

　他にも、精肉店・鮮魚店が営業中。
　老いた両親を連れて、しばらく長逗留をしてもよかったな・・。
　（散歩がてら、買い物に行ける距離）

　「“オルレ”って、どういう意味？」
（え〜〜っと、鹿児島弁で、そういう単語があったけな・・・？？）
　「ああ、韓国語で“トレッキング”という意味ね」

　ちょっと散歩した程度では、韓国からの旅行者らしき方は、見かけませんでしたが、地元観光関係者の方々は「韓国からの旅行者、いらっしゃいませ」なのでしょう。

　「嫌韓・嫌中」という言葉が、ためらいなく使われる昨今ですが、それでいいのか・・・とは、一旅行者ながら思います。

　ここが、妙見温泉郷の中心地（？）。
　天降川に架かる橋の上から。

　右側の九州電力妙見発電所は、大正年間建設の登録有形文化財。

　「あっ、あれ・・・」
　と、彼女は目を逸らし・・・。

　　漢（おとこ）なら、

　　　　ここは黙って、〇〇〇ンたいっ！　　　　　　　　デスヨネ？

　クルーズ特急「ななつ星」指定の宿「雅叙苑」さん。

　「結婚して１０年の記念に、泊まろうね」
　と、この看板を記念撮影させていただき。

　潔癖だった、わがおふくろなら、
　「あらあら、〇〇さん、ちゃんとエプロンしないと〜」
　　の場面。

　散歩から帰ってきて、夕飯の支度。
　一応カレシとしては、なにか手伝おうとして、右往左往・・・・の場面。

　今夜の食卓。

　メインは、もちろん手前の炒め物。
　肉売り場で頂いた油脂をフライパンに敷いて、味付けは「さしみしょうゆ」で。

　ひととおり、炊事用具は揃っているとはいえ・・。

　湯呑茶碗はあっても、コーヒーカップはなく、
　塗り箸はあっても、スプーンはなく。

　足りないものは、創意工夫で補いましょう。

　いやいや、本当に、
　　旅行といえば、食事つきの旅館orホテルに泊まるのが、定番なのでしょうが、
　このような「自炊可の宿」も、おおいにアリ！です。
　（キャンプは当たり前というアウトドア派の方も、いらっしゃるでしょうが）

　「そろそろ結婚しようか・・・」という、お若いカップルの方は、もちろん。
　結婚〇十年という熟年の方も、新婚の頃の気分に帰れるのではないでしょうか。　

この旅行記へのコメント （4）

• まひなさん 2014/09/21 20:36:33

  ほのぼのしてていいですね〜

  こんばんは。
  
  彼女さんと新婚気分の旅行記は、ほっこりしていていいですね！
  
  美味しい料理を毎日食べる日がくるのは、もう少しでしょうか？

  ごろごろ56さん からの返信 2014/09/22 06:36:12

  まひなさん達は・・

  　まひなさん、
  　いつもお立ち寄りくださり、ありがとうございます。
  　
  　そうなんですよ〜〜・・、
  　この旅行記を編集している時、
  　まひなさんとおっちゃんの“美女と野獣カップル”だったら、どんな役割分担になったんだろう　・・・・とあれこれ想像させて頂きました。
  
  　キャンプのような、完璧アウトドアライフなら、おっちゃんは「まかせておけっ！！」。
  　・・・・・でも、この「楽園荘」程度なら、早々と一升瓶を抱え込む状態かな・・・・。
  　（いえ、あくまで想像ですから）
  
  　いえいえ、“おっちゃん”は、そんな飲兵衛ではありませんよね・・・？
  

  まひなさん からの返信 2014/09/23 00:53:59

  RE: おばさんは姫でございます

  ごろごろ56さん、こんばんは。
  
  おばさんは姫なもんで、何もしないですよ〜。
  いや、やろうとすると「お客やからしなくていい」と言われるのですよ。
  勿論、皿洗い、掃除はさせていただきますが、
  これすらやらなくていいと言われるので、強引にやっております。
  
  > 　キャンプのような、完璧アウトドアライフなら、おっちゃんは「まかせておけっ！！」。
  > 　・・・・・でも、この「楽園荘」程度なら、早々と一升瓶を抱え込む状態かな・・・・。
  > 　（いえ、あくまで想像ですから）
  >
  > 　いえいえ、“おっちゃん”は、そんな飲兵衛ではありませんよね・
  
  おっ、なかなか近い想像ではないですかい。いや、合ってるか。
  おっちゃんは長男もあって、人の面倒をみるようなタイプですし、
  自分で何でも出来、造るも作るも出来る方なので、
  キャンプもちゃっちゃと用意する方ですよ、って、
  一緒にキャンプしたことないけど（お盆にBBQしようという話はあったが
  なんか流れたぞ）、海に行って、魚やタコやら獲ったどーをして、
  自分で捌き、調理をするんでおまかせですねー。
  
  あれは、飲兵衛ですぜ。昔に比べたらだいぶと飲む量は減っているらしいが、飲む飲む。ただね、強いので、酔ってるか酔ってないかの区別がいまいちわかりません。
  勿論酔っているハズですが、そんなに変わらないんですよねー。
  酒グセの悪い酔っ払いは場の雰囲気を壊しまくるので嫌いですが、
  節度のある程度ならOK。
  
  ごろごろ56さんのところは、かかあ天下になりそーですね。
  でも、そのほうが上手くいくと思うので、おもいきっり尻にひかれてくださいな。
  
  次は同じく10月11日の連休でしょうか？楽しみですよね〜。
  
  朝晩はだいぶと肌寒くなってきましたねー。体調を崩されませんように、
  遠く離れた彼女さん共々お気をつけくださいね〜。
  

  ごろごろ56さん からの返信 2014/09/23 09:19:01

  は〜い、私、“役立たず”です・・

  　自分も、少しはおっちゃんを見習わなければ・・・と思います。
  　家の敷地の草刈りというと、混合油を燃料に使用する刈払機の登場ですからね・・。う〜〜ん、確かに過去には使ったことはあるのですが・・。
  　（もちろん、彼女は当たり前に使いこなします）
  
  　そして、確かにすぐそばに海があるのですから、「釣り」くらいは出来るようになりたいとは思うのですが・・・。魚をさばくのが・・・・。
  　サンマも、スーパーで捌いてあるのを買ってくる体たらくですから・・・。
  
  　彼女に叩き出されないよう、十二分に注意しなければ。
  　特に飲酒の量は注意しないと、“幻滅”の材料になってしまうので。
  
  　まひなさんも、熊本に行かれるのは、来月の連休でしょうか。
  　旅行記を拝見すると、『ＳＬひとよし』に乗るのは、もう来年か・・のようで、なかなかお忙しいこと、お察しします。
  　まひなさんも、体調を崩されませんように。