2014/09/09 - 2014/09/15
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0712302hさん
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ウィーンには、なぜ「芸術」(Kunst)が深く深く根付いているのか。
ハプスブルク家の栄華を抜きにこれを語ることはできないだろう。
彼らの潤沢な資金がそれを可能にした。
それが今もウィーンを輝かせているんだと思っていた。
今回の旅で分かった。
私は、ウィーンの芸術を少し甘く見過ぎていたようだ。
もちろん、ハプスブルク家のコレクションは今も衰えることなく輝いている。
でも、それだけじゃない。
19世紀末から20世紀初めに活躍したクリムトとシーレを筆頭にウィーン分離派と呼ばれる作家たちが新たな色を添えていた。
結構、強烈なインパクトを持って。
ウィーン芸術は奥深い。
果てしなく、奥深い。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エールフランス KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ブダペストから高速バスでウィーンへ。
7時発の始発に乗ろうと思って、6時半にはバスターミナルに到着、チケットを購入しようと窓口に行くと「7時は売り切れ。次は9時よ」と素っ気ない対応。
2時間待ち!?
これは困った。
もう一度市街地に戻って、列車で移動するか、2時間ここで待つか。
冷静になってしばし考えた。
キャンセル待ち、とかないのかな???
とりあえず9時のチケットを購入、出発を待つバスまで行き、「キャンセルが出たら教えて。できればこのバスに乗りたいの」と運転手さんに頼んでみた。
無下にはされない。
「ちょっと待ってて」とまで言ってくれた。
……期待できるかも。
出発ギリギリに「いいよ。乗って」と乗せてくれた。
これで2時間無駄にせずに済む。
運転手さん、どうもありがとう。
終わりよければすべて良し。やっぱり、ハンガリー、いい国だった。 -
ウイーンのバスターミナルも地下鉄に直結。
シュテファンプラッツ駅まで5〜6駅。
ウィーンは十数年ぶり。
記憶があるような、ないような……。
地下鉄を下りて地上に出ると、モーツァルトの格好をした売り子さんたちが、今夜開かれるコンサートのチケットを販売している。
見上げれば、高くそびえるシュテファン寺院の鮮やかな屋根。
当時と何も変わらない光景。
でも、一番の記憶は、通りの先に見える緑色をした王宮の丸屋根。
どこの風景だったんだろう? -
通りには、飲み水もありました。
飲んでる人は見かけなかったけど…。
パリにもこういうのがあって、パリでは飲んでる人、見かけたけどね。。 -
記憶を頼りに、人波に逆らわずに進むと、通りの先にやっぱり見えた、丸屋根。
この風景こそ私のウィーンの記憶。 -
王宮に向かって歩いていると、Demel!
ゾフィーもお気に入りだったというケーキが所狭しと並ぶショーウィンドーを見ていたら、食べたくなってきた。 -
中で上品に食べるのが普通(常識)なんだろうけど、「持ち帰れますか?」と尋ねると少し戸惑いつつも「ええ」という答え。
王宮の中庭で頬張る、この幸せったら!! -
早速向かうは美術史博物館、その中でもお目当てはフェルメールの「絵画芸術」。
蒼の美しさも、今にも動き出しそうな繊細な描写も、絵画全体を包む静寂さも、独特の遠近法もフェルメールらしさ溢れる一点。
絵画の左側から光が差し込む構図は、「ミルクを注ぐ女」を彷彿とさせる。
ただ違うのは、その大きさ。
フェルメール作品の中でも一番大きく、自分のアトリエに飾るために制作された作品だと言われている。
フェルメールはこの一点のみ。
その他にはブリューゲルの「バベルの塔」、ベラスケス「青いドレスのマルガリータ王女」など教科書で見たことのある作品が多く展示されている。 -
新王宮の前で一休み。
疲れたけど、今日中にクリムトの「接吻」だけはどうしても見ておきたい。
オペラ座前から路面電車Dに乗ってベルヴェデーレ宮殿へ。 -
美しい外観のベルヴェデーレ宮殿。
恐らくこの美術館の中で一番有名なのが、クリムト作 「接吻」。
作品の展示されている壁は漆黒の闇、そこに間接照明が柔らかく照らす。
恐らく、金色が一番美しく輝くようにしつらえられた空間。
まずは、漆黒の闇をバックにするという手法に驚いた。
次に、長方形を想像していた私は、正方形(1.8m×1.8m)であることに驚いた。
女性の少し恥ずかしそうな、それでいて幸せに溢れた表情。
本やテレビで見るより、はるかに甘美な世界。
女性は、エミーリエ・フレーゲ。
クリムトの生涯のパートナー……結婚という形はとらなかったけど。
もっと言えば、彼女以外の多くの女性と関係を持ち、非嫡出子も多数いたようだけど。
そんな彼の最期の言葉は「エミーリエを呼んでくれ」。
エミーリエ自身も彼の死後は独身を貫いた、というから、二人にしか分からない深い深い絆でつながっていた、ということなんだろう。 -
「エミーリエ・フレーゲの肖像」も実物が見たくなった。
こちらはウィーン・ミュージアム・カールスプラッツに展示されている。
ここからなら、帰り道に路面電車Dを途中下車して少し歩くだけ。
閉館時間にも十分間に合う!
絵の主人公・エミーリエ・フレーゲは、当時の女性としては大変珍しく、自ら衣装のデザインを施し、ブティックを経営する大変なやり手だったようだ。
絵の中の彼女はピンと背筋を伸ばし、まっすぐな瞳で私を見つめる。
「自分らしく生きてる?」。そんなふうに語りかけられたような気がした。
……生きてない。すごく嫌だけど。 -
歩行者天国のケルントナー通りをそぞろ歩く。
突き当たるとシュテファン寺院。
何度見ても飽きない美しさ。
やっぱりここはウィーンの中心。 -
街には、モーツァルトの格好をした男性が「今夜、コンサートいかが?」と観光客を呼び込んでいる。
これがかなり強引で、「やっぱりやめとく」と言おうものなら、あっという間に作り笑顔は消え、あからさまに不機嫌な顔になる。
断る私が悪いのかもしれないけど、かなり感じ悪かった。
今夜選んだのは、モーツァルトハウスで行われたコンサート。
スタートは19時30分、まけてもらって29ユーロ。
小部屋で美人のバイオリニストが弾くバイオリンとビオラ、チェロの弦楽三重奏を優雅に楽しみました。 -
22時、23時でもシュテファン寺院の周りはとても賑やかで人で溢れている。
チェコ(プラハ)やハンガリー(ブダペスト)、オーストリア(ウィーン)は街も小さくて分かりやすいし、治安も悪くないし、ジプシーみたいな人を一度も見かけることなく、人も親切だから、女性の一人旅には向いてるかも。
モーツァルトの格好をした客引き以外は。
パリみたいに「何となく影がある」わけではなく、モスクワみたいに「(無駄に)キリル文字にあふれている」わけでもないところに、とてつもない安心感を覚えた(笑)。
そんなことを考えながら人でごった返すケルントナー通りを歩いてホテルに戻る。
明日は雨の予報。
あ〜、面倒くさいな……。
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