2014/08/09 - 2014/08/09
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Holisunさん
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昨夜は久しぶりにいい夜を過ごすことができた。茨城県笠間市まで台風が来るというのにドライブして来たが、帰りは土砂降りを覚悟していたのに普段の行いが良かったからか、深夜、自宅に戻るまでほとんど雨には遭わずに済んだ。
おかげで「ビアーパーティとハワイアンの夕べ」の余韻を噛み締めながら140キロの道のりがやけに短く感じたドライブだった。
振り返ると私たちが青春を謳歌した時代、音楽といえばポップ、ハワイアン、カントリーとジャンルが分かれ、歌謡曲派は私の周りにはいなかった。
ラジオではFEN(Far East Net Work Tokyo)と言う駐留米軍のラジオ放送があり、高校時代は一日中このFENを聴きながら流れてくるカントリーの曲に酔い痺れていた私がいた。 FENを聞いていた私たちは今で言う「スピードラニング」をやっていたことになろうか?
対してバッキー白片や大橋節夫(?)、そういえば大橋巨泉もハワイアンをやってたかな?他にも和田弘と暇なブラザーズ(?)らがハワイアン・ブームを引っ張っていた時代で、大学バンドの中でも人気があった。
カントリー派の私らにとってハワイアンは敵みたいなもの、スリーエス(3S)と言って単純、素朴、誠実を旨とした我らカントリー派からすればフラダンスや甘いメロで女心をくすぐる様な男たちは許せない、あいつらは軟派だから硬派の俺たちとは肌が合わない、と決めつけていた。
ある種のハワイアンブームの中で若大将こと加山雄三が出てきたかと思うが、あれから何十年経って、まさか私がハワイアンの音楽を聴くために140キロも走って出かけていく人間になっていたとは思ってもいなかった。 それだけ人間が寛大になったのか、どうでも良くなってきたのか?、それすらわからない。
昨夜は久しぶりにそのハワイアンに触れ、古き良き仲間に再会したような、懐かしい時代の旧友と再会できた気持ちにたっぷり浸ることができた。
「グランパとグランパのお店」は常盤道友部インターを降りて笠間へ向かい、ギャラリーロードに入り、県立笠間陶芸美術館の入口向かい側にある「民芸の里」にあり、シルバーエイジの若者がボランティアで運営しているレストランで、元気を売ってくれるところ。
昨夜は台風の影響を考え70名の参加者を店内に押し込め、それにバンド演奏用にわかステージスペースとフラダンスのエリアを設けたから参加者は肩を寄せ合う感じでいっぱいだったがそれが良かったのだ。
満席のテーブルの間を動き回る赤いエプロンが似合うウエイターが元気で、動きが良い。
主催団体のNPO代表・塙茂氏は何とも大らかな方で、グランパとグランマのお店は(笠間民芸の里)その活動の一部で、もちろん塙氏の発案で作られたお店、そこでビア−パーティは開かれたわけです。
考えたらなぜあれほどハワイアンを嫌っていたのに耳に優しく自然に聴き入り、楽しむことができたのだろう。(決してフラダンスのためではない)
ちょうど出席者の中に茨城大学の社会心理学教授がいて、これからの時代に必要なものは「寄り合い」「語り合い」の後、「そのつながりを継続して繋げていく」必要を説いていたのだが、「人を集めて楽しませて終わり」というイベントが多い中で、その後につながり部分を昨夜のビアーパーティーでは見事に実践していたと思う。
次々に参加者のうちからイベント紹介や活動紹介を演奏の合間にしていたがあれがまさに参加者を繋げる発信だ。
ロングステイクラブのA氏も人脈を繋げる運動を進めており、「人的ネットワーク作り」を提唱、いろいろな人が繋がってこそ「事を成せる」と信じて、塙氏のポリシーに共鳴しての参加だったが、とにかく音楽好きの仲間が集まるのは楽しく、嬉しかった。
私は若い頃よく新宿コマ下(コマ劇場)のウィッシュボンや三笠会館(銀座)のナッシュビルに出没していたが、相席した隣の客人とあっという間に旧知の仲のようになり、楽しいひと時を過ごして来たから久しぶりにその懐かしい時代にタイムスリップした気分で、主催者には心から感謝している。ぜひまた参加したいものだ。
このNPOの団体ではラオスの南部の極貧地域の教育向上に役立つことをしたいと力を注いでいると言う。私たちも何か出来ることがあれば進んで協力したいものだと痛感した。
ぜひ、県立笠間陶芸美術館の横にあるグランパとグランマのお店を訪ねることをお薦めする。 元気とやる気のあるシルバーエイジのスタッフがウエルカムしてくれますよ。
ホームページは「グラウンドワーク笠間」 http://gw-kasama.com/
文責:ホリサン
- 旅行の満足度
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
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