2014/06/01 - 2014/06/01
3位(同エリア191件中)
akikoさん
- akikoさんTOP
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グラナダからバルセロナにやってきました。バルセロナでは2泊しバルセロナ市内とバルセロナ郊外にある聖地モランセットを訪れることに・・・
モンセラットは、スペイン国内で「巡礼路」として世界中に有名なサンティアゴ・コンポステーラと並ぶ2大聖地と言われ、また奇岩が有名なパワースポットとしても知られているそうです。
とりわけこの地を有名にしたのは、修道院附属教会大聖堂にカタルーニャ守護聖人と崇められる「黒いマリア像」が祀られているから。言い伝えでは「黒いマリア像」がこれまでたくさんの奇跡を起こし、人々は巡礼を始めたという。
この聖母像に祈りを捧げると、願い事が叶うという伝説があるらしい。フランスでもよく似た聖遺物信仰や奇跡を起こした聖人を巡礼する話はあり、訪れたことがあるが、この話を知り、是非モンセラットに行きたいと思い訪れることにしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
PR
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この日は、バルセロナに着いて2日目の日曜日。朝早く起き、聖地モンセラットに向かいます。
モンセラットへ行くには、ツアーを利用しないで個人で行く場合、地下鉄で「スペイン広場」に行き、そこからカタルーニャ鉄道のR5番線の電車に乗り、その後ロープウェイか登山電車で行くことになります。 -
券売機で切符を買うのですが、お得なコンビネーションチケットがあります。
リーフレットに載っているように、
1.バルセロナの地下鉄往復・モニストロル・デ・モンセラットまでの乗車券往復・登山列車(クレマジェラ)往復・サン・ジュアン展望台までのケーブルカー(フニクラ)往復が27,50ユーロ
2.上記に加えて博物館入場券・ランチつきが43,70ユーロ です。
私は1のチケットを購入しました。 -
最初は市街地の景色が、途中からこのような山脈が見える景色に変わっていきます。
「モンセラット」とは「ギザギザな山(のこぎり山)」という意味があり、遠くからも見ることができる山肌の形状に由来しているそうです。 -
Monistrol de Monserratで乗り換えです。
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駅のプラットフォームから面白い山塊が見えます。10分ほどこの駅で待った後・・・
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rack railway(クレマジェラ)という登山電車に乗り、山を登っていきます。
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大きくくねくね曲がりながら山をどんどん進んで行きます。
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電車のガラス越しに次から次に変わる雄大な景色が楽しめます。
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20分程度の乗車で、標高720mのモンセラット(Monserrat)駅に到着。
このアーチ門から山の中腹に建つ大聖堂に向かいます。 -
階段通路を上がっていくと・・・
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このような広場(サンタ・マリア広場)に出ます。
前に見えるのが、大聖堂の建物。 -
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あたりを見回すと、奇岩、巨岩に囲まれていて、よくこんなところに昔修道院を作ったものだと感心します。
言い伝えによると、880年のこと、羊飼いの子供たちが、雲間から不思議な美しい光が、山の中に降り注いだのを見て、光の降りたあたりに行くと、その場所には洞窟があり、なんと黒いマリア像が置いてあったのを見つけたという。知らせを受けた司教は、見つかった聖母子像をモンセラートの北十数キロメートルにあるマンレザに運ばせようとしましたが、重すぎて運ぶことができませんでした。ここに安置すべきだと悟り、発見された地に聖堂を建てこの黒いマリア像を安置した、というのがモンセラット礼拝堂の始まりだそうです。その後様々な歴史を経て今に至るのですが・・・
1812年ナポレオン軍の侵略により、この修道院が破壊され、大聖堂に保管されていた宝物が奪われてしまいました。でも「黒いマリア像」だけは修道士や住民達の手によって、早いうちにサンタ・コバ山中の洞窟に隠され、難を逃れ守られたのだとか。この功績をたたえた教皇レオ13世は、1881年にマリア像をカタルーニャの守護聖母と認めたのだそうです。 -
この時はまだ午前中でしたが、多くの巡礼者や観光客が訪れていました。やはり、2大聖地の一つで、大変人気があるのですね。
モンセラット修道院のオフィシャルホームページ:http://www.abadiamontserrat.net/(S(h0zm1brgd1p5v34sbxe21yxd))/Defaultangles.aspx -
祈りを捧げると願い事が叶うと言われる「黒いマリア様」をこの目で見て、できれば聖母マリアの持つ球をなでて願い事を伝えたい・・・そう思いながら礼拝堂のほうに足を運びます。
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大聖堂の入口付近から上を見上げると、奇岩がにょきにょき生えているように見えます。
ちなみに、ガウディは、サグラダファミリアを、このモンセラットの山からインスピレーションを得て作ったのだそうです。 -
中に入って来ました。奥に見えるのが大聖堂で、中庭を囲んだ形で建っています。
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ファサードを見上げると・・・
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キリストと12使徒の彫像が飾られています。
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足もとを見ると、このような絵が描かれています。
どのような意味があるのか調べてみると、「モザイクのモチーフは、海の生物。キリスト教の人々は必ず洗礼を受けます。水を受けることによって、キリスト教徒になります。水の中で生活する生き物も水があって、生きることが出来ます。つまり、キリスト教徒と海の生物は、水が必要だということ」をこの絵で表しているようです。 -
中庭の横に長い行列ができています。あれが、黒いマリア像に祈りを捧げ、直接触れるための列?
並んでいる人に聞いてみると、「そうだ」という答え。「えぇっ〜こんなに長い列?」と驚きながら私も最後尾に並びます。そりゃそうですよね。世界中から奇跡を願う人が集まっているのですから。病気の快復を願っている人もいるはず・・・
この時点で、確か11時ごろ。話を聞くと、11:50に午前の部は終了らしい。無理かなと思い隣の人に聞くと「大丈夫じゃない?」と言うので待ってみることに・・・
結局、50分ほど待ったけど、無情にも11:50分になり門は閉められました(>_<) -
次に門が開くのは、午後1時。それまでここで待てないので、さらにケーブルカーに乗り素晴らしい景色が眺望できるというサン・ジュアン展望台に向かうことに・・・
列ができていた前廊にSEPULCRO DE DON JUANDE ARAGON PRINCIPE DE LA CASA REAL DE CATALUNA 多分、カタルーニャ王家のドン・ファンデ王子の墳墓がありました。 -
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外に出ると、岩山の間の上に見えるケーブルカーのサン・ジュアン駅が見えました。
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昔は、このようなケーブルカーもなく自力で登るしかなかったんですよね。
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FUNICULAR DE LA SANTA COVAと書かれた建物からは、「黒いマリア像」が発見されたという「サンタ・コバ洞窟」へケーブルカーが出ています。
私はその右にある駅からサン・ジュアンまでケーブルカー(フニクラ)に乗っていきます。 -
この緑の車体に乗りこみ・・・
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サン・ジョアン駅まで急こう配を登っていきます。登るにつれて、修道院の全景が少しずつ見えてきます。
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かなり上まで上がって来ました。
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イチオシ
修道院が眼下に見え、素晴らしい景色が広がります・・・
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山の向こうに、平原がはるか遠くまで続いているのが見えます。
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階段を上がっていくと展望台があり、登山道も整備されているようです。
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登山道から見える景色です。
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標高975mのところまで来ました。
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先ほどは、かなり高いところに見えていたぼこぼこ山(!?)がすぐ近くに見えています。
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視線をずらすと、こんな山や・・・
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こんな山・・・
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こんな山も見えます。地殻変動で海底がが隆起してこのような形ができたようですが、それぞれ山の形は全然違います。
普通の山なら木がもっと生えているはずですが、元々水中にあり植物が生えにくい性質から独特な形状の岩山になったということです。
「はぁ〜」思わず両手を振り上げ深呼吸します・・・ -
ここまで上がってきた人のほとんどがかつて隠修士がすんでいたサン・ジュアンのお堂やハイキングコースで最も美しいと言われるサン・ジェロニお堂へ行くようで、どんどん先に進んで行きますが、私はこのあたりで満足です(^^)/~この辺で戻ることに・・・
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またケーブルカーに乗り、今度は先頭車両に乗り足を組んだ女性運転士の真上に陣取ります。
乗客はたった2人。独占状態で下っていきます・・・ -
イチオシ
また同じような景色が見えてきます。
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下から登ってきた対向電車とすれ違います。
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イチオシ
下まで下りてきました〜 修道院・大聖堂だけでなく博物館やレストラン、ショップなど全景が見えます。
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大聖堂まで戻り、再度「黒いマリア像」を見るために列に並ぼうとしたのですが、列が2,3倍の長さになっていました(-_-;)
これでは2時間以上かかってしまいそうなので、断念することに・・・ -
大聖堂の中からも「黒いマリア像」が見えるかも、と微かな希望を抱いて、真ん中の門から中に入りました。
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中に入ると、ミサが行われている最中で、聖堂内は人で溢れかえっていました。
鉄柵の外でかろうじて中が見える状態^^;) -
目を凝らしてよく見ると・・・
黒いマリア(モンセラートの聖母)は、内陣の主祭壇の上に安置されているではないですか! -
<ガイドブック:モンセラットより写真・文転載>
現在モンセラート修道院に安置されている黒い聖母、ヌエストラ=セニョラ・デ・モンセラートは、高さ約95センチメートルの木像で、顔と手足を除いて金箔が施されています。
穏やかで簡素な美しさをたたえる像が黒いのは、以下の3つの説があるそうです。
1.時の経過で酸化が進み、ニスが変容して黒くなった
2.小さなロマネスク教会で何世紀にも渡って燃やされたロウソクや灯火の煙のせいで黒くなった
3.初めから旧約聖書の"色黒で美しい妻"を表現した -
カメラを向け、少しずつ拡大していきます。
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地元では“ラ・モレネータ”(黒い乙女)の愛称で親しまれ、カタルーニャの守護聖母として広く信仰されているマリア像がはっきりと見えてきます。
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面長の聖母マリアが幼子キリストを膝に乗せ、右手に球を乗せています。この球体は天球、ひいては宇宙を象徴しているそうで、幼子キリストは豊穣、永遠の命の意味を持つ松ぼっくりを手にしています。
この黒いマリアさまを間近で見たかったな(-.-)もっと時間をかけて訪れればよかったと後悔すれど、時は遅し・・・
実は、帰国してから見つけたのですが、オフィシャルホームページでバーチャルツアーのページがあり、360度角度を変え、聖母子像・まわりの素晴らしいモザイイク画(必見です!)などを見ることができます。是非、"Montserrat Virtual"ページ、左のリストの2番目「Basilica」から→大きな写真の中の6つの窓の右から2つ目"Mare de Deu"をクリックして見てみてください。
http://visita3d.com/vv/montserrat/index.php -
モンセラートの"ラ・モレネータ"に触れることができず残念だったけど、何とかカメラを通して見ることができたので、よしとしよう!」と自分に言い聞かせながら大聖堂をあとにしました。
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修道院やモンセラット美術館、ショップなどが続いています。美術館には、ピカソやダリをはじめカタルーニャの画家の絵やメソポタミアやエジプト文明の発掘品などが展示されているそうです。
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みやげ物店のウインドーに「黒い聖母子像」のレプリカが置いてありました。ここでじっ〜〜くりお顔や手に持つ天球、幼子キリストのポーズ、松ぼっくりなど見せてもらいました(笑)
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宿泊施設などがある方面に進んで行くと・・・
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城壁門のような門があり、モリナ修道院長広場に出ます。
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EL NERVI DE LA LLIBERTATと書かれたプルタルの噴水(水飲み場)があり、その上には聖人の銅像が据えられています。
この階段に見覚えがあります。この先は確か、モンセラットの頂上に繋がっていたはず・・・
(もう番組は終了しましたが、関西の深夜番組で「目指せ!ポルトガル、ヨーロッパ横断ブログ旅」という番組があり、稲垣早希ちゃんという芸人がブログを更新しながら書込み数に応じた金額を得て旅をし最終地点ポルトガルを目指すというものでした。その中でスペインではここモンセラットが必ず通過しなければならない地点で、モンセラット山の頂上まで歩いて行く場面がありました。途中、3つの難関:1) 「いばらの森のエリア」2) 「断崖の道」-途中ほぼ垂直の巨岩をよじ登る箇所も 3) 「天上への階段」-数百段の階段、という かなり大変な場面もありましたが、標高1236m、7kmの道のりを登り頂上から見る景色は、絶景でした。) -
現在、修道院では約80人の修道士たちが修行をしているそうです。
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また、修道院では1日2回ミサが行われるのですが、この中に少年だけで構成された聖歌隊(エスコラニア)が、清らかな声で歌う場面があるそうです。これが、観光客のもう一つの見どころになっているとのことです。
モンセラットは、半日観光でも楽しむことができますが、やはり1日かける価値があるところだと実感しました。バルセロナに来る機会があれば、ぜひ訪ねてみてください。
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この旅行記へのコメント (12)
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- aoitomoさん 2014/12/29 16:25:47
- 詳しい解説参考にさせていただきました!
- akikoさん こんにちは〜
『黒いマリア像』
黒いマリア像に関しての旅行記はakikoさんの旅行記に詳しく書かれていたのを知っていたので、拝見させて頂いております。
天気のいい最高のモンセラット観光です。
『親切な解説』
有名な観光地だけに観光客も多く『黒いマリア像』に近づくだけでも大変な状況ですよね。
それでも、ガイドブックなどから写真や解説は有り難いです。
色々調べ上げた解説は凄く勉強になります。
実は他のトラベラーさん(大将さん)の旅行記を拝見していたら、『黒いマリア像』が出てきまして、そちらは混まずに見れるみたいなのです。
『Santuari de Montserrat』という教会です。
とはいえ、日本の一般観光客がおとずれるにはハードルが高そうでした。
しかし、モンセラットですから同じ『黒いマリア像』です。
ここにこれたらじっくり『黒いマリア像』が見れると思いましたよ。
私はまだスペイン訪れたことがありません。
旅行記で定番観光地が分かってきたぐらいですから。
ですから、スペインに訪れることができたら浅く広くで終わってしまうでしょうね。
行くときはakikoさんの旅行記をpdfにしてiPadに入れてバイブルとします。
いつも、そんな感じで旅行記を片手に旅行してます。
私は年始は1日だけ休みをもらえました。(汗)
akikoさん色々ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
良い年をお迎えください〜
(メッセージの取り違え、ご迷惑をおかけしました。)
aoitomo
- akikoさん からの返信 2014/12/29 18:33:54
- RE: 詳しい解説参考にさせていただきました!
- aoitomoさん
モンセラット編見ていただいてありがとうございます。
モンセラットは、険しい山中に修道院があることが興味深いことに加え「黒いマリア」が祀られていることにとても惹かれて、バルセロナに行くならぜひ訪れたいと思っていました。
> 『親切な解説』
> 有名な観光地だけに観光客も多く『黒いマリア像』に近づくだけでも大変な状況ですよね。
> それでも、ガイドブックなどから写真や解説は有り難いです。
> 色々調べ上げた解説は凄く勉強になります。
aoitomoさんにそう言ってもらえてうれしいです。(aoitomoさんの旅行記はホントに親切に解りやすく情報が満載☆☆☆なので)でも私の場合、自分でもあれもこれもと説明が多すぎ〜と常々思ってるのですが、なかなかうまく短くできず・・^^;)
それにしてもマリア像も多種多様なのには驚きますね。ここの「黒いマリア」さまは、手にしている球を撫でて祈りを捧げると願い事が叶うと言われているので、本当にすごい人でした。私も近くまで行きたかったです。
> 実は他のトラベラーさん(大将さん)の旅行記を拝見していたら、『黒いマリア像』が出てきまして、そちらは混まずに見れるみたいなのです。
> 『Santuari de Montserrat』という教会です。
> とはいえ、日本の一般観光客がおとずれるにはハードルが高そうでした。
そうなんですね!あとで見せてもらおうと思います。ありがとうございます♪
> 私はまだスペイン訪れたことがありません。
> 旅行記で定番観光地が分かってきたぐらいですから。
> ですから、スペインに訪れることができたら浅く広くで終わってしまうでしょうね。
> 行くときはakikoさんの旅行記をpdfにしてiPadに入れてバイブルとします。
> いつも、そんな感じで旅行記を片手に旅行してます。
な、なんて有難いお言葉!でもそんなことを言ってもらえるほどの旅行記ではないような・・^^;)でも、ほんの少しでもお役に立てるならうれしいです!
スペインはとっても魅力的な国で、楽しめました♪ aoitomoさんも是非スペインを候補地の一つに考えてくださいね。
> 私は年始は1日だけ休みをもらえました。(汗)
1日だけですか〜〜?お忙しいのですね。
> akikoさん色々ありがとうございました。
> 来年もよろしくお願いします。
> 良い年をお迎えください〜
こちらこそ、ありがとうございました!
そして来年もよろしくお願いしますm(__)m
良い年をお迎えください。
新しい年がさらに良い年となりますように・・・
akiko
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- スタリモストさん 2014/11/15 11:49:13
- 詳しいリポートですね
- akikoさん 初めまして
私たちもモンセラットに行ってきました。
幸いなことに合唱も聴けましたし、黒いマリア様にも対面できました。
このページは帰国後に見つけて訪問させていただきました。
当地のことが詳しく説明されていますので、再発見することがたくさんありました。
引き続き、その他のレポートも拝見させていただきます。
ありがとうごさいました。
- akikoさん からの返信 2014/11/15 14:40:29
- RE: 詳しいリポートですね
- スタリモストさん
旅行記へのコメントありがとうございます。
モンセラットへは9月末に行ってこられたそうですね。
> 幸いなことに合唱も聴けましたし、黒いマリア様にも対面できました。
わぁ〜いいですね!私は少年合唱団の歌も聴けず、黒いマリアさまも遠くから拝み見ただけでしたので、羨ましい限りです。マリアさまのところまで、それほど時間はかからなかったのでしょうか?私が訪れた時は、とても長い列ができていて、結局断念せざるを得ませんでした(>_<)
マリアさまの傍に行き、対面し、天球を撫で願い事をお伝えしたかったですし、マリア像の安置されている場所の周囲のモザイク画を見たかったです〜今でも残念で・・・たまりません!!
> 引き続き、その他のレポートも拝見させていただきます。
この旅行は、今年の5月下旬から6月にかけて行ったポルトガル・スペインを訪ねた時のものです。どの場所もとても魅力的で楽しく過ごすことが出来ました♪よかったら、見てくださいね!私もスタリモストさんのところにお邪魔させていただきますね。
akiko
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- コクリコさん 2014/09/11 23:11:37
- 黒い聖母
- akikoさん、こんばんは。
お久しぶりです。
9月1日の夜にフランスから帰国しました。
私も黒い聖母をル・ピュイとクレルモン・フェランで見てきました。
モンセラットとロカマドールとル・ピュイの黒い聖母が「三大聖母」と勝手に思っているのですが、akikoさんはそのうちの2つをご覧になったのですよね。
簡単なコメントだけですみません。
またあらためて訪問しますね!
- akikoさん からの返信 2014/09/12 21:31:25
- RE: 黒い聖母
- コクリコさん、お帰りなさーい♪
フランスはどうでしたか?きっとコクリコさんのことですから、いっぱい素敵な人たちと会い素敵な時間を過ごされたことと思います。
> 私も黒い聖母をル・ピュイとクレルモン・フェランで見てきました。
ル・ピュイで黒い聖母をご覧になったのですね。クレルモン・フェランっていう場所でも黒い聖母があるのでしょうか? その旅行記、とても楽しみです♪ ゆっくり休まれて、旅の疲れが取れたら旅行記アップしてくださいね!
モンセラットでは、黒い聖母を実際触れるのをとっても楽しみにしていたのですが、待つ人の列はなかなか進まず、結局遠目に眺めるだけで終わってしまいました。今でも残念で仕方がありません。
旅行記のなかで、バーチャルツアーのサイトを紹介していますので、お時間ある時にちらっと見てみてください。黒い聖母と幼子キリストはもちろん、まわりの素晴らしい装飾が手に取るように見ることができます。
コクリコさん、見ていただいてありがとうございます。またゆっくり訪問しにきてくださいね〜
akiko
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- ウェンディさん 2014/07/21 22:16:01
- 黒肌の聖母
- こんにちは。
黒いマリア像のタイトル、最初に見た時に何故、欧州のスペインで…???
と疑問詞がたくさんついてしまいました。
と云うのも、私が知っていた黒いマリア様は中南米のマリア様。
中南米では黒い(褐色)肌のマリア様は、もともと土着の信仰があった現地の方たちを征服者たちがキリスト教に改宗させるために肌色を現地の方に似せて作ったもの。と云われています。
だから、何故、征服者たる国のスペインに黒肌のマリア様がいらっしゃるのかと…。
でも、akikoさんの説明を読んで納得。
旧約聖書に色黒で美しい妻(聖母)という記述があるのですね。
聖書関連の話は面白いです。
聖書は歴史物語としても興味深いですし、道徳的に見てどうなの…?という話があったり、人間として惹かれる話があったりと、いつかは通してユックリと読んでみたいと思っています。
スペインはまだ未踏ですが、このモンセラットの地、自分の目でその風景と聖母の姿を見てみたくなりました。
ウェンディ
- akikoさん からの返信 2014/07/22 00:43:51
- RE: 黒肌の聖母
- ウェンディさん、こんにちは
メッセージありがとうございます♪
> 黒いマリア像のタイトル、最初に見た時に何故、欧州のスペインで…???
> と疑問詞がたくさんついてしまいました。
> と云うのも、私が知っていた黒いマリア様は中南米のマリア様。
> 中南米では黒い(褐色)肌のマリア様は、もともと土着の信仰があった現地の方たちを征服者たちがキリスト教に改宗させるために肌色を現地の方に似せて作ったもの。と云われています。
> だから、何故、征服者たる国のスペインに黒肌のマリア様がいらっしゃるのかと…。
> でも、akikoさんの説明を読んで納得。
> 旧約聖書に色黒で美しい妻(聖母)という記述があるのですね。
私自身黒いマリア像を見るのは2回目で、いろいろ調べてみたのですが、黒いマリアの真相は諸説あり、地域性もあるようで、これに違いないというものは見つけられませんでした。ただモンセラットに限ると、
「黒いマリアが坐すモンセラートはフランスとの国境・ピレネー山脈のすぐ南に位置し、BC1000年紀のはじめにケルト人が侵入定着した土地である。そこにケルト的な地母神信仰があったことは想像できる。黒は、ケルト以来の豊穣や母性を象徴する大地であり、そこに奇蹟の黒い石信仰が結びついた中で生まれた」という説がありました。
黒い聖母像は、フランス、スペインだけでなく、メキシコ、ブラジル、フィリピンなど世界的に分布しているようで、Ean Beggという研究者が世界で450の黒いマリア像の存在を確認したそうです。
旧約聖書の記述の件ですが、旧約聖書雅歌に『エルサレムのおとめたちよ わたしは黒いけれども愛らしい。それ故、王はわたしをお選びになり、みずから、お部屋にお連れくださる』とあるそうで、これも有力な説ですよね。
ちなみに、日本にも山形の鶴岡カトリック教会に黒いマリア像があるそうです。http://www.turuoka-catholic.or.jp/frem/index2.html
> 聖書関連の話は面白いです。
> 聖書は歴史物語としても興味深いですし、道徳的に見てどうなの…?という話があったり、人間として惹かれる話があったりと、いつかは通してユックリと読んでみたいと思っています。
私も同感です。若い頃は宗教にはほとんど興味がなかったのですが、ヨーロッパを旅して、宗教が文化に密着していて、その国を知るには宗教を知るのが不可欠だとわかり興味を持ち始めました。まだ知らないことも多いですが、この年齢になり、知ることがとても面白いと思うようになりました。聖書も少しかじりましたが、ウェンディさんと同様、じっくり読んでみたいなと思います。
> スペインはまだ未踏ですが、このモンセラットの地、自分の目でその風景と聖母の姿を見てみたくなりました。
モンセラットも興味深かったですし、スペインは他の国よりイスラム文化が色濃く残っていて、キリスト教やユダヤ教と共存してきたことがわかる場所がたくさんありました。
それ以外でも魅力がたくさんあったので、候補地の一つとして考えてみてくださいね(^_-)-☆
akiko
-
- 旅するうさぎさん 2014/07/20 12:26:22
- モンセラットの黒いマリア様
- こんにちは、akikoさん。
モンセラットの黒いマリア様の旅行記、拝見しました。
以前、akikoさんのフランスのロカマドゥールの旅行記で
黒いマリア様を拝見して、そこも切り立った崖に礼拝堂が
あって、原始的なお姿の黒いマリア様がいらっしゃいましたが、
こちらモンセラットはさすがに規模が大きく、
世界中からひと目、このマリア様を見ようと
多くの人々が訪れるのですね。凄い人の数ですね。
akikoさんが紹介された、360度バーチャル映像も見ました。
確かにマリア様の持っている玉のところだけ
透明なガードが切り取られていたので、
ここから玉に触れるのだな、と思いました。
それにしても、マリア様に近づくことさえ大変なのですね!
できればもう少し静かな環境でマリア様に対面できると
いいのにな、と思いました。
この大聖堂のある山は、ゴツゴツした奇岩で
面白い形をしていますね。
ガウディはサグラダファミリアをモンセラットの山から
インスピレーションを受けて作成したのですか。
なるほど〜と思いました。
旅するうさぎ
- akikoさん からの返信 2014/07/20 19:03:34
- RE: モンセラットの黒いマリア様
- 旅するうさぎさん
メッセージありがとうございます(*^_^*)
> 以前、akikoさんのフランスのロカマドゥールの旅行記で
> 黒いマリア様を拝見して、そこも切り立った崖に礼拝堂が
> あって、原始的なお姿の黒いマリア様がいらっしゃいましたが、
> こちらモンセラットはさすがに規模が大きく、
> 世界中からひと目、このマリア様を見ようと
> 多くの人々が訪れるのですね。凄い人の数ですね。
そうです、そうです。ロカマドゥールでロマネスク調の素朴な黒いマリア様を見ました。ロカマドゥールも切り立った崖があり、人を寄せ付けないようなところでした。確かあの時、モンセラットを含めて何か所でも黒いマリア様が祀られていることを知りました。興味はありましたが、まさかあの時スペインのモンセラットを訪れるとは思ってもみませんでした。
モンセラットがもっと行きにくい場所だったら日程等の関係でパスしたかもしれないのですが、バルセロナから1時間半くらいで行けたので、良かったです(^^)
それにしても、マリア様に触れることができなくって残念でした。
でも、旅行記にも書いたのですが、本当に神にすがるしかない病人の方や家族の方が並んでいたかもしれないので、私のような観光客が押し寄せるのは信者の方には迷惑かもしれない、と考えたら断念したことも一方では良かったのかもしれないなんて、思ったりして・・・
> akikoさんが紹介された、360度バーチャル映像も見ました。
> 確かにマリア様の持っている玉のところだけ
> 透明なガードが切り取られていたので、
> ここから玉に触れるのだな、と思いました。
見てくれたのですね。聖母子像は透明の円筒のようなものに入っていて、おっしゃるように、玉のところだけ触れるように穴が開いていました。そこからみなさん手を入れて撫でながら願い事を伝えるそうです。背景のモザイク画も見応えあるでしょう。じかに自分の目で見たらもっともっと感激するのだと思います。
> それにしても、マリア様に近づくことさえ大変なのですね!
> できればもう少し静かな環境でマリア様に対面できると
> いいのにな、と思いました。
そうですね。あれだけの人が並ぶのですから、急かされるでしょうし、静かな落ち着いた環境は無理なのでしょうが、本当ならマリア様とじっくり静かに対面したいですよね。
> この大聖堂のある山は、ゴツゴツした奇岩で
> 面白い形をしていますね。
> ガウディはサグラダファミリアをモンセラットの山から
> インスピレーションを受けて作成したのですか。
ガウディ以外でもダリや他の芸術家や作家がインスピレーションを受けたそうです。ホントに変てこな形の岩山(私の感想)で、見る人が見ればいろいろ感じるのですね。
旅するうさぎさん、きっと旅行記を書かれている合間に見ていただいたんですよね。ありがとう〜〜)^o^( また訪問させてもらいますね!
akiko
-
- らるたんさん 2014/07/20 10:24:17
- モンセラット
- akikoさん、今回も素敵な旅行記でした。
またまたakikoさんの視点からの
じっくり観察された旅行記で、
私もモンセラットの観光を楽しませていただきました。
山々の形状に、自然の力を感じます。
これまで私が持っていたスペインのイメージとは
かなり違う姿を見せていただいた気がします。
黒いマリア像になったのには、そういう説があるのですね。
「キリスト黒人説」があるのをご存知ですか?
「黒いマリア像」と聞いてそちらを連想しまったのは、
×××私だけでしょうね。
なるほど、なるほど・・・。
勉強になりました。
- akikoさん からの返信 2014/07/20 17:51:58
- RE: モンセラット
- らるたんさん、こんにちは
> 山々の形状に、自然の力を感じます。
> これまで私が持っていたスペインのイメージとは
> かなり違う姿を見せていただいた気がします。
私もモンセラットののこぎりの歯のような山は見たことがありませんでした。地殻変動で隆起したせいらしいのですが、あんなふうににょきにょきした岩山になるのが不思議で、何か他の力が働いた?なんて思ってしまいます。そのような不思議な岩山に修道院を作れば、不思議体験ができてもおかしくないような気がしますよね。
> 黒いマリア像になったのには、そういう説があるのですね。
> 「キリスト黒人説」があるのをご存知ですか?
知りませんでした〜^^;)らるたんさんの話を聞いて、早速調べてみました。
フィリピンのマニラで毎年1月9日に行われる伝統の祭り「ブラック・ナザレ」では、奇跡を起こすとして信仰を集める等身大の黒いイエス・キリスト像がはだしの信者たちに担がれ、6キロにわたって市街を練り歩くんですってね。それで、パレードの間、像にはどうにかして触れようとする信者たちが殺到してたくさんの人が負傷したらしいですね。想像以上に宗教が人々の生活に密着しているようです。
アンデス、グアテマラでも黒いキリストのお祭りがあるとも書かれていました。へぇ〜、世界には知らないことがたくさんあるのですね!
> 「黒いマリア像」と聞いてそちらを連想しまったのは、
> ×××私だけでしょうね。
また新しいことを知り視野が広がりました。教えていただいてよかったです。
らるたんさん、ありがとうございます(^^)/
akiko
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