猛暑日、栃木へ （やま歩く、まち歩く）

2014/07/12 - 2014/07/12

新しいハイキングシューズを買ったので、足慣らしに栃木へおさんぽにでかけました。新大平下駅から大平神社まで歩いたあと、バスで栃木駅へいき蔵の町ぶーらり。
猛暑日のためヘロヘロになってしまいましたが、楽しく過ごせました☆

エリア 栃木・壬生・都賀(栃木)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄

北千住駅から東武伊勢崎線の快速に乗り一時間、9:21新大平下駅に到着。JRの大平下のが登山口には近いようだけど、メトロからの乗換の便利さと安さから私鉄を選択。

「→太平山」の掲示とは逆の東口から出て（なぜかそのほうが近いらしい）、トイレをすませ軽くストレッチをしたのちしゅっぱーつ。

新大平下駅 駅

まずは線路ぞいに歩いていきます。
思いつきで来たため道順も車内で軽く調べただけですけど、駅前に案内図もありましたし、道標がでているので問題なし。ひとつめの踏切で、ここじゃなくてもう一個先ね、って出てた親切っぷり。方向音痴の私にはありがたや〜。

駅から1.5kmほど。靴慣らしにつきのんびり25分くらいで歩いて、登山口近くの客人神社に着きました。

猛暑日と分かってはいましたが、それにしても暑い！すでにサウナから出たかのように汗だくです…

登山口の案内図でまただいたいの位置関係を見て、と。
イノシシ注意、ってだけ書いてあるってことは、熊はだいじょうぶそうだな。熊鈴は鳴らさずにいくことにします。

最初は石段が少し続きます。よいしょ、っと。

そのあと坂道になって・・・

ほどなく平らな山道に。

登山口から20分くらいで展望スペースのようなところに出ました。あれ？まさか山道はこれだけ？？？いくら低山といえども、予想以上にあっという間です。

とはいえ、あまりの暑さに汗ダラダラではありますが。

大平山は紫陽花の名所だというのは知っていましたが、まだ少しは咲いているようです。

ほかのお花はあんまり、ですね。
というか、お花見るほど長い距離歩いてない・・・

舗装された道を少しいくと駐車場があって、そこからの景色はなかなか。謙信平というらしい。

ほう、関東の富士見百景、とな。

・・・夏場に見えるはずないよね。
こないだ河口湖まで行っても見えなかったもん、私は富士運がないんだ、きっと。。

うお！？

うわー、なんだここは。ちょー綺麗じゃないかー！紫陽花いっぱーい。

もう終わりかけで花は傷んできていますけど、カラフルで楽しい散歩道が♪

紫陽花まつりは６月末に終わったらしいのに、７月半ばでこんなに花が残っているとはねぇ。嬉しい誤算です。

このあたりには沢山お店もあって、休憩スペースもたっぷり。遠足っぽくていいねぇ。
山登り風の方が多かったけど、このへんの山を縦走しているのかな。私は山登り風味なのに20分しか登ってないのじゃが・・・

まだ10時半ですが、ここでブランチ＆オヤツにします。
いづみ家さん。お店の方がシャキシャキにこやかに働いていて、好感もちました。

いづみ家 グルメ・レストラン

外にも席があり、皆さん景色を楽しみながら休憩していましたが、私は店内にて。

あまりにも暑いのできちんと食べておいたほうがいい気がしまして、もりそば（520円）と名物の杵つきだんご（300円）。

おだんご美味し。

お腹もいっぱいになり、少し謙信平あたりを散策したのち、舗装された道路沿いにちょっと行けば隋陣門。

おう・・・ここが一番の急所じゃないですか。

ふぅぅ。大変ですけど3〜5分くらいの頑張りです。

上りきると太平山神社。おお、立派な神社だ。

太平山神社 寺・神社・教会

手を清めて、御神石をなでなでしてから、

お参る。

あら、大黒様。

どうやら沢山の神様が祀られているようです。
もともとここで祀られていた神様は奥宮にお引っ越ししたんですって。奥宮までも5分くらいのようですが、今日は奥宮も山頂もやめておきます。

ここにも展望台がありました。こちらは栃木の町の方向なので、建物がびっしり。ちょっと登っただけにしては景色がいいねぇ。

隋陣門から、今度はあじさい坂を下ります。
その名のとおり、ずーっと両側が紫陽花の小路なんですね。そりゃ名所にもなりますわな。

お花の盛りはたいそうキレイでしたでしょうね。

坂にそって流れている水音がするのもいいなぁ。（キノコはえてる）

日陰になっているあたりは、まだだいぶ咲いていますよ。

紫陽花って、リトマス試験紙みたいに酸性かアルカリ性かで色が変わると思っていたのですが、なんだかここのはカラフルですねぇ。

何性なのよ？

これも紫陽花？

これも？
ちょっと変わりダネですな。

六角堂もちらっと見て、最寄りの国学院前バス停から栃木駅行きのバスに乗りました。

連祥院六角堂 名所・史跡

12分で栃木駅に到着（230円）。
バスは観光エリアの中心部も通るので、そこで降りてもよかったのですが、

栃木駅 駅

今回はちゃんと駅の観光案内所で王道のルートを聞いてから周ろうかと。以前、栃木へきたときには、あしかがフラワーパークの帰りに思いついて寄ってざっと散歩しただけだったので。

・・・・（ただいま12:18）。


まぁいい。今回も適当に周るか。
※まちなかにも観光案内所はあります。

まずは巴波川ぞいに。

巴波川 自然・景勝地

あ、干瓢だ。でかいな！

以前きたときにはなかった、素敵な灯りがつけられていました。夜には点灯するんですってー。

栃木、なかなかいい町だと思うのですが、混んでいないのでのんびり散歩できます。（私は人混みがきらいなので、同じ小江戸でも川越とかだとキーッってなりますが）

塚田歴史伝説館 美術館・博物館

江戸のころ、栃木は瓦製造も盛んだったんですって。

いい雰囲気ですなぁ。

横山郷土館 美術館・博物館

旧栃木町役場。
たしか前にきたときは市役所別館になってたと思いますけれど、なんか東武デパートと一緒に新しいビルに入っちゃったみたい。東武もかわいかったのになぁ。

栃木市役所別館 名所・史跡

人がいなくやっちゃっても、鯉はそのままなのね。
ご飯貰えてますかー。だいじょぶですかー。

お。これは前は気付かなかった。栃木高校の入口に洋館。

以前はこなかった例幣使街道に足をのばしてみました。このあたりは、栃木県内ではじめて重要伝統的建造物群保存地区に指定されたんですって。

日光例幣使街道 名所・史跡

古い建物を利用した小洒落たお店もちらほら。写真右手前のお店は、ワッフル屋さんですよ。

とはいえ、観光色はあまり強くなく、あくまで生活密着って感じです。
薬屋さんになにやら奇妙なキャラクターが・・・・あれはもしかしてドラ・・・きゃーーー。

消防車のいる無料の休憩所と、

火消し展示。無料で覗けるのはよし。

栃木ってすごくよい町だと思うんです。観光化しすぎてない古い建物がたくさんあって、駅から観光エリアが近いし、広すぎず狭すぎずだし。JRでも私鉄でも都区内から１時間くらいでアクセスできるし。

でもですね、私のような貧乏ぶらりの気持ちとしては有料のところがよくわかんないけど入ってみるには高いんです！
ここは武家屋敷の岡田記念館、800円。入ってみれば高くないのかもしれないけれど、ちょっと寄ってみるにはお高くないですか？

岡田記念館 美術館・博物館

というわけで、今回も有料施設にいっさい入らぬわたくしです。町並みだけでも充分見ごたえありますしね。
どうなのかなぁ、全部入らせちゃうくらいの値段にしちゃえば、逆にみんなお金を落として行く気がするけどなぁ。

ここはなにかな？煙突があるからなにかの工場でしょうか。

就業中は面会できませんよ！

お。またまた立派な。
油伝味噌ですって。お店なのかな？

ちょっと覗いてみます。

おお。とっても広いお店だったみたいです。

商品が並んでいた入口から入ってみると、飲食店のようでした。こちらでなにか頂けるのですか？と聞いてみたら、味噌田楽やコーヒーなどの飲み物があるそうです。

暑いけど頼んでみました、田楽の盛り合わせ（530円）。
それぞれ違うお味噌もおいしいしボリュームもあって食べごたえがあるし、こんな雰囲気のよいお店でのんびり食べられるのでお安いです。おいしかった！

すてきなお店で休憩したあとは、またぶらぶら戻ります。

今度は蔵の町大通りを。ほら、交番もこのクォリティですよ。

都心から近い、こんなに素敵な町がこんなに空いていていいのでしょうかー。前に来た時はＧＷでしたけどやはり空いてた。

蔵の町観光館。こちらは観光案内のほか、ちょっと覗ける蔵があったり、オミヤゲモノがあったり。でも土産物売り場は週末だけの営業になっちゃったみたいです。やはりあまり観光客が・・・

とちぎ蔵の街観光館 名所・史跡

暑いので、ちょっと観光館の日陰に入らせていただいて休憩。
この時点で、ペットボトル３本目の水をガブ飲みです。熱中症に気をつけねば！

蔵の美術館。ここも有料なので、やはり入らず・・・だって内容よくわかんないし。

とちぎ蔵の街美術館 美術館・博物館

無料でいい町並みみれるし。

ちゃんと電線も隠してるし、信号なんかも景観にマッチさせていて、いいところだと思うけどなぁ。

あらかわいい。

まだ日も高いけれど、もう暑くてバテバテなのでこのへんで帰ることにします。

いい靴慣らしができました。わたし、栃木けっこう好きだな。また来ちゃうと思う。
このあとちょっと寄り道をして帰りますが、それは別の旅行記にて。