美しきルーマニア・ブルガリア８日間（ブカレスト観光・イヴァノヴァ岩窟教会）

2014/06/16 - 2014/06/23

今日は朝から雨です。この旅行あまりお天気が良くありません。
雨のなかブカレストの市内観光して、いよいよ国境を抜けてブルガリアに入ります。

昼食後世界遺産のイヴァノヴァ岩窟教会に向かいます。山道を登り岩をくり貫いた聖堂には、聖書の内容をストーリーとした１３世紀のフレスコ画がオリジナルで残っています。保存状態もかなりいいです。

今夜のホテルはアルバナシ村にあるヨーロピアンタイプのホテルです。

エリア その他の観光地(ブルガリア)

• 旅行の満足度: 4.5

ブラショフから170km、ブカレストに着きました。雨のなかの観光です。

凱旋門
第一次世界大戦の勝利を記念して造られた。

クレツレスク教会

ルーマニア革命の中心地となった、革命広場そばにある18世紀建造のルーマニア正教会の教会です。
ふたつの尖塔をもつ典型的なルーマニア正教のスタイルです。

小さな教会ですが、入口ポーチの天井にある善と悪を裁く神の姿を描いたフレスコ画は素晴らしいです。

全体に黒っぽい感じがします。

ブカレスト大学図書館前には、カルロ1世の騎馬像があります。

革命広場

旧共産党本部と革命の慰霊碑、1989年12月22日故チャウシェスク大統領が、失脚前の最後の演説を行ったテラスがありました。

この写真では小さくて見えませんが、慰霊塔の上にはペンキで血のようなものが付いています。

国民の館

故チャウシェスク大統領によって建設された巨大な宮殿。部屋数は3,107にのぼり、日本円にして約1,500億円が投じられた。世界中の官庁や宮殿の中では、アメリカのペンタゴンに次ぐ規模を誇る。

余談ですがオリンピックのコマネチもここで結婚式をあげる。
故マイケルジャクソンもここで演説。

大主教教会

ルーマニア正教のヴァチカンと呼ばれていることから分かるように、ルーマニア正教の総本山である。
聖コンスタンティンとヘレンに献堂するため、1654年〜1658年にかけて、ワラキア公シェルバンによって建てられた教会である。
その後まもなく司教座聖堂となり、1925年には大司教座が置かれた。18世紀〜20世紀にかけて、数回にわたり修復されたため、現在見られる姿は、建てられた当時のものとは異なるようだ。

内部には正面に金色に輝くイコノスタシス、王門の右手はキリスト、左手は聖母マリア。

豪華ですね。

体を清める聖水のポリバケツ。

ファサードのフレスコの天井画も素晴らしい。

横の宮殿のような建物はかっては国会議事堂だった。

雨がなかなか止みそうにありません。

ドナウ川に架かる国境の橋を通り、隣のブルガリアに入りました。
丁度明日がこの橋の６０周年記念式典が行われると、絵葉書をもらいました。
明日ならきっと渋滞したことでしょう、ラッキーでした。

ルセで昼食を取りました。もう３時頃になっていたのでお腹が空きました。

ハンバーグのようなもの、量が多いです。

昼食後ルーマニアのガイドさんと運転手さんとお別れして、ブルガリアのガイドさんと交代しました。

ルセで両替しました。

イヴァノヴァ岩窟教会は
ルセンスキー・ロム国定公園内、ルセ市から22km離れたイヴァノヴォ村の近辺にあります。案内板のあるアスファルト道路でアクセスでき、ふもとに駐車場があります。

もう夕方になっていましたが、雨はあがりました。

山道を少し登ると景観がいいところにでてきます。

ただ蚊が多いのでご用心。

野花が沢山咲いていてきれいです。

この旅行中スモークツリーを何度も見ました。日本ではそれほど頻繁には見ませんが。

アザミのようではありますが、名前は分かりません。

隠遁生活をするには、世間から遠く離れたこのような場所になるのでしょうね。

あ、何か窓のようなものが見えてきました。

雨上がりで新緑がきれいです。でも蚊が多い。

入口が見えてきました。

ここは修行僧の調理場。80人〜100人ほどいたとか。

人ひとりやっと通れるほどの入り口。

写真を写す人はカメラ券を買います（2レバ）

岩窟聖堂を最初に造ったのはヨアヒムという修道士で、彼は後にギリシャ正教から分離したブルガリア正教の総主教となります。当時、イヴァノヴォの岩窟聖堂には、一流の画家が招かれ、壁や天井などにフレスコ画を描きました。

１４世紀末になると、オスマン・トルコの侵攻によって修道士たちはイヴァノブォを放棄したため、その後、岩窟聖堂群は荒れるにまかされました。

中でも「聖母教会」の『最後の晩餐』のフレスコ画には、キリストやユダの表情が繊細なタッチで描かれ、ユダがキリストを裏切ったことを後悔する場面、キリストが十字架にかけられ、復活し昇天する場面へとつながって行きます。

地上30ｍのベランダからの眺め。

本来はここが入口だったようです。

天井にはところどころ亀裂があります。そのうち崩壊するかもしれません。
保存していくことが大変ですね。

イヴァノヴォの岩窟教会群は、その壁画の素晴らしさが評価されて、1979年にユネスコの世界遺産に登録された。

この穴は12ヶ月のカレンダーとか。

天井も低いので、そんに大勢は入れません。

受胎告知の絵かな？

新約聖書の「サロメ」の予言者ヨハネの首が切られているところ。

剥げ落ちてる聖人の壁画。

この辺りにはこのような岩窟教会が42ほどまだあるようです。

山道を登って来たけど、素晴らしい壁画を見られて良かったです。

戻りは別な道を下ります。この方が近道です。こんな山道、雨が止んでくれてラッキーでした。

駐車場の下から上を見上げるとテラスの部分が見えます。

今夜のホテルはイヴァノヴァから80kmほどにあるアルバナシ村にあるリゾートホテルです。
”ARBANASSI PALACE”

折角の眺めも靄のため何も見えません。

部屋のタイプはさまざまで、ダブルが多いとガイドさんは言ってましたが、ツウインの部屋でした。

とても広くて素敵でした。

バスタブもドライヤーも付いていました。

部屋のテラスはパーティでもできるような広さでしたが、なんせ雨で景色も見えません。

暗くなると村の夜景が見えました。

今回の旅行では、野菜が多いのでありがたいです。

魚のフライ、魚は何だったかな？

デザートも美味しくいただきました。

明日のお天気はどうかな？

この旅行記へのコメント （2）

• 蔦之丞さん 2014/07/02 14:27:34

  雨のブカレスト

  観光もせっかくの雨では半減しますが
  雨のブカレストの画像はシットリと綺麗ですね〜！
  画像を楽しむには綺麗な印象で良かったです
  続編を楽しみにしております。
  　　　　　　蔦之丞

  ミモザさん からの返信 2014/07/04 09:18:23

  RE: 雨のブカレスト

  蔦之丞さんおはようございます。
  
  いつも投票ありがとうございます。
  
  お天気は良いに越したことありませんね。
  今回の旅行は全体的に雨でした。
  
  こればかりはどうしようもありません。
  まだ旅行記続きますので、宜しくお願いします。
  
  
  　　　　　　　　　　　　　　ミモザ