新春・京都で町屋ステイ～好きなお寺をまったり散策～

2014/01/10 - 2014/01/12

松が取れる少し前の京都に行ってきました。

宿泊先以外はノープランだったので、この際行ってみたかったお寺をじっくり周ることにしました。

【訪問先】
1/10(金)東寺　《宿泊先》葵・新町（町屋）
1/11(土)龍安寺、仁和寺　《宿泊先》京都ブライトンホテル
1/12(日)西芳寺（苔寺）

【交通手段】
　のぞみ（東京駅⇔京都駅）

エリア 二条・烏丸・河原町(京都)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

京都駅に到着。
お昼は、京都駅ビルの「京都拉麺小路」で。

以前スーパーで売ってたラーメンが美味しかったので、【ますたに】に入りました。
中華そば（並）650円。

京都拉麺小路 グルメ・レストラン

京都に来たはいいものの、ノープラン。
ラーメンを食べながら考えた末、京都駅に近くて、いつでも行けると思って行く機会がなかった【東寺】に決定。

綺麗な青空、いいお天気。
ゆえに逆光。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

五重塔。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

夏のような青空です。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

金堂で薬師如来、日光菩薩、月光菩薩などを拝観していたら、お寺の方に「こっちこっち！　早くしないと行っちゃうよ！」と呼ばれました。
外に出たところ、後七日御修法（ごしちにちみしほ）という行事を垣間見ることができました。
真言宗最高の行事で、各派が一堂に集まって祈りを捧げるそうです。

赤い傘の下にいるのが、長谷寺の高僧で、今年はこの方が大事な役を務められるとのことでした。

厳かな雰囲気が漂ってきます。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

ご進行を見送ったあとは、境内をゆっくり見て回りました。

お正月らしい赤い実。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

東寺の隣には、進学校かつスポーツ強豪校として有名な洛南中・高校があります。
体育の授業中なのか、境内をジャージ来た生徒が走ってました。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

京都駅に戻って、「近鉄名店街」にある【マールブランシュカフェ】でティータイム。

「名物　お抹茶フォンダンショコラ　生茶の菓」をいただきました。（930円）
フォンダンショコラはとても濃いので、この大きさで充分でした。
生クリームと柚子のソース、どちらも合います。

紅茶は南部鉄器のポットで。

マールブランシュ 八条口店 グルメ・レストラン

今日の宿はこちら。
「葵 KYOTO STAY」が運営する町屋【葵・新町】。

葵 KYOTO STAYは京都に町屋を6軒展開しています。
この「葵・新町」は住宅街にある町屋。

一軒家＋蔵。

通されたリビング。

中で待っていた担当さんから、宿泊時の注意事項（鍵の掛け方やチェックアウト方法）など説明を聞いたあとは、早速建物の中を探検します。

リビングの隣の部屋と、隣の隣の部屋。

二人で泊まるので、すでに持て余しそうです。

床の間になっています。
椅子は4脚あり。

ここで女子会したい！

ガラス戸を開けて、隣の蔵に向かいます。

その前にお風呂をチェック！

清潔で、木の香りが気持ちいい。

ぴちょん･･･ぴちょん･･･と水滴が音を立てます。

蔵へ。

蔵は綺麗にリノベーションされています。
そこかしこに、品の良い置物が並びます。

オーナーさんが集めて来たもののようです。

アンティークの食器棚。

光の使い方、雰囲気あります。

なんと蔵には、簡易キッチン＆冷蔵庫、ダイニングテーブルのセットがありました。
普通に暮らせそうです。

2階もあります。

蔵を蔵として使っていた頃の面影もみられます。

暖房が入っていて、ポカポカです。

オシャレ空間。

一体どこで過ごせばいいのかと思うくらい、居心地のよさそうなソファやカウチがあちこちに用意されています。

この置物が気に入りました。

こんな素敵な町屋に2人で泊まるなんて勿体ない。
ぜひ何人かの女友達と一緒に泊まって、どこかで買って来た夕食をつまみ、ゆっくりお酒を飲みながら、遅くまで会話を楽しみたい。

薄そうなガラス窓や障子、お高そうな調度品がそこかしこにあるので、小さなお子さんのいる家族連れだと、逆にハラハラドキドキで気が休まりませんね。

蔵から母屋を振り返って。

充実した一晩でした。

2日目は【龍安寺】へ。

龍安寺 寺・神社・教会

石庭、初めて見ました。

龍安寺 寺・神社・教会

これのことを「つくばい」と言うそうです。

吾唯知足――われ、ただ足るを知る。

龍安寺 寺・神社・教会

お昼は、境内の中にある【西源院】でいただきます。

西源院 グルメ・レストラン

湯豆腐。

この料理の美味しさに気付いたのはつい最近です。
家で作るときは重層を入れてトロトロにするのが好きです。

赤司くん（※黒バス）の好物ということにもなってます。高校生らしからぬ好物･･･。

西源院 グルメ・レストラン

お庭を見ながらいただけます。

西源院 グルメ・レストラン

この時期は赤い実が多いね。

西源院 グルメ・レストラン

池に青空が写り込む。

龍安寺 寺・神社・教会

あひるがお昼寝中。

龍安寺 寺・神社・教会

龍安寺をあとにして、次は【仁和寺】へ。

仁和寺 寺・神社・教会

仁和寺といえば、教科書に載っていた徒然草の「仁和寺にある法師」。

仁和寺 寺・神社・教会

そして、「遙かなる時空の中で」。
花とゆめで読んでました。
原作は乙女ゲーです（笑）

仁和寺 寺・神社・教会

それに出てくる永泉さまが、帝の弟で、宮中の争いに巻き込まれた末に出家し、仁和寺で静かに暮らしているので「御室の皇子様」と呼ばれている･･･という設定だった気がします。

結局、連載の途中に花ゆめを卒業してしばらく漫画から離れてしまったので、最終回がどうなったのか、今さら気になり出す･･･。

仁和寺 寺・神社・教会

しかし仁和寺は遙かではなく「僕の初恋をキミに捧ぐ」推しでした。
御朱印所などに作者さんのイラストが飾られています。

前述のとおり花ゆめ派だったので、少コミのことはよく分からず･･･。

仁和寺 寺・神社・教会

永泉さまが歩いたと思うと、感慨深い。（※妄想）

仁和寺 寺・神社・教会

門跡寺院という印象が強くて、いちいち立派に見えます。

仁和寺 寺・神社・教会

この日も青空に恵まれました。

仁和寺 寺・神社・教会

風格があります。

仁和寺 寺・神社・教会

東寺、仁和寺でゆっくり過ごして、今晩の宿は【京都ブライトンホテル】。
こちらも住宅街の中にあります。

建物の中央は吹き抜けになっています。

京都ブライトンホテル 宿・ホテル

ホールには正月飾り。

干支の置物がいつくか隠されているとのことで、小さい子にも好評。
私も一緒になって探しました（笑）

京都ブライトンホテル 宿・ホテル

とても居心地のいいホテルでした。

朝食にいただいた小豆粥がとっても美味しかった！

京都ブライトンホテル 宿・ホテル

最終日は【西芳寺】へ。
【苔寺】の名前でも有名です。

西芳寺（苔寺） 寺・神社・教会

苔の庭を見るには、予約が必要です。

西芳寺 苔の庭 公園・植物園

写経ありと聞いて楽しみにしていましたが、札に願いごとを書くだけでした。
久々に書道っぽいことをしたかったので、ちょっとがっかり。
悪筆な相方は大喜び。

その後、苔の庭の見学が始まります。
今回は30人くらいの方と一緒に周りました。

西芳寺 苔の庭 公園・植物園

冬なので心配しましたが、ちゃんと緑色してます。

西芳寺 苔の庭 公園・植物園

夏場はもっと青々としているのでしょうか。

西芳寺 苔の庭 公園・植物園

苔にもいろいろな種類があるそうです。

西芳寺 苔の庭 公園・植物園

ふかふかの絨毯のよう。


今回の京都は欲張りすぎない行程で、行きたかった場所でじっくり、そこに流れる時間に身を任せていました。
たまにはこんな旅もいいですね。

西芳寺 苔の庭 公園・植物園