５月中欧の旅　③オーストリア　ウイーンの森　ハイリゲンクロイツ修道院　マイヤーリンク

2014/05/13 - 2014/05/21

午後２時半、遅めの昼食をすませウイーンの森（南部）観光へ。

ハイリゲンクロイツ　Heiligenkreuz
今日は修道士たちが作業で外に出ているので内部見学できますよ、現地ガイドさん一押しの修道院だそうで楽しみです。


マイヤーリンク　Mayerling
1989年に、ハプスブルク家のルドルフ皇太子と男爵令嬢マリア・ヴェッツェラが心中した皇太子の狩りの館が、今は修道院となっています。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

時系列ではありませんがハイリゲンクロイツ修道院（表紙）の集会室から・・

ここはオーストリアにとっても重要な墓所です。

オーストリア最古の支配者であったバーベンベルグ家の４人の当主が埋葬されています。

辺境伯レオポルト４世
公爵レオポルト５世
公爵フリードリッヒ１世
公爵フリードリッヒ２世好戦公

（中央）公爵フリードリッヒ２世だけが床上の大きな石棺に眠っています。

理由は彼が積極的に修道院を支援したからです。

１２４６年フリードリッヒ２世の死でバーベンベルグ家は断絶しました。

集会室入り口アーチ。

ハイリゲンクロイツ修道院はシトー派修道院としては世界最古もの。1133年に設立されました。

エントランスのペスト記念塔と樹齢３００年の鈴掛の木。

屋根の上細部まで細かい模様が描かれています。

１６８３年のオスマントルコ軍の包囲で修道院も破壊されましたが中央黒い部分は破壊を免れた部分。

門は閉じられています。

三位一体の入口から入場しました。

入ったところ､天井部分。

中世の素朴な回廊。

回廊を飾るステンドグラス。

日本人にはしっくりくるのでは？

良いですね。

修道院の中庭からさっきの回廊を見る。

左手には・・

明らかにあとで増築されたものでしょう、丸い建物が・・

上の画像の建物はステンドグラスで囲まれ

中央に噴水があります。

ここは集会室に続く何の装飾もない空間です。修道士たちの作業場です。

シトー修道会は刷新的で活力にあふれたベネディクト修道院の改革運動から生まれた一派です。

簡素を旨として､朝５時１５分の祈りに始まり夜８時１５分まで７回の祈りを神に捧げ、夜は沈黙の行をします。

シトー修道会は今日にいたるまで農業と林業で生計を立てているそうです。
ここででワイン作りも行っていたそうです。

ワイン樽の蓋だったのでしょうか？作業所の壁にありました。

教会堂に入る前には

棺の間、装飾は骸骨。

教会堂は１９世紀の終わりにバロック洋式からネオゴシック様式に作り替えられました。

１１８８年に公爵レオポルト５世がキリストの磔刑に用いられた十字架の聖遺物を修道院に寄贈しました。それが保管されているところから、ここはハイリゲンクロイツと呼ばれるようになりました。

これらの彫刻はヴェニス出身のバロック芸術家ジョバンニ・ジュリアーニの手によるものです。

彼は妻の死後、僧院で生活をしながら仕事を続けました。しかし彼は修道士ではありません。

ハイリゲンクロイツ修道院から車で１０分。

マイヤーリンクの駐車場に着きました。

元はハプスブルグ家の狩りのための館だったところに修道院が併設されました。

入口左の彫像。

正面祭壇中央。

正面祭壇左。

ブルーのステンドグラスも良いですね。

教会から通路を通って・・

資料館が併設されていました。

リビングの妻源。

この旅行記へのコメント （1）

• tadさん 2014/06/21 07:55:56

  ハイリゲンクロイツ

  おはようございます。
  
  懐かしいですね。ここは１９９２年の訪問でした。そういえば、あの時はウィーンで観光バスを申し込んで乗り込んだのでした。参加者が数カ国からでしたが、ガイドがあなたはどこからと聞いてきて、英語、ドイツ語、プラスさらにヨーロッパのいくつかが加わって、やってくれたので驚いたのを覚えています。ここは、電車等で移動するのは大変だったからだと思います。