2014/05/19 - 2014/05/19
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ちびのぱぱさん
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小樽に行きました……
桜は八重が満開を迎え、新緑が一瞬にして萌え出る季節。
ついでに、これからホットスポットになるであろう余市ニッカウヰスキー工場も。
竹鶴マッサンの銅像が光ってました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
お昼……「夢二亭」。
小樽市街、国道5号線から少し天狗山方面に入った入舟町にあります。
現在は洋風レストランになっていますが、小樽市指定歴史的建造物。 -
お店のホームページから;
「この建物は、小樽有数の回漕店を営む塩田安蔵の別邸でした。(中略)五〇〇円で小さな家が建つ時代、三万五千円余(現在の金額でおよそ七億五千万円)の建築費がかかったという当建物。当時いかに豪奢な建物だったかがわかります。」
ほほう、たいそうなお大尽だったんですな。 -
回漕業とはなんだろうと思って調べたら、海運業と倉庫業の間を取り持って荷物を動かす業者のようですが……
さらにホームページには
「二代目安蔵は昭和初期に小樽〜樺太間に豪華な貨客船を就航させます。千六百トンを誇るその豪華客船の名は「永保丸」。
客室は一流料理屋顔負けの豪華さで、畳は勿論、障子から飾りまで料理屋造り。樺太までの長い船旅で退屈な思いをさせないよう部屋でも酒も飲めるという趣向をこらしたものでした。当時の樺太航路には数十隻の船が通っていましたが『永保丸』だけはいつも満員だったといいます。」
回漕業から海運業にも業態を広げましたか。
「永保丸」という名の豪華客船をひっさげて……。
当時の小樽の御大尽たちは、競って乗ったのでしょうか。
幻の竜宮城を造った男の話を思い出しました。
オタモイ海岸の断崖上にあったそうで、加藤さんという人が作ったテーマパークの走りのようなものです。
塩田邸は明治ですが、こちらは昭和に入ってからで、太平洋戦争という暗い影によって吹き消され、戦後に出火して灰燼に帰しました。 -
小樽は北のウォール街と呼ばれて、札幌に先駆けて大いに発展しましたから、こういう大店が雨後の竹の子のように興隆したのでしょう。
日銀はもとより、日本中のほとんどの銀行が支店を出したと言います。 -
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ハンバーグステーキランチ 820円。
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店内は、ビジネスマンや普段着姿の人などが席を埋め、感じの良い接客を受けておりました。
ハンバーグステーキに添えられていたタマネギは、丸ごとオーブンで焼いたものだろうか、驚くほどの甘みが出ています。
接客の若い女性に尋ねてみると、厨房に訊きに行ってくれました。
「佐賀県産の新タマネギだそうです。」
そう、上気した顔で教えてくれたのですが、ちょっと恥ずかしそうな仕草に好感を覚えました。 -
春の特別メニュー、さくらのパンナコッタ。
一日10個限定。
まだあるのかな。
「まだあります。」
「じゃ、いただきます。」 -
桜の香りに、あんこが添えられて、
「さくらもち……の雰囲気。」と妻。
「え〜っ!もっと他に表現がないかな。」
私も一口。
「うん、さくらもち……か。」
とても上品な味でおすすめです。 -
近くに入船市場という店舗の集合施設があります。
ちょっと覗いてみると…… -
小樽には、この手の施設が要所要所にあって、独自の商品展開をしています。
たぶん、地元の人が主に利用するので、しつこくされません。 -
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4月26日から10月いっぱいまでやっている運河クルーズ
いつの間に、こういうサービス始めたのだろう……。
ひとり1200円か
悪くない発想だけど、高いな……。
「一人200円だね。」
とは、妻の弁ですが、それではちょっと渋すぎないか。
40分ほどかけて運河を巡るようで、それなりの値段といえば言えなくもない。 -
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テラスで日の光を浴びながら、上面発酵の小樽ビール、いいなあ。
「ビールやっちゃってるの?」
「さあ、ここからじゃ見えないね。」 -
す〜っとカモメが飛んできた。
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運河のカモメは、画家のおじさんと顔なじみのようで、おじさんのすぐそばにとまる。
おじさんは、創作に集中しているから、カモメなど眼中になく。
カモメは手持ちぶさたで、おじさんの前を行ったり来たり。
それでも、おじさんは無視。 -
「ちぇっ、いつものパンくず、くれないのかよ。」
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ホテルヴィブラント小樽
歩道に取り付けられたプリズムからのスペクトル。
ここも、かつての銀行だった建物。
この辺りから伸びる色内大通(いろないおおどおり)が、北のウォール街と呼ばれたのです。 -
北のウォール街をあるくと……
旧三井銀行
数々の歴史的建造物を訪ねて歩くのもまた楽しい。
少し歩くと中央通りがあって、旧日本銀行小樽支店の重厚な建物もあります。
日銀小樽支店は辰野金吾氏の設計で、彼の作品は東京駅、日銀本店、奈良ホテル、門司にもなんかあったなあ。 -
で、この三井銀行は辰野さんと親しい曽禰達蔵さんによる。
ごっついのは、関東大震災を教訓に耐震強度を強めたかららしい。
建築物に興味のある人は、小樽の街全体が展示会場のようだから、三日くらいかけて歩き回っても良いのではないか。
わたしたちは、タイムズの20分100円の駐車場に駐めてあるから、そんなにまわれない。 -
突然ですが、スペースシャトル。
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ちょっと寄ると、なぜか温泉マークが?
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もうちょっと寄ると、エンデバーって書いてあるような……。
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余市川温泉です。
本当は、少し小樽よりの海岸にある鶴亀温泉に行こうと思っていたのだけれど、定休日だったんですな。
そうとうにテンションが下がりましたが、気を取り直して近くの温泉を探してここまで来ました。 -
余市といえば、毛利衛さんですが、それにしても「宇宙の湯」とは大胆にして壮大な。
料金、大人一人420円の銭湯価格です。
貴重品入れのロッカーが半数くらいは壊れていましたが、無事に鍵をかけて浴室へ。
服を脱いでロッカーのキーを手首に巻こうとすると、バンドが切れていました。
しょうがないから、ずっと手に持っていましたが、こういうのを北海道弁で「あずましくない」といいます。
「そうだ。」
お風呂に入っている内に、良いことを思いつきました。あの屋根の上の見事なスペースシャトルの謂われについて、受付のおばさんに聞いてみよう!
風呂上がりにいそいそと受付で
「あの〜、あれっ?」
受付には若い女性が座っています。後にも引けず尋ねてみると、
「わたし、入ったばかりのアルバイトなので……、聞いてきましょうか?」
「いえ、そのようなご迷惑は。」
妻が出てくるまで二階の休憩室で待っていると、賑やかな男性が仕入れの食材を持って上がってきました。
「あ〜、あれは札幌の業者に頼んで作ってもらいました。毛利さんのお父さんがもともとここで銭湯を営んでいたんです。」
「へえ〜、銭湯を?」
「そうなんです。でもって、ぼくの親父が引き継いで、あの、毛利さんのお父さんというのが地質学者で、このあたり掘ったら温泉がでるぞって。」
なるほど、それで温泉が出たというわけですか。
二十年前に毛利さんが日本人初の宇宙飛行士なったときにここも宇宙の湯になったのか。 -
温泉の先代は、今の社長が二十歳そこそこの時になくなって、やむなく引き継いだのだそうです。
「でも、今年はなんと言ってもニッカウヰスキーでしょ。」
「そうですよね。」
ということで、思い立って10年ぶりくらいに寄ります。 -
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場内には、ウイスキーになる前のウォッシュの甘酸っぱい香りが立ちこめています。
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創業当時の社屋
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おしゃれな洋館。
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竹鶴氏の愛妻リタのお家でした。
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そしてマッさんです。
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リタ愛用のティーセット。
これで、ハイティーをたしなんでいたと言います。 -
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手前が10年もの、奥が17年もの。
比べれば…… -
飲みたくなるというのが人情
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竹鶴政孝と愛妻リタの物語が9月から始まるという、NHKのドラマに思いをはせました。
ドラマの名は「マッサン」だそうです。
今の内に押さえておくのはいかがでしょう。
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この旅行記へのコメント (2)
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- わんぱく大将さん 2014/05/24 09:45:21
- まっさん
- ちびのぱぱさん
お久しぶりでした。 お帰りなさいでしょうか?
北海道で銭湯というのは珍しいのでは?(まあ、温泉というか、公共の風呂?) 夏場はいいですが、冬場、タオルが凍りそうです、 まあ、旭川ではないか?
私も昨年夏に日本に帰った時に竹原にいきました。 実は余市のニッカも
随分前に訪問しております。 ついでにスコットランドの蒸留所も。
かもめの目は何度みても怖〜い!
大将
- ちびのぱぱさん からの返信 2014/05/24 16:01:27
- RE: まっさん
- 大将さん
ご無沙汰しております。
以前にアビラで一泊したときに、祭に巻き込まれてひどい目に遭いました(笑)。
「フィエスタ、フィエスタ!」って、ほんとにスペインの祭ははじけますね。
NHKは衛星放送でテレビ小説が見られるのでしょうか。
ふだんは見ないのですが、9月からの「マッさん」は見ようと思っています。
北海道の道東道北の露天風呂は、冬場は頭がパリパリに凍りますよね。
それがまたたまらないんです。
ちびぱぱ
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