地中海諸国旅行記４（メクネスのメディナをお散歩）

2014/04/25 - 2014/05/06

ヴォルビス遺跡から戻ってきてからの旅行記の続きです。

午前9時半に遺跡からメクネス市内へと戻ってきました。その足で少し遠くに見えるメクネスの旧市街まで歩いていくことにしました。

世界遺産に指定されているメクネスの旧市街なのですが、規模が少し小さいせいか日本人観光客の姿は全然目にしませんでした。欧米人観光客はそれなりにたくさんいたのですが…。

メクネスの旧市街（メディナ）を適度に散歩した後、ホテルへ戻って荷物を受け取り、列車でフェズへと向かうのでした。

（続く）

エリア フェズ(モロッコ)

午前9時過ぎヴォルビス遺跡からタクシーでメクネス市内へと戻ってきました。

新市街で降ろされましたので、

歩いてそのまま世界遺産に登録されている旧市街までいくことにしました。

ちょっと見にくいですが、

旧市街入り口から撮ったメディナの様子。

旧市街は道の両サイドにお店がたくさん並んでいました。

新市街から歩いてきて、

最初にララ・アウダ広場という場所にたどり着きました。

何もないだだっ広い広場でした。

観光客用の馬車なんかも待機してましたが、

需要が無さそうな感じでした。

朝が早かったからかもしれませんが…。

今は道になっているのですが、

昔は馬車が行き来きしてたんでしょうね〜〜。

この門の先が王宮になります。

少し歩き疲れていたのに加え、

時間もなかったので、

王宮にはよう行きませんでした。

お偉い方の様です。

多分国王!?

モロッコの国旗。

この先へ行くと、キリスト教徒の地下牢、クベット・エル・キャティンがありました。

この二つの場所は共通チケットになってまして、

10ＤＨ（120円位）でした。

こちらはクベット・エル・キャティンです。

こちらも世界遺産の一部です。

地球の歩き方によると、

この場所はお偉い方が外国の大使と接見したり、

様々な儀式の観覧席として使用されていた場所らしいです。

静かでいい場所でした。

場所の説明はアラビア語とフランス語でされているようです。

どちらも当然ながら理解できず…。

写真を撮っただけです。

この広場の下がキリスト教徒の地下牢になっています。

クベット・エル・キャティンすぐ横の建物の階段を下に降りると…。

湿気っぽくて、

若干涼しい空間が広がってました。

ここはキリスト教徒弾圧のために造られた地下牢との事です。

当時4万人もの囚人が鎖につながれていたらしいです。

マンスール門。

1732年に作られた門らしいです。

このマンスール門の前にエディム広場が広がっていました。

結構広い広場でした。

旧社会主義国家にはこういった広場がたくさんあるのを良く見ますが、

イスラム圏で広場がこういう類のだだっ広い広場があるのは珍しいかもしれません。

広場にはオープンカフェなんかもありました。

グランモスクを目指して歩いていたのですが、

どうやら反対の方向へ来ていたようです。

早朝の遺跡巡りで疲れたので、

時間が無いと思いながらも

カフェで一休み。

コカコーラの取っ手。

結構持ちやすいような気がします。

家へのお土産物にこの取っ手を欲しくなり

メディナ内を探しましたが、

見つかりませんでした。

左が生ミントの葉っぱがたくさん入っているミントティー。

右側が珈琲です。

12、3年前チュニジアへ行った時に初めてミントティーを飲んだのですが、

その時と変わらず…。

ブレない美味しさでした！

右側の珈琲の味もなかなかのもんでした！

ズボンのポケットからお金が顔を出していたらしく、

「スリが居るから気を付けないといけないよ」

って注意されました。

普通の人は優しい人が多いです。

モロッコは人と相手にするのは相当大変と聞いていたのですが、

ここまでに出会った人は親切な人が多く少々意外でした。

発展途上国で良く見る体重計。

最近の体重計は大分進化しているようで…。

最新式は体重計に加え、

身長もセンサーを利用して計測できるようです。

体重計は日本より進んでるような気がします。

この体重計、モロッコに1週間近く居たのですが、

2回ほど計測している人を見ました。

こんな最新式の体重計を導入して、

何回乗ったら元が取り返せるのか…。

リースなんかな!?

と考えてしまいました。

うちの家にも一台欲しくなりました。

さて、メディナの中へ。

入り口付近は結構にぎわっていましたが…

先に進むと閑散としているような感じでした。

「世界で一番有名な動物」

だと私は思ってます（笑）

壁に色が塗られていて、

良い感じでした。

屋上から旧市街を一望できるよ〜〜。

という呼び込みに誘われ、

10ＤＨを支払い中に入りました。

屋上だけではなく、

吹き抜けもなかなかきれいでした。

屋上へ上がると…。

確かにグランモスクを含め、

メディナを一望する事が出来ました。

真ん中に伸びる灰色の屋根の下が商店街のようになっています。

空もきれいでした。

アラビア文字!?

再び広場に戻ってきました。

同じ道を通り…。

1国1マクドということで…。

マクドナルドへ来てみました。

アップルパイみたいなものある!?

って聞いたら、

マネージャーらしき人が、

以前クウェートで働いていた時、

そういうものがあったけど、

ここには無いよ。

って言われました。

マクドでパーティー。

海外では時々見ますね。

こういうほのぼのした風景を。

ご当地バーガーを注文してみました。

何バーガーかは忘れたのですが、

バンズが四角で、非常に大きなハンバーガーでした。

チョコレートブラウニーと共に…。

全部で1000円近くなりました。

モロッコでタジン料理をお腹一杯食べても300円程度。

そう考えると、モロッコのマクドは決して安くないように思います。

毎日マクドに通ったら、

相当な出費になりマクド破産しそうです。

ホテルで荷物を受け取り、

メクネスの駅へ向かいました。

このオッチャンに会う前に、

一人の男性が話しかけてきました。

「モロッコに来て何日？」「モロッコはどう？」という具合に、

普通に会話をしていたのですが、

ある時から「フェズには俺の知り合いがいて、

英語・スペイン語に加えて日本語も話せるのが居るんだ」

ってお決まりのパターン。

この流れは…。

予想通り、フェズでのガイド紹介業の方でした。

この夫婦が来て座ったら、

サッとどこかへ行ってしまいました。

この夫婦は良い方たちです。

日本から持参した飴ちゃんを2個づつあげました。

メクネスからフェズまで30分位。

列車の中でも…。

コンパートメントに1人の男が入ってきて…。

荷物を何も持たず入ってきて話し出したので、

最初から怪しいと規制線を張りながら、

ちょっとかまってみることにしました。

最初はやっぱり…。

「どこから来たの!?」「何日居るの!?」など普通の会話。

地球の歩き方の情報では「日本にいとこが住んでて…」

っていう話をしてきて、親しくなったところで、

お土産屋に連れて行かれて高い土産を買わされるという実害が出てるようです。

「その手のもんかな〜〜」って思ったら、

やっぱり話が変わってきて…

「うちの知り合いが日本に…」って話し出して…。

最後のオチはわかっていたので、

更にかまってみると、

やっぱりその業界の方だったようですので、

隣のコンパートメントに移りました。

隣のコンパートメントには男性が一人。

現在イギリス在住のモロッコ人でした。

彼にはフェズに行って別れるまで、

親切にしてもらいました。

30分後、無事フェズに到着。

この旅行記へのコメント （2）

• ムロろ～んさん 2014/06/01 22:35:32

  地元の方と触れ合うのも難しいですねぇ〜。

  SATORUさん
  
  こんばんは、ムロろ〜んです。
  モロッコの旅行記を拝見しました。
  タクシー、無事に２時間で交渉できて良かったですね。
  交渉って面倒くさいですけれど、楽しめるくらいでないとと思いますよね。
  私も中国留学時代に中国語でお土産屋さんの店員さんと値段交渉をした思い出がありますよ。たった一品の携帯電話にひっかける飾りもので！
  それがほかの国を旅した時の力になっているような感じがしました。
  
  スリには気をつけるようにと助言して下さった良い人にも巡り合えるかと思えば、商売がらみで関わってくる人もいれば、色々といるものですね。
  このような方がいたら用心しとこっとこの旅行記読んでとても参考になりました。
  
  いつ自分が遭うか、ちょっとドキッとしますし、ちょっと楽しみでもあります。
  
  
  ムロろ〜ん(-人-)
  

  SATORUさん からの返信 2014/06/02 08:22:05

  RE: 地元の方と触れ合うのも難しいですねぇ〜。

  ムロろ〜んさん
  
  おはようございます。
  先日は色々と大阪でのオフ会を設定して頂きまして、
  有難うございました。
  ムロろ〜んさんからメールを頂いていたにも関わらず、
  返信をしておらず、申し訳なかったです。
  旅行記、楽しく拝見させて頂きました。
  いい機会を提供して下さったおかげで、
  非常に楽しい時間を過ごすことが出来ました。
  改めてお礼申し上げます。
  
  さて、一人旅をしていると、相手が何を考えどういう意図で話しかけてくるのかがわからないので難しいですよね〜〜。それに、値段交渉をするものの、その値段が適正なのかどうか！？そのあたりも難しいところです。本当はガイドを雇うと一番いいのでしょうが、それをしてしまうと現地の人との触れ合うチャンスが減ってしまうような感じもしますし…。行った国の印象は出会う人によって大きく左右されるような気がします。
  
  SATORU