地中海諸国旅行記５（フェズをお散歩）

2014/04/25 - 2014/05/06

4月27日（後半）

12時16分、メクネス発フェズ行の列車に乗りフェズへ向かいました。列車は一つ前の駅から出ていたため、あまり人が乗っていませんでした。色々と列車内ではありましたが、今回は前回の続きです。

イギリス在住モロッコ人に「次の日はティトゥアンへ行くつもり」って伝えると、駅で列車の時刻なんかを駅で聞いてくれました。しかし、結論は「列車で行くよりもバスに乗って行った方が良い」と言われ、彼の言うとおりにすることにしました。

彼はそのままモスクへお祈りに行くと言い、「10分くらいでお祈りが終わるけど、もし良かったらあなたの行きたいホテルまで連れて行ってあげるよ」と言ってくれたけど、彼は次の日イギリスに戻らないといけない事、そしてこの後兄弟、両親の家へ行かないといけないと話していたので、「大丈夫。一人で行けるから…」と言って、お礼を告げホテルへ歩いていきました。

彼からは「タクシーは安いしバスに乗るとスリも多いから、移動するときはタクシーで移動しなさい」と何度も言われました。多分、モロッコ人がそういうのだから、バスはスリが多いんだと思い結局市内を走る公共バスには一度も乗りませんでした。

彼と別れて15分くらい歩き、意中の宿に到着。荷物を置いて、世界遺産に登録されているフェズのメディナへ向かうのでした。今日の旅行記はその辺のお話です。

（続く）

エリア フェズ(モロッコ)

ホテルに荷物を置き、

まずは明日に乗るバスのチケットの手配をしに行きました。

バスはモロッコで有名な会社の一つ、

ＣＴＭ社を利用する事にしました。

主な行き先は…。

フェズ〜ラバト：1日9本
フェズ〜マラケシュ：1日2本
フェズ〜シャウエン〜ティトアン：1日4本
フェズ〜メクネス：1日7本
フェズ〜タンジェ：1日4本

といった感じです。

ホテルからバスターミナルまでタクシーで40円位でした。

メータータクシーでしたので安心して乗れました。

地球の歩き方を見る限り、

シャウエンは非常に魅力的な町ですし、

立ち寄ろうかどうか…。

最後まで迷ったのですが、

結局、どうしても行きたい場所があり、

そちらを優先するため、

その先の世界遺産に登録されているティトアンまで

突っ切ることにしました。

フェズ〜ティトゥアン：100ＤＨ（1200円程度）所要時間：6時間

バスターミナルから世界遺産に登録されている

フェズの旧市街へタクシーで向かいました。

メーターを使ってくれ安心して乗ることが出来ました。

ブー・ジュルード門に到着。

この先がメディナになります。

う〜ん、歩いても何か面白くない…。

観光スレをしているからでしょうか!?

とりあえず、一通り歩くのですが…。

イランのバザールと比較するせいか、

全然刺激が無く…。

コカコーラを運ぶロバ。

誰が教えたのか知らないけど、

歩いていると方々から、

「な・め・し・がわ」と声が掛かりました。

人の名前かな!?

と思ったのですが、

なめし皮の事だったんですね。

特に興味もなかったので、

適当にあしらい終了。

声を掛けてきた2人組。

家のテラスからメディナ内を見ない？

って言われましたが、

多分、メクネスと同じような風景が広がっているっていうことは、

容易に想像する事が出来たので、

お断りしました。

このあたりから、モロッコ国内、

どこのメディナへ行っても同じ風景…。

「世界遺産に登録されているから…。と言って行くのはどうか!?」

と自身の行動に疑問を感じたので、

マラケシュへ行く事をあきらめることにしました。

地中海に近い所らしくオレンジが一杯。

野菜屋さん。

多分、地元の人がここへ買い物に来るんだと思う。

メクネスで見たエスカルゴ屋台で使用されていたのと

同タイプのカタツムリです。

このカタツムリは生きてるバージョンです。

外から。

メディナの外では衣料品を売る屋台が並んでました。

城壁沿いを進んでいくと、

ブー・ジュルート庭園と言うところに着きました。

モロッコに竹!?

タケノコもとれるのかな!?

アフリカ大陸で竹を見るとは思いませんでした。

家族連れが多くて、

ゆっくりとした時間が流れてました。

何かメディナ内を歩くよりもやっぱり自然の中を歩く方が個人的には良い感じです。

花もきれいでしたが…。

池の水はコーヒー牛乳の色でした。

凄く手入れされた木々。

こんだけ揃ってたらきれいですね！

製材所に勤務しているので、

ついついこの真っ直ぐ伸びた木で建築材を取ったら、

良い木が取れるのでは！？

と考えてしまいます。

再び王宮横からメディナへ。

観光客は全くいませんでした。

こちらのメディナは観光客用ではなく、

地元の人々が生活をするメディナだったようです。

地球の歩き方には「迷路のよう…」って書いてあり、

「そんな大げさな」って思い、

中に入ると、本当に迷ってしまい出ることが出来ず、

プチパニックで半泣き状態に…。

ここで生活する子供達に無事救出されました（笑）

「ガイドブックに書いてあることはある程度信用しないと…」

と反省しました。

この日は朝6時から遺跡、メクネスのメディナ、

そしてフェズのメディナと歩きっぱなしでしたので、

タクシーで大型ショッピングモールで買い物をして、

早めにホテルに戻ることにしました。

多分フェズで一番大きなショッピングモールだと思います。

中にはフランス資本のカルフールが入ってました。

この先はいつもの大好きなスーパーマーケット散策です（笑）

生わさびに寿司のがり。

アフリカ大陸のスーパーで寿司のがり…。

まさかモロッコで見るとは思いませんでした。

日本が世界に誇る調味料と言えば…。

そうです！

醤油です。

キッコーマンさん、大健闘です！

さすがカルフールです。

野菜からソーセージ、魚に至るまで豊富な品揃えです。

マンガに出てきそうなチーズ。

量り売りにて。

穴の開き具合が良い感じです。

各種ケーキ類。

1ホール買おうか本気で迷いましたが断念。

ロールケーキ類もおいしそうでした。

フランス資本の会社らしい部分ですね〜〜。

山盛りのフランスパン。

モロッコのパンもやっぱり美味しかったです。

フランスパンも普通の物から押し麦が入ったもの、

ゴマが付いているものなど、

色々な種類のものがありました。

モロッコ風の弁当と言ったところでしょうか！？

パエリアとおかずが入ってました。

250円位。

ここからはカルフールでお買い物した収穫物です。

まずは、大好きなプリンです。

左側が瓶に入っていた一見高級そうなプリンで、

右側が素焼きの陶器に入っていたライスプリンです。

左側のプリンが今まで食べてきた中で一番濃厚なプリンでした。

いや〜、このプリン、美味しかった！

日持ちするなら買いだめしておきたいくらいでした。

右側のライスプディングはシナモンがきいていて、

さっぱりとした味わいでした。

ライスプディングに関してはトルコの方が上手です！

この日の夜はレストランでは食事をとらず

カルフールで買ってきたものをホテルに持ち込み食べました。

まずはサラダ（120円位）

右からクスクスのサラダ、真ん中がビーツを使ったサラダ、

そして、一番左がポテトサラダでした。

クスクスのサラダ＞ポテトサラダ＞ビーツのサラダ

と言ったところでしょうか！？

ビーツのサラダは微妙でしたが、

そのほかのサラダは意外と美味しく頂きました。

クスクスのサラダは美味しかったです。

そして、あとはフランスパンと生ハム、

ゴーダチーズを買い、

パンにはさんで頂きました。

びっくりしたのが、

モロッコはイスラム教の国なのに、

豚肉の生ハムが売っていたことです。

この生ハムも安くて美味しかったです。

確か300円しなかったように思います。

フェズでの宿泊先はホテル・オリンピック。

300ＤＨ（3600円）と中級クラスのホテルでした。

値段交渉をしたのですが、

１ＤＨも下げて貰えず…。

仕方なく宿泊しました。

ホテルには1室1室小さいながらもバルコニーがついていました。

宿の前にひっそりと酒屋があって、

ビールを買おうと思ったのですが値段が高く、

宿に戻ってから店主に「ビールっていくらくらいするの？」

って聞くと、露骨に嫌な顔をされ「知らん！」と言われました。

お酒を飲まないイスラム教の国では、

愚問だったのかもしれません。

ホテルのバルコニーからの写真

この旅行記へのコメント （2）

• カスピ海さん 2014/05/31 09:38:03

  モロッコのカルフール

  SATORUさん、こんにちは
  
  先日はありがとうございました。とてもうれしくって、すごく楽しかったです。
  そして、待ってました！スーパーマーケット探訪。
  
  衝撃の豚肉の生ハム(!)、お話をうかがったときに想像していたのは、薄暗い店内で、窓の木枠の隙間から日差しが漏れて埃やらスパイス片の塵やら斜光線に照らされた中で、店主がおもむろに奥からブツ(生ハム)を出して、交渉して、、って購入されたのかと思っていました(笑)
  
  > 左側のプリンが今まで食べてきた中で一番濃厚なプリンでした。
  > いや〜、このプリン、美味しかった！
  > 日持ちするなら買いだめしておきたいくらいでした。
  
  そんなにも。メーカーはGOSHUAというのでしょうか。よし、みつけたら絶対買うぞ。
  SATORUさんのスイーツセレクション、信頼しています。茶の菓、めちゃめちゃおいしかったです！！メルシィどすえ〜
  
  クスクス サラダ3種盛りもあって、ホテルのお部屋でのデリ ディナーもいいなと思いました。
  
  と、トルコのライスプディング、そんなにおいしいのですか。
  バングラデシュはまあまあイケました。(あっさり系)
  中東および中央アジアってお菓子大帝国なんでしょうか。^ ^
  
  カスピ海
  

  SATORUさん からの返信 2014/06/01 10:09:20

  RE: モロッコのカルフール

  カスピ海さん
  
  いつも旅行記への投票と掲示板への書き込み有難うございます。
  先日はカスピ海さんをはじめ、皆さんのおかげで私も楽しい時間を過ごすことが出来ました。また、皆さんがお集まりになられる機会が御座いましたら、ぜひ参加させて頂きたいと思います。
  
  >衝撃の豚肉の生ハム(!)、
  
  まさかイスラム教徒が圧倒的大多数を占める中で堂々とスーパーに豚肉製品が売られていたのは衝撃的でした。もしこのような事をイランで行ったら大暴動が起きるかもしれません。モロッコ人も話していましたが、モロッコのイスラム教はそれだけオープンという事でしょうか？？？相当需要が少ないと思われるのですが、意外と色々な種類の生ハムがたくさん陳列されていました。
  
  > そんなにも。メーカーはGOSHUA…
  
  そうです！GOSHUAです！後でもう一度カサブランカのスーパーで同じメーカーが作るキャラメルプリンを購入したのですが、こちらのプリンの方が個人より的には好みでした。プリンの中にはバニラビーンズの小さくて黒い粒は確認できなかったものの瓶に入っているので、より高級そうに見えたのかもしれません。値段の割には美味しいプリンですので、もし見つけられましたら味見してみて下さいませ。
  
  >茶の菓…
  
  こちらこそ、お土産まで頂きまして有難うございました。茶の菓ですが、誰からも愛される安定的な美味しさだと信じています（笑）ただ、私の舌が信用なるのかどうか…。疑問ですよ（笑）
  
  日本ではなかなか一人でデザート屋に入るのが躊躇われるのですが、海外に行くと、30代のオジサマでも気軽に入ることが出来るので有難いです。トルコのライスプディング…。これもなかなかのお味ですよ。トルコへ行かれることがあれば是非！
  
  SATORU