2013/12/28 - 2014/01/04
752位(同エリア4378件中)
はちゅさん
トルコ国内を周遊してきて、旅の最後はイスタンブールです。
今回の旅行に先立って、トルコにちなんだ歴史小説を味わっておきたいと思い、塩野七生さんの『コンスタンティノープルの陥落』を読みました。
金角湾やルメリ・ヒサル、アヤソフィアなど、小説に出てくる要所を実際にこの目で確かめられると思うと興奮が高まります。
アジアとヨーロッパの2大陸にまたがるイスタンブールの街は、エキゾチックで異国情緒たっぷり。
敏腕ガイドさんによってイスタンブールの歴史・地理・社会背景などもみっちり教えていただき、とても勉強になりました。
たった2日間ではぜーんぜん足りない!
イスタンブールへの再訪を胸に誓ったのでした。
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年末年始をトルコで迎える旅。
参加ツアー:ルックJTB『アナトリア大地の歴史と自然美をたどるトルコハイライト8日間』。
□12/28 関空出発(機内泊)
□12/29 エフェソス遺跡、パムッカレ石灰棚(パムッカレ泊)
□12/30 パムッカレ、コンヤ観光(コンヤ泊)
□12/31 コンヤ観光、カッパドキア観光(カッパドキア泊)
□1/1 気球体験、カイマクル地下都市、ギョレメ野外博物館(イスタンブール泊)
■1/2 イスタンブール旧市街観光、ベリーダンスショー(イスタンブール泊)
■1/3 自由行動、ボスポラス海峡クルーズ、夜イスタンブール出発(機内泊)
□1/4 関空着
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
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イスタンブール最初の観光はブルーモスクから。
ブルーモスクというのは通称で、本当の名前は「スルタンアフメト・モスク」と言います。
イスタンブールと言えばここ。 -
モスクですので、観光客と言えども女性はスカーフを頭に巻くことが鉄則。
事前に添乗員さんからスカーフを用意してくるように言われていたので持参しましたが、入り口で借りることもできます(洗濯されている感じは、ない)。 -
モスク内のドームの中は、荘厳な空気が漂っています。
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観光客立ち入り禁止のエリアでは、多くの教徒の方たちがお祈りをしていました。
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外から見たブルーモスク。
かっこいいです。 -
真正面からのブルーモスク。
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そして、振り返るとアヤソフィアの勇姿。
ブルーモスクとアヤソフィアは大きな広場を間にして向かい合う形で建っています。 -
アヤソフィアは現在博物館となっているため、モスクのようにスカーフをつけなくても大丈夫。
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もともとはキリスト教の大聖堂として建てられたが、オスマン帝国によって東ローマ帝国のコンスタンティノープルが陥落した後は、イスラム教のモスクとなりました。
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内部は半分ぐらいが改装中でした。
16世紀、シナンという建築家により大規模な補強工事が行われた話がガイドさんによって熱く語られたのが印象的でした。
シナンはトルコの人にとって誇り高い偉人のようです。 -
壁の内側からは、ビザンチン時代のモザイクが現れています。
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アヤソフィアを出て次に向かったのは、地下宮殿。
はじめは湿っぽくて狭い地下道ぐらいを想像していたのですが、その予想をいい意味で大きく覆される、神秘的な空間でした。 -
ビザンチン時代に地下に造られた巨大な貯水槽なので、実際には宮殿ではありませんが、多くの柱と水とオレンジ色の灯りによって造られた幻想的な空間は、ドラクエにでも出てきそうな雰囲気でした。
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巨大なメドゥーサの首も柱の一部になっています。
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トプカプ宮殿にやってきました。
トプカプ宮殿はオスマントルコ帝国の歴代スルタンが住んでいた宮殿です。 -
さすが歴史に名を轟かせたオスマントルコ帝国。
内部の装飾からも当時の栄華がしのばれます。 -
トプカプ宮殿といえば「ハーレム」。
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ハーレムと聞くと、多くの女性をはべらせる王様のイヤらしい図が頭に浮かびますが、それは外界から隔離されていたために西欧の人たちによって誤解された間違ったイメージなのだそうです。
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ハーレムでは妃や側室など多くの女性がいて、その数は1000人以上もいました。
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エキゾチックな壁に息を飲みます。
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一つ一つの部屋はとても小さくこじんまりとしており、また観光客も多いためギュウギュウ詰めでの観光でした。
夏場はもっともっと混雑するのだとか。 -
ステンドグラスがきれいです。
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スルタンの母親に気に入られた女性は、このような日当たりが良く眺めの良い部屋を与えられ優遇されました。
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グランドバザールにやってきました。
ガラスのランプがきらびやかに輝くお店がありました。 -
ここがバザールの入り口。
グランドバザールにあるお店の数は4000以上にもなるのだとか。 -
観光客向けのお店が細い路地にひしめきます。
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布製品を取り扱うお店もあります。
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夜、ベリーダンスショーです。
踊り子さんが腰をフリフリ、最初は目のやり場に戸惑いました。
若いかわいらしい踊り子さんから始まって、最後は熟練の大御所ダンサーまで登場します。 -
イスタンブール最終日、この日は午前中が自由行動となっていたので、朝から町をぶらぶら。
開店前のケバブ屋さんでは仕込みの最中でしたが、カメラを向けてみるとおじさんがポーズを取ってくれました。
ケバブってこのように肉の塊を何層も積み上げてあるんですね。 -
ガラタ塔にやってきました。
エレベーターで塔の上まで登れます。 -
塔の上から。高いです。
トルコ旅行の前に読んだ「コンスタンティノープルの陥落」にも何度も出てきたガラタ塔をついに制覇することができました。
小説の中に出てきたボスポラス海峡や金閣湾、アヤソフィアなどもすべて見渡せます。 -
さて、さらに町を歩きながら、目指すはガラタ橋。
イスタンブール名物のサバサンドを食べに、いざ! -
ガラタ橋のたもとあたりには広場があって、多くの人が行き交っています。
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サバサンドは海に浮かんだ屋台船で売られていました。
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固めのパンに焼きサバをはさんで食べるというシンプルなものですが、名物だけあっておいしい〜。
各テーブルに備え付けの塩とレモン汁を振りかけるとさらにおいしさアップ。 -
サバサンドを食べた後は、また来た道を戻ります。
ガラタ橋からはガラタ塔がよく見えます。 -
世界一短い地下鉄「テュネル」に乗ってみました。
たった一区間だけなのでわずか数分の乗車です。 -
お店なんかを冷やかしながら歩いて帰ります。
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が、新市街のホテルまでは遠いので、途中からはトラムに乗って帰りました。
観光客でギュウギュウ詰めでした。
タクシム広場で降りました。 -
最終日の午後は、ボスポラス海峡クルーズ。
我々のツアー18名での貸し切りです。 -
約1時間のクルーズが始まりました。
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残念ながらお天気がいまいちだったので、デッキに上がると寒い寒い。
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ごまパンのかけらを投げるとカモメたちが見事にキャッチしてくれるのが楽しくて、寒風の中カモメとたわむれました。
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ルメリ・ヒサルが見えてきました。
オスマン帝国のメフメット2世がコンスタンティノープル陥落のために速攻で造った要塞です。
小説「コンスタンティノープルの陥落」のあの場所が目の前に! -
クルーズの帰路は寒さに負けておとなしく室内で過ごしました。
真冬のクルーズはちょっと無理がありますね。 -
イスタンブール最後の観光はエジプトバザールです。
エジプトバザールの入り口前の広場。 -
おいしそうなお菓子のお店です。 -
エキゾチックな香辛料のお店もあります。
香辛料が山盛りです。 -
夕暮れ時、観光客なのか地元の人なのか、とにかく人だらけ。
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バザール前の広場からはほんのりと灯りのともったガラタ塔がよく見えました。
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エジプトバザールの横のイェニモスクが夕闇に浮かび上がって幻想的でした。
とうとう楽しかったトルコ旅行も終わりです。
思い出を胸に帰国したのでした・・・・。
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