2012/08/24 - 2012/08/31
8位(同エリア4378件中)
noelさん
イスタンブールという名前より、私の頭の中では、ビザンツ帝国のコンスタンティノープル・・・と言った方がピーンとくるくらい、今もこの地の歴史を追っています。
そのコンスタンティノープルの陥落、は歴史的に大きな出来事でした。
1453年5月29日、オスマン帝国のメフメト2世によって陥落、これで栄華を極めた古代ローマ帝国もついに終止符を打ちました。
このようにこの地は、その時々の支配者により様々な顔を見せてきました。
そしてオスマン帝国の全盛期、スレイマン1世の統治下。
イスラムという宗教、文化についてももっと知識を得たいと今も心の中で思っています。
そんな複雑なイスタンブールの旅が始まります。
また2020年のオリンピック候補地として、マドリッドと共に日本と争ってきたイスタンブール。過去だけではなく今も正に動き続けています。
そして2013年10月末、ボスポラス海峡横断地下鉄が開通しました。
そんな魅力あるイスタンブールに思いを馳せて、旅の思い出を綴ってみます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
ついにやって来ました。
もともとトルコは親日家が多いので、日本人には親しげに声をかけてくるのですが、ちょっと可笑しかったのは
「飛んでイスタンブール♪」・・・・確か庄野真代さんの昔の歌のさびの部分を口ずさんで気をひいてもらおうとする人が結構いたことです。
そしてグランドバザールでは「バザールでござーる」なんて、これも昔のCMで流れていたネタが、「いらっしゃいませ」代わりだったりして・・・。 -
イスティクラル通り。
新市街の大きな通りです。様々なお店が並んでいます。
トルコのノーベル賞受賞作家にオルハン・パムクという人がいます。
個人的に好きな作家です。
特に有名なのが「私の名は紅(あか)」ですが、他にも「白い城」「雪」・・・など色々あります。
そんな作品の中で「無垢の博物館」という本の中でこの近くが出ています。
チュクルジュマ通りなどなど・・・。
そんな風に思うと、また旅が面白くなります。 -
1本裏の道に入ると、こんな感じです。
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トプカプ宮殿
外廷の正門「挨拶の門」(バービュッセラーム) -
15世紀中頃から19世紀中頃までオスマン帝国の君主が居住した宮殿です。
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宮殿内のハレムです。
ドームの天井の装飾は見事なものです。 -
こちらもハレムです。
イズニックタイルが綺麗です。
イズニックというのは、トルコのブルサ市にあるイズニックという地名です。
穏やかな気候でしかも良い粘土に恵まれていて、14世紀頃から陶器が作られるようになりました。
特にチューリップ柄はアッラーを意味していて、とても神聖な柄です。
国の花でもあります。 -
絨緞を敷き詰めた上にあるものは、囲炉裏のようなものでしょうか・・。
ここでチャイを飲んだのでしょうか?
それとも香炉のようなものでしょうか? -
こちらの天井も圧巻です。
またステンドグラスの窓が綺麗です。 -
トプカプ宮殿を根城にするねこちゃんでしょうか・・・。
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宝物館
今では博物館となっています。
こちらは撮影できません。
まず目を見張るのがエメラルドなどの宝石がちりばめられたスルタンの短剣です。
流石は栄華を極めたオスマントルコ。
その財宝の数々には、ため息が出ました。
以前日本でも展示されたことがありましたが、またこの目で見てみたいと思っていました。
美術品に無関心な同行者も、感激していました。 -
アヤソフィアのミナレット。
ミナレットは礼拝の時間を知らせるアザーンを告げる塔です。
今はスピーカーがついています。 -
グランドバザール入口
ヌルオスマニエ門 -
グランドバザールです。
もう広すぎて迷路のようです。
買い物に夢中になって、横の道に入ったりしているうちに迷子になってしまいそうになります。
お店に住所のように1番から番号がついていますので、これを参考にするといいです。 -
色々なお店があるので目移りします。
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大型客船が停泊しています。
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これからボスポラス海峡クルーズです。
こちら左手に見えるのは、新市街です。
中央に見えるのはガラタ塔です。 -
ドルマバフチェ・ジャミィ
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ボスポラス大橋が見えてきます。
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ボスポラス大橋
アジア側とヨーロッパ側を結んでいる世界最大級の釣り橋です。 -
ルメリ・ヒサル
メフメット2世が建造した要塞です。 -
この対岸にはアナドル・ヒサルがあります。
これは、メフメット2世の曽祖父が築いたものです。
ただし、修復されていないため廃虚となっています。 -
クチュクス宮殿(ギョクス宮殿)
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釣りをしている人がたくさんいます。
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シミット(ごまパン)を売っているお兄さん。
上手ですね?。
バランス良く歩いています。 -
こちらでもシミットを売っています。
チャイとシミットはトルコの人には、なくてはならないものです。 -
なんともユニークな・・・。
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イチオシ
スルタン・アフメット1世ジャミィ(ブルーモスク)
モスクの事はトルコ語ではジャミィと言うそうです。 -
天井を見上げるとその美しさに、心を奪われます。美しいドームから光が差し込み、これがまたなんともいえません。
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ブルーモスクには一面絨毯が敷き詰められています。
そしてこの絨毯は、全部寄付されたものだそうです。 -
イスラム教でイマーム(イスラムの僧)が、礼拝の際に説教するために使う説教壇です。ミンベルと言います。
ミナレット、ミンベル、ミフラーブ(メッカのカアバ神殿の方向を示す窪み状の設備) -
順番が逆になってしまいましたが、礼拝する前に水でお清めをします。
日本でも神社などでは手水舎で、お清めしますのでちょっと似ています。
ただし、腰かけるものがあって、足もお清めします。
このお清めのことをウドゥと言います。
「コーラン(クルアーン)」には清められた者以外触れてはいけない、とあります。 -
トトメス3世のオベリスク
これはコンスタンティヌス大帝が、エジプトのカルナック神殿のオベリスクを「新しいローマ」コンスタンティノープルに送ることを計画していましたが、存命中は実現できず、後になって彼の遺志が引き継がれたのだそうです。
本来は高さ30m、重さ300tだったオベリスクは、搬送中に下から3分の1のところで折れてしまったそうです。
そして390年にテオドシウス一世の下で設置されました。
そしてここはコンスタンティノープル競馬場(ヒッポドローム)です。
映画「ベンハー」などで馬車の競争シーンがありますが、そのような競馬場跡です。
オベリスクはそのシンボルとなっていました。
また日時計の役割も・・・。 -
イェレバタン地下貯水池(地下宮殿)
入口はいたって普通ですが、中に入ると吃驚です。 -
ミニチュアのようですが・・・・。
ところで、2013年11月出版されたダン・ブラウンの「インフェルノ」の後半に、この地下宮殿は登場します。
ダン・ブラウンは「ダ・ヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」などの作家です。 -
大理石の石柱が林立しています。
とてもエキゾティックな不思議な幻想的な空間です。 -
こんな所ですが、階段を下りたところにカフェがありました。
コンサートなどもあるようです。
この中は湿気のせいか、空気が重く感じました。 -
涙の柱(蛇の柱)
目玉かざりの模様の柱です。
3匹の蛇が絡み合っているそうです。
もともとはデルフィのアポロン神殿にあったようです。 -
メドゥーサの頭(首)
この他横になっているのもあります。 -
イチオシ
アヤソフィア
360年にビザンティンのコンスタンティウス2世によって建てられました。
ただ度重なる火災で焼け落ち、ユスティアヌス帝が再建しました。 -
こちらから中に入ります。
-
イチオシ
かつてはこの聖堂は、ギリシア正教の本山でした。
巨大なドームです。圧巻です。 -
黄金の衣をまとったキリストは、右手で祝福のポーズをとり、左右の聖母と洗礼者ヨハネが、人々のとりなしを求めて体をかがめています。
ミカエル8世の戦利を記念したモニュメントなはずですが・・・・。 -
聖母子のモザイク画
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ガラタ橋とガラタ塔
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ガラタ橋
もう橋の下はサバサンドの匂いが・・・・・。 -
本当に釣りをしている人が多いです。
それにしても水面ギリギリですが、大丈夫なのでしょうか・・・・? -
こちらは橋の下です。
お店が林立しています。 -
ランチをいただきます。
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ただ、これを頂いたので、サバサントはやめておきました。
(他のメニューは撮り忘れてました。) -
イチオシ
エミノニュ
こちらは交通の要所となっています。 -
ヴァレンス水道橋
ローマ帝国時代の水道橋です。
ヴァレンス帝がコンスタンティノポリスを統治していた際に完成しました。
皇帝の名前をとって呼ばれています。
この橋の下にさしかかったところです。
車で何度か通りました。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- Masakatsu Yoshidaさん 2019/12/28 11:22:50
- 懐かしく、拝見しました。
- 先ほどは、コメントのタイトルが未完だったので、補足しました。
- noelさん からの返信 2019/12/28 11:41:40
- Re: 懐かしく、拝見しました。
- Masakatsu Yoshidaさん
メッセージをいただき、ありがとうございます。
イスタンブールには出張で行かれていたんですね。
ちょっと羨ましいです。
イスタンブールは見所がたくさんですし、まだまだ知らない場所も多いので、できたらまた行ってみたいと思っています。
Yoshidaさんは私がまだ行った事のない世界各地を旅されていらっしゃいますね。
いいですね。
今年も残すところ僅かになりました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
noel
- Masakatsu Yoshidaさん からの返信 2019/12/28 13:44:39
- Re: 懐かしく、拝見しました。
- 早速、ご丁寧なご返事を頂き、有難うございます。私は55才ごろから毎年個人旅行を続ける様になりました。主な思い出は、サンティアゴ巡礼でフランスとスペインの巡礼道を歩いたこと、ネパールのエベレスト街道をトレッキングしたこと、インドの仏跡を巡ったことなどです。その体験は、次のサイトに記事を寄稿しておりますので、よろしければご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/plaisir-de-voyager
年の瀬も押し詰まりましたが、noelさんもどうぞよいお年をお迎えください。
P.S.
私は定年後フランス語を勉強しましたので、noelと言う言葉には親しみを覚えます。
-
- Masakatsu Yoshidaさん 2019/12/28 11:18:23
- 懐かしく
- 私もこれまでに何度かイスタンブールを訪れましたが、業務出張でした。従って、観光は断片的ですが、この旅行記を見て懐かしく思いました。
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