どこへ行っても麺が主食♪第１５弾　東九州縦断の旅　４日目《早朝温泉＆宇佐神宮と小倉ラーメン天国編》

2014/04/22 - 2014/04/25

新緑の季節になりました♪
“紅葉よりも断然新緑！”派のわたしとしては、旅立たないわけにはまいりません。

さっそく四国旅行の計画を立てていたところ、

「ほう、八幡浜からフェリーで大分に渡れるのか…」

「大分には行ったことないし、臼杵石仏も前から見てみたかったから寄ってみたいな」

「そういや宮崎もまだ未訪の地だったな。大分のすぐ南だし、ついでに寄れたらいいんだけど…」

「って、宮崎と言えば高千穂峡！！MY『いつかは訪れたい場所ベスト１０ 国内編』にずーっとランクインしてる所じゃないか！！！これは行かねば♪」

と徐々にスケールアップしてしまい、どう切り詰めても１週間では収まりそうもない。
このままじゃ収拾がつかないので、いっそのことおまけのはずだった大分、宮崎を中心に旅程を一から立て直すことにしたのでした。

余裕をもって計画を立て始めたはずが、そんなこんなで結局いつものごとくバタバタとした旅立ちに…

４日目は、別府で朝温泉を満喫したあと宇佐神宮へ。昼食は小倉でラーメン三昧です。

エリア 大分

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

今朝は５時半起き。
それぞれ６時と６時半にオープンする公衆浴場をはしごしようと思ってのことですが、ここでふと気づく。

「このホテルの大浴場に行ってないな」

というわけで急きょ予定変更。２階にある大浴場へ。

運よく誰もいませんでした。
風情という点では公衆浴場には及ばないけど、露天風呂があるのは大きい！

気持ちいい〜♪

久々の露天風呂にテンション上がってのんびりし過ぎた…

今朝の本命公衆浴場へＧＯ！

春日温泉
し、渋い！！どうですか、この一見公民館のようなたたずまい(^^♪

ホテルから３，４分、駅からも同じぐらいかな。

梅園温泉と同じく、入口は正面ではなく側面にあります。

入口の引き戸を開けるとこの光景。違った意味でバリアフリー！

外観もなかなかだったけど、中も渋いなあ♪

こちらは貸し切りですが、女湯の方は何人かの方がいるみたい。どこへ行っても、たいていの場合女湯の方が盛況な気がします。

脱衣所はこちら。乱雑ですみません……

この距離感が別府スタイル(^^♪

お風呂の神様

朝日が最高のスパイス！

そこが入口。
男湯はこれでもいいとして、まさか女湯もこれと同じ構造じゃないよね…

でたっ、昨日挫折したお湯止めシステム。

ロンギヌスの槍？！

なにこの“ローソク消すのに消防車呼ぶ”みたいなオーバースペック！

実は見た目に反してずいぶん軽いのですが…

いやいや、満喫しました♪

そういえば、まだ料金払ってなかった。

料金箱の場所がわからなかったので、一旦中に戻って女湯の方に声を掛けて尋ねてみると

路地の入口近くにあると教えてくれました。

お世話様でした♪
現在７時ちょっと前です。

“別府八湯温泉道”のスタンプがありました。
加盟の約１４０湯の共同温泉やホテル旅館の温泉のうち８８湯で入浴して、スパポート(間違いじゃないですよ)にスタンプをもらうと“別府八湯温泉道名人”の称号がもらえます。
今回の宿『西鉄リゾートイン別府』も“別府八湯温泉道”に加盟しており、昨日の竹瓦温泉、梅園温泉と合わせて４湯制覇です。

といってもスパポート買ってないので関係ないんですけどね。
スマホ版に申し込むと抽選でもらえる“しあわせの黄色いタオル”が欲しくてずいぶん迷いましたが…

温泉付きアパート！さすが別府。

あ、鶏飯買いに行くの忘れた…

いまさら面倒なのでそのままホテルに戻ると、入り口わきで朝食バイキングやってました。基本的に素泊まりプランを選択してるはずなのでそのまま通り過ぎようとしたら、フロントの方が「宿泊者全員に朝食付きです」だって。
全然見てなかった…

ありがたくいただきました。

駅前高等温泉の前の“手湯”

７時５５分発のソニック１２号に乗車。

この列車もやっぱりカッコいい！

ヘッドレストがふかふかで快適でした。

宇宙船みたいだ。

８時２５分、宇佐駅着。

リアル“レトロ”バスがお出迎え。

回転式の料金表なんて久しぶりに見ました。
消費税増には対応できているんだろうか？

８時４０分過ぎ、宇佐神宮に到着です。

広い駐車場にバスが一台。

さすがに参道も広いですね。

やっと最初の鳥居にたどり着いた。

５０年ぐらい前までは現役だったという機関車。凄いなあ。

大鳥居

さすが八幡宮の総本社、いろいろスケールがでかい！

ここまで来てやっと手水舎です。

西大門

ここを抜けると本殿です。
おそらく駐車場にあった観光バスの団体客と入れ違いになりました。

スッキリ！

参拝を済ませます。

残念ながら国宝の本殿(奥の建物。手前の建物は南中楼門です。)は修復工事中。足場が見えますね。

祈祷殿も風格があります。

１００円(？うろ覚えです)を払ってその脇の階段を降りると『和気清麻呂記念館(だったっけ？)』があります。

内容は…う〜ん……

宇佐神宮の元宮、大元神社がある御許山の遥拝所。

大元神社に行くにはいくつかのルートがあり、途中まで車で行くこともできますが、麓から３，４０分かけて徒歩で登る道もあるみたいで、時間に余裕があれば是非とも行ってみたかったのですが…

どれだろう？

南大門

若宮神社(重要文化財)

鳥居の貫(上から２本目の横木)の上に石がびっしり積まれているんですけど、だれが？何のために？

下宮

片参りにならないようこちらでもお参り。

一番軽くても９０kg！

やっぱり新緑だよね〜

御霊水

持ち帰ってもいいみたいですね。

開けてみました。

広々して気持ちいい。

頓宮

神様の避暑用別荘なんですよ。

大尾山参道

素晴らしい参道です♪

目指すはこの先の山(丘？)の上。

鬱蒼としてます。雰囲気がとてもいい。

夏は蚊が多くて大変なことになりそう。

和気公の碑

宇佐のヒーロー、和気清麻呂の碑です。東郷平八郎の揮毫だと書いてありました。
ここを右に行くと和気清麻呂を祀る護皇神社、左に行くと昔々八幡大神が御鎮座していたことのある大尾神社となります。

どちらも行きたいけど、あまり時間がないので今回は左に。

大尾神社

登り始めから５，６分で着きますが、けっこう急な上りなので疲れます。

７６５年から１６年間、ここに宇佐神宮の上宮(本殿機能)がありました。

こんな狭い場所に、どんなふうに建っていたんでしょうか。

参道の階段を降りてきました。

時間足ら〜ずで、見学でき〜ず…

表参道のお土産屋さんも、今日はやってないところが多い。

滞在時間２時間弱でした。隅から隅まで見るなら３時間は必要かも。

帰ってから知ったのですが、近辺に貴重な仏像のあるお寺もいくつかあるようで惜しいことをしました。下調べが足りなかった……

１０時２９分のバスで宇佐駅へ。

今度のソニックは青い！

内装も近未来チック！
ほんと九州の列車は気合がはいってるなあ。

小倉駅で北九州高速鉄道に乗り換え。

わたし　「北九州高速鉄道の乗り場はどこですか？」
ＪＲ駅員「え？なんですか？」
わたし　「いや、だから北九州高速鉄道の乗り場に行きたいんですけど」
ＪＲ駅員「え、北九州高…？？？」
わたし　「え〜と、片野まで行きたいんですよね」
ＪＲ駅員「ああー、モノレールね！だったらすぐそこですよ」

全然通じないじゃないか！！！
“北九州モノレール”あたりに改名してください…

未来都市って感じ♪

小倉は日本有数の豚骨タウンです。

１２時前に、無事片野駅に着きました。

徒歩７，８分で

『ぎょらん亭 本店』093-922-4778
　11:00〜14:00頃（スープ無くなり次第終了）17：00〜21：00　木曜定休

“ぎょらん亭系”というジャンルがあるくらいメジャーな店。“家系”を確立した『吉村家』みたいなもんなのかな？
営業時間や所在地などの店舗情報はしっかり調べますが、味や系列に関しては、事前に知りすぎてしまうと実際食べたとき先入観が邪魔をすることがあるので、なるべく頭に入れないようにしています。

１２時過ぎですが、客は８割ほどの入り。
メニュー豊富で迷います。『どろ』にするか『十割』にするか。
セットのから揚げも揚げたてで無茶苦茶旨そうだし…

いやいや、いかんいかん。ここは初志貫徹で！

どろ　６５０円

ぎょらん亭系が“濃厚だけれどまろやか”を売りにしているのは知っていましたが、想像以上にマイルド。トッピングのマッシュポテトみたいなのを溶かすとさらにオイリー＆マイルド。これは余計かな…
わたしの好みからすると少しなめらかすぎました。

次来ることがあったら『十割』食べてみたいですね。

『ぎょらん亭』から歩いて６，７分

『無法松』093-533-6331
　11:00〜21:00　水曜定休

１２時半ごろの訪問。半分くらいの客入りです。

ラーメン　６５０円

味の濃さも濃度も控えめ。わたしの思い描く北九州、久留米あたりのラーメンはこのくらいのさらさら感です。
麺との絡みがいま一つの気がして、ラーメンとしては若干物足りないのですが、スープだけで飲むと抜群に美味しい！！

好みの問題なんだろうか？

『無法松』からさらに歩くこと７，８分

『一番星』093-511-8676
　11:00〜15:00　17:00〜20:00　水曜定休

１３時頃訪問しました。

ラーメン　６００円

一口目の印象がクリームシチュー！！！
予備知識がなかったせいで意表を突かれました。胡椒がよりシチュー感を際立たせています。でも旨い♪
ただし、よその地方の人が、豚骨ラーメンを食べるつもりでこれを食べたら面食らうだろうな。わたしとしてもラーメンとしての評価が難しい一杯。
ラーメンの幅広さと懐の深さをあらためて感じさせられました…

帰ってから調べたら、珍竜軒系(小倉系とも呼ばれ、もともとは豚骨とミルクをブレンドしたミルキーなラーメンを出していた)のお店みたいですね。ここのスープにミルクが入っているかどうかはわかりませんが、その流れを汲むなら納得です♪

『一真軒』093-777-8254
平日11:00〜19:00　土・日・祝11：00〜17：00　水曜定休

『一番星』のすぐそば。『無法松』からの移動中に見かけてピンときたのでスマホで検索するとドンピシャ！去年の８月まで東京の神宮前で営業していたお店でした。佐賀の名店『一竜軒』出身で評価も徐々に高まっていただけに、訪問できず残念に思っていたんですよね。

１時間の間に３杯食べた後なので、３０分歩いて少しおなかを空かせてから駅の反対側でもう１軒、のつもりだったんですが、こうなったら仕方ない！
これも何かの縁だと思って突入です。

修行先と同じく付きだしとして豆が出てきます。

ラーメン　６００円

これまで食べた４杯のうちで一番ラーメンとしてのバランスがいいと思います。かなりライトだけど、薄いわけではない。
お見事！

『一竜軒』にも訪問したくなったな〜

さすがに１時間半で４杯食べるとおなかいっぱい。『魁龍』にも行きたいけど、年も年だし無理しちゃいかんな。
というわけで、片野駅まで戻っておとなしく空港行のバスを待ちます。

それにしてもこの狭い地域にこれだけの実力店がひしめき合ってるなんて、とんでもないエリアだな！小倉は……
小倉の旅程を立ててる間に知った“小倉焼うどん”とやらにも挑戦したかったなあ。正直言うと、焼うどん＆ビールだったら今からでもいけそうだけど、時間が微妙にたりないんだよね……

１５時３５分、北九州空港着。

計画段階でわかってたことだけど、欲を言えば小倉であと２時間食べ歩きたかったな。
でも一便遅らせると運賃１万円以上アップするので泣く泣く断念したのでした…

充実した旅でした。

今回と同じルートで訪ねる場所をかえてもう一回旅したいぐらい。
たとえば……

初日は熊本空港から、今度は中学校の修学旅行以来の阿蘇に行こう。昼食は阿蘇牛だね。店ももう決まってたりして。
二日目は高千穂で祖母山登山。こんどこそ“高千穂牛ミニステーキ”を食べる！

三日目は佐伯で別のラーメン屋巡り＆城跡見学。臼杵では二王座の街歩きと満月寺、あと国東半島の石仏巡りもできたらいいんだけど。別府では公衆浴場をまわって、できれば鉄輪温泉あたりにも行ってみたいし、行きたい冷麺屋、ラーメン屋がまだたくさんある。うーん、これだけで２，３日かかりそう…
四日目は宇佐神宮周辺で仏像鑑賞。小倉では食べたいものがいくらでもある。

いつになるやらわかりませんが、行けたらいいな(^^♪


ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。