2014/04/18 - 2014/04/19
1208位(同エリア4644件中)
鼻毛マンさん
妻が4月19日9:00に桂離宮の予約を取り付けて来てくれました。
桂離宮だけ日帰りでもよかったのですが、なんか味気ないと感じたため、金曜日に仁和寺宿坊に宿泊することにしました。
仁和寺の宿坊は御室会館と呼ばれており朝食付きで一人6200円。
この宿坊に宿泊すると様々な特典がつきます。
1)仁和寺の門が開く前の境内を自由に散策できる
2)朝の勤行に参加できる
3)通常非公開の国宝・金堂に立ち入ることができる(撮影禁止)
4)500円の庭園拝観チケットがもらえる
5)境内の宿泊者専用駐車場を無料で自由に使える
1), 2), 3)はお金では買えない特典だと言えるでしょう。
桂離宮は予約を取るのに少しこつがいる施設です。
予約を取る方法は3つあります。
1)インターネット予約
2)往復はがき予約
3)京都御所の事務所で直接予約
予約の取りやすさは、3)→2)→1)の順で、特にインターネットではかなり難しいと考えて良いでしょう。
そのため、京都周辺在住者ならば直接予約、遠方者は往復はがき予約でトライするのが良いです。
この素晴らしい庭園の拝観料は無し。無料です。
まさしくお金で買うことのできない価値を感じることができると思います。
旅行記を書いてより感じましたが、仁和寺宿坊、桂離宮とも、言葉に書き記すのがとても難しい程素晴らしい施設です。
ぜひ、多くの方に体験して欲しいです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
18時に仕事をベルサッサで帰宅。
同僚のOさんに「今日はベルサッサで仁和寺さ〜」って言ったら、「えっ? ベルサユウの薔薇?」と見事なボケで返された。
Oさんをかまっていてもロクなことがないので無視して車で高速を乗り継ぎ仁和寺へ。
到着は21時。
この時間だと東門は堅く閉ざされている。仁和寺 寺・神社・教会
-
東門の通用門のところに行くとインターフォンが設置されているので、これを押して待つ。
返事が無いので7回ほどトライし、やっと応答あり。
宿泊する鼻毛ですと申し入れると、いままで堅く閉ざされていた東門を開けてくれた。
ほっとした瞬間。 -
仁和寺の宿坊は御室会館と呼ばれており、とても設備が整った宿泊施設である。
宿坊と聞くと、多くが一休さんの生活イメージをすると思うがそんなことはない。
写真はロビー。
ふかふかの椅子もあれば、土産スペースまである。 -
廊下を進み洗面所を越えるところから、宿泊者専用エリアに切り替わる。
-
気持ちが良いくらいきれいな洗面所。
皆がイメージする宿坊とはまったく異なっていることがわかるだろう。 -
清掃の行き届いた気持ちのいい部屋。
六畳一間でエアコン、TV、お茶、ゆかた、タオル、歯磨きセット付き。
充分すぎるほどの設備だ。 -
この宿坊に宿泊すると、宿泊者は様々な特典を得ることができる。
1)仁和寺の門が開く前の境内を自由に散策できる
2)朝の勤行に参加できる
3)通常非公開の国宝・金堂に立ち入ることができる(撮影禁止)
4)500円の庭園拝観チケットがもらえる
5)境内の宿泊者専用駐車場を無料で自由に使える
1, 2, 3はお金では買えない特典である。 -
6時から始まる勤行に参加するため、5:15起床。
5:45に宿坊を出て金堂へ向かう。 -
誰もいない境内から山門を望む。
これが1つ目の特典。 -
仁和寺は御室桜で有名。
例年4月中旬に満開になっているため期待していたが「落花さかん」の文字。
落花さかん。
なんとなくわかるような気がするが、おもしろい言いまわし。 -
御室桜を見るため中門へ。
相変わらず誰一人としていない境内。 -
御室桜
-
なるほど、確かに落花さかんだ。
-
アップで撮ると、それでもきれい。
-
踵を返して金堂へ。
写真は仁和寺の五重塔。 -
そして、勤行が行われる金堂が見えてきた。
-
周囲を少しだけ散策してから金堂内へ。
金堂内は写真撮影禁止。 -
金堂に入ると、既に6人の僧が静かに座していた。
まったく微動だにしないため初めロウ人形のように感じた。
僕らも僧の近くに正座して6時を待つ。
すると、御経を読む声が聞こえてきた。勤行が始まったようだ。
僧ひとりの前にはロウソクが灯されており、ロウソクの灯りで教本を読みながら御経を唱える。
自分はラオスに来ているのではないかと一瞬思うほど神聖で幻想的な時間がゆっくりと流れてゆく。
30分程で勤行が終了すると、位の高い僧なのだろうか、説法が始まった。
ここ仁和寺では年間40万人が訪れているが、その80%は桜の時期に集中している。
金堂は扉を閉めているが、真言宗御室派のお寺から勤行に来た方、宿坊に宿泊した方に限って金堂に立ち入ってもらっている。
など… -
勤行を終えて金堂の外へ。
写真に映っている方々が真言宗御室派のお寺から勤行に参加された方達。
一般からの参加は僕達を含めて6名。 -
金堂内で最後まで粘っていたら、僧がロウソクを消しにきた場面に出会った。
僧はロウソクの火にお玉のような物で消していた。
聞いてみたら、ロウソクは吹き消してはいけない規律があると言う。
本来は右手の親指と人差し指で火をつまんで消すのだが、その僧は指が汚れるのでお玉を使っているそうだ。
僕の為に指でロウソクを消してみせてもくれた。
その金堂が、今、閉ざされてゆく。
この宿坊に宿泊する価値はとてつもなく大きい。 -
日頃の悪行がすべて洗い流された後に境内を散策する。
気持ちの問題なのだろう。
見る風景が清々しく感じる。 -
仁和寺西門からは八十八か所霊場への道に繋がっている。
片道二時間かぁ。
桂離宮から戻って体力が残っていたらその時考えよう。 -
境内散策を終えて御室会館へ戻る途中、中門から山門を望む。
中門から山門を人の姿無しに見通すことができるのも宿泊者ならではの特権だろう。
普段ならあり得ない光景。 -
御室会館近くの八重桜の一種。
御室桜は残念だったが、この桜は満開。 -
そして御室会館。
現在7:10。朝食は7:30。 -
温泉たまご、焼き鮭、湯どうふの朝食。
うまい! 最高! -
8:00に御室会館を精算して車で桂離宮へ。
桂離宮にも無料駐車場があり、仁和寺からは30分で到着。桂離宮 名所・史跡
-
8:40に受付をして待合室。
待っていると外国人も多く来てくれている。
鼻毛は日本人65%、外国人35%と見た。 -
9:00定刻に案内開始。
いっくぞー。 -
え? え? えー!!
御幸門へ向かう中、辺りをちら見していると、想像を遙かに超える庭園が目に飛び込んでくる。
「ほーらすごいだろ〜」
妻の勝ち誇った表情が悔しい。 -
御幸門
-
各ポイントに着くと、職員がマイクを使って説明をしてくれる。
ここでおおまかに二つのグループに分かれた。
一つが説明担当を取り囲む日本人のグループ。 -
そして、もう一つが少し離れてうろうろしている外国人グループ。
僕は外国人のグループにいた方が面白いなーって思ってこっちにつくことにした。 -
外腰掛へ移動
-
当時は珍しい蘇鉄を観賞するための趣向になっているようだ。
-
州浜
どこをどうとっても完璧な庭園にあちこちから歓声が上がる。 -
皆が州浜を写真に収めているところを撮影。
僕もけっこう撮ったなぁ。 -
通路から天橋立を臨む風景。
さすがは日本の最高庭園とうたわれていることはある。 -
池越しに松琴亭を望む。
文句のつけようがない。 -
松琴亭へ橋を渡る。
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松琴亭
ここまでくると、職員の話を聞いている人は少ない。 -
明らかにカメラの邪魔をしている妻。
でも背が低いから邪魔にもなっていないみたい。 -
美しい橋を渡って賞花亭へ。
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賞花亭
外国人のくつろぐ姿がいい感じ。 -
園林堂へ進む
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後ろを振り返ると、ため息が漏れる風景が目の前に広がる。
まさに圧倒的な美しさと言っていいだろう。 -
園林堂から笑意軒に向かうための橋。
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橋を渡ると、2本しかないうちの1本の満開のさくら。
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笑意軒へ進む。
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笑意軒からの風景
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そして笑意軒からの風景を堪能している外国人。
足の長さが違う。 -
笑意軒を出て中書院へ。
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灯篭越しの笑意軒。
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中書院
ここは中を見ることはできない。 -
月波楼から松琴亭を見た風景。
この部屋で実際に月を見ると、さぞかしきれいに見えるだろうと感じた。 -
中門をくぐって振り返ると巡り合ったシャッターチャンス。
いい感じ。 -
スタート地点に戻ってきた。
時計を見ると10:02。
10時スタートのグループが進んでゆくのが見える。
このグループに付いていけばもう一回見れるから行こうかと妻に打診したらダメだと一喝された。 -
桂離宮の入り口に戻って僕にしては珍しく記念撮影。
超が付くほどの満足感を得ることができた。 -
仁和寺の御室桜と庭園を見るため、桂離宮から車で仁和寺へ。
車は宿泊者特権で境内の駐車場に無料で停めて散策を開始。
おぉ〜、人でいっぱいだ。仁和寺 寺・神社・教会
-
ほとんど散っている御室桜の中で、数少ない満開の木を探して撮影。
御室桜の満開期間は、長くて3日間、短いと1日しか無いと勤行の説法で話していたから、この桜の満開を見るのがいかに難しいことか。 -
たった一本だけでもアップにするときれいだなぁ〜
-
奥に進むと、五重塔をバックに御室桜林を取れるポイントに出る。
満開を見ることができた幸運を持つ人が羨ましい。 -
続いて仁和寺庭園。
この庭園の拝観料は500円だが、これも宿泊者特典で無料で見ることができる。 -
桂離宮も素晴らしいが、仁和寺庭園も素晴らしい。
この庭園は紅葉の時期に一度来たことがあるが、鮮やかに色づいたもみじが極めて美しい庭園となる。 -
仁和寺のシンボル的存在である五重塔を軸に庭園が設計されることが手に取るかのように理解できる景観。
仁和寺庭園は水を使っている池や滝と、石で水の流れを表した枯山水との双方があるぜいたくな作り。
仁和寺はもともと、天皇が収める寺として成り立った歴史があり、それが贅を尽くした造りになっているのかもしれない。 -
腹が減ったと思ったらもう11:30。
山門から外に出てランチを探す。 -
山門の真向かいに見つけたのが手打ち蕎麦屋。
すさかべ庵 グルメ・レストラン
-
鴨せいろをオーダー。
ここは当たり!
うまかったー。
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この旅行記へのコメント (9)
-
- willyさん 2017/11/21 16:35:39
- 宿坊
- 国内外を問わず本当に有益な情報満載で恐れ入ります。これまたいただきです。
桜が満開の時がベストなのでしょうけれど、アマノジャクなたちとしては人のしらない素敵な時期を狙ってみたいとおもいます。できれば和服で。
高野山もいつかと思っていて、こちらは歩きも含めたいので動ける服装でしょうが、こちらは和服が合いそうですね。うん、早春か晩秋か。冬もよいなぁ。
- 鼻毛マンさん からの返信 2017/11/24 00:06:05
- 宿坊わー
- 仁和寺も素晴らしいですが、僕は智積院の宿坊も好きです。
智積院も仁和寺と同じ真言宗ですが、こちらは智山派。
智山派は高尾山と成田山新勝寺が有名ですが、この二つのお寺の上に位置する総本山が智積院です。
智積院に宿泊すると、やはり朝の勤行に参加でき、勤行の後に案内される二ヶ所がこれまた素晴らしいです。
どんなところか、それはもったいないからここでは言えませんが、一度は体験するべき素晴らしい宿坊であることは間違いありません。
あ、それと桂離宮。
予約を取るのがとても難しい桂離宮ですが、確実に入りこむ方法があることを知っていましたでしょうか。
それは、外国人の友人のお供として乗り込むこと。
当日に乗りこむだけで予約なしで入り込むことができます。
初めなかなか予約が取れなくて、職場のインド人の人に来てもらうかって真剣に考えたこともありました。
嫁さんが電話して往復ハガキでゲットしたので、未遂に終わりましたが。
なんか、willyさんの和服姿を見て見たくなりました。
それではおやすみなさい。
- willyさん からの返信 2017/11/24 02:05:56
- RE: 真言宗
- むむむ…
またまたよだれの出そうなおいしい情報ですね。もったいなくて教えてあげられない、とはなんとそそる表現でしょう。わたしはハガキを出してくれるような人は持たないので、桂離宮より智積院の方が現実的かもしれません。まだ実現していないことに早春の大和路を歩くというのがあるのですが、これでカバーしようかしら。
特に熱心な仏教徒ではありませんが、実家が真言宗ですので一番親近感のある、肩入れしたくなる宗派でして。年取って余生を過ごす時になったら悔い改めつつ、お遍路を歩いてみたいと思っています。コンポステーラもいいですけど、やっぱり日本人ですものねー。
そして最近知ったのですが、四国のお遍路は1番からはじまるそうですが実はゼロ番のお寺があるそうです。
問題。それはどこでしょう!
ではではおやすみなさいませ。
-
- 墨水さん 2014/04/22 23:28:32
- 勉強に成りました。
- 鼻毛マンさん、今晩は。
「勤行中」で一枚作るとは、良いアイディアですね、勉強に成りました。
宿坊の特典が良いですね!、勤行以外は。(笑)
すいません、罰当たりな者で。
墨水。
- 鼻毛マンさん からの返信 2014/04/23 23:48:20
- と、と、と、とんでもございません!
- 墨水さん、こんばんは。
勉強だなんて、とんでもありませんよ〜。
本当はこの場面は嫁さんにスケッチしてもらってそれを掲載しようって思ってたんですが、家に帰ったら怖くて言い出せなくて、仕方なく手を抜いて「勤行中」になった次第なのです。
いいですよ〜 勤行。
正座は初めだけで、2分したらあぐらかいてのほほーんとしてればいいのです。
そすると、その日一日だけはいい気分で過ごすことができるからとてもお得ですよ。
ぜひ、トライしてみてくださいね。
それでわー。
-
- keiさん 2014/04/20 16:14:59
- 精神鍛錬
- いい週末を過ごされましたね。
地元の人はわざわざ地元には泊まりませんから
こういう情報は以外に知らなかったりします。私も然り。
とてもリーズナブルだし貴重な体験ができるし、知らなかったら損ですな。
民宿でもそれくらいの料金だから、特典とか入れていたら
京都だと破格値だね!!
「落花さかん」も洒落てる♪
普通は「お花散ってて残念〜」って思うけど、
「落花さかん中を見ることができた〜」って思えるんだーw
現に地面の花びらも美しい♪
やはり鼻毛さんもいろいろな穴場やお役立ち情報には
鼻が利くんですねー。
勤行して説法を拝聴して、身も心も清らかになり
朝の風景も朝食もいつもと違うものになったことでしょう。
一皮むけた?
てか、脱皮した?
- 鼻毛マンさん からの返信 2014/04/20 19:25:06
- 一皮むけましたよーっ!
- おー、おkeiさんコメントありがとうございまー。
ええ、ええ、確実に一皮剥けてしまいました。
その時は。
だけど、日曜日になって、気がついてみると、既にまた煩悩の塊のいつもの自分に戻ってしまっていました。
はぁ… やっぱり出家して常に修業していないとダメなのかもしれません。
仁和寺の宿坊は超お奨めです。
僕が利用したことがある宿坊は、仁和寺の他には智積院の宿坊があります。
智積院も宿泊者特典があってここもお奨めですよー。
紅葉の時期に一緒にどうですかー?
それでは達者で!
-
- 花くらげさん 2014/04/20 16:11:52
- 桂離宮は良いですよね
- こんにちは。
Q&Aでお世話になった者です。
桂離宮は良いですよね。
私もあんなに良いとは行くまで知りませんでした。
今まで関西に何十年と無駄に住んでいた日々を悔やんでいるぐらいです。
今度は紅葉シーズンに行こうと狙っています。
そういえば京都でまともな場所に宿泊した事がないですね。
仕事で帰れなってサウナで過ごしたぐらい。
今度は仁和寺の宿坊でも煩悩だらけの精神を治すのを兼ねて宿泊したいと思います。
花くらげ
- 鼻毛マンさん からの返信 2014/04/20 19:06:44
- ホントすばらしい庭園でした
- 花くらげさん、こんばんは。
桂離宮Q&Aで情報ありがとうございました。
まさか、桂離宮がその日に予約できるとは夢にも思っておらず、まさに衝撃情報でした。
この情報を聞いた嫁さんが乗り乗りで次の日に京都御所まで行って確保した4/19(土)9:00スタート。
僕も初めて体験して嫁さんが絶賛していた理由が悔しいほど伝わってきました。
桂離宮は間違いなく日本で最高の庭園だと思います。
仁和寺宿坊も素晴らしいですよ!
金堂も写真が残せなかったのが残念でなりませんが、自分が日本にいることを忘れさせてくれるかのような朝の勤行でした。
しかし、この宿坊の予約を取るのがまた少し難しくて、普段は真言宗御室派のお寺の住職とそのご一行のための宿泊場所として使われてて、一般客が泊まれるのはその日のご一行の宿泊者部屋が少ない場合のようです。
だから、この日に泊まりたいと念じても、なかなかうまくいかないかもしれません。
この宿坊に希望日に宿泊するためには運も必要なのかもしれません。
僕は運がよかったです。
秋の桂離宮を訪れる際は仁和寺宿泊をぜひ!
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