2014/03/09 - 2014/03/09
91位(同エリア187件中)
男一人旅さん
2011年3月11日から3年。震災の記憶の”風化”が言われる中、被災地の現状を見ておきたかった。
気仙沼を選んだのは、毎年、震災寄付をしている自治体の中で、領収書だけを送ってくる自治体が多い中、「海と生きる」と印刷された年賀状を丁寧にも送ってきてくれてた気仙沼市からのスタートとしました。
レンタカーを借りてもいいのですが、グーグルマップで見る限り、ほぼ更地と工事現場の状態で、何が何だかわからないだうと思い、ネットでいい手段がないか探している中、【語り部タクシー】というのを見つけ出し、気仙沼→陸前高田→志津川→女川→石巻→仙台を周ることにしました。
パート3は、南三陸町です。
ここでは、タクシーでのツアーがなく、時間貸しで”志津川観光タクシー”さんにご協力いただきました。
こういった被災地を周るのは、被災された方とにっては、”冷やかし”に思われているかもしれないと思っていたのですが、ここで、「来てよかった」という出会いをしました。
パート1 気仙沼 http://4travel.jp/travelogue/10868035
パート2 陸前高田 http://4travel.jp/travelogue/10868057
パート3 南三陸 http://4travel.jp/travelogue/10868124
パート4 女川 http://4travel.jp/travelogue/10868157
パート5 石巻 http://4travel.jp/travelogue/10868289
パート6 田代島 http://4travel.jp/travelogue/10868720
パート7 仙台市 蒲生・荒浜 http://4travel.jp/travelogue/10868742
パート8 名取市 閖上 http://4travel.jp/travelogue/10868765
- 交通手段
- タクシー
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【南三陸町 歌川駅】
海から500mも離れていないため、高台にある駅もやられています。プラットホームが途中で折れてしまいました。地震のせいか、津波のせいかはわかりません。下のボックスは、鉄道の代替交通であるバス・BRT歌川駅です。 -
BRTに乗車中の風景です。コンクリート製の鉄道用の橋が、見事に割れています。津波の勢いを物語っています。
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【南三陸町 志津川】エリアです。
ここでも更地が目立ちます。 -
【BRT志津川駅】
南三陸さんさん商店街という仮設店舗が志津川駅を囲んでいます。観光バスなどの出入りがあります。南三陸さんさん商店街 市場・商店街
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【南三陸さんさん商店街】
こちらでも目を引くのが、海鮮丼!
時間的余裕があれば食べたかったのですが、ギリギリだったのでパスしました。
ちなみに、志津川観光タクシーさんへは、予約なしの突然のリクエストで、「南三陸さんさん商店街に居るので、迎えに来てほしい。被災地めぐりで1時間ほど貸しきりで」と伝えると、慣れていないのでしょう、名前や連絡先も聞かず、ガチャ切りされ、「被災地めぐり」という言葉がまずかったのかと反省しました。
10分ほどして、志津川観光タクシーさんは来てくださいました。ドライバーさんと話していると、こういったリクエストがなく慣れていないだけで、他のエリアのタクシー会社では商業化されているので、非常にもったいないと話していました。 -
【モアイ像】
南三陸さんさん商店街にある”モアイ像”です。
マスコミでも報道されましたが、震災後、チリからの寄贈品になります。もちろん、昔のものでなく、あらたにチリで造られてものです。 -
【南三陸町 防災対策庁舎】
観光バスで乗り付けて、ここだけ見て帰る方が多いようです。防災庁舎の前が、まるで駐車場かのようになっており、レンタカーも含め、何台か駐車してました。
本来なら、BRT乗車しているだけで見れるので、志津川で途中下車するつもりはなかったのですが、陸前高田を見て、ここも見ておくことにしました。南三陸さんさん商店街からは、旅行荷物をかかえながらはの歩きはちょっとしんどそうなので、バス乗車中に、志津川観光タクシーさんの看板が見え、ネットで電話番号を調べて、貸しきりしてもらいました。 -
イチオシ
【南三陸町 防災対策庁舎】
テレビでもよく映っていましたが、職員の方が最期まで、住民に避難を呼びかけられていた防災庁舎です。
一度、解体が決まったそうですが、結局、解体されず、震災遺構として残すか保留となっています。
ここで、写真に写っている地元のお父さんとお話しができました。
お父さんから、どこから来たのか、突然、声をかけられ、最初は、「冷やかし」に来たであろう奴に、帰れと言わんとしていたのかと思いきや、「関西から来ました」と告げると、「関西から!」と驚きと、「遠いところからほんとによく来てくれた」とおっしゃり、ご自身の状況をお話しくださいました。自らも被災したこと、親族の方を亡くされていること、3周忌なのでここに来たということなどなど。。。
最後に、「(何もないところに来てくれて)ありがとう」とおっしゃったことは、ほんとに来てよかったと思います。 -
【震災前の志津川エリア】
ドライバーさんのチョイスで、志津川中学校に連れて行っていただきました。
小学校は高台になっており、ほんとにこの真下まで津波が来たそうです。
小学校の入り口には、かつての志津川エリアの写真が掲示されています。 -
イチオシ
【志津川エリア全景】
ほぼ更地です。津波は、この真下まで押し寄せ、これら山で止まったという感じです。
海沿いの街の部分はおろか、山手の田んぼ部分も、野原と化しています。海沿いの建物が、山際に押し寄せたため、すべて撤去されたようです。 -
志津川エリアをアップで撮った写真です。
海沿いは、かつての写真を見る限り、街だったはずです。
防災庁舎が、海に近いことがわかります。あとの祭りですが、建設当時、チリ地震が2.4mの津波であったため、あの程度でよいと判断されたのでしょう。 -
【BRT工事区間】
志津川小学校の麓にある旧JR気仙沼線の鉄道跡です。線路を撤去し、アスファルト舗装して、バスが通れるようにします。BRTバスは、一般道も走りますが、このようにして専用道(旧鉄道跡)を走ることで、地元の方の交通手段となっています。この区間は、4月から開通するようです。
南三陸町のホームページでは、BRT道新設「みなさんのお越しをお待ちしております」と記載されています。 -
【志津川港湾】
崩れている防波堤があります。また、浸水している岸壁もあります。漁協の施設も放置でした。
地震で地盤沈下し、こちらでも陸地と海面の差があまりありません。場所によっては、「満潮・大雨時 道路冠水 走行注意」の立て札が見られます。 -
川の水門です。志津川エリアには海に注ぐ川が3本あり、津波がこれら川をさかのぼったのも被害が大きくなった一因なのでしょう。
水門と、海岸線にかさ上げされた土砂を見れば、かなりかさ上げされているのがわかると思います。
海沿い一帯、こういった具合にかさ上げしていくようです。 -
観光ホテルだったと思います。もちろん中は、当時のまま。
海側にポツリと残ったままになってます。
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