２０１４年ブラジル・リオのカーニバル 4

2014/03/02 - 2014/03/02

リオのカーニバルの続きです.....。

エリア リオデジャネイロ(ブラジル)

• 旅行の満足度: 5.0

次ぎのパレードに出るひと達が、その辺の階段で準備（着替え）を始めています。


....その辺の階段でって......ちょっと.....それって、どうなのよ....笑

約１時間のパレード後、少しだけインターバルを置いて　次ぎのチームが続きます。

み...みて.....ください........。

　　　　こ.....この....ひとの数.........。

↑　最初の「メストレ・サラ　イ　ポルタ・バンデイラ」その１。

竹馬に乗ったカーニバルを紹介する人たちです。其々のチームの必ず列の先頭に登場します。

ところで一体カーニバルはいつから始まったのか？（月並みですが少々歴史を）、

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ブラジルでは、１８８８年の奴隷制の廃止とともに、コーヒー等のプランテーションに働き手が減り、衰退してきた事により、

１９世紀末、当時はブラジルの首都であったリオ・デ・ジャネイロにバイーア地方から多くの黒人奴隷が流入したことをきっかけに始まった（正確には踊りがポピュラーになった？）ようです。

当時の首都リオデジャネイロに、

北の地から黒人と共にサンバの原型となるような（アフリカの）踊りや音楽が持ち込まれたというのが史実です。

彼らはカンドンブレという一種の特殊宗教の儀式の後などに、頻繁に　それぞれのアフリカ各地の音楽やダンスを披露しながら楽しんでいたとの事です。

そうした環境の中からサンバが生まれたんですね。

初期のカーニバルはヨーロッパでは今でも各地に残る『静かなカーニバル』が主流で、白人（上流階級）だけのものだったみたいです。

確かに、ベネチアカーニバルなどのように気品を感じるものも多いですね。

その為、黒人が踊るカンドンブレそのものが禁止されていたこともあって、現在の踊りを原型にしたサンバはまだ身分制度が根強く残るブラジル社会では受け容れられるものではなく........、

そういった理由から１９２０年代には、サンバは非合法なものと考えられ、下層に属する特殊な音楽だと認識されていたようです。

↑　「メストレ・サラ　イ　ポルタ・バンデイラ」その２。

エスコーラ（サンバ学校）の旗を掲げ、観客にアピールしまくっています！


お.....おしり......がぁぁぁ.......。いいい〜〜っ！

そしてサンバは現在ファベーラと呼ばれる貧民街の中で、ひっそりと生き残り続けました。

１９２０年代に入り（１９２８年には）最初のエスコーラ・ジ・サンバ（サンバの学校）のベイジャ・フロール、ウニードス・ダ・チジュッカ、マンゲイラなどが誕生しました。

彼らは今でも優勝候補としていき続けています。

もう９０年近くの歴史があるんですね...彼ら....す...すげぇ...。

良く金が.......続くものです....

写真群（カメラマン）が山ほど集まり、世界中に自分の姿・美貌が発信される事を知っている美女達は、

「みて！見て！私を見て〜〜！！」

とフェロモン出しまくりです〜〜。

エスコーラ・サンバは......直訳ではサンバ学校。

元々は小さな小さな集団がその前身。

当時は、元奴隷或いは黒人文化の象徴であったカンドンブレやそれに付随する踊りは　禁止されていました。

その為、実態は禁止されていた踊りを踊りまくる為に「学校の活動だ」という表面上の方便が始まりだったようです。

ところで先ほどからカンドンブレとありますが、

これはブラジルの民間信仰のひとつ。主に低所得者層と中産階級から信仰されており中心地はバイーア州。（本家のあのハイチなどで行われるめちゃ怖.....ブードゥ教に通じる...らしい..です）

アフリカの土着宗教が、奴隷貿易とともにブラジルへ渡来、独特の発展をとげていったとの事です。

カンドンブレの儀式では、アタバキとよばれる三本の打楽器（パーカッション）のリズムに合わせ、聖職者が神ががる....

.......それが今のサンバ楽器及びあの独特のサンバリズムに繋がっているようです。

wikiより

そして

リオのエスコーラ・ジ・サンバのパレード自体は、１９３２年に新聞社が主催してサンバの曲のコンクールが開催されたことがきっかけで始まりました。

つまり　リオのカーニバルというは正式には今年で８２年の歴史を誇るという事がいえます。

１９３５年には、当時のバルガス大統領によりエスコーラにかけられた弾圧が解かれ、黒人もパレードに参加できるようになり誰もが参加して楽しむ行事となったのです。

多国籍国家ブラジルでは、ナショナリズムの形成と高揚と意図する国策だったと言われています。

庶民の不満や関心を政治から遠ざける為には、サッカーやこのカーニバルが積極的に利用されてきたという歴史.......。

まあ、小日本とか言って、よその国をスケープゴートにするよりはよっぽど健全だと思いますね....おっと！余計なことを言いました....。

その後、４０年代に政府の民衆政策と観光局の応援を受けて、現在のようなコンテスト形式のサンバ・カーニバルとなりました。

６０年以降、どんどん巨大化して商業化・劇場化の道を辿ります。

その後、パレードはＴＶで放映され世界にその存在が知れ渡るようになり、今の姿に到達しています..。

ところで......

やっぱ、この大人の芸術を理解するのは、

　　　　　子供とってキツイのは万国共通のようです。苦笑


隣では　先ほどから.....

少年が　ず〜っと　足元で........寝むり惚けています。


Ｚzzzzzzzzz〜〜.....。



......こんなに大枚叩いて....しかも..こんな楽しい.....のに...笑






.......まだ、まだ　つづく...。カーニバル.......！

この旅行記へのコメント （4）

• arfaさん 2018/02/12 21:20:47

  カーニバルって夜なんですね！

  こんばんはarfaと申します。
  リオ編を拝見いたしました。夕方に始まり朝に終わるんですね、全く知りませんでした。
  もともとカーニバルやってるストリートの裏通りに入ると危ないと言われているリオでトイレも十分でなく立ちションで逮捕される！リオのカーニバルの期間中に今年は何人殺されたとかいう記事が出ますがあれはもしかするとトイレを探して裏通りに行ったのではないかと考えてしましました。
  ところでお歳だと自身で書かれていますが、私と同年代でしょうかね？ 一回りしてちょっと越したくらいです。
  今後とも宜しくお願い致します。

  コタ(Kota)１号さん からの返信 2018/02/15 04:38:59

  RE: カーニバルって夜なんですね！

  
  arfa 様
  
  
  初めまして。
  
  そ〜なんですよ、カーニバルは、２１：３０から始まって、翌朝の７：３０ぐらいまで行われています。一チーム２０００人も参加し、二日で１４チーム前後が参加します。
  
  死者の話がたくさん日本の記事で紹介されますが、カーニバルの行事中で...というのは、余り聞いた事はありません。
  
  カーニバル気分で、酒気帯び運転やら、貧民街での喧嘩などが大きな原因のケースが多いんです。
  
  では、また、今後とも宜しくお願い致します。
  
  
  コタ＠

• masamimさん 2014/04/09 18:41:41

  リオのカーニバル楽しませていただきました！

  コタ１号さん
  
  リオのカーニバル楽しませていただきました。
  
  きれいで迫力の画像がいっぱい！
  歴史やためになる説明もたっぷり！
  
  しかし、何と言ってもナイスバディのダンサーたちはすばらしいこと。
  ヒップもご立派ですが、腿の盛り上がりもすごいです！
  
  きれいな娘がこんなにたくさんいるんですね・・
  もう発散するフェロモンにクラクラでした。
  
  びっくりしたのは、コンテストに出場するチームのメンバーの数です。
  数千人規模なんですか？
  
  いやはやすごいもんですね・・
  日本で行われるサンバカーニバルとかで心ときめかしてちゃダメですね＾＾
  
  いつかこの目で見てみたいものです。
  
  
  masamim

  コタ(Kota)１号さん からの返信 2014/04/13 10:40:21

  観た方は少ない...ですね？たぶんカーニバルって。

  
  masamim 様
  
  
  いつもありがとうございます。
  
  カーニバルって.....凄い人数.....確かに私も初めて聞いた時、見た時は仰け反りました...。
  
  地球の裏では　常識も規模も　形破り....!
  
  女性も綺麗な方が....ひじょ〜ぉに...多いです.....よぉ。
  
  
  ぐふっ....。ぐへぇへへ....。
  
  
  
  コタ＠すいません。変な終わり方で...。