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JR京浜東北線お王子駅北口より徒歩3分にある熊野神社(おうじじんじゃ、東京都北区本町)は五社の御祭神を総称して「王子大神」と呼びます。<br /><br />創建時期は不詳ですが古くは源義家が後三年の役で奥州へ赴く途中、甲冑を納めて戦勝を祈願し、更に戦国前期では当地支配の豊島氏が紀州熊野三社より王子大神を勧請し「若一王子宮」を開き、戦国後期には勢力下にあった小田原北条氏も当該社を篤く崇敬、そして江戸時代には徳川家康朱印地200石の寄進、歴代将軍も崇敬篤く「王子権現」の社殿等の修理整備に尽力します。<br /><br />歴代将軍の中でも八代将軍吉宗は紀州徳川家出身でもあり、王子権現の勧請先が紀州ゆかりの社であることをこの上なく喜び、元文2年(1737)に飛鳥山を寄進し江戸庶民の遊楽の地としたのが現在の飛鳥山公園に繋がっています。<br /><br /><br />当該神社ホームページでは次の如く記述されています。<br /><br />『 王子神社 御由緒<br /><br />御祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)、事解之男命(ことさかのおのみこと)の五柱で、総称して「王子大神」とお呼び申し上げます。紀州(和歌山県)熊野三社権現(本宮・那智・新宮)の御子神さまの呼称で、世界遺産にも登録された熊野古道には多くの王子神が祀られたいたといわれます。<br /><br />創建は詳らかではありませんが、源義家の欧州征伐の折、当社の社頭にて慰霊祈願を行い、甲冑を納めた故事も伝えられ、古くから聖地として崇められていたと思われます。その後、元亨2年(1322年)、領主豊島氏が紀州熊野三社より王子大神をお迎えして、改めて「若一王子宮」と奉斉し、熊野にならって景観を整えたといわれます。それよりこの地は王子という地名となり、神社下を流れる石神井川もこの付近では特に音無川と呼ばれています。<br /><br />戦国時代、当地の領主となった小田原北条氏も当社を篤く崇敬し、朱印状を寄せて社領を安堵しております。<br /><br />徳川時代に入ると初代家康公は天正19年(1591年)、朱印地二百石を寄進し、将軍祈願所と定めました。二百石は当時としては広大な社領で、それより代々将軍の崇敬篤く、「王子権現」の名称で江戸名所の1つとなります。<br /><br />三代将軍家光公は寛永11年(1634年)、新たに社殿を造営、林羅山に命じて縁起絵巻「若一王子縁起」三巻を作らせて当社に寄進しました。その後も五代綱吉公が元禄16年(1703年)、十代家斉公が文政3年(1820年)と造営修繕された社殿ほ秀麗な権現造りで、境内には神門、舞殿などをそなえ、摂末寺も17社を数えていました。<br /><br />特に八代将軍吉宗公は紀州徳川家の出自で、この地に紀州ゆかりの当社があることを大いに喜び、元文2年(1737年)に飛鳥山を寄進、桜を多く植えて江戸庶民遊楽の地としました。これが今に残る花の飛鳥山(現 飛鳥山公園)の基となったもので、現在も桜の季節には多くの花見客で賑わっています。<br /><br />明治元年、明治天皇は新たに首都となった東京を守護し、万民の安寧を祈るため、準勅祭社を定めました。当社もこの東京十社に選ばれ、以来、東京の北方守護として鎮座しています。戦前は「太田道灌雨宿りの椎」と伝えられる巨木を始め、多くの樹木が茂り、勝海舟の修行話も伝えられております。戦災でほとんどを焼失いたしましたが、1本だけ奇跡的にイチョウの木が生き残りました。樹齢600年とも伝えられるこの大イチョウは、東京都の天然記念物にも指定されております。<br /><br />戦後は氏子一同、復興に努め、昭和39年の第一期、昭和57年の第二期造営を経て、黒塗りと金箔をほどこした壮大な権現造りとして社殿を再建、境内を整えて現在の景観となっています。』<br />

武蔵王子 創建時期不詳なれど源義家・豊島氏・小田原北条氏・徳川家康・家光・吉宗など歴代将軍が庇護して崇敬を集めた『熊野神社』散歩

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2014/03/08 - 2014/03/08

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滝山氏照

滝山氏照さん

JR京浜東北線お王子駅北口より徒歩3分にある熊野神社(おうじじんじゃ、東京都北区本町)は五社の御祭神を総称して「王子大神」と呼びます。

創建時期は不詳ですが古くは源義家が後三年の役で奥州へ赴く途中、甲冑を納めて戦勝を祈願し、更に戦国前期では当地支配の豊島氏が紀州熊野三社より王子大神を勧請し「若一王子宮」を開き、戦国後期には勢力下にあった小田原北条氏も当該社を篤く崇敬、そして江戸時代には徳川家康朱印地200石の寄進、歴代将軍も崇敬篤く「王子権現」の社殿等の修理整備に尽力します。

歴代将軍の中でも八代将軍吉宗は紀州徳川家出身でもあり、王子権現の勧請先が紀州ゆかりの社であることをこの上なく喜び、元文2年(1737)に飛鳥山を寄進し江戸庶民の遊楽の地としたのが現在の飛鳥山公園に繋がっています。


当該神社ホームページでは次の如く記述されています。

『 王子神社 御由緒

御祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)、事解之男命(ことさかのおのみこと)の五柱で、総称して「王子大神」とお呼び申し上げます。紀州(和歌山県)熊野三社権現(本宮・那智・新宮)の御子神さまの呼称で、世界遺産にも登録された熊野古道には多くの王子神が祀られたいたといわれます。

創建は詳らかではありませんが、源義家の欧州征伐の折、当社の社頭にて慰霊祈願を行い、甲冑を納めた故事も伝えられ、古くから聖地として崇められていたと思われます。その後、元亨2年(1322年)、領主豊島氏が紀州熊野三社より王子大神をお迎えして、改めて「若一王子宮」と奉斉し、熊野にならって景観を整えたといわれます。それよりこの地は王子という地名となり、神社下を流れる石神井川もこの付近では特に音無川と呼ばれています。

戦国時代、当地の領主となった小田原北条氏も当社を篤く崇敬し、朱印状を寄せて社領を安堵しております。

徳川時代に入ると初代家康公は天正19年(1591年)、朱印地二百石を寄進し、将軍祈願所と定めました。二百石は当時としては広大な社領で、それより代々将軍の崇敬篤く、「王子権現」の名称で江戸名所の1つとなります。

三代将軍家光公は寛永11年(1634年)、新たに社殿を造営、林羅山に命じて縁起絵巻「若一王子縁起」三巻を作らせて当社に寄進しました。その後も五代綱吉公が元禄16年(1703年)、十代家斉公が文政3年(1820年)と造営修繕された社殿ほ秀麗な権現造りで、境内には神門、舞殿などをそなえ、摂末寺も17社を数えていました。

特に八代将軍吉宗公は紀州徳川家の出自で、この地に紀州ゆかりの当社があることを大いに喜び、元文2年(1737年)に飛鳥山を寄進、桜を多く植えて江戸庶民遊楽の地としました。これが今に残る花の飛鳥山(現 飛鳥山公園)の基となったもので、現在も桜の季節には多くの花見客で賑わっています。

明治元年、明治天皇は新たに首都となった東京を守護し、万民の安寧を祈るため、準勅祭社を定めました。当社もこの東京十社に選ばれ、以来、東京の北方守護として鎮座しています。戦前は「太田道灌雨宿りの椎」と伝えられる巨木を始め、多くの樹木が茂り、勝海舟の修行話も伝えられております。戦災でほとんどを焼失いたしましたが、1本だけ奇跡的にイチョウの木が生き残りました。樹齢600年とも伝えられるこの大イチョウは、東京都の天然記念物にも指定されております。

戦後は氏子一同、復興に努め、昭和39年の第一期、昭和57年の第二期造営を経て、黒塗りと金箔をほどこした壮大な権現造りとして社殿を再建、境内を整えて現在の景観となっています。』

交通手段
JRローカル 徒歩
  • <br />熊野神社・鳥居


    熊野神社・鳥居

  • 熊野神社・社標

    熊野神社・社標

  • 熊野神社・「白酒祭」説明

    熊野神社・「白酒祭」説明

  • 熊野神社・参道<br /><br />鳥居を過ぎると長い参道となります。

    熊野神社・参道

    鳥居を過ぎると長い参道となります。

  • 熊野神社・神木<br /><br />椰子の木が神木となっています。

    熊野神社・神木

    椰子の木が神木となっています。

  • 熊野神社・拝殿

    熊野神社・拝殿

  • 熊野神社・由緒

    熊野神社・由緒

  • 熊野神社・境内<br /><br />拝殿から鳥居方向を捉えます。左側に神楽殿があります。

    熊野神社・境内

    拝殿から鳥居方向を捉えます。左側に神楽殿があります。

  • 熊野神社・狛犬(右)<br /><br />新設の狛犬と思われます。

    熊野神社・狛犬(右)

    新設の狛犬と思われます。

  • 狛犬(左)

    狛犬(左)

  • 阿夫利神社(熊野神社旧本殿)<br /><br />熊野神社拝殿のすぐ右手奥に阿夫利神社が在ります。

    阿夫利神社(熊野神社旧本殿)

    熊野神社拝殿のすぐ右手奥に阿夫利神社が在ります。

  • 阿夫利神社説明

    阿夫利神社説明

  • 熊野神社社殿説明石碑

    熊野神社社殿説明石碑

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