2013/12/29 - 2014/01/03
416位(同エリア8626件中)
モコさん
年末年始の9連休を利用して、初めてカンボジアへ行ってきました。
今回の旅行に際して“危険なところじゃないの?”という周囲の意見もあり、正直若干不安もありましたが百聞は一見に如かず、危険なことなどまったくない、現地の人の笑顔に癒された最高に楽しい旅となりました!!
★スケジュール★
1日目:成田空港〜(上海経由)〜シェムリアップ、ホテルチェクイン
2日目:アンコール・トム、タ・プローム、アンコール・ワット、プノン・バケン夕日鑑賞、ディナーショー(アプサラダンスと影絵)
3日目:バンテアイ・スレイ、オールドマーケット散策
4日目:アンコール・ワット朝日鑑賞、撮影ツアー
5日目:ベンメリア、ロリュオス遺跡、(ホテルチェックアウト後空港へ)
6日目:(上海経由)〜成田空港着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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今回の旅でシェムリアップへの移動は中国東方航空を利用しました。
クチコミの評価はイマイチでしたが、乗ってみると揺れも少なく快適なフライトでした(ベトナム航空のほうが揺れが酷かった!)。パイロットは軍あがりの方が多いようなので腕は確かなのでしょう!それにデルタのスカイマイルもたまる!
機内食は麺をチョイスしましたが、特に不味くもなくいたって普通でした。なぜか、デザートのフルーツの中にミニトマトが入っていました。トマトは野菜では・・?
あと、各席にモニターがないので乗る際は暇つぶし道具が必要です。
上海の浦東国際空港でトランジットをして、シェムリアップに到着したのは現地時間10:00PM。 -
シェムリアップ国際空港に到着! こぢんまりしていてかわいい空港です。
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空港施設内に入るとこんなオブジェがお出迎えしてくれます。
ビザの申請は、建物に入って左手にありますが、私たちは事前に大使館で取得済なので入国審査へ直行・・・と思いましたが、入国カードが見当たりません。
探しまわった末、入国審査を待つ列の近くに立っていた職員が持っていました。
分かりやすい場所に置いておいてもらえると助かるんだけどなぁ。
入国審査&荷物ピックアップの後、ツアー会社の送迎車に乗りホテルへ。 -
イチオシ
今回滞在するのは「ソフィテル・アンコール・ポキットラー・ゴルフ&スパ・リゾート」。アンコールワットまで車で15分程度のところにある5つ星ホテルです。
写真はホテルのロビー。広々としていて、大きなツリーも飾られています。天井も高い!
明日からの観光に備え、この日はルームサービスで夕食をとった後すぐ就寝しました。ソフィテル アンコール ポキットラー ゴルフ & スパ リゾート ホテル
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ここでお部屋を紹介します(写真は後日撮影したものです)。
私たちが泊まったスーペリアルームは白を基調とした爽やかなお部屋。スーツケースを2つ広げても十分余裕がある広さです。 -
ウェルカムフルーツ。このバナナがとても美味しかった!
ソファの座り心地も申し分ありません。 -
天井にはシーリングファンが。
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ミニバー。飲み物の種類も充実しています。
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明るいバスルーム。バスタブと独立したシャワールームがあります。
アメニティはもちろんロクシタン! とっても良い香りで大好きです。 -
翌朝のホテル内。大きな池があり、蓮の花も咲いています。
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フロントがある棟と宿泊棟は別々になっていて、宿泊客はこれらの橋を通り、それぞれの部屋に行きます。
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朝食後、迎えにきてくれたガイドさんと合流し、早速観光へ。
(この日のツアーはAlan1.netで申し込みました)
年末年始はカンボジアでは乾期にあたり、雨も降らずとても過ごしやすいです(服装は半袖もしくは薄い上着だけでOK)。でも、現地の方には寒いようでガイドさんはセーターを着ていました。
まずは、アンコール・パス購入所で入場券を購入します。全部で3種類あり期間によって異なります。
1日券US$20、3日券US$40、7日券US$60
3日券は1週間以内に3日使用可能。7日券は1か月以内に7日使用可能です。
写真はその場で撮影してくれるので持参の必要はありません。
私たちはスケジュールの都合上7日券を購入。
早速最初の遺跡「アンコール・トム」へ向かいます。 -
ほどなくして南大門が見えてきました。
なおアンコール・トムとは「大きな都」を意味し、アンコール王朝最盛期に築かれた城壁に囲まれた巨大な都城です。
この南大門はアンコール・トムと外界とをつなぐ5つの城門のうちのひとつです。 -
門の手前には橋があり、両側に「ナーガ」と呼ばれる7つ頭の蛇の胴体を抱えた像の欄干があります。
「ナーガ」とは生命力と不死のシンボルとして崇められている蛇神で、5〜9の頭をもつコブラの姿で表現されています。
南大門に向かって右手には阿修羅の像、左手には神々の像がナーガを引き合う「乳海撹拌」の場面を表現しています。それぞれ54体が一列に並んでいます。所々修復されているところも。写真はナーガと阿修羅の像です。 -
こちらは神々の像。
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橋の下には幅約130mの環濠があり、大海を象徴しています。
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こちらが南大門。高さ約8mの城壁には4面仏塔があります。
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南大門をくぐる像さん。乗ってみたい!
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門の内側の両サイドにあるのは、三つ頭の像神アイラーヴァタです。
アイラーヴァタはインドラ神の乗り物で上に神々の姿が見えます。 -
こちらが神々の姿。
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南大門から少し歩くと、いよいよ「バイヨン」に到着です!
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バイヨンの全景です。
バイヨンはアンコール・トムの中心にある巨大寺院で、国家鎮護の仏教寺院として建てられたのち、ヒンドゥー寺院となりました。 -
入り口ではデヴァターがお出迎え。
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まずは外側の第一回廊を見学します。
バイヨンには二重の回廊があり、外側の第一回廊がチャンパ族との戦いをメインに人々の生活を、内側の第二回廊がヒンドゥー神話や伝説をモチーフに巨大なレリーフが描かれています。
写真は戦いに向かうクメール軍の様子。 -
レリーフはずーっと続きます。とにかく大きい!
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なかには髪を結った中国兵の姿も。
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写真右側には女性の姿も見えます。
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食料の亀にお尻を噛まれて振り向く男性。
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水牛を捕まえる人々。勝利祈願のための生贄だそうです。
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戦いに勝利し帰還した中国人たちの祝賀風景。
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市場の風景。上はトンレサップ湖の魚でしょうか?
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上は水軍戦の様子。
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全体を見るとこのように描かれています。
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クメール軍・チャンパ軍のトンレサップ湖での接近戦を描いたもの。船から落ちた兵士がワニに襲われています。
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出産の様子。
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祝宴のための料理風景を描いたもの。左は豚を丸ごと煮ようとしています。右は肉を串焼きにしているよう。
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ひととおり見終わったところで中央祠堂に向かいます。
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4面仏塔が林立しています。全部で49基もあるとか。
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慈悲のまなざしを向ける尊顔。
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上部テラスのデヴァター。
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美しい彫刻です。
今回第二回廊の見学が出来なかったので、次回は逃さずに見たいと思います。
ここでバイヨンの見学は終了です。 -
次は「バプーオン」です。今回ルートにはなかったのですが、ガイドさんが特別にちょっとだけ寄ってくださいました。
ガイドブックによると、王が暗殺回避のため子どもを隠したという伝説があり「隠し子」の名をもつ寺院だそうです。
写真は東塔門から本殿まで200mも続く空中参道。 -
参道から下に降りてみました。
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空中参道は約2mの高さで3列に並んだ円柱に支えられています。
ここでは本殿には寄らずに次へ向かいます。空中参道を見られただけでも満足。 -
次は「ピミアナカス」。「天井の宮殿」という意味で、王とヘビの精ナーギー神の伝説があります。崩れ具合が激しくて階段を上がるのは無理そう。
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近くには「女池」(写真手前)「男池」(写真奥)という沐浴場があります。
女池は2000人とも言われる王の妻たちの沐浴場と考えられているそうです。
男池は女池と比べるとかなり小さく作られています。 -
続いて「像のテラス」です。写真は上部から勝利の門を正面に見た景色。
広場には軍隊が整列し閲兵や壮行などが行われたと考えられているそうです。
後ろには王宮の正門があります。 -
下に降りるとがガルーダのレリーフがありました。
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名前の由来となった像のレリーフです。
みんな3本の鼻の裏側にまわって写真撮影をしていました。もちろん私たちも! -
次は映画「トゥームレイダー」の舞台でおなじみの「タ・プローム」です。
タ・プロームはジャヤヴァルマン7世が王位に就いて最初に、母の菩提を弔うために建立した僧院だそうです。
ここの東門にも4面仏塔があります。 -
東門から少し歩くと聖池があり、橋を渡ります。
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橋を渡り終えると中央祠堂が見えてきます。
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すでに「トゥームレイダー」の雰囲気が。
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いたるところに木の根があるため遺跡が崩れかけています。
木の根を取り除くと建物が崩壊してしまうため、そのままにするしかないとガイドさんが教えてくださいました。 -
中央祠堂の入り口も木枠で支えられています。
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写真撮影スポット。ご丁寧に撮影台が作られていました。
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根が木の逞しさをあらわしていますね。
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ガイドさんが「アンパンマン」と言っていました。確かに似てる!
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木の根がすごいことに・・・。
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こちらも大変なことに。木の生命力ってすごいですね。
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祠堂に絡む木。ここも撮影スポットになっています。
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近くで見ると圧倒されます。
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木の根で無邪気に遊ぶ男性が今回案内してくれたガイドさん。
大陸の方への態度がちょいと厳しい方です(笑)。 -
西門から出てきたところ。祠堂全体が崩れかかっているのがわかります。
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ここでランチタイム〜。初めてのクメール料理です。
ツアーに含まれていたのは「Khmer Wooden House」というレストランでした。
さてさて、どんなお料理でしょうか? -
まずは、トムヤムチキン。これはタイ料理かな?
よくわからないけど、タイ料理は大好きなので良しとしよう。
文句なしの美味しさです。 -
こちらは揚げ春巻き。こちらのお味も◎。
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揚げたお魚と野菜たち。トンレサップ湖のお魚でしょうか。淡白ですが、甘酸っぱいソースと一緒にとても美味しくいただきました。
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豚肉とカシューナッツの炒め物。中華っぽい味です(中華のメニューにありますね)。普通に美味しいです。
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デザートの果物。ホテルのウェルカムフルーツにもあったこのバナナはとても美味しいです。もちろん完食!
ちなみにご飯はおかわり自由です。 -
午後からは、いよいよ「アンコール・ワット」観光です。
ここは西向きに作られているため午後からの観光がオススメ(アンコール遺跡はほとんどが東向きです)。
環濠の奥には中央祠堂が見えます。
ちなみに、「アンコール・ワット」は「大きな寺」という意味で、王の墳墓だから死者が向かう西方を向いているという説が一般的なようです。 -
西参道からみた環濠。幅は190mもあり、乾期でも水量は豊富です。
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チケットを提示し、ひたすら西参道を進みます。
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参道を渡り終えると「王の門」(中央西塔門)があります。
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中に入るとアンコール・ワットの祭身ヴィシュヌ神とご対面。
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塔門を出たところ。壁一面に連珠窓が施されています。
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そして、たくさんのデヴァターも。
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ちょっと遠いですが、有名な歯を見せて笑うデヴァターです。
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塔門を抜け、さらに歩きます。
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参道の中ほどにくると、左右両側に建てられた一対の経蔵(聖典や経典、書物などを収めるための建物)があります。
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向かって左側は日本の援助で修復されたものでしょうか。
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経蔵の先には聖池があります。今は乾期なので水量が少ないですが、それでも水面が鏡のようになってアンコール・ワットを映し出しています。
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さらに進むと十字形テラスに到着。テラスへの階段には「シンハ」(サンスクリット語でライオンの意味)が鎮座しています。
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テラスへ入り第一回廊を見学。レリーフは時計と逆回りに見て行くのが基本です。
入ってすぐの西側壁面にはインド叙述詩「マハーバータラ」を描いたレリーフが。
所々赤くなっているのは漆塗りの名残だそう。 -
西面南側には、パーンダヴァ軍とカウラヴァ軍の王位継承をめぐる戦いが壁面いっぱいに描かれています。
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南面西側には「スーヤヴァルマン二世の行軍」のレリーフが。アンコール・ワットを建造した王の偉業がテーマとなっています。
写真は王がチャンパ王国との戦いを占い師に占ってもらっている場面。 -
よく見ると、一部サンスクリット語が残っています。
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こちらは象に乗るスーヤヴァルマン二世。
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戦いに赴くクメール軍の兵士。
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なかにはシャム(現タイ)の兵士も。歯を見せて笑っているように見えます。
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クメールとシャムの兵士の違いが一目でわかります。
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さらに進んだ南面東側には「天国と地獄」が描かれています。
壁面を3分割して表現されたレリーフは見応えたっぷり。
上段は天国へ向かう王や王族の行列を、中段は審判を待つ人々を、下段は地獄を描いています。 -
ヤマ神の姿。18本の手に剣をもち水牛の上から審判を下しています。
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陪席判事のダルマと記録官のチトラグプタといわれているレリーフ。人々の命乞いを受けています。ここで有罪が確定すれば地獄行きです。
日本でいう閻魔大王といったところでしょうか。 -
地獄へ落ちる人々。審判が下り地獄行きが決定すると中段の底が抜け次々に地獄へ放り込まれていきます。
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地獄で舌を引き抜かれているレリーフ。
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次は東面南側の「乳海撹拌」。綱引きで海をかき混ぜるヒンドゥー教の天地創造神話を描いています。(話が長くなるので物語の詳細は割愛します。ご興味のある方はガイドブックをご覧ください)
真ん中にいるのはヴィシヌ神。 -
ヴィシヌ神の上にいるのはインドラ神。
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神々のレリーフ。88体のうち1体は神に化けた阿修羅です。ここではあえて正体のほうで描かれているそう。
第一回廊はここで終了です。 -
続いて第二回廊へ。年末ということもあり大勢の人で賑わっています。
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このデヴァターは作りかけ?
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第二回廊は第一回廊と異なりがらんとしています。所々明るい光も差し込み気持ちいいです。
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続いて第三回廊です。のぼるには服装チェックがあるのでご注意ください。
15分ほど並んでようやく入場。階段がとにかく急で、その斜度は70度! 高所が苦手な人は下を見てはいけません。 -
階段をのぼりきったところ。結構な高さです。
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見晴らしも良く、時折吹く風が気持ちいい。
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沐浴池からみた中央祠堂。
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ここにもデヴァターがありました。
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十字回廊に残る森本右近大夫一房が残した墨書き。ここには日本人観光客が大勢集まっていました。
森本右近大夫一房は父の菩提を弔うためにカンボジアへ渡り、インドの祇園精舎と信じたアンコール・ワットに仏像を4体奉納。その旨を十字回廊の列柱に墨書きしたそうです。 -
第一回廊の外まで出ると僧侶の姿が。オレンジの袈裟が鮮やかです。
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駐車場に戻ったところでエネルギー補給にレッドブルを購入。日本と違い炭酸なし。
私にはただのジュースとしか思えなかったけれど、連れはエネルギー補給できた模様。一気に元気が出たようでした。 -
次は夕日鑑賞にプノン・バケンへ。ガイドさんによると、早めに行って場所を押さえたほうがいいということで急いで丘を上がります。
入り口は17:30で閉鎖され、人数も300人までと制限があります。
写真は丘を上りきったところにあるプノン・バケン入り口。パスを見せて入場します。 -
最上壇に到着。すでに多くの人がスタンバイしています。ひとまず場所を確保。
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1時間ほど待ったところで太陽が沈み始めました。この日は曇り気味で太陽があまりよく見えませんでしたが、それでも満足のいく夕日鑑賞でした。
下山後の渋滞を避けるため、またもや急いで丘を下ります。 -
今日の〆、影絵&アプサラダンスのディナーショーへ(お店は確かバイヨンでした)。
食事はビュッフェ形式でドリンクは席でオーダーできます。このドリンクが結構高価で、値段をよく見ずそれぞれ2杯ずつ頼んだら3000円もしてしまいました。
ショーはまず影絵から。席が遠かったせいか台詞がまったく聞こえませんでした。残念。 -
影絵が終わると美しい女性たちがアプサラダンスを踊ります。
アプサラダンスは遺跡のレリーフにも多く描かれている天女アプサラスの舞。既に9世紀には宮廷で披露されていたとのこと。タイ舞踊の礎にもなっています。 -
ホテルへ戻るとニューイヤーに向けたオブジェあちらこちらに。
なが〜い1日でしたがとっても楽しかった!
明日はバンテアイ・スレイへの旅です。
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