2013/12/06 - 2013/12/06
1525位(同エリア2408件中)
fuchiさん
- fuchiさんTOP
- 旅行記139冊
- クチコミ2件
- Q&A回答0件
- 78,989アクセス
- フォロワー7人
2013年12月までに調べたベルリンのブルワリーは以下の通り。
()内は(住所:開店時間-閉店時間)※マークは日曜休み
シュパンダウ区(ベルリン西部)
Brauhaus in Spandau (NeuendorferStrasse1 :11-24)
シャルロッテンブルグ=ウィルマースドルフ区(ミッテ区の西)
BrewBecker(Arminiusstr.2-4:16-24※)
Brauhaus Lemkeam SchlossGaststatte(Luisenplatz1:12-??)
ミッテ区(ベルリン中央)
Brauhaus Mitte(Karl-Liebknecht-Strasse13:11-24)
Lindenbrau(Bellevuestrasse3:11.5-26)
Brauhaus LEMKE(Dircksenstrasse143:12-??)
Brauerei MarcusBrau(Munzstrasse1-3:12-23)
Brauhaus Georgbraeu(Spreeufer4:12-??)
Vagabund Brauerei(Habersaathstr.15:19-26※)
Eschenbrau(Triftstrasse67:17-??)
Pfefferbrau(SchonhauserAllee176:17.5-?? )
LEIBHAFTIG(MetzerStrasse30:18-24※)
リヒテンベルグ区(ミッテ区の東)
Schalander Hausbrauerei(Banschstrasse91:16-??)
トレプトーケーペニック区(ベルリン東部)
Schlossplatzbrauerei Coepenick(Grunstrasse:12-25)
クロイツベルグ区(ミッテ区の南)
Brauhaus Sudstern(Hasenheide69:14-??)
HEIDENPETERs(Eisenbahnstrasse42-43:14-20※)
Hops&Barley(Wuhlischstrasse22-23:17-27)
Schoppe Brau{Bierkombinat Kreuzberg}(Manteuffelstr.53:18-25)
ノイケルン区(ベルリン南部)
Brauhausin Rixdorf(GlasowerStrasse27:12- ??)
AM Rollberg(AmSudhaus3:17-23※)
これらに加えて、店を持たずにベルリンの酒場にビールをおろしているBeer4WeddingやBrauerei Flessaといった醸造所や、ドイツ中のビールを扱うKaDeWeやHopfen&Malz(写真)などもベルリンにはある。
今回のビアライゼでは、上記のうち5軒を飲み歩きすることができた。本来はあと3軒は行けたのだが・・。その顛末は以下の記事で。
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
シュパンダウからUバーンを使いJungfernheide駅でSバーンに乗り換える。
ビルの屋上や線路ガードの内側など描くのに大変そうなところにまで落書きがされているのが気になる。
30分ほどでWedding駅に到着。 -
Wedding駅を降りたときはそれほどでもなかったのだが、ミュラー通りを歩いていると風と雪が猛烈に降ってきた。雪は半分溶けてほとんど雨で、おかげで積もることはなかったがすでに傘を手放していたのでずぶぬれになってしまった。
-
ミュラーから左折してトリフト通りに入り、どうにかこうにか目的地のHopfen&maltz'に到着した。ここはベルリンでも有名な、ビール専門の酒店なのである。
実はあらかじめメールで問い合わせて、今回のビアライゼの目的であるミューレン・ケルシュをキープお願いしており、いわば最優先目的地だったのだ。
15時の開店に合わせるためシュパンダウのクリスマスマーケットで時間をつぶしていたというわけだ。 -
店に入ると2名の店員さんがいた。ずぶぬれだったので親切にもタオルを貸してくれる。お礼を言いつつ名前と、メールを送ったことを告げると、さっそくミューレン・ケルシュの在庫に案内してくれた。ミューレン・ケルシュは300と500mlがあったので両方購入。
店内は所狭しと聞いたこともないような醸造所のビールが棚に並んでおり、しかもドイツのビールは醸造所別ではなくスタイル別に整理されていた。ボックの棚、ヴァイツェンの棚。
珍しいところではシードルのコーナーがあり、またベルギー、アメリカ、北欧などの海外ビール系の棚もある。クラフトビール系はドイツ製のはまだそう多くなく、ラオホやケルシュなどのややマイナーなスタイルと並べられていた。 -
目的のミューレンケルシュを無事ゲットできたので、ついでにもう一本だけビールを買うことにする。あまりにも数がありすぎるので、ボック系に絞ってお勧めを店長さんに選んでもらった。
その結果、8.5度のリトマイヤー・ヴァイツェンボックを購入。
会計に際して、ここでもJapan Beer timesを渡すと、こちらも興味をもっていただいた様子。ぺらぺらとページをめくり、プランク醸造所の記事にも反応して、インポーターさんの名前をチェックしていた。日本でもビールのブームが来ており、毎月オクフェスがあって常に10月だよ、というジョークで笑いを取ることに成功。 -
Hopfen&Maltsと同じトリフト通りには、Eschenbrauという醸造所パブもあり、徒歩で行くことが可能である。ここは特殊な立地をしており、通りに面しておらずなぜか大学の学生寮の敷地内にあるのだ。
他にもカフェなどのテナントが敷地内に点在しているようだ。 -
現在16:00だが、残念ながらエッシェンブロイの開店時間は17:00。さすがにここで1時間待ちはできない。
本当はHopfen&Malzより前に何件か回り、時間を合わせてハシゴする計画を立てていたのだ。しかし、雪雨のトラブルに悩まされたため、確実にHopfen&Malzを訪れるよう計画を前倒しに変更、その代償に、ここエッシェンブロイは店の写真だけで諦めざるをえなかった。
階段があるので下がってみると、地下に、醸造・貯蔵スペースがある模様。スタッフが覗いている私に気づいて5時からだよ!と声をかけてくれた。飲んでみたかったなあ・・。 -
トリフト通りをHopfen&Malzにいったん戻り、UバーンのAmrumer Str駅からU9で、Turm str駅に移動した。こちらの最寄である、BrewBeckerをグーグルマップを頼りに探したのだが・・・・見つからない! 地図が示す場所には大きな建物の壁があるだけである。止むを得ずその建物に沿ってぐるっと歩くと、Arminiusmarkthalleと書かれた入口が見えた。マルクトハレ、すなわち室内市場。肉屋や八百屋が細かいスペースで所狭しと並んでいる。
目的のBrewBeckerは、この大きな室内市場の中にスペースを構えていたのである。 -
黒板にビールのメニュー。
Bellevue Pils・・・BrewBeckerのレギュラー、ホップを効かせた無濾過ピルス
Kreuzberger TAG・・?
Black Jack・・・・?
PumkinLager・・・・限定のスペシャルビール
Berliner Barebrau・濾過ピルスとレモネードのカクテル。
レモネードカクテルはラドラー、アルテスヴァッサー等、ドイツでは複数の名前がついているのだが、ここのはまた特殊だ。 -
黒板とは別のカルテ
上記とは別にラドラーもカルテにあるが、おそらくスプライトを混ぜるレシピなのだろう。これもカルテに説明されているが、スペシャルビールはIPAやジンジャービアなどを作るときもあるそうだ。
一番下には、提供するスタイルがさらに細かく書かれているが種類多いな! -
基本のBellevue Pilsを一杯注文。無濾過で濃いめのゴールド色。
香りはかなりホッピー、味も苦目だが爽やかで、ラガー系のスッキリした感じがありべたつかない。口の中で、イチゴのような、違うような、不思議なフルーティーなフレーバーが楽しめた。大変おいしかったのだが結構疲労が蓄積してヘトヘトだったので、これ一杯を飲むのにも難儀することに。
コースターが一緒に出されなかったので、コースターがほしい、とジェスチャー交えて店員さんに頼んだのだが・・・通じない。あるはずなんだけどなあ -
BrewBeckerの店内。こちらにもかわいいクリスマスツリーと、大きな鉢植え
-
疲労していたので、店の人にお願いしてタクシーを呼んでもらう。
会計を済ませ、マルクトハレの入口でタクシー待ちをしようとすると、そこにはアコーディオンを演奏するサンタがいて、しばしそのどこか物悲しい音色に聞き入る。
大きなタクシーが到着し乗り込むと、そのサンタさんが手を振って見送ってくれた。疲れ切って緊張した体を休め、半分眠りながらアレクサンダー広場のホテルへと帰還。時間は5時半だがすでに外は真っ暗であった。
ホテルに戻り、サウナを試してみた。このホテルのサウナは混浴である。といっても女性は全部胸までバスタオルしてガード。とゆうか、サウナなのに恐ろしく寒くてそれどころじゃなかった。ドイツ人は寒さに強い。 -
1時間ほど休憩し、19:00に再度外出。もう雨や雪は全く無く、アレクサンダー広場のクリスマスマルクトは大賑わい。
カラフルなイルミネーションが輝き、老若男女、屋台に大勢の人が詰めかけ、グリューワインを飲み、屋台飯を立ち食いしていた。 -
アレクサンダー広場のクリスマスマルクトはなかなかに派手で美しい
-
クリスマスツリーのオーナメント屋台。光る五芒星や七芒星の飾りなど。
-
屋台をハシゴして楽しむ大勢の人々。
-
なぜか有る仏像の屋台。どうもタイ系らしい。そういえばミュンヘン空港でもタイ料理のフェアをやっていた。ドイツはタイがブームなのか?それともブームを超えて生活にタイ文化が定着しているのだろうか??
-
色とりどりのお菓子。
-
屋台でひときわ良い匂いを発していたのはキノコ料理の店。
食べてみたかったが、これからビールと夕食をとるために腹をあけておく必要が・・・と思い、ここは我慢した。
しかしこれが大失敗。
ベルリンで食べそびれても他の都市で食べればいいや〜と思っていたら、キノコの屋台はベルリン以降まったく見られなかったのである。
これはこの旅行の痛恨事の一つ。
たとえ食いきれなくても、後先考えず確保すべきであった・・・・ -
クリスマスマーケット帰りの大勢の客に交じり、Uバーンのホームに降りていく。ここからコトブッサー駅で乗り換え、ゲルリッツァー駅で下車。Evangelische Emmaus教会の横を通り、Heidenpetersを目指す。
このあたりは街灯も少なく足元は真っ暗。店は怪しげな風俗店が多く、人通りもないので少々緊張しながら慎重にほを進める。ヘッドライトが役に立った。 -
ようやくたどり着くと、・・・閉店していた・・・・がっくり。
heidenpetersはBrewBeckerと同じくマルクトハレ・Neun内にあるブルーパブだった。市場の閉店時間に合わせるため20時に閉店してしまうのだ。
とはいえ事前に閉店時間は調べていたので、これは単純なミス。事前に建てた巡回プランを当日あわてて変更してしまったことが響いている。
そして更なる失敗・・・・次の醸造所に回らねばと、焦ってそのまま電車に乗ってしまったのである。実は最寄りのゲルリッツァー駅からは、ベルリンビアフェスで優勝したSchoppeBrauの生が飲めるBierkombinat Kreuzbergも徒歩圏内であったのに、気付かなかったのである。人間、疲労していると判断力が低下するものだがそれにしても痛恨事だ。 -
Uバーンでベルリン・ヴァルシャウワーシュトラーセ駅に移動。ここでSバーンに乗り換えてハッケシャーマルクトを目指すのだが、uバーンからsバーンまでの乗り換えに100m以上歩く必要があった。大勢の乗り換え客に紛れて、高い陸橋の上に上がると、遠くにテレビ塔とベルリン中心街の光が見えた。ふきっさらしで非常に寒い。
-
この橋の上からSバーンのホームに移動するのだが、その通路がまっ平らなうえに積もった雪が解けて凍ってツルツル滑るので危なかった。
長い階段を下りてホームで震えながら待つと、二階建ての電車が入ってきた。電車はあまりきれいでなく、ガラスに傷や落書きが多く入っており、治安についてちょっと心配。 -
ハッケシャーマルクト駅で下車。観光ポイントではあるが、店も多くが閉まっているこの時間では人通りも少ない。この駅前の広場にはヴァイェンシュテファンの直営店も店を構えている。
ここからSバーンの高架に沿って西に歩を進める。 -
Brauhaus LEMKEに到着。クロイツベルグ区から急ぎミッテ区に取って返したのは、ここでちゃんとした夕食を取りたいと思っていたからなのだが・・・無情にも満員で席がないというお言葉・・・空振りの連発で気力が萎えかけた。
ともあれ、入れないものは仕方ない。予約もしなかった自分が悪いのだ。
店をよく見ると、ガード下の割には広く立派な店がまえ。外にも展示されていたカルテを見ると4セット飲み比べメニューがあったのでビールは4種類あるのだろう。ところで、日本帰りのシェフが作るという”YAKITORI”・・焼き鳥が、カルテには載っていなかった。隠しメニューなのか、それともやめてしまったのか・・・真相は店内に入れない以上不明である。 -
ハッケシャーマルクト駅に戻る途中で見掛けたクマ。こちらは模様どころかポーズまでホテルのと異なる。
レムケがダメであれば、ミッテ、マーカス、ゲオルグブロイなどが近場にあるのだが、駅でタクシーを拾えたので、ちょっと離れたLEIBHAFTIGに行くことにした。 -
LEIBHAFTIGにタクシーで移動。店名はどういう意味なのか、辞書を引いてもわからない。店外の黒板にCraft Bierと書かれている。
店内はバターの香りで満ち溢れ、壁に醸造工程の絵が書かれている。テーブルはパーティー中のお客でいっぱい。カウンターひとつテーブルひとつの小規模な店で家族経営っぽい。スタッフは奥さんと弟っぽい人の3人できりもりしていた。
カウンターに座ると調理場が見えるのが良い。ヤギのチーズなどが食事カルテにあったが、ここは無難に本日のスープを注文してみた。ビールはpils,Dunkel,Weizenの3種類。 -
Wanke Pils
金色クリアーで泡立ち良し。温度は11.5度。
ホップの香りがはっきりとしている、ストレートなピルス。
甘めで、果物系の味だけどミルキーなコクの印象もある。最後までフレッシュで心地よくおいしい味。
おいしかったのだけど、飲んでいる途中、やたらと胃にガスがたまる感じなのは参った。炭酸が大目に解けていたのだろうか? -
Wanke Dunkel。
色は濃く黒に見える。温度は13度とぬるめ。
香りはそれほど感じられない。
まず感じるのが目の覚めるような酸味。酸味の後にコーヒーのような苦みと旨みが来て、最後にほのかな麦芽の甘みが舌に残る。
目が覚めるような酸味でドライ気味なため、ドゥンケルとゆうよりはシュバルツのような印象。 -
今日のスープ パンプキンスズッペ。かなり濃く、ほとんどペースト状の個体。黒いソースはバルサミコ酢みたい。カボチャなのにまったく甘くないのが驚き。八角っぽい中華風薬膳の香りがして、本日ろくなものを食べていない胃に柔らかくしみとおった。
ゆっくりと食事を終え、会計時にこれまたJapan Beer Timesを渡す。本日ベルリンで回ってきたビアパブの名前を出すとうんうんとうなづいていた、ベルリンの自家醸造家は、やはり横のつながりがあるのだろうか。 -
メッツァー通りを歩いてUバーンのゼネフェルダープラッツ(Senefelderpltz)駅まで移動。そう遠くはなかった。一応、この駅の近くにはPfefferbrauもあり、自家醸造ビールが飲めるはずなのだが、時間と体力に限界を感じていたので無理せずアレクサンダー広場駅に帰還した。
時刻はすでに22:45。アレクサンダー広場のクリスマスマーケットはほとんど終わっており、帰り客が駅にいっぱいあふれていた。
しかし、スケートリンクはまだ解放されていた様子で、ホッケーをプレイする人と見物客が残っていた。 -
クレーンゲームもまだ営業中であった。しかし食べ物関係は全滅。スープだけでまともな食事をしていなかったので、今更ながらキノコを買わなかったことを後悔する。
風は強く、体感温度は零下5度くらい。急いでホテルの部屋に戻り、湯船でリフレッシュした。明日はチェックアウトしてすぐ移動するので、ヘトヘトだったがパッキングを済ませる。2度ほど荷物整理しながらウトウトしてしまったが・・・ -
ようやく出発の準備が整ったので、2本買ったミューレンケルシュの小瓶のほうを開ける。
ミューレン・ケルシュ
冷蔵庫に入ってないのですこしぬるめ。濃いオレンジがかったゴールド、後味に蜂蜜のような甘い味が残り続けるため、ケルシュの特徴であるスッキリという感じではなく、濃い印象。生で飲めばまた違った印象になりそう。
ホップの苦味フレーバーもフラワリーで強い。ぬるくなってくると煮詰めたモルトの甘い香りとホップのフローラルな香りが少し出てくる。度数は4.8度なのに結構アルコールが回る感じ。瓶の底のほうは結構苦めに感じる。
一般のケルシュより濃厚でうまみが強いのは間違いないところである。
ともあれ、ドイツに来た目的の一つは無事達成できた。
達成感と少しの後悔をかみしめつつ、あっという間に眠りに落ちた。
ビール累計 13種/4.8l
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ベルリン(ドイツ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
34