2006/09/08 - 2006/09/14
6922位(同エリア11697件中)
杏樹さん
さかのぼり旅行記です。
2004年に上海へ行ったのですが、その時1920〜30年代ごろ、「魔都」と呼ばれた時代の上海の面影を残す建物が残っているのを見ました。そこでその時代の上海に興味を持ち、いろいろ調べ始めました。そうしてもう一度詳しく当時の上海の跡をたどってみたいと思いました。
それが実現したのが2006年です。
ちょうど「上海歴史ガイドマップ」(木之内誠:著、大修館書店)という本も見つけました、さらに「フレンチ上海」(にしむらじゅんこ:文、平凡社)という本も見つけました。この2冊を抱えて上海へ行きました。
ホテルは当時の建物を使ったレトロホテルを探しました。
人民公園向かいの金門大酒店です。ここで当時の雰囲気に浸りながらオールド上海めぐりをしました。
さて、旧フランス租界めぐりですが、さらに淮海中路を中心にたどっていきます。
詳しい日記はちら
フランス租界・南昌路から雁蕩路へ
http://open.mixi.jp/user/1362523/diary/229550736?org_id=227802101
フランス租界・再び淮海中路(重慶路以東)
http://open.mixi.jp/user/1362523/diary/230259008?org_id=229550736
上海落穂ひろい
http://open.mixi.jp/user/1362523/diary/230354841?org_id=230259008
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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宝慶路を北へ行くと淮海路に戻ります。
そこにあるのが美美百貨。
旧エンパイア・アパート、1931年。
中央が高くなるスカイ・スクレーパー風のアール・デコ建築。 -
そこから東へ向かいます。
淮海中路の洋館群。 -
その中で、アール・デコ風の装飾のある建物。
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こちらの建物もアール・デコ。
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アール・デコ期の建物で、角がアールになっているモダンなデザイン。
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淮海中路の高級店街。
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淮海中路と交差する茂名南路を南へ行きますと、淮海坊があります。フランス租界の中に建てられた中国人の集合住宅で、もとは飛霞坊といいました。
ここの向かいには「旧フランス租界1」で訪ねた南昌大楼(アストリッド・マンション)があります。 -
淮海坊には魯迅の妻、許広平夫人が住んでいたアパートがあります。魯迅は虹口の家(現在の魯迅故居)に住んでいましたが、魯迅の死後夫人はここに移り住みました。
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許広平故居のプレート。
ここで魯迅の全集を編集したと書いてあります。 -
さらに近所には中国近代の文学者、巴金の故居。
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そこから南昌路をたどって東へ行くと瑞金二路に入ります。
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瑞金二路から皋蘭路に入ると、ロシア正教会があります。
帝政ロシア最後の皇帝にちなんでニコライ二世堂といいます。1934年。
ロシア革命が起きた時、たくさんのロシア貴族が中国にも亡命してきました。ロシアの宮廷ではフランス語が使われており、フランス人の多い旧フランス租界には特にたくさんのロシア人がいました。 -
ニコライ二世堂のドーム。
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ニコライ二世堂。
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窓のアップ。
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皋蘭路から西、思南路に入ります。洋館が並んでいます。フェンスのデザインがアール・デコ風です。
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思南路の洋館。
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同。
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フェンスの装飾。アール・デコのデザインは好物です。
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思南路と南昌路が交差するところから再び南昌路に入ります。
いかにもアール・デコ風デザインの住宅。
直線ライン、丸い窓、角のアール…うっとりします。 -
科学会堂(旧フランス総会)。1917年。
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旧フランス総会。
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その向かいの花園別墅。
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花園別墅
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その横の路地。
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南昌路をさらに東へ行くと雁蕩路と交差します。
雁蕩路はピカピカに修復されたのか、新しく作られたかわかりませんが、洋風の建物が並びます。 -
雁蕩路
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雁蕩路
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縦ラインがアール・デコっぽいです。
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雁蕩路と興安路が交差するところ。
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北へ行くと淮海路と交差します。
そこの角にある旧培恩公寓。1923年。
フランス租界当時の大型アパートで、現在は婦人用品店。 -
培恩公寓。淮海路側が正面で、かなり大きな建物です。
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そばに歩道橋があり、登ると上の階の近くまで見えます。
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歩道橋から見た培恩公寓全景。
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そこから北を見ると、現代のビル群。
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淮海中路を東へ行きます。淡水路の角に尚賢坊があります。清末に李鴻章とイギリスの宣教師が儒教の精神とキリスト教の精神を融和を図って設立した「中国国際学会」のあったところです。
現在の建物は1924年に建てられたスパニッシュ・バロック建築。 -
尚賢坊。淡水路側の入り口。
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窓のアップ。
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尚賢坊は淮海中路側に長屋のように続いています。
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嵩山路の交差点まで行くと、角に旧ジョッフル捕房があります。昔の警察。1912年。
お店がいろいろ入っていて、ネオンや看板で当時の雰囲気ぶち壊しです。 -
ジョッフル捕房。
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どこから見ても看板が邪魔。
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看板の隙間から辛うじて細部を撮影。
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近くのローソン。
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黄陂路。新天地の近くで、この辺りは旧フランス租界の中で中国人が作った「石庫門」という住宅街があり、それを改装していろいろなお店ができています。
ピカピカになりすぎて古いのやら新しいのやら…。 -
近くに太平洋百貨と言う大きなデパートがあります。その中のカフェで休憩。
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夜の陝西南路。
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その近くのロシア正教会、聖ペヨロトル教会。
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上海の旧フランス租界時代のアパート。
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同
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同
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帰国日。
リニアモーターカーで浦東空港へ。 -
上海浦東空港。
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