年末年始 スペイン・オーダーメイド旅行(5)　グラナダで年越し→バルセロナ

2013/12/27 - 2014/01/04

現地4日目午後〜5日目。
大晦日の後半はグラナダの市内とアルバイシン地区を散策。
当初の予定ではTrenhotel(寝台列車)でバルセロナに向かうはずだったが、2013年は12月のダイヤ改正で大晦日の運休が決定。
仕方ないのでグラナダで年を越して、1月1日午後の飛行機でバルセロナに向かうこととした。

(4)グラナダhttp://4travel.jp/travelogue/10853047
(6)バルセロナhttp://4travel.jp/travelogue/10854010

エリア グラナダ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

アラブ人街は狭い道沿いにみやげ物店が密集していて、まぁ買いたいものは特にないが、眺めてるだけでも楽しい。

バーガーキングならぬケバブキングが流行ってる？

カテドラルと王室礼拝堂は、12/31は午前中だけ、1/1は閉館、1/2は16時以降みたいなことが入口に書いてあったが、読み違えて16時に開くのかと思って近くをウロウロしながら待ってしまった。

カフェコンレチェで時間つぶしても当然開かない・・・。

仕方なく、カテドラルの外観だけ眺めてヌエバ広場に戻った。

グラナダ大聖堂 (カテドラル) 寺院・教会

アルハンブラバスというミニバスに乗ってサンニコラス広場へ向かった。
すんごい狭い道を平気で走る。

サンニコラス広場は、その人の多さで一発でそれとわかる。

サン ニコラス広場 広場・公園

アルハンブラ宮殿の全景とシェラネバダ山脈が目の前！！

サンニコラス広場

サンニコラス広場

フラメンコに興じるおばちゃん軍団を発見。

サンクリストバルという、より奥まった所にさらに標高高そうな丘があるので行ってみた。

アルバイシンの路地にて

途中、グラナダ市街の展望は開けてる場所はあったが・・・

アルハンブラ宮殿方向はサンニコラス広場と大して標高が変わらず微妙だった。

サンニコラス広場に戻る

再びサンニコラス広場で夕暮れを待つ。

サン ニコラス広場 広場・公園

サンニコラス広場

サンニコラス広場

サンニコラス広場

アルハンブラのライトアップ

アルハンブラのライトアップ

アルハンブラのライトアップ

空が暗くなってライトアップが始まるまでは粘ったが、1時間もいると飽きてきたので、まだ予約の時間にはだいぶ早いが、歩いて丘を下ることにした。

アルバイシン

アルバイシン

アルバイシン

アルバイシン

アラブ人街のにぎわっているエリアまで戻ってくると、昼間予約した店とは違う所に「ARRAYANES」という看板発見！！
そういえばさっきの店の看板「LIBANES」って書いてなかった？と改めて名刺を見ると全く別の店名が！！
「LIBANES」とも書いてあるけどこれ店の名前じゃないっぽい・・・。
とりあえず「ARRAYANES」に行ってみた。
この時点で19時。
通常とは別の建物で特別営業らしくまだ開店前といった感じで客は一人もいないが、店員に迎えられ特別営業の説明をされた。
・ディナーと年越しフラメンコショーのセットで55ユーロ。
・ディナーは21時から、フラメンコショーは23時から26時まで。
・翌日は昼まで寝てればＯＫ！（←勝手に決めんな）
・特別に50ユーロにまけたる！
・超楽しいよ♪
なかなかそそられる企画ではあるが、どう考えても妻が起きていられないので泣く泣くパス。

まだ20時まで時間があるので近くのTETERIAで作戦会議。

TETERIAって、紅茶のおいしい喫茶店、的な？（古っ・・・）
アラブ風？の紅茶。
ハーブが効いてて、最初から甘い。

で、電子辞書取り出して、そもそもLIBANESって何なのよ？って調べたら、「レバノン風」？！
どこそれ？どんなん？いったいどんなモノ食わされるの？どーする？やめとく？挑む？連絡先聞かれてないし予約すっぽかしちゃう？
・・・と、いろいろ考えたが、当初狙ってたアラヤネスに入るのはかなり非現実的。
他に現時点で確実に入れる店もないってことで、「レバノン料理」なるものに挑んでみることに決定！

レバノン料理（Wikipediaより抜粋）
中東のレバノン共和国で食べられている料理。
中東諸国で広く見られるケバブのような肉料理もあるが、野菜を使用した料理が特に豊富である。
特徴として、ゴマ、レモン、オリーブオイル、ハーブ類、ヨーグルトを使った料理が多く見られる。
シナモンやオールスパイスが好んで使用されるが、香辛料の使用量はそれほど多くはない。
シリア料理と酷似している。
欧米の大都市ではベジタリアン向け料理やダイエット食として需要が高い。

・・・だそうですｗ

実際、そんな料理でした。
まぁ、旨かった。
肉料理もあるが、野菜のミジンと混ぜてあったり、妻待望の野菜たっぷりメニュー。
充分期待以上♪

レバノン料理

レバノン料理

レバノン料理

しかし・・・これで110ユーロかぁ〜・・・まぁ大晦日だから仕方ないか。
食いっぱぐれなくてよかったってことで納得しよう、うん。
ってことで、会計したら、「55ユーロです」

！！！

なんと二人分で55ユーロだった。
安っ！！！・・・そうでもないけど。
でもだいぶ得した気分。変わったもん食えたし♪

大晦日のグラナダの街を散策

大晦日のグラナダの街

大晦日のグラナダの街

市庁舎 (グラナダ) 建造物

市役所前の広場ではテレビ中継とかやっててお祭り騒ぎの気配。
聞いた情報によると、年越しの瞬間は公園などに大勢の人が集まって、年が変わる瞬間に12粒のブドウを食べて新年を祝うってのがスペイン流らしい。
とはいえ、ブドウの調達が面倒だし、うっかりシャンパンぶっかけられるなんて話もあり危険っぽいし、大分寒くなって3時間近くも外でその瞬間を待つ気力もなくなってきたので、大人しくホテルに戻った。

年が変わった瞬間に市街の中央の広場で花火が上がったのを部屋から眺めて、さあ寝るかってとこで大事なことに気が付いた。
「1月1日はタクシーもつかまりづらく、31日のうちに空港に向かうタクシーは予約しておいた方が安心」ということを事前に旅行会社のコンシェルジュからアドバイスされていたのだ。
が、まだタクシー予約してなかった・・・。
で、寝る前にわざわざフロントに行って空港までのタクシーの予約を依頼したら「OK no problem♪」つって予約しといてくれた。

ホテル アバデス レコヒダス ホテル

1月1日は7時起床、8時朝食。

9時ちょっと前にチェックアウトし、タクシーで空港へ。
本来なら寝台列車の車窓から、地中海に登る初日の出を拝む予定だったので、代わりにサンニコラス広場から望む初日の出なんてのも良いんじゃない？と一瞬考えはしたが、安全重視のため速攻で諦めたのだが、どのみち曇り気味で初日の出は拝めなかった。

グラナダ国際空港。9時半前に空港に着いてしまった。バルセロナ行の便12時なのに・・・

グラナダ空港 (GRX) 空港

な〜んにもない田舎の地方空港で1時間ほど暇な時間を過ごす羽目に。

まぁ1月1日の午前中はバルセロナ行の便なかったんで、どのみち午前中は暇を持て余さざるを得なかったわけだが。

11時半に搭乗。定刻12時に出発。

離陸してすぐ、アルハンブラ宮殿がかすかに見えた。

まだこの辺はアンダルシア？

バレンシア上空あたりから海の上を飛び、13時15分バルセロナ・プラット空港に到着。

バルセロナ エル プラット空港 (BCN) 空港

いよいよ最終目的地バルセロナ。

年が明けてもまだクリスマス継続中。

やたら暖かい。
グラナダが思った以上の大都市でトレドやロンダよりもちょっと緊張感を高めて過ごしていたが、さらにちょっと緊張感を高め、スーツケースを引きずりながら前後左右に気を使ってタクシー乗り場へ。

空港からホテルまでは25ユーロぐらいだった。
最後の2泊は「H10 UNIVERSITAT」というホテル。

H10 ウニベルシタット ホテル ホテル

ロビーはやっぱりクリスマス。
くどいようだが1月1日です。

今回宿泊した4つのホテルのうちでは一番狭い部屋だったが、あくまで相対的な話。充分広い。

ベッドルームの奥にバスルームがある

ルームサービスのメニューが全体的に日本テイストなのは、今日この部屋に入る客が日本人であることを意識しての事なのだろうか。

部屋に荷物を置いて近所でランチの店を探した。

道を挟んだホテルの対面に中華？日本料理？的な店が。
スルーしようとしたが、妻が「惹かれる・・・」というので、入ってみた。
やってしまいました、なんちゃって日本料理。

寿司が回ってたｗｗ

回転寿司食べ放題的な内容だが、寿司は全体の1/5ぐらいしか回ってない。
半分以上中華。
焼きビーフンは「うめぇ〜」と思っちゃったが、半分以上はビミョーな味付けだった・・・。
経営は中国人っぽい。
1人14.9ユーロで食べ放題。

回転中華・・・

ともかく、久々の日本食風味で腹を満たしたところで夫婦別行動。
妻は夜の観光に備えてホテルで仮眠。
私は夜まで部屋にいるのはもったいない気分なので、財布とカメラだけ持って一人で地下鉄探検。

自動券売機の表示を英語に切り替えて、2.15ユーロの1回乗車券(全区間均一料金)をクレジットカードで購入。
地下鉄で行く所と言ったらサグラダファミリアぐらいしか思いつかなかったので、2本乗り継いでサグラダファミリア駅へ。

地下鉄はパリの地下鉄と大差ない雰囲気。

地下鉄の駅

地下鉄の駅

改札を出て階段を上って地上に出て、真後ろに振り返るといきなり視界いっぱいにサグラダファミリアの東門、生誕のファザードがそびえ立つ。

サグラダ ファミリア 現代・近代建築

建物の大きさの印象は大体予想通りだったが、他に類を見ない建築は独特の圧倒的なオーラを感じた。

スリやニセ警官等の詐欺師がウヨウヨしている印象だったのだが、むしろ日本人観光客がウヨウヨしていた。
警戒していたほど危険な様子はなく、気を抜かなければ全く問題ない感じ。

生誕のファザード

18時をちょっとすぎていきなり照明が一斉点灯し、生誕のファザードが浮かび上がった。

これは明日も昼だけじゃなく夜も観るべきだな〜と再認識し、受難のファザード側は明日のお楽しみってことにして、再び地下鉄に乗りホテルに戻った。

ランチが遅かったので、フラメンコショーの後で夕食を取ることにし、開始時刻に間に合うようにホテルを出発。

カタルーニャ広場 広場・公園

バルセロナ中心のランブラス大通りを15分ほど歩いて南下。

ランブラス大通り

いきなり日本人が多数たむろしてるエリアに突入したと思ったら会場のタブラオ、エル・コルドベスだった。
集合時間になると、店の人が予約客の名前リストを順番に読み上げ、次々と中に呼び入れる。

コルドベス 劇場・ホール・ショー

店の中に入ると、ステージ近くの良席はディナー付の先客が８割方着席済み。
ウチらは後ろの方だったがステージはよく見える席だった。
開宴に先立って、スタッフがスペイン語で注意事項を述べる。
と思ったら、「カイエンチュウハサツエイハゴエンリョクダサ〜イ」と日本語でも説明を始めた。
最後の５分だけ撮影が許可されていた。まあ、充分だ。

演奏が始まると場内はかなり暗くなる。
ストロボをオフにできないくせに写真撮っちゃう客が後を絶たなかったんだろうなぁ〜と想像しつつ演奏とダンスに見入る。
フラメンコショーは、迫力満点だったが、リズムが気持ち良くてついウトウト・・・

フラメンコ

フラメンコ

フラメンコ

フラメンコ

終演後はランブラス大通りを引き返す。
飲食店はいくらでもあるが、直前にホテルで検索した、パエリヤ激ウマと評判の店を探してたら見つからず、仕方なく別の店へ。

白身魚のフライ、ハムの盛り合わせサラダ、ミックスパエージャ。
38.7ユーロ。

パエリアはしっかり炊けてるがおこげはあまりなく、濃厚スープたっぷりでリゾットに近い仕上がりだった。

カタルーニャ広場付近

カタルーニャ広場

カタルーニャ広場 広場・公園