オーストラリア北部の野生動物をたずねて（４）　Lake Bennett

2013/12/25 - 2013/12/26

さて、いよいよクリスマス当日です。以前、オーストラリアのクリスマスがどんなものか知らずに旅に出かけ、大変な目にあいました。その教訓を生かし、今回はちゃんとレストラン付きのリゾートホテルを予約してあります。この日はとりあえずのんびりと、通り道の景色を楽しみながらのドライブです。

エリア リッチフィールド国立公園周辺(オーストラリア)

この地域は車で回るのが基本ですが、その車も色々です。超豪華なキャンピングカーで優雅に回っている人もいれば、こういう車で回っている人も沢山います。うちのお隣のキャビンを使っていた人は前の芝生にテントを貼っていました。車は物干し状態です。

ここはＢＢＱコーナーもあって自由に使うことができます。

さて、我が家は例によってスーパーで買っておいた朝食を済ませて出発です。

例によって廃線が近くにあるというので見に行くことにしました。

にわか廃線マニア、です。

ここからベネット湖畔までの間は滝が沢山ある、というので時間の許す限り回ってみようということになりました。インフォメーションで手に入れたパンフレットに載っていたので行ってみたのですが。。。。

これ、滝でしょうかねぇ？

二つ目。これは立派な滝です。Wangi Falls　という滝ですが水の中には入ってはいけません、とあります。キャンプなどはOKなのですが。。

その理由はこれ。ワニがいるんですね。

普段は淡水ワニしかおらず、しかもアゴが小さいので小さな魚しか食べませんし、能動的に人間を襲ったりはしません。しかし、雨期になると凶暴な海のワニがいつのまにか紛れ込む事があるそうです。

オーストラリア北部を走っているとこんな標識を見かける事があります。GRIDというのは道路に設けられた金属の網状のものです。実はこの標識のある両側は牧場で、牛たちは道路を横断して自由に往来しています。しかしそのまま道路をトコトコと歩いてどこかへ行ってしまわないようにGRIDが漬けられています。牛って、この網状のところを歩いて行けないのです。

車のすぐ近くで牛がこっちを見ていました。

この日の宿はLake Bennett Resortです。私達が泊まったのはごく普通のロッジタイプの部屋です。しかし、冷蔵庫が動いていません。フロントの女性にそういうと様子を見に来て、ちょっと困った様子。すると隣の部屋の客が（部屋の前に出ているテーブルで男性３人でビールを楽しんでいたのですが）やってきて、二つ使っている部屋の一つから冷蔵庫を運んできて交換してくれました。気楽に手伝う客、そしてそれを気楽に手伝って貰うホテルの従業員。日本じゃありえませんが豪州ではどこでもよく見かけることです。

この日の夕食はここで。選択の余地はありません。料理は３コースでお決まりなので選ぶ必要もなし。ワインリストからこのワインを選びました。我が家から一番近いワイン産地であるMcLAREN　VALEの有名なワイナリー、ダレンバーグのものです。美味しいワインですが、ここまできて、という気はしますね。でもこの地方ではワインを造ってないのですから仕方ない。。。

一皿目は、エビのタイ風サラダ。

オーストラリアとも思えない量ですね。ちゃんとコリアンダーとナンプラーの風味が効いています。すごく美味しいのか、といわれたら返事に窮しますがまぁ喰える。何しろ例によって昼抜きでしたので、食はすすみますよ。

メインは鶏とマッシュルームの煮込みにパイ皮を被せたもの。うん、まぁ普通に食べられますね。

そしてデザート。甘い､甘い、甘い。が、普段は甘い物を殆ど食べない（が、実はケーキやチョコレートは大好きな）妻はぺろり。

翌朝、湖へ出てみました。対岸にもロッジのようなものが見えるので、この湖は別にこのホテルのものというわけではないようです。

釣りもできます。