カシュガルから天山南路をバスに４日間揺られ、トルファンを目指します①　放浪の旅（１５）

1986/08/26 - 1987/04/12

タイムスリップしたような街、カシュガルから脱出です。カシュガルには、結局８日間滞在し、９月２５日、来た道であるタクラマカン砂漠・天山南路を逆戻りです。カシュガルから南西へ進路をとり、カラコルム山脈のクンジャラブ峠を越えて、パキスタンに入るという手もありましたが、この放浪の旅の第一の目的は、チベット高原を陸路で走破すること。小さい頃から地図を見るのが大好きで【町子さん、同じような表現ですみません（笑）】、なぜか濃い茶色に塗られたチベット高原に興味を持っていました。あの濃い茶色に塗られたチベット高原をこの目で見たい!というわけでクンジャラブ峠越えはせず、来た道を戻り、一般的な陸路のルートでチベットを目指します。午前９時にバスは出発し、砂漠に作られた道をカタカタ揺れて走行中に、なんと、バスの窓ガラスが振動で外れかけました。私は驚いて窓ガラスが飛ばされぬよう、両手を使い、必至で窓ガラスの枠を押さえ、やがてバスが止まり、バスの乗務員が応急処置をします。そして、何事もなかったように、バスは走り出しました。特に説明はありません（もし説明されても中国語で分りませんが）。さすが、人民の国。おそれいった～。（笑）途中、何度かオアシスの街で休憩し、午後９時半頃アクスに到着。この日はここで宿泊です。行きと同じで、バスは昼夜走るのではなく、夜は乗務員の休息も兼ね、交通旅社に泊まります。翌２６日、朝８時にバスが出発。ひたすら、タクラマカン砂漠を東へ進み、午後７時半頃、輸台に到着。ここで宿泊です。この日の出費（バス代は除く）は、朝食→チャーハン0.7元、昼食→ウイグル風パン0.2元・アイスクリーム２つ0.15元・シシカバブー0.15元、夕食→白米とスープ0.85元・シシカバブー５本１元、ハミウリ２つ0.2元と宿泊費が２元で、合計5.6元。当時のレートで約２５０円です。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 5.0

カシュガルの裏通り。

フレンドリーなウイグルの人々。

天山南路のオアシスで、バスはしばしの休憩。
アイスクリームがおいしい。

この旅行記へのコメント （2）

• 川岸　町子さん 2014/01/21 21:32:49

  いい旅ですね！！！

  somtamさん
  
  　なんと懐かしいお写真じゃありませんかー（笑）。
  　変わってないですね。
  　体型は全く。
  　旅心もね〜（＠＾▽＾＠）
  
  　　　　　　　　子どもの頃から地図を見るのが好きだった町子

  somtamさん からの返信 2014/01/22 00:55:39

  地図

  町子さん
  
  町子さんのご家族がバンコクへ遊びに来た頃は、
  たぶん、現在より１０キロ近く重たかったと思いますよ。
  バンコクは朝まで屋台がいっぱいで、ついつい食べ過ぎます。
  最近は、スポーツクラブで鍛え、学生時代の体型に戻りました。
  もちろん、人間ドックへ定期的に行って、結果は◎。
  
  ばじなみこが、今日（時計の針は０時を回りましたが）
  Ｐ●Ｎという雑誌を買って来ました。
  シルクロード特集で、シルクロードも旅したいと言っています。
  町子さんも、どうですか？（笑）
  
  アーティツ・ニー　パイ　ホッカイドウ　
  ドゥワイカン　　パラヤー （爆）
  
  
  　小学生の時、世界の首都を当てるのがクラス一だったsomtam