そうだ、ロシアに行こう④サプサン号でモスクワからいざサンクトへ

2013/08/11 - 2013/08/18

この日は、モスクワからサンクトペテルブルクへの移動。１３時３０分発のロシア版新幹線・サプサン号を予約しておいたので、モスクワでの観光は、お昼過ぎくらいまでしかない。結局は前日と同様、朝からヴェルニサージュにマトリョーシカを買いに行ったほか、やり残していたワシリー寺院の内部見学をして、サンクトへ向かった。

エリア モスクワ(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日も地下鉄に乗ってヴェルニサージュに到着。前日とは打って変わって、朝からやけに賑やかで、活気があった。

しかし連日同じ場所に来て、一体何をやってるんだか。トホホ…

営業していたお店というか露店の数も前日より多く、フルオープンのような状態。

お祭りの屋台を彷彿とさせるこの雰囲気に、ちょっとばかり心が躍ってしまう♪

ちなみに、ここヴェルニサージュでは、値引き交渉といっても、お店の人がしゃべる言葉はロシア語なので、身振り手振りや電卓を使ったやりとりが中心なのだ。

そういえばロシアといえば、チェブラーシカだ。

とはいえ、ロシアに着いてから初めてみたかも…。

数あるマトリョーシカ屋さんの中から、品揃えと話しやすそうな店を選んでみた。

何せ時間がなかったので、価格交渉の時間がもったいないが、前日である程度の相場を知ってるので、みすみす高い価格で買うのも悔しい。

結局、納得いく値段を引き出すのに時間を要してしまったが、周囲のお店の店員さんも巻き込んでの笑いながらの価格交渉。こんなやり取りも、時間があれば楽しいんだけどね〜。

さて、そんな具合にマトリョーシカを一気に５個購入した後は、またまた今日も赤の広場に。

モスクワを発つ前に、どうしてもワシリー寺院の内部見学をしたかったからだ。

ワシリー寺院をめざして赤の広場を歩いていると、あれ？今日はレーニン廟が開いてる。
ここはレーニンの遺体を保存してあるところなんだけど、この２日間は閉まっていたはず。ん〜なぜだろう…。

いずれにしても、入場まで、そこそこの列をつくっていたので今回は断念っ。

そして、赤の広場では、この何か分からないイベントの準備が連日行われていた。

ワシリー寺院に到着。

この像は、ポーランド軍からモスクワを解放したミーニンとポジャルスキーさんとのこと。

ワシリー寺院の敷地内に入って横にあるカッサでチケットを購入し、寺院の中に入る。

ワシリーは外から見ても、内部を見てもこんな感じで、すべてが美しい。

繊細かつ豪華、それでいて厳かな雰囲気に包まれているわけだから、もうとにかく言葉を失うばかり…。す、すごい。

ワシリー寺院のミニチュアも展示。

持って帰って、家に飾りたい…

ホントに一つひとつの部屋がイイ感じなんですね、実際。

天井にも宗教画がびっしり。

ポカーンと口を開けて、ずっと上を見ていたと思う（笑）

この部屋では、讃美歌（!?）のアカペラが行われた。決して広くない部屋であるが天井も高いので、いい具合に声が響きわたるのだ。

しかし、歌い終わると控えめにもＣＤの営業が始まった。やっぱりそうだったかぁ。

周囲の人も蜘蛛の子を散らすように去って行ったのでした。

それなりに中をじっくりと見学し終わって、外に出た。

ここは、ちょうど裏手です。

大きなタマネギのアップ。そういえば、これってタマネギなんかではなくて、ロウソクの火を表してるそうな。

なるほどね〜。

今度は、イガイガのアップ。これは何を表現してるのか不明…。

青と白の方は、さっきの赤と白とは異なり、よく見ると縦の模様だ。

だから何っていう訳ではないが、自分のなかではわりと大きな発見だったかも…。

てっぺんが玉ねぎ型だけではなく、写真左右のように塔の形のもある。
本当に、これらの組み合わせが絶妙!!

しかし何度見ても、飽きることなく眺めていられる寺院だった。

さて、そろそろホテルに荷物を取りに行こう。

ここ、グム百貨店の前にある「カザンの聖母聖堂」もほぼ毎日見たてきた建物。お気に入りのひとつ。

ちなみに、赤の広場に通じるヴァスクレスキー門の前には、ロシア全道の起点とした円が記されている。

ここでは真ん中に立って、願い事をしながらコインを投げるんだけど、周囲には、賽銭泥棒とはいわないまでも、コインを拾うために待ち構えている人の姿もチラホラ…（笑）

得体のしれないキャラクターたちも参上。あっ、チェブラーシカもいる。

ヴェルニサージュの賑わいといい、一体この日は何だったのだろうか？？

さてさて、これでモスクワ観光も終わり、荷物を引き取ってサンクトペテルブルクに向かう。

モスクワの地下鉄もサヨナラだ。カッサではなく自販機で切符を買ってみた。英語も選択できたから簡単だったよん。

モスクワの地下鉄は、タッチ・アンド・ゴーで入場。

いつも使ってたこのアホートヌィ・リャト駅（１号線）。一体、どうやったらそう読めるんでしょうか…。ここは２号線（チアトラーリナヤ駅）、３号線（プローシャチ・レヴォリューツィ駅）が乗り入れており、地下通路がまるで迷路のようで、結構泣かされた。

でもその反面で、どこに行くにも、どこから帰るのもとても便利だった。

ちなみにモスクワでは、同じ場所の駅でも、線によって駅名がほぼ違う。日本だったら千代田線でも半蔵門線でも東西線でも「大手町駅」は、共通して「大手町駅」なのにね。

とにかくモスクワ観光では、立派に足として活躍してくれた地下鉄。

朝も夜もわりと頻繁に乗ったけど、個人的にはとくに怖さは感じなかったかも。もちろん、常に警戒は怠っていなかったけど。

ロシアの新幹線・サプサン号に乗るため、国鉄レニングラード駅へ向かう。ちなみに地下鉄でいうとここは、１号線と５号線のコムソモーリスカヤ駅。こんな風に地下鉄の違う線なのに同じ駅名なのは、まれなケース。

そういえば、この駅は壁のタイル画がキレイでした。

地下鉄駅を出ると、左側がサプサン号のレニングラード駅だ。

ロシアでは、行き先が駅名となっている。だからここは、モスクワにありながらもレニングラード駅なのだ。この逆に、サンクトペテルブルクにあってモスクワまで行く路線の駅名は、モスクワ駅となる。

つまり、モスクワにはモスクワ駅が存在しないんだけど、これって利用者には何気に分かりやすくて、いいかも。

出発前に、日本の旅行代理店で13時30分発のサプサン号を予約しておいた。

当初、自力でロシア国鉄のホームページから予約しようと頑張ったけれど、何度やってもカード決済の時にエラー表示。カードを変えてもダメだったから、結局、あきらめたんだけど…。この現象って他の方も言ってたけど、何なんでしょうねぇ？

自力で予約したかった理由は、代理店の手数料が高いというのもあるけれど、何より座席指定をしたかったから。４時間以上も進行方向後ろ向きのシートの乗るのがイヤだったので（←代理店にリクエストしたのに、見事後ろ向きを予約されました…。ＨＰでは希望の席がたくさん空いていたのに、向きが分からないという理由で不可の返答…調べれば簡単に分かるのに…涙）

サプサン号のこの乗り場が不思議なんだけど、正面から改札に入る時は厳重な荷物検査があるのに、そこを通らずに、横の方の出入り口からは検査もなにもなく普通にホームに入れてしまう。

ものすごーく不思議だったけど、トラブル回避のために一応、荷物検査を受けてホームに行くことにした。

右側が予約した13時30分発、左側が45分発のツーショット。

そういえば、モスクワからサンクトペテルブルクへの移動は、空路か陸路かとても迷った。このサプサン号も速いとはいえ、４時間は掛かるため移動時間がもったいない。

とはいえ、空路の場合、飛行機に乗るために空港に行って、また現地の空港から市内に入るのが面倒だ。ということで、陸路を選択した。まぁ、たっぷり寝れるっていうのもあるけど（笑）

サプサン号に乗車の際には、車掌さんにチケット（代理店からＰＤＦで送られてきた）と、パスポートを見せる。

予約の際には、１等車と２等車のどちらかを選べたけど、食事が付くかどうか以外にさほど大きな違いが感じられなかったので、２等車を選択。

シートは日本人にとっては大き目で、座り心地も良かったよん。進行方向後ろ向きさえ除けば、快適、快適。

と、この時も、リクエストをしたのに応えてくれなかった代理店をうらんでいた…。

なんせ、自分でとれば進行方向前向きを選べたんだもん（涙）と言いつつ、発車したら後ろ向きでも全然気にならなかった。ハハハ…。

車内のモニターでは映画も上映。とはいえ、ロシア語なのでこちらはお手上げ。

隣の席の女の子が終始、クスクス笑いながら見てたので、どうやらコメディのようだった。

モスクワを出てしばらくすると、窓から見える景色は、だいたいこんな感じばかり…zzz…。

車内には荷物専用置き場があるんだけど、団体さんだろうか、スーツケースがこんな風に無造作に積んであった…。

ちなみに私は、いつも列車移動の際には、キー付のチェーンを持参して、荷物を盗まれないようにしてます。

しっかし、これぢゃあ、乗り降りできないはずなのに、どうするんだろうか。

途中、ひまを持て余して、食堂車に行ってみた。

とりあえずコーヒーを頼んだ。

メニューもそこそこ種類があったみたい。タイミングよく、食堂車の中がすいていたので、コーヒー一杯でゆ〜っくりとくつろいだ。

そんなこんなで、４時間10分でサンクトペテルブルクに到着。ただいまの時刻は18時ちょっと前。サプサン号は結構、快適だったかも。

サンクトペテルブルクのモスクワ駅に着いて、ホームに降りたときの感想は、「ん!?ちょっと肌寒い…」。

モスクワが暑かったせいもあるけど、気温の違いにビックリ。やっぱりロシアは広いっス。

モスクワ駅の構内。ここから地下鉄に乗り換えてホテルに向かうのだ。

というわけで、次回につづく…。

この旅行記へのコメント （2）

• 2013tomoさん 2015/05/28 07:19:55

  綺麗な写真を見させて頂きました。

  ワシリー寺院は最後に見たのでしたね。
  綺麗な写真ですね。
  新幹線のような列車は乗ってみたかったです。
  マトリョーシカは同じところに行き部屋に
  なっているお店で
  お土産にと買いました。
  最後ホテルで余ったルーブルでも１個
  買いました。

  nhさん からの返信 2015/05/28 23:00:31

  RE: 綺麗な写真を見させて頂きました。

  2013tomo様
  
  再び写真を褒めて頂いて、お恥ずかしくもあり、光栄です。
  本当に有難うございます。
  
  サプサン号以外は、2013tomo様と同じような所を訪問していたのですね。
  前の掲示板で、ピンク色の教会のことを記して頂いて、嬉しい気分になりました。
  
  マトリョーシカは、種類も豊富で選ぶのも楽しかったです。
  
  ｎｈ