2013/11/23 - 2013/11/30
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mitsuhiroさん
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11月25日午後12時20分発のエアインディア国内線AI406便で、バラナシからアグラへ向けて移動した。アグラ到着は13時15分だった。アグラでは何と言ってもこのタージ・マハルを訪ねないわけにはいかない。総大理石造りの霊廟なのだが、その美しさには圧倒されてしまった。
ムガール帝国5代皇帝シャー・ジャハーン (1592〜1666)は妃であるムムターズ・マハルを心から愛していたそうだ。その愛情は半端なものではなく、時には戦場に伴うほどだったと伝えられている。しかし彼女は14番目の子供を出産した後にこの世を去ってしまった。この時の皇帝シャー・ジャハーンの嘆きは大変大きなものだった。そして愛する妻の記憶を永遠に留めるために霊廟の建設をはじめ。22年の歳月をかけて造り上げたのがこのタージ・マハルというわけだ。
このタージマハルには近くにある駐車場から先は乗用車もバスも先に進む事は出来ない。ここからは専用の車に乗り換えて行くことになる。日本の観光地のマイカー禁止と同じ様だが、さらに徹底しているのは乗り換える車が排気ガスを出さない電気自動車ということだ。
その駐車場からタージマハルの東門に通じる道は「MATSUKI MIYAZAKI ROAD」という名称の道路だ。この道にその名を付けられた人は宮崎松記医師。日本人である。彼はインドの地で、ハンセン病患者のために救ライセンターを作り医療活動を続けた。その活動は終生にわたるもので、一生をインドの貧しい人びとのために尽くし、1972年にその生涯を終えた。その活動が地元の住民から感謝され、彼の功績を永久にたたえるために道路の名称になったということであった。
赤砂岩の門をくぐると、まず広大な庭園が目に入る。その先に廟堂が美しく聳えている。大理石の壁には華麗なレリーフが刻まれ、世界各地から取り寄せたという宝石がはめ込まれている。
しかし、あまりにも金を使いすぎたために国の経済は傾いてしまった。そのためにシャー・ジャハーンは息子のアウラングゼーブ帝によってアグラ城に幽閉されてしまったという。最後は幽閉された部屋から妻の霊廟を寂しく眺めるだけの晩年だったそうだ。
中に入ると靴にかぶせる袋のようなものをつけなければならない。これを装着しない場合は裸足になることを要求される。セキュリティも厳しい。そればかりか、基本的にビデオ撮影も禁止だ。どうしても撮影したい場合はそれなりの」料金を支払う必要があるそうだ。ほかにも」禁止事項がいろいろとあるようだ。
正面に白亜のタージマハルをみた瞬間、全身に鳥肌が立つのを感じた。今までも写真では何度も見ていたものだが、実際にその前に立った時の感動は言葉では表現できないほどのものであった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エアインディア
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