瀬戸内のネコの島～愛媛　青島で猫にまみれてきました～　vol.１　アプローチ編

2013/11/22 - 2013/11/24

人口15人にネコが100匹以上！
瀬戸内海に浮かぶ小さな島、青島は猫の楽園!!
１日に２本しかない定期航路で海を渡り、
１日たっぷり青島を楽しんできました。

エリア 愛媛

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 船 レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

目指す青島は松山から車で40分の長浜港から船に乗り換えて更に40分。

行って帰るだけなら、関西からでも日帰りもできるんですが、
定期船は朝夕の２往復しかなく、
夕方の便が青島に停泊するのは、わずかに３０分。

猫達と戯れるにはあまりに短すぎるということで、
青島に近い観光地である内子町に一泊、
青島の帰りに道後温泉に一泊の２泊３日の旅です。

ANA1633便ボーイング737-800で、
9:00に伊丹を出て9:55には松山空港です。

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

松山空港では、ゼスプリのキウィのキャンペーン中。
ゴールデンキウィ?２個を全搭乗客に配布と太っ腹。
初めて知りましたが、愛媛はキウィの有力産地らしいです。
おみかんだけじゃないんですね、愛媛ってｗ

真ん中の奥に居るオレンジのきぐるみ「みきゃん」は、
愛媛県のゆるキャラなんですが、
おみやげ屋さんでは、県内どこへ行っても、
今治の「バリィさん」が幅をきかしていて、
あんまり見かけませんでした。

松山空港 空港

愛媛での足はタイムズレンタカーの
ANAサイト限定キャンペーンで
保険料コミ３日１．２万の激安価格でお借りした
マツダアクセラ。
他店なら軽の値段です。
ANAさん、タイムズさん、ありがとうございます。

伊予灘サービスエリア 道の駅

松山から高速で３０分、内子に到着。
この町は、江戸から大正にかけて、
ハゼという木を原料にしたロウソク作り（木蝋）で栄えた町。
当時の豪商をパトロンに、こんな田舎に似合わない
立派な劇場が建てられ、今でも当時のままの姿で残り、
内子座として観光名所になってます。
奈落の仕組みなんかを実地で見ることができて
ナカナカ面白かったです。

内子座 名所・史跡

この辺りの名物「丸寿司」。
何が変わってるかって、このお寿司、
シャリの部分が「おから」なんです。
それも酢で〆てある「すから」！
ごめんなさい、すからは嘘です。
でも、シャリの代わりにおからってのは本当なんです。

内子の町並みです。
景観保存されてる地区ですが、普通に人が暮らしてはります。
軒下に床几がある家が多く、
地元の方も観光客も、特にことわることもなく、
座ってくつろいでイイみたいです。
京都でもあんまり見ない「ばったん」もたくさん見かけました。

のんびりした空気が流れていて、
なかなか素敵な町でした。

八日市・護国地区の町並み 名所・史跡

木蝋の原料となるハゼの実。

石油由来の原料で作るろうそくが出てくるまでは、
内子の木蝋は品質の高さが世界的に評価され、
パリの万博で賞をとったほどだったそうです。

本日のお宿、松乃屋さん。
内子はグリーンツーリズムや農家民泊の取組でも有名な所ですが、
明日の朝は早いので、普通のお宿をとりました。

２人で１泊２食で懐石をいただいて２．５万円。
選んだ理由は、内子の町の宿でネット予約できる唯一の宿
というだけでしたが、この町を楽しむには
立地と言い、適度な素朴さと言い、調度良いお宿でした。

旅館　松乃屋 宿・ホテル

内子自体は内陸の盆地なんですが、
料理は瀬戸内の海産物が中心です。
この後も土瓶蒸しなども出てきて大満足の夕食でした。

締めはムカゴご飯。
むかごは、町の無料販売所や道の駅でも見かけました。

２日目の朝食です。
今日はいよいよ７：３０長浜港発の定期船で青島上陸。
６：３０には出たかったので、宿の方に無理を言って、
早めの朝食をご用意いただきました。

ちょっとトラブルがあって（というか単に宿の方の寝坊ですが）、
１５分押しの朝食。なかなか美味です。
このお宿、部屋は正直イマイチですが、食事はかなりイケます。

内子からレンタカーでぶっ飛ばすこと、４０分。
なんとか船の時間までに長浜港へ辿り着きました。

内子から大洲市を経て肱川沿いに下るのですが、
この間、ずーっと霧が出ていて気温も低く
このままだと欠航もあるかなと思いましたが、
（小さな船なので欠航は珍しくない）
どうやら肱川沿いはよく霧が出るところのようで、
海沿いまで出ると意外なまでの青空。

青島への定期船は伊予長浜駅の直ぐ目の前から出ます。
電車の人は迷わないだろうけど、
我々は最初に肱川の反対側に行ってしまって結構迷いました(*_*)

大洲方面から来ると、特に看板とかもないので、
車で行く人は事前にしっかり確認されることをオススメします。
定期船のりばは、肱川河口より東側、
駅前の交差点を海側に入ってすぐです。

ちなみに、駅から海岸沿いに少し東に行くとローソンが有ります。
青島にはお店も自販機もないので、
ごはんやお茶はここで買うといいと思います。

伊予長浜駅 駅

青島への唯一の足である定期船あおしまは、
定員４５人の小さな旅客船。
猫の島として注目されるまでは、
島民の方々へ物資を運ぶことと、
釣り人の方々のための船だったそうです。
（青島は元々サバ漁の拠点として人が定住し始めた
　島で、良い漁場だそうです）

参考までに「あおしま」の時刻表へリンク貼っておきますね。
http://www.city.ozu.ehime.jp/life/guide/bus_ship.html

って、いま確認のためサイトを覗いたら、
我々が行った数週間後にダイヤ改定されてました！

朝便が7:30発→8:00発に、昼便は4：00発→2:30発になり、
復路便は夕方４時台のままなんで、
ネコ目当ての観光客にやさしい時刻表になりましたね。
しかもサイトも充実してるし…
いよいよ青島キテるな!?

船内客室はこんな感じ。
後ろ半分は座敷仕様になっています。

今日は土曜日なんですが、３５人の乗客数でした
←ナゼ知ってるかというと、乗客は名簿に自分で記名するんですが、
　我々はぎりぎり滑りこみで乗り込んだ最後の客だったんです

パッと見たところでは、
1/3が地元の方、1/3が釣りの方、1/3がネコの方
という感じでしょうか…

ああ、あと、こんな方々もおられました。
大阪の読売テレビのクルーです。

でも、放送予定って聞いてた
翌週木曜の「かんさい情報ネット ten」、
録画したのに流れてなかった(;_;)

ココ最近一気に露出が増えた青島。
つい最近kまで地元民と釣り人しか使ってなかったこの船に、
いまや、こんなものまで導入されていましたｗ
最近ロケで来たジャルジャルの「嫌われてない方の人」も
書込したはりましたｗｗ

船長サンいわく
「４チャンから１０チャンまで全部来た。
　今日の読売テレビは出遅れとるわ」

船に揺られること３０分。
時刻は８時。
青島が目の前に見えてきました。

いよいよ上陸。
はたしてネコには出会えるのでしょうか？

−てか、船が島に着いた瞬間、すでにコレです。
１日２便しかない船を猫達も待ちかねてるらしく、
船着場の桟橋までお出迎えです。

青島 自然・景勝地

船がつくとすぐに、
ネコの面倒を見ておられる地元の方が波止場に登場し、
ネコ大興奮！

もうエライことになってきました


vol.2　猫の楽園編　に続きます。ネコ山盛りです。
http://4travel.jp/traveler/kasuzou/album/10841628

青島 自然・景勝地

この旅行記へのコメント （1）

• 一歩人さん 2013/12/19 07:14:38

  ふ、ふ、猿山ならぬ、猫島には、驚きました

  kasuzouさんへ
  
  ふ、ふ、ものすごい光景です。信じられません！
  
  ふ、ふ、観光地？信じられません！
  
  ふ、ふ、フェリーで行く？信じられません！
  
  ふ、ふ、飼い主は、島民？信じられません！
  
  これは、地球規模の慈善事業としかいいようがりません。
  
  え？もしかして、島民ならぬ、猫民？想像を絶した生き方です。
  
  ありがとうございました。失礼しま〜す♪