2013/12/14 - 2013/12/14
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ドクターキムルさん
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逗子市桜山7にある宗泰寺は高野山真言宗のお寺で海向山宗泰寺という。鎌倉時代の創建であるが、江戸時代と明治時代(明治22年(1889年))と2回の火災に遇っている。それでも、室町後期作の阿弥陀如来、不動明王、十王像が残っている。本尊は阿弥陀如来である。
新編相模国風土記稿(天保12年(1841年)成立)には「宗泰寺 海長山と号す、真言宗延命寺末 本尊十一面観音」とあり、逗子町誌(昭和3年(1928年)刊)には、「海長山と号す、古義真言宗、本尊阿弥陀如来、逗子延命寺末、本寺に、昔閻魔堂にありし閻魔二体の像を祀る。」とあり、本尊が十一面観音から阿弥陀如来に替わっている。明治の火災の影響であろうか。
本堂は昭和40年(1965年)に再建した近代的なものである。また、裏山墓地には鐘楼が建ち、鯱(しゃち)が上がっている。鎌倉界隈では鐘楼に鯱が上がっているお寺は少なく、玉泉寺(横浜市栄区金井町)で見た鐘楼以来である。また、本堂左横にある地蔵堂の屋根も丸味を帯び、奈良風の感じがする。これらは先代の住職やお祖母さん(先代の住職の妻か?)の好みでそうなったのだという。
湘南七福神の福徳大黒尊天を祀る。この大黒天は信貴山成福院より勤請した身の丈四尺、小槌を高く打ち振る財福、福徳を招く霊験あらたかであるとされる。
墓地最下段の檀家墓にある双体地蔵が彫られた江戸時代の墓石に目を引かれた。双体地蔵が彫られた墓石は初めて目にした。おそらくは夫婦墓石であろう。古き時代のほのぼのとした夫婦愛が感じられる墓石である。
(表紙写真は宗泰寺本堂)
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「高野山真言宗 宗泰寺入口」の標柱。
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宗泰寺掲示板。
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不動明王。
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不動明王。
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「高野山真言宗 海向山 宗泰寺」の寺号標石。
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天燈鬼。
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天燈鬼(奈良興福寺の模写彫刻)。
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「天燈鬼」看板。
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庚申塔。
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宗泰寺駐車場。
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庚申塔並びのお地蔵さま。
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「光明真言 一百万遍 供養塔」。
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十三重石塔。
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「天清武彦命」(昭和22年(1947年)銘)。
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「十王及び奪衣婆坐像」文化財看板。
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「逗子市重要文化財指定」標柱。
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丸味がかった屋根の地蔵堂。
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お地蔵さま。紺の衣と朱の袈裟に白衣を纏っている。
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聖観音像。
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聖観音像。
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「聖観音 御真言」看板。
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宗泰寺本堂。昭和40年(1965年)に再建。
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宗泰寺本堂横の玄関。
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「湘南七福神 福徳大黒尊天」看板。
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六地蔵。
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境内の檀家墓地。裏山墓地の入口にある石渡家の墓地だという。位置からして旧名主家の墓地であろう。
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境内の檀家墓地にある双体地蔵が彫られた江戸時代の墓石。
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境内の檀家墓地の石仏が掘られた墓石。
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宝篋印塔(三界萬霊供養塔)。
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三界萬霊の石仏。
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石仏。
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宗泰寺本堂。
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宗泰寺庫裡。
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本堂と庫裡。
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「鐘つきの心得」看板。
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鐘楼。
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鐘楼。
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鐘楼。
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鐘楼に架かる梵鐘。
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鐘楼屋根に上がる鯱(しゃち)。
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裏山墓地からの眺め。
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動物慰霊納骨堂。
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「動物慰霊堂」の扁額が架かる動物慰霊納骨堂。
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