2013/11/10 - 2013/11/11
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koalaさん
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奈良に一泊で出かけました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
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-
今回、奈良へは車で行きました。
最初に向ったのは、春日大社です。
朝9時から、自由参加の参拝があるとHPにあったので。 -
朝9時からの参拝は、神官さんたちと祝詞を一緒に読み上げ、
東日本の復興と、今年の関西での台風被害の復興を祈りました。
その後、神官さんのご案内で、いくつかの主な神社のお参りをしました。 -
春日大社で朝の参拝ができて
素晴らしい時間が過ごせてありがたいです。
予約不要ですので、機会があればぜひ。
神社で行事のある日には朝の一般参拝はありませんのでご注意を。 -
神官さんとお別れして、境内を歩き回りました。
春日大社は赤い柱と灯篭の続く道が有名です。 -
飾りの付いた吊り灯篭の展示コーナーもありました。
-
字だったり、柄だったり。模様が違います。
-
静寂だった神社は、時間と共に少しずつ混んできました。
早朝参拝をされる方は、参拝前に写真を撮ることをお勧めします。 -
春日大社は、春日山原始林を背景に、森の中にある広い神社です。
奈良公園内にある神社ということで、鹿もいます。
鹿は大人しくて、頭を撫でても怒りません。 -
萬葉植物園前にある春日荷茶屋でしばし休憩。
雨だったし、寒かったので、座りたかったんです〜。(笑)
ならまちでランチの予約がしてあったので、
萬葉植物園の散策はやめました。 -
くずもちを注文しました。
美味しかったです。 -
宿泊する宿に車と荷物を預けました。
ならまちも徒歩数分なので、歩いてならまちへ。
ならまちって、こんな感じのところです。 -
ランチは奈良野菜が美味しいとの評判のお店「ひより」へ。
最初に出てきたのは、生姜とレタスのスープでした。
画像は2品目のヘルシーな品揃え。 -
この後、蒸し物、揚げ物がきて、画像は岩魚の塩焼きなど。
デザートはわらびもちでした。 -
さて、今回はボランティア観光ガイドさんに事前に案内を
お願いしてあったので、待ち合わせ場所の興福寺五重の塔の前に徒歩で向かいました。
こちらは途中で見える沢渡池。
奈良は京都に比べたら、ホント、田舎ののどかさがあって、
きらびやかじゃないけど、大らかな空気感で、居心地がいいです。
奈良の言葉も、とてもやわらかくて聞いていて気持ちいいです。 -
この前で待ち合わせしました。
ボランティア観光ガイドで検索すると、かなりの土地で、
見つかると思うので、お試し下さい。
その土地が大好きな方に案内していただくのはとても楽しいですよ。
私が今回お願いしたのは朱雀というグループでした。
諸経費だけの1000円で案内してくださいます。
画像は、興福寺 南円堂 -
興福寺 南円堂
興福寺は藤原家との関係で、強大な権力を持つようになりますが、
戦火にさらされることも多く、何度も燃えては再建されているそうです。
明治時代の廃仏毀釈では、廉価で売り出されたり、
僧侶が春日大社の神官にさせられたりもしたそうです。 -
五重の塔の左が東本堂です。
中金堂は工事中でした。
境内は無料で外観の撮影は自由ですが、
東本堂と国宝館はチケットが必要です。
たくさんの仏像が見られます。(もちろん撮影できません。)
阿修羅像が有名ですが、薬師三尊像、千手観音立像、
他にも素晴らしい仏像があって圧倒されます。 -
次は東大寺に向いました。
写真には人の顔がどうしても写ってしまうので、パスしちゃいましたが、
ここの門前のお土産やさんの続く雰囲気は、まるっきり昭和でした。
懐かしいな、いいなと思いました。 -
門をくぐり、中に入ると、紅葉がきれいでした。
今年の紅葉は遅くて、ちょっと残念でしたが、
奈良公園も、あと1週間後には素晴らしい見頃になりそうです。
奈良の大仏様は本当に巨大です。
愛知県の小学校の修学旅行先は京都・奈良が多く、
私もオットも京都・奈良でして、奈良では大仏様の鼻の穴のサイズという
柱の穴をくぐり抜けた経験がありますが・・・
今回ガイドさんが「今日は空いてます!ぜひ!」と
大エールを送ってくださり、アホ夫婦の私たちは、つい、
そんなに言ってくださるなら・・・と、年齢も考えずに参加。
恥ずかしかったけど、面白かったです。
もう最後だと思うし。(笑) -
美しく機能的な建築です。ほれぼれ。
写真を写していませんが、「東大寺ミュージアム」がお勧めです。
タダモノではない!素晴らしかったです。
時間があったら、もっともっと長い間、眺めていたかったです。
仏像のお好きな方は、感動すると思いますので、ぜひ。
この後は、正倉院展に行きました。
日曜日の朝などに正倉院展に行くと、
入場するのに長い行列に並ばないといけませんが、
日曜日でも、午後4時過ぎなら、ほぼ並ばないという情報を得て、
4時半頃に、待たずに入場しました。 -
宿に帰って、露天風呂から五重の塔を見て、晩ご飯食べました。
飛鳥荘という旅館が、露天風呂から興福寺の五重の塔が見えるというので予約しました。
五重塔の見えるお部屋は既に満室でした。
これは、和モダンルームというお部屋です。 -
食事は美味しかったのですが、やはり奈良の自慢の食べ物って何だ?と
頭の中でちょっとはてなマークでありました。
旅行すると、食事の際に、これは○○の○○で、とたいてい
郷土自慢のお品が出るんですけど、郷土自慢がなかったのです。
お刺身・・・これは当然、奈良の魚じゃないですしね。(笑) -
黒毛和牛と地鶏と言われたのですが、産地はそういえば聞かなかったです。
他にも次々にお料理が出てきましたが、
「地元の自慢の」というニュアンスがなかったんです。
他県に泊まると、ほぼ100%あるんじゃないかと思います。
お料理は美味しかったので、問題ないんですが、謎が深まりました。
奈良県民の自慢の地元料理は何でしょうか?
ご存じだったら教えて〜。 -
朝ご飯をいただきました。 -
真ん中の小さなお碗が茶粥です。
これは奈良らしいですね。
画像が少しぼけちゃいました。失礼。 -
チェックアウトして、車を預かっていただいて、
歩いて出かけた目的は・・・鹿!
ちなみに飛鳥荘さんは、チェックイン前もチェックアウト後も
車を預かってくださる親切な旅館です。 -
売っている鹿せんべいを食べちゃおうという鹿はいないようで、
いたって平和な風景が広がっています。
東大寺の近くです。
鹿がいっぱい! -
鹿せんべいは鹿にとって主食ではなさそう。
草とか、どんぐりとか、木の皮なんかを食べてます。
美味しいおやつなんでしょうね。
鹿せんべいを買うと、鹿がわらわらと寄ってきて、
あっという間に食べちゃいます。
せんべいがなくなると知らん顔です。(笑) -
可愛いなぁ。
おとなしくて、撫でるのも平気。
でも鹿せんべいを持っていると、コートまで噛まれる・・・。 -
鹿さんのアップ〜。
-
唐招提寺は、鑑真が建立した寺院です。
千手観音立像は、千の手と千の眼を持ち、生きとし生けるものを救うと
言われていますが、実際には千手観音の腕の数は42本で、
1本で25の世界を救うのだという説を聞いたことがあります。
前日に見た興福寺の国宝館の千手観音の手は42本という説明を聞きました。
唐招提寺の千手観音は、修理の際に組み立てを解いた様子のパネルから
1000に近い数の手が現存することがわかっています。
たくさんの小さな手があるのです。 -
画像は礼堂(らいどう)
小学校で習ったけど、忘れちゃった〜という方のために
第九遣唐使派遣が決まったのは聖武天皇の時代のこと。
留学僧として2人の僧が選ばれました。
その時代、まだ日本には「戒律」が備わっておらず、
勝手に出家して僧を名乗ることが出来たみたいです。
当時、日本では僧侶は税金を払わなくて済むということで、
信心のかけらもないような僧侶が増えていました。 -
伝戒師から授戒した者だけが、正式に僧として認められる仕組み。
これは唐では確立していましたが、日本にはありませんでした。
僧侶に位を与える人(伝戒師)が必要だと聖武天皇は考えました。
日本で伝戒師となってくれる優秀な僧を、唐から連れてくるようにという、
聖武天皇の勅命により、遣唐使と共に唐に渡った留学僧は、
鑑真に、どうぞ日本の仏教会に戒律をお与え下さい、
お弟子さんのお力を貸してください、と嘆願しました。
鑑真は、弟子に希望を聞いたのですが、誰も行きたがりませんでした。 -
日本への舟旅は非常に危険だったことに加え、
当時、唐では外国に出かけることは禁止されていました。
弟子たちが行きたがらなくて当然ですが、
鑑真は、では私が行くと言い出して弟子達を慌てさせます。
しかし、「仏法の為に生命を惜しむことがあろうか」と
鑑真の決心は固かったそうです -
何度も渡航しようとしますが、鑑真を止めたい弟子達の密告や
嵐による中断などで、決意から11年間、6回目の挑戦で、
やっと日本についたという鑑真。
鑑真に日本へ来てくださいと頼み込んだ2人の僧侶のうち
1人は途中で死に、鑑真も眼病から失明してしまいます。
(これは失明には至らなかったという説もあります) -
その後、鑑真は、東大寺から唐招提寺にうつり、
この唐招提寺で、76歳の生涯を終えました。
西に向って結跏趺坐(けっかふざ)したまま息を引取ったそうです。 -
「仏法の為に生命を惜しむことがあろうか」と言い切って
命がけで来日し、言葉通り、仏法のために生きた鑑真和上と、
慕って集まったであろう弟子達の読経が響き渡ったであろう敷地を
歩き回らせていただいてありがたかったです。 -
奈良のお寺は一つ一つが広く、説明も多くて見ごたえがあります。
仏像や絵などの撮影は出来ないので、ここに出せませんが、
ちょうど玄奘三蔵法師に関する資料の公開中でした。
玄奘三蔵法師の1350年の御遠忌記念との事でした。
お姿は、夏目雅子さんには全く似ておりませんでした。(笑) -
玄奘三蔵法師は、非常に優秀な僧で、中国国内で授かることのできる
仏教の教えでは飽き足らず、国禁をおかして、陸路でインドに渡り、
インドのナーランダー大学でもめきめきと頭角を現したそうです。
インドに留まり、しかるべき地位をいただくことも出来たのですが、
また、危険を冒して中国に戻り、持ち帰ったたくさんの経典を
翻訳することに残りの人生を捧げたそうです。
これはたまたまお目にかかったどこかのお寺の和尚様に
教えていただいたことです。 -
薬師寺には、大唐西域壁画殿に、平山郁夫画伯の描かれた壁画があります。
高さ2.15メートル、幅50メートル(柱を含む)の大壁画で、
天井には群青色の空と星座が描かれています。
インドのナーランダー大学と、玄奘三蔵法師の描かれた絵もありました。
それを眺めながら、そんなお話を聞く時間が持てたのは
本当にありがたく素晴らしい事でした。 -
玄奘三蔵法師は、非常に優秀な僧で、中国国内で授かることのできる
仏教の教えでは飽き足らず、国禁をおかして、陸路でインドに渡り、
インドのナーランダー大学でもめきめきと頭角を現したそうです。
インドに留まり、しかるべき地位をいただくことも出来たのですが、
また、危険を冒して中国に戻り、持ち帰ったたくさんの経典を
翻訳することに残りの人生を捧げたそうです。
これはたまたまお目にかかったどこかのお寺の和尚様に
教えていただいたことです。
薬師寺には、大唐西域壁画殿に、平山郁夫画伯の描かれた壁画があります。
高さ2.15メートル、幅50メートル(柱を含む)の大壁画で、
天井には群青色の空と星座が描かれています。
インドのナーランダー大学と、玄奘三蔵法師の描かれた絵もありました。
それを眺めながら、そんなお話を聞く時間が持てたのは
本当にありがたく素晴らしい事でした。 -
東塔水煙降臨展も公開中。
これは国宝・東塔の建物が、2018年12月までかかる
大修復工事に入ったため、今月いっぱいまでですが、
塔頭に飾られていた東塔水煙を展示しているというものです。
これがその東塔水煙。
「飛天が舞い降りる姿」と呼ばれ、公開は61年ぶりだそうです。 -
水煙公開特設会場には四天王も展示されていて、
こちらは撮影OKということでしたので
撮影してきました。
持国天像
東を守っています。
仏堂内では本尊の向かって右手前に置かれています。 -
増長天像
南を守っています。
仏堂内では本尊の向かって左手前に置かれています。 -
広目天像
西を守っています。
仏堂内では本尊の向かって左後方に置かれています。
右手に筆を持ち、左手に巻物。
何かを書き留めている姿です。
哲学的なお顔に感じました。 -
多聞天像
北を守っています。
広目天像
西を守っています。
仏堂内では本尊の向かって右後方に置かれています。
薬師寺を後にして帰途に着きました。
1泊でしたが、驚くほどの仏像三昧ができました。
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