2013年秋　ウィーン一人旅4

2013/10/28 - 2013/11/03

この日11月1日はオーストリアの祝日でした。
諸聖人の日というらしいです。

前半3日はひたすら箱物関連を巡り計6か所の美術館、博物館に行きましたが
さすがに疲れたので、この日は一変し自然散策を楽しみました。

ウィーン滞在中で最も好天の一日でした。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝8時前にホテルを出、ゼーグロッテ（地底湖）を目指します。

ホテル前の地下鉄U3からウィーン西駅でU6に乗り換え、
ウィーン・マイドリンク駅でさらにSバーンに乗り換えます。

写真はSバーンの車内です。

余談ですがSバーンは地下鉄よりレトロです。
バリアフリーなぞはありません（多分）。
乗り込むとき階段を上るので荷物が重いと大変です。
到着初日、空港からSバーンを利用して市内に向かったので
スーツケースを持って車内に乗り込むのに苦労しました。。。

車窓から。

旧市街の外側はわりと近代建築物ばかりで
日本の郊外の風景と大差ないです。

ムードリンク駅に到着しました。

ゼーグロッテまではここから更にバスに乗ります。

駅の中に自転車置き場がある。

ヨーロッパらしい気がします。

祝日のためバスの本数が少なく30分程待ちました。

その間にムードリンクの街並みを写しました。
なかなか小奇麗な町です。

カラスが道端に落ちている何かをついばむ様子。

ムードリンクの街並みその2。

そうこうしているとバスがやってきたので乗り込みました。

バスに乗ること5〜10分。

このバスは停留所のアナウンスや車内表示が一切ないので地元民以外には難度高いです。
バスの運転手さんが降りる場所を教えてくれなかったら、絶対乗り過ごしてたでしょう。

で、停留所から少しだけ歩くと見えてきました。
ゼーグロッテです。

窓口でチケット（9ユーロ）を買うと、ツアー開始は30分後と言われます。

こちらは個人単独での出入りは出来ず、数人単位のガイド付きツアーに強制参加させられます。

待ち時間中、寒かったので横のカフェ（？）でフレーバーティーを飲みました。
やっぱりカップがでかいです。

時間になったのでツアー開始です。

私の時は15人ほどのツアーでした。
地元民らしきガイドさんが付き先導してくれます。

まずは洞窟の中を奥へと歩いて進みます。

横手には行き止まりの横穴が無数にありますがフェンスで仕切られています。

横穴。

地底に水が湧くまでは、この洞窟は何かの採掘所だったらしいです。

その名残かはわかりませんが礼拝所のようなものがありました。
ガイドさんがドイツ語と英語で説明してくれるのですが
英語のドイツ語訛りがきつくてほぼ理解不能。

これも礼拝所の一部です。

第二次大戦中、ナチスの秘密飛行場建設基地としても使われていたらしく、戦争を想起させる展示物が置かれています。

たまにこういう広い空間もあったりします。

階段を下りると、いよいよ地底湖です。

地底湖は船で遊覧します。

水の色は水色がかった透明かな。

奥に置かれたゴンドラの方が乗りたかったな〜

暗くてなかなか上手く写りません。

フラッシュをたくと余計に写りませんでした。

一番神秘的に撮れた写真です。

10分程であっという間に1周して戻ってきました。
短かったけど楽しかったです。

ガイドさんとはここでお別れし、あとは勝手に帰らされます。

チップを要求されるので1ユーロ渡すと
「アリガトーサヨナラ」と日本語で言われました。

日本人って何故分かった？と思いつつ「サヨナラー」と返しました。

帰り道に別の礼拝所らしき所に寄り道。

別になんてことない場所だったんですがツアーで一緒した皆さんが寄っていったのでつられました。
日本人の集団心理ですか。

帰り道の途中で採掘をする人形を発見。

まもなく出口です。

全行程1時間足らずでした。

さて帰ろうかとバス停に向かいかけると、別の英語の流暢なガイドさんが「バスはさっき出たばかりで一時間来ないよ」と教えてくれました。
ガーン。帰りの礼拝所に寄ったばかりにバスを逃してしまいました。

「駅まで歩いても1時間だから、歩いた方が楽しいよ」と言われ
確かに1時間無為にバスを待つだけもつまらないので
歩くことに決めました。

写真は民家のお庭です。

川沿いを進むと駅に着けるそうです。

気温が12〜3℃で歩くのに丁度いい季節です。
日差しも暑過ぎず気持ちいい。

普通の一軒家をウィーン旧市街で目にすることはありません。

いい感じのおうちです。

消火栓かな。
こちらは青色なんですね。

マツダ車発見。

ホンダ車発見。

そういえばウィーンでは日本車は少なかったです。
たまにプリウスを見ましたが、ほとんどドイツ車でした。

お惣菜の宅配屋さんみたいでした。

美味しそうな写真です。

ゴミ収集所。
細かく分別されてそうでした。

公園の中も通りました。
紅葉が終わりかけて落ち葉が凄いです。
こちらの紅葉は黄色ベースですね。

公園沿いにも綺麗な一軒家がありました。

階段の踊り場が抜けてる…
これは危険です。

煉瓦造りの橋が綺麗です。

こういう落書きだらけの高架下通路はどの国にもありますね。

ようやく見覚えあるバス道にたどり着きました。

この通りは商店街のような感じです。

素晴らしいデザイン！
この噴水に出会えただけで、歩いた価値がありました。

途中で人に道を尋ねつつ約1時間で駅に戻れました。
程よくお腹が空いたのでランチをとるため一旦市内に戻ることにしました。

二回目のオーバーラーです。
ここのランチメニューが評判が良かったので行ってみたかったのです。

まずはジャガイモのポタージュ。
優しい味付けで美味しい。

メインのリゾットです。
上には白身魚のフライと炒めたタケノコが乗っています。
こちらもいい塩加減で美味しい。

メニューにデザートが付いているのですが、クッキー２つでまだお腹に余力があったのでラズベリータルトを追加注文してしまいました。
全くもって食べ過ぎです。

このタルトは真ん中にヨーグルトムースが挟まれ甘酸っぱくておいしかったです。

お腹が膨れたので今度は北に向かいました。

行先はカーレンベルクという展望台です。

ウィーン・ミッテ駅からU4で終点のハイリゲンシュタットまで行きます。ここからカーレンベルク行のバスに乗ります。

写真はハイリゲンシュタット駅前の建物です。

バスで山道を登ること10分。
展望台に着きました。
祝日なので人が大勢います。

そして見たかったドナウ川が眼下に！！
美しき青きドナウ川。

めちゃくちゃ景色が良いです。

180℃のパノラマです。

景色を堪能したので山を下り、この日はホイリゲに行く予定でした。
が、お腹が全く空いてないのと時間が早すぎたので、またまた歩くことにしました。

さっきバスで登ってきた山道の横に林道があり、そこをブラブラ。

車で登ってきてる人も沢山います。

それにしてもよく歩く日だ。

たまに山が開けて草原があったりします。

空も秋ですね。

ひたすら山を下って2時間。
どんどん空が暗くなってきました。

いい感じにお昼に食べ過ぎた食物も消化できたので
ホイリゲに向かいました。

お店はツムマルティンゼップです。

ターフェルシュピッツと発酵途中のワインのシュトゥルムを注文。
ターフェルシュピッツに付けるホウレン草のペーストが美味しかったです。とてもあっさりして食べやすい料理でした。

写真はシュトゥルムです。
甘くてジュースのようですがアルコールは多少あるんですね。
すごく美味しかったです！

お土産に欲しかったけど発酵途中なので密閉すると容器が爆発するんですね。残念です。
でも日本でも飲める所があるらしいですね＾＾

この日は沢山歩けて楽しい一日でした。