2013/10/30 - 2013/10/31
423位(同エリア2860件中)
玄白さん
普段利用しているクレジットカード会社のダイレクトメールで、「サンダンスリゾート」という会員制リゾートクラブの体験宿泊が格安で出来るという案内がありました。軽井沢の宿泊施設を申し込んだところ、紅葉シーズンにも関わらず空室があるということだったので、ちょっぴりリゾート気分を味わえるかもしれないという期待を抱きながら、軽井沢の紅葉を見てきました。
枚数が多いので2編に分けました。
第1編は、軽井沢の紅葉の名所、雲場池から高級別荘地域内を散策しながら、旧軽井沢銀座まで歩き、遅めのランチ。その後、奥方は軽井沢プリンスショッピングプラザで(ウィンドウ)ショッピング、その間、玄白は一人で碓氷峠で紅葉撮影です。
体験宿泊以降は第2編にて。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝6時半に自宅を出発、北関東道、関越道、上信越道と高速道路を走り続け、碓井軽井沢ICで降りて、雲場池駐車場に8時半過ぎに到着。北関東道が全線開通したおかげで信州方面へのアクセスは随分便利になりました。
駐車場から雲場池まで5分ほど歩きますが、その途中にも瀟洒な別荘が点在しています。表札は出ておらず、個人の特定は出来ないので、勝手に写真を撮らせてもらいました。 -
どの別荘も、建物だけでなく庭の手入れにもお金をかけているのでしょう。庭木の紅葉も見事です。
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どんな裕福な人の別荘なのか夢想にふけっていると、この瀟洒な別荘の門の前にウェディングドレスをまとったカップルがやってきて、一緒にいたカメラマンが撮影を始めました。中国語が飛び交っていたので、このカップルは中国人のようだ。中国では結婚するとき、大金を叩いて記念のアルバム作りをすると聞いたことがありますが、どうやら、これがそのアルバム作りのための海外旅行のようです。
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となりの別荘敷地の紅葉。
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イチオシ
雲場池のほとりに到着。天気予報では晴れだったが、朝もやがかかっていて、まだ遠くは見通せません。軽井沢の朝はもやが出やすいようです。
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紅葉はピークで、水鏡に映ったモミジが見事です。
この雲場池は数百m北にあるホテル鹿島の森の敷地内に沸く御膳水と言う泉を水源とする小川をせき止めて作られた池で、別名スワンレイクというのだそうです。冬になれば白鳥が渡って来るのでしょうか。 -
池の周りには遊歩道が設けられていて、20分ほどで一周できます。遊歩道から身近に紅葉が楽しめます。もやが晴れるのを待ちながら池の周りを巡ることにしよう。
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紅葉の絵を描いている人。大作のようです。
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白鳥こそいませんが、鴨はたくさん泳いでいます。これはマガモでしょう。
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このカメラマンももやが晴れるのを待っているのでしょうか
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池の反対側まで来たあたりで、もやが晴れ始めました。黄色のモミジが陽光を浴びて鮮やかに輝いています。
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赤いモミジも青空に映えています。
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ドウダンツツジはモミジ以上に真紅に染まります。風景モードで撮影すると赤色が飽和してしまうほどです。
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大木に絡むツタも紅葉しています。
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雲場池のほとりのモミジは黄色にしろ、赤にしろ葉の密度が濃く、こんもりとしていてボリウム感があります。
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イチオシ
完全にもやが晴れて見事な紅葉シーンが出現しました。
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イチオシ
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到着してから一時間が過ぎた頃、大勢の観光客がモミジ狩りに押し寄せてきました。
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こちらはカルガモ
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イチオシ
赤でも黄色でもなくオレンジ色に染まったモミジです。
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雲場池を後にして別荘が点在する林の中の道を散策しながら、旧軽井沢銀座方面に歩いていきます。
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別荘が点在する森の中にある「ホテル鹿島の森」。ホテルオークラ系の高級ホテルです。紅葉した木々に囲まれた静寂の中にたたずんでいます。
道を挟んで反対側には日本で2番目に古い名門ゴルフクラブ「旧軽井沢G.C」のクラブハウスがあります。会員には政財界の著名人が名を連ねているらしい。もちろん、会員制でビジターだけのお気軽ゴルフはできない高級ゴルフクラブなので、玄白には縁がないところです。 -
イチオシ
ホテル鹿島の森の門の前の見事なモミジの黄葉
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ホテル鹿島の森を通り過ぎ、旧軽井沢銀座方面に歩みを進めます。
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別荘一軒あたりの敷地が広く敷地内の樹木もよく手入れがされていて、別荘地域全体が紅葉の庭園のようです。
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こんな別荘の維持管理には一体いくらかかるのでしょうかね〜。もっとも、こういう別荘の持ち主は、そんな下世話なことは考えないのでしょうが・・
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旧軽井沢銀座にやってきました。高級別荘街とはうって変わって、平日にも関わらず大勢の人でにぎわっています。
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あ〜! ここにも中国人結婚式撮影旅行のカップルが出現! 雲場池近くの他人の別荘の前で写真を撮っていたカップルとは別人のようです。
ほほえましいというか何というか・・・・ 大勢の通行人が行き交う中でこんないでたちで写真撮っていてはずかしくないんでしょうかね〜
どうやら、結婚アルバム作成ツアーを組んで複数のカップルが来日しているようです。 -
ミカドコーヒーの前を通りかかると、我が奥方、ランチ前なのに、かの有名なモカソフトを食べたいとのたまう。
アンズがのっかっているカップソフトを注文。ソフトクリームに一家言を持つ我が奥方の評価は「有名なわりにたいした事ない、クリームの乳脂肪分が足りないのでざらざらしていて、なめらかさがない」と手厳しい評価でした。
ミカドコーヒーのモカソフトのファンも大勢いるとは思いますが、個人の味覚の問題なので悪しからず・・・・ -
次に立ち寄ったのが、軽井沢彫りの老舗「一彫堂」
明治19年以降、避暑別荘地として発展してきた軽井沢では、別荘用の家具の需要も急増。当時の欧米人たちは、木彫り細工の装飾がほどこされた家具を好みました。そこで、その頃日本で最も華麗な木彫細工の1つを作っていた日光の木彫り職人たちが軽井沢に呼ばれ、欧米人の別荘のために製作した家具が、現在の軽井沢彫の原型です。
当時の職人たちは、西洋家具の形式に日本古来の技法を融和させ、独特の家具を造り出しました。現在もその技法は軽井沢彫りとして長野県伝統工芸品の指定を受け、代々引き継がれています。
(以上、一彫堂HPより引用) -
店内にはアクセサリーやスプーンのような小物から、お盆、トレーさらに鏡台、タンス、テーブルなどの高価な家具などが展示されています。
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せっかく、軽井沢に来たのだから記念に何か軽井沢彫りの品を買おうということになって、買ったのが、このお盆。
軽井沢彫りの特徴は技法としては日光彫りの伝統を引き継いでいますが、図柄に桜が多いことです。桜が軽井沢に避暑にやってきて別荘用の家具の注文をした欧米人たちの好みだったようです。 -
これまた軽井沢の老舗名店「土屋写真店」
江戸時代は軽井沢宿の旅籠で小林一茶も泊まったというが、明治39年に写真館として創業。記念撮影もできるが、軽井沢の昔の写真が手に入る店として有名です。
今回は、空腹でランチ優先のため、通り過ぎただけ。 -
ランチは特に下調べもなく、いつものように行き当たりばったりのそのときの気分で決めます。
入ったのは旧軽井沢銀座のほぼ真ん中あたりの「SPOON」という洋食屋 -
奥方の注文は「ビーフメンチカツデミグラスソース」
味は、可もなく不可もなくといったところでした。
かつてはビクトリア風ハンバーグという名前で、まだフレンチやイタリアンが日本に入ってくる前の洋食ブームの明治の頃のレシピらしい。そう言われれば、なんとなく古風な味のような気がします。 -
玄白がオーダーしたのは「信州福味鶏のポレンタ揚げ」
ポレンタとはイタリア料理で使うとうもろこしの粉のこと。ようするにとうもろこしの粉の衣のから揚げです。子供が好きな小麦粉や片栗粉を衣にした唐揚げより、いかつい感じで大人の唐揚げという味の印象でした。 -
ランチ後、さらに旧軽井沢銀座の銀ブラをしばし続けます。
ドライフルーツとナッツの専門店 -
旧軽井沢銀座の端までやってきました。この通りをさらに進んでいくと、碓井峠に続いています。
碓氷峠まで観光客を運ぶ消防車のようなバス。観光バスではなく路線バスです。 -
「Creek Garden」というカフェレストラン
ここの敷地の紅葉もきれいでした。 -
ここで折り返して雲場池駐車場に戻ります。
途中、旧軽井沢銀座の中央付近、先ほどのランチをした洋食屋の近くに表白山釈迦院神宮寺という寺があります。境内に入ってみました。
この寺は樹齢400年の枝垂れ桜が有名ですが、紅葉も見事でした。旧軽井沢銀座を訪れる観光客も、このシーズンは寺を訪れる人はほとんどおらず、通りとは違って静かな雰囲気でした。 -
イチオシ
黄葉の下の観音像
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そういえば、明日10月31日はハロウィーンですね。我が家はハロウィーンだからといって、特に何をするでもないですが、いつの間にかこの外来の行事も日本に定着しましたね〜
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途中で、右に折れてチャーチストリートを通り、聖パウロカトリック教会に行ってみます。
昭和10年にイギリス人宣教師ワードによって設立された教会。堀辰雄の小説「風立ちぬ」の中にも登場する軽井沢のシンボル的教会です。
有名人も結構、この教会で結婚式を挙げているそうです。 -
軽井沢の観光ポスターやチラシの写真にも使われる構図ですが、ここの紅葉はすでにピークを過ぎ、枯れ始めています。
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散った紅葉
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また別荘地域に入ってきました。
見事な紅葉に、またまたカメラのシャッターを切ってしまいます。 -
逆光では、黄葉、紅葉は際立って鮮やかさを増します。
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豪華な洋館風の別荘。これも個人の所有なのでしょうか?
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イチオシ
一枚一枚の葉にも紅葉と黄葉が同居しています
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こちらは真っ赤なイロハモミジ
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雲場池北端あたりまで戻ってきました。駐車場までもう少し。
この後、奥方を軽井沢駅に隣接するショッピングモールまで送り届けたあと、碓氷峠に向かいます。 -
碓氷峠といっても鉄道の碓氷峠でもなく、国道18号の新碓氷峠でもなく、中仙道の旧碓氷峠です。
ここの神社と見晴台の紅葉を見ようということです。 -
この神社の参道、本宮の中央に長野県と群馬県の県境が通っていて、社殿はひとつですが、長野県側は熊野皇大神社、群馬県側は熊野神社という別々の神社です。宮司、賽銭箱は別々ですが、祭神は一柱で伊邪那美命(イザナミノミコト)
戦前はひとつの神社だったのが、終戦後の宗教法人法改正で都道府県ごとに宗教法人の登記をしなければいけなくなったため、無理やり2つに分けたということのようです。 -
県境上の扁額は長野県側の神社名になっています。微妙な力関係でこうなったんでしょうか
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境内には本宮の他に長野県側の那智宮、群馬県側の新宮があります。写真は群馬県側の新宮
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長野県側には神木「科(しな)の木」があって、長野県の天然記念物に指定されています。
科の木は日本固有種で、英語名でJapanese linden(日本の菩提樹)となっています。長野県の古名「信濃」は昔は「科野(しなの)」と書かれていて、長野県に特に科の木が多かったからだそうです。 -
ごつごつとコブがたくさんできている太い幹を見ると昨年見てきた縄文杉を思い出します。
http://4travel.jp/traveler/genpak/album/10671626/ -
神木の脇から、さらに奥に奥社があるというので、そこまで行ってみます。なかなか急傾斜の参道を15分ほど登っていきます。
このあたりの黄葉は終わりかかっています。 -
立派な社殿があるのかと思いきや、こんな小さな祠があるだけでした。それでも賽銭箱はしっかり置いてあります。
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一通り参拝を終え、見晴台に行ってみます。
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その前に参道入り口の鳥居の真向かいにある茶店「しげの屋」に立ち寄り、名物の「元祖ちから餅」を購入。今夜の夜食用です。
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味はあんこ、きなこ、ごま餡、くるみ餡の4種類ありますが、そのうち2つのチョイスします。あんこときなこを注文。¥900なり
注文を受けてから作り始めるので15分ほど待たされますが、作りたてというのはいいですね。無添加なので、今日中に食べなさいと忠告を受けました。 -
碓氷峠見晴台からの展望。
少しガスっぽくて、遠くは見通せませんが、ごつごつした青い山は妙義山でしょう -
イチオシ
妙義山に覆いかぶさる紅葉。
見晴台の紅葉もピークを迎えています。 -
この見晴台も両県の境界線が通っています。
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またまた出現! 結婚アルバム作成ツアーの中国人カップル。
軽井沢の観光スポットには、どこにでも現れるようです。もう日が傾いて気温も下がってきているので腕を出したウェディングドレス姿の新婦は寒いだろうに・・・ご苦労なことです。
でもよく見るとドレスの下はジーパンにスニーカー、撮影が終わるをフリースを着込んでいるので、そんなに心配することはないのかも・・・ -
そろそろ、奥方をピックアップしに行かねばなりません。
ショッピングモールに迎えにいきます。 -
が、せっかくなので途中にあるショー記念礼拝堂に立ち寄ってみました。質素な作りの教会です。
カナダ生まれの宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーによって明治28年に創設された軽井沢最古の教会。
ショー宣教師が始めて夏の間軽井沢に滞在するようになったことが欧米人に知られ、避暑地軽井沢発展の契機となったそうです。また、ショーはカトリックでもプロテスタントでもなく、日本では珍しいイギリス国教会の宣教師だったという。 -
礼拝堂の道を挟んで反対側に松雄芭蕉の句碑があります。
「馬をさへ ながむる雪のあした哉」
軽井沢の江戸時代の俳人小林玉蓬と言う人が、芭蕉150回忌に建立したものという説明書きが建てられていました。 -
ショー記念礼拝堂付近の紅葉も最盛期を迎えています。
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ドウダンツツジの紅葉の鮮やかなこと
とはいえ、いよいよ奥方を迎えに行く時間が迫っています。
約束の4時15分に、ショッピングモールで合流し、今宵の宿、「サンダンスリゾート軽井沢」に向かいます。
以降、
2013年紅葉名所巡り(7) 紅葉の軽井沢でお試しリゾート その2
に続きます。
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この旅行記へのコメント (6)
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- 琉球熱さん 2013/11/09 16:35:34
- いやはや
- 玄白さん、こんにちは
見事な紅葉ですね。
池に映る姿も素晴らしい!
今秋は完全に出遅れて、未だ紅葉を見ていません。
そろそろ山の紅葉は終わり。これからは平野部でしょうか…
- 玄白さん からの返信 2013/11/09 22:55:53
- RE: いやはや
- 琉球熱さん、こんばんは
軽井沢旅行記訪問、コメントありがとうございます。
紅葉の時期がぴったり合い、天気にも恵まれてラッキーでした。
東日本では、山の紅葉はほぼ終わって、これから里の紅葉ですね。
玄白の紅葉旅行記も、あと1,2回で打ち止めです。
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- こあひるさん 2013/11/06 17:55:46
- 洋風な紅葉もいいですね〜!
- 玄白さん、こんばんは〜。
軽井沢の紅葉は、一度見たことがあるので、親近感があります。
雲場池の紅葉、ちょうど真っ赤で綺麗でしたね〜。
赤いもみじだと、お寺などの和風な風景のことが多いですが、こんな洋風の風景はヨーロッパの秋みたいでいいですね!
あの洋館・・・中を見学したくなっちゃいます。
こあひる
- 玄白さん からの返信 2013/11/06 21:52:44
- RE: 洋風な紅葉もいいですね〜!
- こあひるさん。こんばんは
こあひるさんも軽井沢の紅葉、見たことあるんですね。
この旅行記、4TravelのFacebookで紹介されました。途端にアクセス数急増です。facebookの威力はスゴイ!
昨年の日光白根山の紅葉旅行記に続いて2回目の紹介です。
玄白
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- honeyさん 2013/11/06 11:12:23
- 圧巻
- 玄白様
こんにちは、軽井沢の紅葉圧巻ですね
こういった素晴らしい時期に
そこの素晴らしさを満喫できるのが
一番の贅沢ですね。
紅葉の時期でした。
うつくしい紅葉魅せて頂きまして
ありがとうございます。
honey
- 玄白さん からの返信 2013/11/06 16:02:55
- RE: 圧巻
- honeyさん、 こんにちは
軽井沢旅行記の投票、コメントありがとうございます。
ちょうど、うまい具合に旅行時期と紅葉のピークが合いました。
軽井沢の高級別荘地の鮮やかな紅葉を見ていると、建物だけでなく庭木にもお金がかかっていそうだなという印象を持ちました。寺社などの有名庭園の紅葉は、入場料が必要ですが、タダで高級別荘の庭の紅葉を楽しませてもらいました (^ ^)
玄白
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