2013/10/21 - 2013/10/21
28位(同エリア122件中)
玄白さん
先週の台風26号に続いて翌週はまたまた台風27号が襲来するという。21日はその間の唯一度の好天の予報が出ていたので、昨年は行けなかった瀬戸合峡の紅葉の撮影に出かけてきました。今回は奥方は所用で同行できなかったので、単独行動です。
まず、5ヶ月ぶりに霧降高原六方沢橋付近に夜明け前に行き雲海の撮影を目論み、その後混雑しない午前早くに瀬戸合峡に行って紅葉写真撮影という計画でした。残念ながら六方沢橋付近では雲海は見られず、地表近くに漂う朝霧が見えただけでした。瀬戸合峡の紅葉も半ば予想していたのですが、やはり台風26号のダメージを受けて例年より鮮やかさが足りない状況でした。とは言え、荒々しい断崖絶壁の迫力或る峡谷の紅葉風景を楽しむことができました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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イチオシ
霧降高原の六方沢橋近くで見た夜明け前の日光市街の風景。残念ながら雲海ではなく、地表付近の朝霧がただよう情景です。
どういう気象条件のときに雲海が見られるのか、まだ研究不足なので、なかなか雲海に巡り合えません。 -
まもなく日の出。地平線の雲が金色に輝きはじめました。
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5:53に日の出です。
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朝霧が朝日に照らされて明るさを増してきました。
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うかつなことにレンズ表面の汚れに気がつかず、ゴーストの他に汚れのハレーションまで写り込んでしまいました。失敗!
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朝日に照らされる六方沢橋
六方沢にかかる長さ320メートルの逆ローゼ型アーチ橋で標高は1434メートル、谷底からは134メートルの高さにあります。
霧降高原道路(以前は有料でしたが現在は無料になっています)の途中、キスゲ平園地を過ぎた辺りにあります。 -
西の方角には十六夜(いざよい)の月が沈みつつあります。
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この辺りの紅葉は、まだ少し早いのか、それとも台風26号で紅葉が散ってしまったのか、ちょっと鮮やかさに欠けます。
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朝日に照らされて気温が上がってくると、昨日の雨が蒸発して早くも雲が沸いてきます。
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霧降高原道路(県道169号)から県道23号線を西進し、瀬戸合峡に向かいます。
途中には大笹牧場という観光牧場がありますが、まだ朝早いのでオープンしていません。一枚だけ牧場の風景を写して車を進めます。 -
県道23号に入って15分ほど走ったところにある蛇王の滝。
ここも紅葉の名所なのですが、まだ見頃には早いようです。 -
9時前に瀬戸合峡、見晴休憩舎に到着。売店と食堂の営業をやっていますが、9時にオープンなので、オーナーのだんなさんと奥さんが開店準備に忙しそうです。
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珍しいものが売られています。
山椒魚の燻製! 疲労回復、精力増強に利くらしい。今は観光土産になっていますが、昔は平家落人伝説が残り米もろくに採れない山奥のそのまた山の奥に暮らす人たちの貴重なタンパク源であり換金物だったのです。
もちろん、天然記念物のオオサンショウウオではなく、ハコネサンショウウオという種類だそうです。 -
燻製を焼酎に漬け込んだ山椒魚酒もあります。熊肉や鹿肉料理に山椒魚酒。これ、究極の日本の秘境ジビエ料理ですね〜。
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売店の隣の小屋では串焼きを売っています。焼くのは、岩魚、イノシシや鹿肉などオーソドックスな山里の食材以外に熊、雉もあります。もちろん、山椒魚も黒焼きにして食べられます。
まだ、開店前なのでご主人は売店の裏で仕込み中です。 -
この売店から鬼怒川に作られた川俣ダムが見下ろせます。この辺りが紅葉の名所になっています。売店のご主人によると、毎年今頃が紅葉の見頃なのだが、台風26号で紅葉した葉は飛ばされてしまい、残った元気がよい緑の葉がようやく紅葉し始めたのだそうです。
というわけで、今年は見頃の時期が遅れ、紅葉のボリュウムも少ないという、紅葉のはずれ年になってしまいました。 -
ダムの下流に深さ100mほどの峡谷が2kmにわたって続いています。瀬戸合峡です。紅葉と峡谷美で「とちぎの景勝100選」に選ばれています。
紅葉ハズレ年とは言え、それなりにきれいな紅葉は見られます。 -
この吊橋は、もともとはダムの管理用だったらしいのですが、2004年に観光用に改築され「瀬戸合峡渡らっしゃい吊橋」と命名されました。遊歩道を通って、この吊橋まで行くことができます。
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ここの紅葉の樹種は、モミジ、ツタウルシ、ドウダンツツジなどですが、松も多く、紅葉、黄葉と松の緑のコントラストがきれいなところです。
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川俣湖の周りの紅葉
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瀬戸合峡の断崖
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松の中の紅葉はドウダンツツジです。渡らっしゃい吊橋がかかっているろうそく岩のてっぺんです。
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9時になると、川俣ダムの上を歩くことができます。
ダムの上から眺めた川俣湖湖岸 -
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瀬戸合峡に一定量の水量を流すために、少しだけ放水されています。
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ダムの真ん中から眺めた「渡らっしゃい吊橋」
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イチオシ
ダムの端から眺めた「渡らっしゃい吊橋」
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吊橋が架かっている右側の岩峰は「ろうそく岩」という名前がついているそうです。
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南西方向には日光連山が見えます。雲がかかっている中央の山は女峰山
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ダムの端から「渡らっしゃい吊橋」に通じる遊歩道があります。吊橋まで行ってみます。
遊歩道は、けっこうアップダウンがある階段で、500段以上あります。 -
当然のごとく、熊出没地域です。
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ろうそく岩てっぺんまで10分ほどです。そこから少し下ると「天使の鐘」なる観光用設備があります。さほど大きな鐘ではないが、鳴らしてみるとびっくりするほど大きな音が出ます。なんで「天使の鐘」なのかよくわかりません?
そういえば昨年紅葉を見にいった茨城県の観光用の竜神峡吊橋にも「木精(もりの鐘」という同じような鐘があったな〜 -
天使の鐘があるところから眺めた見晴休憩所が、随分上の方に見えます。
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この辺りの紅葉の主、ドウダンツツジです。
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ひときわ鮮やかに赤く染まったドウダンツツジ
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「渡らっしゃい吊橋」
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イチオシ
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川俣ダム。高さ117m、幅131mのドーム型アーチ式ダムで、昭和41年竣工。鬼怒川本流にある3つのダムのうち、最上流にあるダムです。
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ダムの脇の、この辺りが一番鮮やかな紅葉でした。
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イチオシ
切り立った断崖に根を下ろした木が逆光に映えて、良い感じです。
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ダム放流設備横の紅葉
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イチオシ
吊橋の上から見下ろした谷底の紅葉。高所恐怖症の人は足がすくむほどの高さです。
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紅葉の中で青モミジも、また新鮮な感じで良いものです。
この後、まだ時間があるのでさらに奥地の川俣温泉まで行ってみます。売店においてあった観光案内によると、川俣温泉に間欠泉があるというので、それを見るためです。 -
途中の、川俣湖上流の熊の沢橋の上から見た紅葉
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川俣温泉を流れる鬼怒川。源流に近いところまで来ました。
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夫婦淵温泉方面と戦場ヶ原方面に行く道が分岐する少し手前の鬼怒川沿いに間欠泉を眺める展望台が作られています。あずまやの中には足湯があります。足湯に浸かりながら、間欠泉が吹き上げるのを待てということでしょうか
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普段は、こんな感じで岩場から温泉の蒸気が出ているだけですが・・・
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20〜30分おきに、隣りの噴気孔から高さ20〜30mの間欠泉が吹き上がります。吹き上がっている時間はわずか数秒で、20分も待っていたのにあっけなく終わってしまいました。期待していたほどの迫力がなくて、残念!
ここからさらに奥地に4kmほど行くと車で行ける最後の温泉、女夫淵温泉があります。さらにそこから、歩いてしか行けない八丁の湯、加仁湯、日光沢温泉などの秘湯があります。来年は、そちらまで足を延ばしてみたいものです。
追記
女夫淵温泉は、震災の影響で営業休止が続いていましたが、今年8月に復旧を断念し廃業したそうです。残念! (2013/10/29)
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