2013/10/06 - 2013/10/08
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icyfireさん
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日本一の紅葉の名所はどこか。諸説あろうが、誰に言わせても北アルプス穂高連峰の涸沢はトップ5から漏れることはないだろう。その涸沢に敢えて直行せず、涸沢を眼下に眺めながら日本が世界に誇る穂高連峰の雄姿が紅葉に燃えるのを見に行った。その絶景ポイントの名は「屏風の耳」。日本最大級の岩の頂上付近であり、穂高連峰から八ヶ岳まで見渡すことができる。目指すは日本アルプス登山の玄関口、上高地。2泊3日のテント泊で日本の絶景を堪能した。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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「屏風の耳」。誰も知りませんね。北アルプスは穂高連峰の近くにある、屏風岩という巨大な一枚岩のほぼ頂上がそう呼ばれています。
上高地バスターミナルから約2時間、徳沢という宿泊ポイントがあります。そこから約1,000メートル登ったところです。
穂高岳に登頂するのではなく、穂高連峰を眺めることを目的とした時に最高の展望台だと言えるのではないでしょうか。穂高岳 自然・景勝地
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10月の初旬、日本一とも言われる紅葉を見るために、多くの観光客や登山者が上高地を訪れます。ほとんどの人は、紅葉の聖地「涸沢」を目指すので、ヒュッテでは1つの布団に3人寝ることになる模様。
お天気に恵まれたこの週末、日本が世界に誇る絶景を見られるのであれば多少の苦労はいとわない人が今年も上高地に集まってきました。 -
バスターミナル近くの河童橋は既に銀座並みの混雑(大げさ)。
河童橋 名所・史跡
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上高地は散策のための遊歩道が整備されていて、このエリアを歩くだけで日本の美しい自然を堪能できます。それにしても梓川の透明度は驚異的。
これから2晩、徳沢のキャンプ場にテントを張るので、まずは徳沢を目指して出発です。テント泊装備は軽く10キロを超える重さなのですが、道が平坦なので特にきつくないです。 -
見上げると青空に映える北アルプスの稜線。
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これは上高地を代表する焼岳。日本百名山の1つで活火山です。標高2,455メートル。上高地から見上げると荒々しい山肌と円錐形の山容が印象的です。
焼岳 自然・景勝地
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遊歩道でも紅葉が楽しめます。
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1時間半ほど歩いて徳沢のテント場に到着。徳沢園という、井上靖の「氷壁」と縁のある山小屋(旅館)に併設されています。柴に覆われた平坦なところで、非常に張りやすかったですね。幕営料は500円で水場の水は使い放題。トイレは100メートルほど離れたところに、何と水洗トイレがあります。普通の山のテント場では考えられない好条件ですね。
なお、徳沢から涸沢までは約4時間の道程ですが、超混雑の涸沢に泊まるよりも、徳沢に泊まって翌日の夜明け前に涸沢を目指す方が快適ではないかと思います。徳沢 自然・景勝地
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「屏風の耳」には翌日登る予定ですが、日没まで時間があるので屏風岩を確認するために1時間ほど横尾方面に散歩しました。左側の巨大な岩が屏風岩。出っ張ったところが耳でしょう。山の用語で耳というと、猫の耳のようなピークを指すようです。
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さて、翌日は明るくなり始めた6時少し前に出発。朝日に照らされて前穂高岳がオレンジ色に焼けていました。
前穂高岳 自然・景勝地
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快晴の下、登山道を順調に進みます。白樺・ダケカンバの黄葉が青空をバックに美しい。
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前穂高岳の斜面が美しく色づいているのを眺めながら。
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拡大。赤はナナカマドですかね。黄色はダケカンバやミネカエデでしょうか。
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ウラジロナナカマドの紅葉と赤い実をアップで。
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途中、幾つもの枯れた沢を渡ります。雪解けのシーズンには川が流れるところでしょう。中には太い枯沢もあり、道を見失いがちなので注意が必要です。
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私も一度道を見失い、30〜40分ほどロスしました。その時は写真の雪渓に向かってしまい、雪渓からの冷たい風に晒されて道を間違ったのに気付き、慌てて戻りました。
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とにかくお天気には恵まれていました。この登山道は陽光に晒される道だったので、日が高くなっていくに従って日射病が気になるくらいでした。
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そして、紅葉は道中ずっと続いています。
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出発して3時間弱、やっと稜線が見えてきました。
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9時ごろに屏風のコルと呼ばれる地点に到着。実はここからが本番で、屏風の耳までは30分ほどの急登が残されています。
しかし、この地点からの景色は既に最高。コルから少し登ったところで撮った写真が、この旅行記の表紙のものです。 -
苦心の末に屏風の耳に到着すれば、まさに360度の大パノラマ。穂高連峰を正面に、右手奥には槍ヶ岳までくっきり望めます。
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右から北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳の3,100メートル級の山々。一番左の紅葉は前穂高岳から屏風のコルに続く稜線。
涸沢岳 自然・景勝地
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ここから「聖地」涸沢も望めます。写真は涸沢ヒュッテ周辺部分の拡大。確かにあの紅葉は素晴らしいのでしょう。しかし、屏風の耳からはこれも含めて全てを眼下に収めることができます。
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振り返れば富士山と南アルプス。
昼ごはんを含めて1時間ほど屏風の耳に滞在し、景色を堪能しました。ある程度厳しい道なので、それほど登山者も多くないのがいいですね。涸沢との最大の違いは人込みですかね。 -
1時半過ぎに下山。この日のうちに東京に帰ってもよかったのだけど、いろいろあってこの日の午後は徳沢でまったり。徳沢園で山菜うどんを食べたり、お隣の徳沢ロッジのお風呂(入浴料600円)を使ったりしてリラックスします。夕方、テントの外で読書してたら赤とんぼがやって来た。
徳沢 自然・景勝地
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そして3日目の朝。徳沢のテント場からは正面に前穂高岳と明神岳を望むことができます。朝日に照らされる前穂の迫力はすばらしい。
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今回は訳あって穂高には登りませんでしたが、来年は前穂高岳から奥穂高岳を縦走したいものです。
前穂高岳 自然・景勝地
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この日は、上高地(神降地)の神社である穂高奥宮の年に一度のお祭りでした。明神池という鏡面のような池に神主さんと巫女さんが船で繰り出します。
明神池の周囲はカラマツで、あと2週間もすれば真黄色に黄葉すると思われます。 -
儀式は荘厳で興味深いものでしたが、数百人はいたと思われる観光客の中には、周囲の植物を踏み潰してカメラを設置するなど、明らかなマナー違反も多く見られました。世代的にはやはり60〜70代が腐っていると見た。
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船、装束、雅楽、池、カラマツのすべてが神秘的。
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儀式の後は、上高地バスターミナルまで戻って荷物を預け、4時のバスまでの間を散策に使います。
上高地は高層湿原になっているところが多く、湿原と山々の風景が非常に絵になります。 -
穂高連峰を田代池近くの湿原から。
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また、大正時代の焼岳の大噴火によって、梓川の水の中に立ち枯れた木々が残っています。それが独特の景観を作り出しています。
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梓川岸から見た焼岳。逆光であまりよく分からないかもしれませんが、紅葉で錦の衣を着ているようでした。
焼岳 自然・景勝地
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焼岳の噴火で梓川がせき止められてできた大正池。これも鏡面のような透明度。そして周囲はカラマツ。これも10月末ごろには真黄色になるのでしょう。
大正池(長野県松本市) 自然・景勝地
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大正池と焼岳。
焼岳 自然・景勝地
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散策路は木々と紅葉、梓川と池、そして枯木などが組み合わさって、独特の美しさでした。
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赤い紅葉は特に目立ちますな。
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そして梓川の透明度はやはり驚異的。
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「屏風の耳」と上高地の絶景、まさに日本の秋が世界に誇る風景でしょう。
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来年は穂高を征服したいものです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 墨水さん 2014/10/28 23:14:00
- カメラ爺。
- 初めまして、icyfireさん今晩は。
カメラ持った爺さんは、ダメな輩はとことんダメですね。(笑)
興奮すると、周りが見えない愚か者ですね。
それよりも錦秋は、すばらいし!!。
墨水。
- icyfireさん からの返信 2014/10/29 13:48:10
- RE: カメラ爺。
- 墨水様
コメントありがとうございます。
今年の北アルプスの紅葉はピークを外してしまい、紅葉の始まったばかりのお彼岸のシーズンに後立山の鹿島槍に登っただけで終わってしまいました。
穂高は例年どおり、あるいはそれ以上の人出だったのでしょう。あまり多くの人が押しかけて自然を痛めるのは考えものですが。。。
icyfire
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