2013/09/13 - 2013/09/23
161位(同エリア1013件中)
1billyさん
- 1billyさんTOP
- 旅行記85冊
- クチコミ4件
- Q&A回答8件
- 135,286アクセス
- フォロワー10人
今日はシンドラーの工場を訪れ、
戦争について考えてみました。
今回も楽しい記載では無いので
興味の無い方は、飛ばしてお読みください。
________________________
9月15日(日)午後に、映画でも有名なドイツ人実業家
シンドラーのホーロー工場を訪れました。
予想に反してナチによる拉致など悲惨な展示はありませんでした。
(当時の工場や情勢の展示が主でガイドもいなかったため、
正直面白くなかった)
実業家・シンドラーに関してはいろんな評価がありますが、
「安い労働力で」使ったとはいえ
ユダヤ人のいのちを結果として救った事実は大きい
と思います。
曜日や時間帯で、集団でガイドがつくようですが、
英語でも、ガイドをつけたほうが良かったと反省しました。
○オスカー・シンドラー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%BC
○映画「シンドラーのリスト」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88
今回の旅行では出てきませんが
杉原千畝(すぎはらちうね)さんを加えて紹介します。
ほとんどの方がご存知と思いますが
念のためにここでご紹介します。
第二次大戦当時、リトアニアの公使館で
情報収集をしていた外交官です。当時ドイツは
イタリアと共に三国同盟の友好国でしたから、
ユダヤ人に出国のビザを
与えることは日本の国策に反していますし、自分の
命さえ危ない危険をはらんだ行為です。
でも結果として6000人以上のユダヤ人に
人道の「命のビザ」を発行しました。
20年前「知ってるつもり」というテレビ番組で
隠れた偉人を紹介していましたが、日本人でも
こんな方がいらっしゃったのかと感動したのを
思い出します。
やや不便なところですが岐阜の美濃エリアに
記念館があります。お近くを車で通られたときは
是非お立ち寄りください。
○杉原千畝
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E5%8E%9F%E5%8D%83%E7%95%9D
○記念館
http://www.town.yaotsu.gifu.jp/contents/view.cfm?id=911&g1id=4&g2id=18
_________________________
①ユダヤ人ってどんな人?
②なぜ差別されるんだろう?
③ドイツの普通の人たちはユダヤ人迫害を
止められなかったのだろうか?
この3点は行く前、日本で10数冊の本を読み
実際にアウシュビッツやドイツを訪問し
考えてみました
でも欧州を訪問した今も結論は出ていません
でも「他国と地続きで国境を接しておらず
単一民族、単一宗教、単一言語であり、他国に
国を奪われたことの無い『日本』でこの問題を
簡単には理解できないということ」はよく
わかった気がします。だからもっと学んで
理解しようと努力し続けなければいけないのだと。
また、平和ボケといわれるぐらい平和な時代にいる
われわれが当時の状況も考慮しなければ
「ただかわいそう」「ただ悲惨」で終わってしまいます。
日本の昭和初期は関東大震災直後で生活は困窮していました
また世界恐慌(1929年)も拍車をかけ、殺伐とした
時代でした。ドイツも第一次大戦の爪あとの残る中
「返済不可能なベルサイユ条約の賠償金」が
重くのしかかっていた時代でした。
ほんと、学べば学ぶほどわからなくなってきますが
この旅行記で皆さんが少しでも
①戦争ってなぜ起こったのだろう?
②ユダヤ人差別の根っこにある
差別や無関心といった感情ををわれわれは
持っていないと言い切れるのだろうか?
③勝てば官軍でいいのだろうか?
考えるきっかけとして
していただけるなら、小生の喜びです。
1billy
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
①ユダヤ人てどんな人でしょう?
簡単に言えばユダヤ教を信じている人がユダヤ人ですから
今日あなたがユダヤ教に改宗すれば
あなたは「ユダヤ人」です。見た目が東洋人でも。
ただ、中世以降ヒトラー以前からも「ゲットー」という
隔離されたエリアに住まわされたことが多いだけに
比較的身体的な特徴はあるようです。
ただ、国を失ってから約2000年混血しています。
ひげ、帽子、黒いなどはっきりわかる格好をして
いなければわからないのでは無いでしょうか?
②なぜこんなに迫害されるのか?
歴史的にはキリスト教が欧州全域で普及するのに
合わせて「救世主・キリストを殺し永遠に神から
呪われ、放浪の身になった」というキリスト教からの
ユダヤ感が根底にあるものと思われます。
加えて、キリスト教で嫌われていた「金貸し、質屋
両替」などで生計を立てざるを得なかったユダヤ人は
財力を背景に次第に力をつけていき、それがまたねたみをかうという
悪循環が一部にあったものとも思われます -
クラクフ旧市街、クラクフ駅から徒歩20-30分
ぐらいでシンドラーのホーロー工場です。 -
とんがり屋根。
-
-
中に入るといきなりこんなのれん。
-
迷路のような細い3階建てをのぼり
降りていきます -
華やかな場面
-
人が集まっています
工場閉鎖のときか? -
シンドラーの執務室。
-
映画の中の1シーン。
-
ホーロー製品です。
一種の軍需産業でもありました。 -
おみあげで購入したカップ。
20ズロチ=600円 -
ここからは杉原千畝さんです。
今回の旅行の一ヶ月前に記念館を
訪問した時の写真です。
岐阜県出身の元外交官です。
「日本のシンドラー」と言われています。 -
ヒトラー全盛期です。
-
6000人のユダヤ人に「日本を通過するビザ」を
与えました。最後に自身が避難する列車の駅でまでも
ビザを書き続けました。 -
ご存じない方は検索してみてしてください。
忘れてほしく無い方です。
最近、東京ではミュージカルになりました。
なぜ、日本で映画化されないのか不思議です。 -
岐阜県八百津町に記念館があります。
彼の有名な言葉です。
「私のしたことは外交官としては間違ったことだったかもしれない
しかし 私には頼ってきた何千人もの人を見殺しにすることは
できなかった 大したことをしたわけではない
当然のことをしただけです」 -
戦争が終わって彼を待っていたのは
外務省からの命令違反の「解雇(クビ)」通告。
不遇の時代も過ごしますが
終戦後20年して、いのちを救われたユダヤ人の方が
訪ねてきて涙ながらにお礼をいい、深い長い付き合いが
始まったそうです。
ユダヤの方が捜しても見つからないはずです。当時の外務省では、杉原千畝という
外交官はいなかった事になっていた
ようです。
ある意味、ノーベル平和賞級の行為なのに、
国の命令に背いた反逆公務員を今でも
政府は認めようとしないのかな? -
③どうしてドイツも日本でも一般国民は
ナチスや軍部の暴走を止められなかったのだろうか
について考えてみます。
「私は貝になりたい」という映画があります
近年スマップの中居君で再度放映されました。
上司の命令でアメリカ人捕虜を剣でさしたばかりに
終戦後「捕虜虐待の罪」で絞首刑判決を受けた
B、C級戦犯の話です。
僕がこの方でも「上官の命令は天皇の命令」と言われる
極限状態では、命令を拒めないのだと思います。
自分が半殺しにあいますからね。
「優秀でまじめできちんとしているドイツ人が
なぜ、戦争に走り、ユダヤ人虐待に手を染め」たのか
知りたかったのです。ゲシュタポでなく、ごくごく一般の
ドイツの方がどうしてそんな虐待をしたのか?
または「命令を拒めずに見て身ぬ振りの傍観者」をしたのか?
そんな点を知りたかったのです。 -
アウシュビッツ収容所長のルドルフヘスの自宅です
ガス室、焼却施設から200mしか離れていません
庭付きの家で家族と暮らしていたようです。
子供たちと庭で遊びながら、死体焼却の煙が
見えていたと思われます。
ある意味彼も「たまたま収容所勤務」を拒めなかった
不幸な警察官だったと言えるのかもしれません -
ニュルンベルグにあるナチスを裁いた裁判所です
まだ現役で使われています
土日に600号法廷が開放されてガイドツアーがあります。
日本には、こんな戦争を振り返る、反省する
施設はあまりないのでは?
●600号陪審法廷Schwurgerichtssaal 600
住所 Landgericht Nürnberg-Fürth(ニュルンベルク・フュルト地方裁判所)Fürther Str.110
行き方 地下鉄U1 Bärenschanzstr.下車、Sielstrasse出口からFürther Str.に沿って約5分、入口は裁判所本館の手前のBärenschanzstr.にある。
?(0911)2315421
URL:http://www.museen.nuernberg.de/
公開 土、日13:00、14:00、15:00、16:00(各所要1時間のガイド)
・ニュルンベルグ裁判
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E8%A3%81%E5%88%A4 -
極東軍事法廷(東京裁判)は
市ヶ谷で裁判が行われ、巣鴨プリズンで
処刑が行われました
極東国際軍事裁判(きょくとうこくさいぐんじさいばん
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%B5%E6%9D%B1%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E8%A3%81%E5%88%A4 -
ご存じない方のために、巣鴨プリズン、その跡地は
いまサンシャイン60が建っています。
○巣鴨プリズン
http://www.geocities.jp/bane2161/sugamopurizun.htm -
サンシャインのお膝元、東池袋中央公園に
小さな平和の碑が立っています
裏側に書いてある『永久平和を願って』
第二次世界大戦後、東京市谷において極東国際軍事裁判所が
課した刑及び他の連合国戦争犯罪法廷が課した一部の刑が、
この地で執行された。
戦争による悲劇を再びくりかえさないため、この地を前述の
遺跡とし、この碑を建立する。 -
チャップリンの独裁者です。
地球を回しています。
ヒトラー、ムッソリーニ、東条英機3人を
連合国が「ゴルゴ13」をやとって殺害すれば
2次世界大戦が起こらなかったのでしょうか??
アウシュビッツの公認ガイドの中谷さんは
「ヒトラーは突然クーデターで
独裁者になったんじゃない。きちんと国会議員として
選ばれ、多数党の党首となっていったのだ」
これを忘れてはいけない・・・と、語っていました。 -
イチオシ
今回来る前に参考に見た映画や本を紹介します
今回一番感動したのがこの映画です
ドイツ占領下とはいえフランス警察が
自国の民であるユダヤ系フランス人を
「絶滅収容所」に送るのです。
列車が出る間際の屋内施設での医師
(自らも送られるユダヤ人=ジャンレノ)
や看護師を中心としたストーリーです。 -
みんな胸に黄色い星をつけています。
この中の数人がここから逃げて
アウシュビッツに行かず、
篤志家に拾われて助かる実話です。
○黄色い星の子供たち
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E8%89%B2%E3%81%84%E6%98%9F%E3%81%AE%E5%AD%90%E4%BE%9B%E3%81%9F%E3%81%A1 -
ラストシーンでユダヤ人ピアニストと
ゲシュタポのひとりが出会うシーンがあります。
○戦場のピアニスト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%88
ナチス・ドイツのポーランド侵攻以後、ワルシャワの廃墟の中を生き抜いたユダヤ系ポーランド人のピアニスト、
ウワディスワフ・シュピルマンの体験記を元にしている。
監督ポランスキーは、パリでポーランド人の両親のもとに生まれ、両親は収容所に送られ母親は死亡、自身は各地を放浪、身を隠して生き延びた、映画の主人公に似た経験をもつ。 -
ライフイズビューテイフル
ユダヤ系イタリア人の話。
子供のために最後まで「これはゲームなんだ」と
うそを突き通すおとうさん役が涙を誘います
○ライフイズビューティフル
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%95%E3%83%AB
このほかに「サラの鍵」「縞模様のパジャマの少年」
もすばらしいです -
宗教の持つ力や戦争の持つ意味について
考えさせられました -
ユダヤ人の歴史、人間ヒトラーの生い立ちから
成長までの流れを理解できました。
ホロコーストは、流れがよくわかります。
ヒトラーも最初は絶滅を考えていたわけではなく、
ドイツ国内から追い払いたかったのですが、
侵攻して行った、ポーランド、ソビエト、ハンガリーには
ドイツを遥かに超えるユダヤ人が住んでいたため。
追い出せなくなったためという事情だったんですね。 -
実際にアウシュビッツを体験した体験記です
映画になったときはすさまじい映像のため
日本ではカットになったり上映できなかったりした
作品です。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。
10-4はヴェリチカ岩塩抗とクラクフ旧市内
これ以降は「フツーの旅行記」です。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- norisaさん 2013/10/21 16:08:15
- 杉原千畝さん!
- 1billyさん
こんにちは。
丁寧な旅行記感服です。
杉原さんのことはNHKで見たり、歴史の本で読んだ程度です。
しかし、まさに日本が誇る偉人ですね。
サインし過ぎて指か腕をおかしくしたとかーー。
見習いたい素晴らしい人道主義者でしたね。
私のノー天気な旅行記に比較して含蓄ある名作ですーー。
norisa
- 1billyさん からの返信 2013/10/21 23:19:27
- norisaさん投稿ありがとうございます。
- norisa様
> 丁寧な旅行記感服です。
> 私のノー天気な旅行記に比較して含蓄ある名作ですーー。
今回の旅行の一番の目的は
アウシュビッツでした。
でも「ただ悲しい、ヒトラーがにくい」で終わらせず
『平凡な人間の持つ優越感や差別、
また見て見ぬ振りの傍観者的加害者』の立場も意識して
というか常に考えながら博物館を日本人ガイドとともに回りました。
じゃ何がわかったの?と言われると
ますます混迷の度合いを深めただけです
ほんとうに情けない。
> 私のノー天気な旅行記に比較して含蓄ある名作ですーー。
とんでもない
norisa様のは非常に読みやすく
理解が深まる記載です。
これからもよろしくお願いします。
1billy
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
1billyさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
クラクフ(ポーランド) の人気ホテル
ポーランドで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ポーランド最安
478円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
2
32