大型豪華客船で巡る西地中海クルーズ　2013年9月（SW）　-- 客船の様子など --

2013/09/13 - 2013/09/24

2013年3月就航のイタリアMSC社のこの当時最新の大型客船Preziosaに1週間乗船して西地中海沿岸5カ国(イタリア、チュニジア、スペイン、フランス、モナコ)を巡るツアーに参加しました。
客室数1751室、乗客定員4345名、総トン数139400トン、全長333ｍ全幅38ｍ。
船内施設は、3つの屋外プール、ジャグジー、1つの屋内プール、120ｍオーバーハングウォータースライダー、エレベーター26基、ボウリング・レーン、カジノ、ディスコ、スパ、ジム、映画館、ゲームセンター、体感型4Dシアター、ショッピング施設、8つのレストラン、21の各種バー、３デッキ吹き抜け大型シアターなどがあります。
①ジェノバ → ②ナポリ → ③メッシーナ → ④チュニス →→ ⑤バルセロナ →⑥マルセイユ → ⑦ジェノバの時計回り航路です。

ツアー12日間、ベース28万+バルコニー付4.5万（全食事、観光込み）　でした。

①ミラノ、トリノ～乗船まで　
http://4travel.jp/traveler/tomotaku/album/10817019/

エリア ジェノバ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

乗船したMSC社プレチオーサの模型が乗場に陳列されていました。

ジェノバ港の桟橋専用ターミナルから、２Fへ向かいます。

２F乗船カウンター。
手荷物検査は、飛行機と同等に厳しいです。（毎回あります）

乗船時にパスポートを預け、預り証を受け取ります。チュニスでは、これをレセプションに出して、パスポートを引き取り、上陸することになります。

また、部屋のキー兼用のクルーズカードをもらいます。クレジットと連動登録。船内の支払いはこのカードですべて行います。

タラップ（と呼んでいいのか、飛行機と似た乗船イメージ）を通り、中へ。

エレベーターホールと階段。
前後に数ヶ所あります。エレベーター26機。
デッキ数18階造りの10F、バルコニー付キャビンに宿泊。

廊下は結構長い。

入口側から外をみてみます。日本のちょっと狭目のビジネスホテルといった感じでしょうか。

右手前にシャワー、トイレ。
左手前にクローゼットがあります。

ベッドはキングサイズダブル、またはツイン。位置は変えてもらえます。ドアに向かって、左に洗面、トイレ、シャワーが。右にクローゼットがあります。

さらに上級ランクを求める方には、ヨットクラブという選択肢もあります。

右手前側にデスク、TV台、下に冷蔵庫（ドリンクバー）、引き出しにドライヤーがあります。水2本は有料。
夕方にはお湯のサービスあり。

デスク上にコンセント、LANジャック。

バルコニー；二人が座って、飲み物を飲むには充分。

やはり外の空気が吸える環境は気が休まります。

洗面シンク。特に不便はありませんでした。写ってませんが、上方にコンセントあり。

トイレ、シャワー。
シャワーはアクリルの観音開き式。　スペースをうまくとっています。
トイレのフラッシュは強力で、短時間。周囲への騒音対策として、むしろ好ましいかと。

タオルアート。　

手前にdaily Program。
内容は　...

航路情報、当夜のドレスコードや、催し物、レストランの時間などが記載されています。

隅々までみると、思わぬ情報が載っていることもあります。

シースルーエレベーターと、吹き抜けホール。
夜はピアノ生演奏があります。

船の中とは思えません。ホテルロビーのイメージです。

ガラス階段には、スワロフスキーが贅沢に散りばめられています。
二重になっているか？

別のホール。　雰囲気を微妙に変えています。

レストランやバーも沢山あります。

わかりやすく色別に分けてあります。

ジャズバーだったか？

フォーマルナイトのカクテルパーティ会場のひとつ。
少し派手に着飾る方が雰囲気が出ていいかも。

社交の場でもありますので、他国の方とお話してみては？

男性はスーツ、女性はドレスが基本でしょうか。
和服もフォーマルとして、外国の方には人気があります。

各所でエンターテイメントがあります。

もっと楽しめば良かったと　後で悔やんでいます。
いろいろ回ってみてみるのもクルーズの楽しみの要素です。

イタリアンレストラン。　ここは有料です。レストランの味に飽きたら、他にも有料のレストランがありましたが、日本食、中華はなかったです。でも、１週間なら飽きることはないように思います。

ファンタジアクラスの他の船で、味の評判が良くないとの評価もみますが、この船では、味に関しては特に問題なく美味しかったと思います。

カジノ入り口。

カジノ内部（早朝の営業前です）。

奥のシアターのショウタイム近くになると、2/3ほどの充足率でしたかね。

各種カード、ルーレット、スロットマシンなどがあります。

臆病者なので、手を出しませんでした。

カジノ右にゲームコーナー。

メインシアター、3階吹きぬけです。２階席もあります。
夜間のショーは無料です。40分ほど。２部制。入場時にチェックはありません。

アクロバットを混ぜたミュージカル、オペラなど、ショーは言葉がわからなくても楽しめるように考えられています。

撮影している人も結構いますが、ショーは原則撮影禁止です。

ショッピングエリア。

化粧品、バッグ類、衣類、カメラ類、宝飾品など。

観光地にありがちなぼったくり価格ではなく、リーズナブルであったと思います。
ただし、ブティックなどの専門店は、寄港地でお立ち寄りください。

写真、DVDを扱うフォトショップなどもあり。　

衣類の調達も可能。
お値段はドレスレンタル１万円ほどだったでしょうか。

屋内プール。

屋外プール（前側）。
ジャグジー2ヶ所。イベントコーナーもあります。

イベントが盛り上がるとこんな状態。

屋外プール（船尾側）。

120mウォータースライダー。
　暗いところから出発し、明るくなったら、船から飛び出しそう...な感覚に。売りもののひとつ。

ツアーに指定のレストラン。

ちょっと窮屈な配置ではありますが、船上ですから。
欧米のちょっと人気のレストランでも、こういうことはありますね。

レストランの一こま。　スペシャルデザート。

*　夕食はツアーでは、レストランが指定され、２部制のどちらかになります。例えば、午後７時から...シアターでのショーが午後10時から　とかです。
ヨットクラブでは、専用レストランでの時間制限はありません。

味はイタリア船のため、全体に美味しいです。私たちのレストランではインドネシアからの勤務者が多かったです。真面目で陽気でした。

クルーズの欠点は、下船時に、みな体重が増えていることです。

ちょっとつまんでしまいましたが、前菜の様子。この後、スープ、パスタ、メイン、デザートと進みます。注文は各個人の好みで。
食事は無料（乗船代に含まれています）ですが、レストランでの飲み物はすべて有料です。

ワインパッケージ；ワイン6本+水1L7本の回数券束が132ユーロ。
他、色々あります。

ブッフェエリアもありますが、自分で料理を取りにいくわずらわしさがあります。ただし、飲み物はブッフェエリアでは無料です。

乗船中に一度は参加が必要な避難訓練（というよりライフジャケットの装着実演）。　10分ほどです。毎日夕方の時間帯（4時−5時）にあります。

万一のために、必ず参加を。

無線WiFi；有料で60分12ユーロのコースからあり。各部屋から接続可能です。速度は時間帯にもよりますが、ネットサーフィンで、それほど遅いという感じではありませんでした。

どこかのHPに接続しようとすると、この画面が出てきますので、Create Userから進んでください。

ネットサーフィン時は、不要となったら、ログアウトしておき、また次回ログインします。（発行されたIDとPWを控えておくのを忘れずに）　
残り時間などが表示されます。

まだまだ、充分利用したとはいえませんが、概略がお分かりいただければ、幸です。
寄港地での観光は旅行社の別組込みで含まれていました。
MSC主催のエクスカーションも有料でありますが、日本語解説がなく、混んでいると旅行社ツアーの方が効率的に思える場合がありました。
個人手配の場合は良くお考え下さい。
客船の無料裏側探検コース...とかいうのもありました。
時間が合えば、参加したかった。(><)


　本編は別にアップします...

ここで、旅行中に気になったマナーについて追記します。

１）無料だからといって、ビュッフェエリアにペットボトルを持ち込んで、ジュースを持ち帰らないこと。
２）エレベーターはまだ乗れるからと、定員いっぱいまで詰めないこと（欧米の人は、適度な空間が取れなければ、待ちます）
３）エレベーターは降りる人優先。（電車と一緒）
４）集団で移動するときは、ほかの通行人にも配慮すること...特に日傘などのスポークが他人の迷惑にならないように。（本来混雑している場所ではささない）
５）道を譲ってもらったら、ありがとうを。
６）特に欧州では、バイクレーン（自転車通路では自転車の通行を妨げない）に配慮すること。
７）さらに、毎回ですが、空港の荷物受取（ターンテーブル）では、1ｍは離れて、自分の荷物が来たらピックアップし、下がる。　みんなの安全と、迅速性のため...です。

東地中海のクルーズも参考までに　よろしければこちらです。
http://4travel.jp/travelogue/10934234

この旅行記へのコメント （2）

• わんぱく大将さん 2013/11/25 08:53:02

  何度見送ったことか

  ともたくさん
  
  毎度です！　この船、何度ＢＣＮから見送ったことか。実は友人が昨年から仕事でこれに乗ってＢＣＮに何度か来て、昼にいつも会って、その後、港まで見送りに。　イタリアの船なんで心配していましたが、結構まともじゃないですか（ＭＳＣに失礼！）
  
  大将

  ともたくさん からの返信 2013/11/25 09:14:03

  RE: 何度見送ったことか

  大将さま
  
  　エジプト偏に続いて、こちらへも書き込みありがとうございます。
  
  そうです、イタリア船です。
  カダフィ大佐の息子の一人が注文したものの、革命で頓座して、MSCが買い取ったようです。
  初めての船旅でしたが、快適でしたよ。
  
  なぜか、今年はクルーズのブレーク年のようです。
  今度また、乗船してみたいです。