2013/09/22 - 2013/09/22
2292位(同エリア4584件中)
滝山氏照さん
JR山手線・京浜東北線上野駅より徒歩約10分、日光東照宮・久能山東照宮はあまりにも有名ですが自分にとって上野東照宮(うえのとうしょうぐう、東京都台東区上野公園)は身近にあるがゆえに灯台下暗しでした。
東照宮とは徳川家康を御祭神とする神社ですが、全国に多数ある東照宮と区別するためにあえて「上野東照宮」と言い、ここ上野にある東照宮の正式名称は「東照宮」といいます。
上野東照宮のホームページによれば元和2年(1616)2月、お見舞のため駿府城に居た天海僧正(てんかい・そうじょう、1536~1643)と藤堂高虎(とうどう・たかとら、1556~1630)は危篤の徳川家康(とくがわいえやす、1543~1616)に呼ばれ「われらが一堂に末永く魂鎮まる場所を造りたい」との遺言を受け、寛永4年(1627)高虎の屋敷地の上野に東照宮造営を実現しています。
その後生まれながらに将軍であった第三代家光(1604~1651)は家康を大権現(だいごんけん)として極めて高い崇敬心を持っていることから、慶安4年(1651)にそれまでの東照宮を大規模に手を加えたものが現在の社殿となります。
2022年10月11日追記
東照宮境内に建てられた説明板には下記の通り記されています。
『 上野東照宮 (国指定重要文化財) 台東区上野公園九番
藤堂高虎(1556~1630)は上野山内の屋敷の中に、徳川家康を追慕し、家康を祭神とする宮祀を造った。これが上野東照宮の創建と言われている。あるいは寛永4年(1627)、宮祠を造営したのが創建ともいう。もとは「東照社」と称していたが、正保2年(1645)に宮号宣下があり、それ以後家康を祭る神社を東照宮と呼ぶようになった。
現在の社殿は、慶安4年(1651)、三代将軍家光が大規模に造り替えたもので、数度の修理を経ているが、ほぼ当初の姿を今に伝える。社殿の構造は、手前より拝殿、幣殿、本殿からなり、その様式を権現造りという。社殿は都内でも代表的な江戸時代初期の権現造りで、華麗荘厳を極めている。
唐門、透塀は社殿とともに構造、様式が優れており貴重であることから、参道入口の石造明神鳥居、唐門前に並ぶ銅燈竈四十八基と合わせて国の重要文化財に指定されている。
平成21年3月 台東区教育委員会 』
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
-
上野東照宮・鳥居
石製の大鳥居(石造明神鳥居)が悠然として建立しています。 -
上野東照宮・鳥居
「厩橋侍従酒井雅樂頭源朝臣忠世」と刻された石柱が確認されます。酒井忠世(さかいただよ、1572~1636)は幕府老中を勤めた徳川家譜代大名で、厩橋(前橋)藩の二代目藩主の頃の奉納と思われます。 -
上野東照宮・山門
鳥居をくぐり参道を進みますと山門が控えています。 -
上野東照宮・説明板
-
上野東照宮・山門扁額
山門を見上げますと「東照宮」と書かれた扁額が掲載されています。 -
上野東照宮・石燈籠
家康を慕う(幕府から改易を避けるため)各大名から寄進された石燈籠が参道の両側に立ち並びます。 -
上野東照宮・略記
『 東照宮略記
<祭神> 徳川家康・徳川吉宗・徳川慶喜
<縁起>
元和2年2月見舞いのため駿府城にいた藤堂高虎と天海僧正は危篤の家康公の病床に招かれ、三人一処に末永く魂鎮まるところを造って欲しいと遺言されたそうで、高虎の家敷地であるこの上野の山に寛永4年(1627)に本宮を造営した。
その後、将軍家光はこの建物に満足出来ず慶安4年現在の社殿を造営替えし、江戸の象徴とした。
<文化財>
唐門(左甚五郎作竜)透塀拝殿(金色殿)幣殿 本殿棟札
銅灯篭表参道大石鳥居 以上 重要文化財
紅葉山鳥居(寛永3年)石灯篭220基重に(慶安4年)水舎門(慶安4年)お化灯篭(寛永8年)茶室(明暦2年)新門辰五郎水舎(明治6年)神楽殿(明治7年勾配の美都下随一)陣羽織(都重宝)辻ヶ花染胴服(都重宝)』 -
上野東照宮・神楽殿
-
上野東照宮・銅燈籠
東照宮唐門前と参道に五十基の銅燈籠が並んでいますがいずれも諸国大名が東照大権現霊前に(外様大名は義理で)奉納したものです。 -
上野東照宮・銅燈籠説明板
-
上野東照宮・拝殿
工事中の様子で拝殿まで行けません。 -
上野東照宮・境内
東照宮拝殿近くから参道方向を捉えます。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- ごまさん 2013/11/13 13:58:56
- 私も訪ねたいです。
- 滝山氏照様
こんにちは、上野の東照宮に行かれたのですね。
さすがに東照宮は荘厳な雰囲気ですね。
東京はこういう歴史有る見所が多くて、羨ましい場所ですね。
以前桜を見るのに上野公園を散策していて、偶然東照宮を見つけました。
でも残念ながら夕方で門を閉めるところだったので拝観できませんでした。
次回は是非拝観したいと思います。
私は日光が好きで日光東照宮は年3.4回は散策に訪れています。
現在は修復中の為周辺散策ですが、荘厳な雰囲気は変わりませんね。
ごま
- 滝山氏照さん からの返信 2013/11/15 22:36:19
- 上野東照宮
- ごまさん こんばんは
私の東照宮散策のリポ−トを見て下さってありがとうございます。
仕事で上野を含め都内を電車・地下鉄で廻りますが時間の都合で訪問が実現困難な毎日です。今回の上野訪問は仕事を離れ、予め計画をたてて行きましたのでゆったりとした一日が過ごせました。
小田原北条氏が滅亡後に、関東転封の家康としては本領の三河を離れることに躊躇せず、小田原又は鎌倉の文化都市に拠点を置きたいとする臣下の想いを退け、不毛の江戸に本拠を構える姿勢を示したことは、芯から家康を毛嫌いする自分としてはさすがだなと思わずにはいられません。
今の東京が首都として発展していく様は当地に関わりを持つ自分としても将来とも期待するところですが、いつも23区で歩き廻っているにつけ江戸移転を覚悟した家康が現在の東京を見るとすれば
これほどの栄華を果たして想像できたでしょうか?
今日の東京あるいは関東の発展の姿の礎はすべて家康の決断があったからこそと改めて認識するところです。
滝山氏照
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
12