２０１３夏　信州高原トレッキングの旅　ダイジェスト版

2013/08/29 - 2013/08/31

8月終わりにようやく夏休みを取ることができました。日程が決まるまでに、避暑もかねて長野県の美ヶ原、霧ヶ峰に行くことに決めていましたが、希望する宿は予約できませんでした。なんとか宿は確保できたものの、出発の数日前には台風と秋雨前線の影響で大荒れの天候になるとの予報。最低限の目標は百名山である美ヶ原と霧ヶ峰のピークに立つことでしたが、さてどうなることやら…

まずはダイジェスト版です。

エリア 長野

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

松本ICから美ヶ原林道（美ヶ原スカイライン）経由で美ヶ原・王ヶ頭の登山口のある長野県美ヶ原自然保護センターへ向かいました。林道から見た美ヶ原・王ヶ頭です。

王ヶ頭への登山道は、なだらかでよく整備され、危険な個所はありません。

登山道では、ハクサンフウロや

ウメバチソウなど可憐な花が目を楽しませてくれました。

王ヶ頭の山頂部は電波塔などが林立しています。

山頂にはホテルもあります。本当はここに泊まりたかったのですが、満室でした。

美ヶ原山頂です。日本百名山制覇です。

美ヶ原山頂一帯は平坦な台地状になっています。

美ヶ原での目的の一つがマツムシソウです。

王ヶ頭から王ヶ鼻へ。王ヶ鼻からは一般車両通行止めの林道を歩いて登山口に下山しました。

美ヶ原下山後の宿泊は、丸子温泉郷・霊泉寺温泉の和泉屋旅館です。

2日目は霧ヶ峰トレッキングです。ビーナスラインをドライブしでまずは八島湿原へ。ドライブ中も霧で大変でしたが、八島ヶ原湿原もこの通りです。しかし、雨は降りませんでした。

秋の気配漂う八島ヶ原湿原を楽しみました。

この日は台風15号の影響か、天気予報は午後から雨。霧ヶ峰の最高峰・車山のピークハントはあきらめていましたが、何とか持ちそうだったので、車山肩から登りました。

車山山頂へは、車山高原スキー場からリフトを乗り継いで行くことができます。そのため一般の観光客も数多く訪れていました。なんとか白樺湖が見えましたが、この後しばらくすると濃いガスに覆われてしまいました。天気が良ければ車山山頂からは360度の展望が得られ、八ヶ岳連峰はもちろん、南アルプス、北アルプスなどを見ることができます。

この日は車山高原のオーベルジュ　セ・ラ・ヴィに宿泊しました。

最終日は滝めぐりです。ビーナスラインをドライブして蓼科高原に向かいました。途中で白樺湖の絶好の展望所がありました。天気はまずまずですが、残念ながら蓼科山の山頂部は雲に覆われていました。

白樺湖畔から霧ヶ峰を望む。

ビーナスラインをドライブして蓼科中央高原へ。蓼科温泉に「滝の湯」なるホテルがあり、もしやと思ったらやっぱりありました。蓼科大滝です。

蓼科湖に立ち寄りました。蓼科山、横岳などの八ヶ岳連峰北部の山を見ることができます。

横谷峡へ。下流から乙女滝、霧降の滝、王滝、おしどり隠しの滝とあり、横谷峡遊歩道で結ばれています。本来なら乙女滝から上流に向かって歩いて行くべきでしょうが、諸般の事情により車を駆使しての滝見となりました。まずは横谷観音展望台へ向かい、そこから王滝を見学しました。

横谷観音から遊歩道を歩いて王滝の滝見台へ。

横谷峡入口まで戻り、乙女滝へ。観光滝です。水量豊富で豪快な滝ですが、実は半人工滝です。

霧降の滝へは横谷峡遊歩道を歩いて行きました。

車で奥蓼科温泉郷・明治温泉へ。最上流部におしどり隠しの滝があります。

最後におしどり隠しの滝近くの御射鹿池（みしゃかいけ）に立ち寄りました。何の変哲もない小さな池ですが、東山魁夷画伯の「緑響く」のモチーフとなった池なのです。残念ながら絵と同じ構図の写真を撮影していません。また、無風状態の晴天時にこそ水面が鏡となって木々が映り込み、御射鹿池の良さが出るのですが、残念ながらこの日は曇天で風が吹いていました。

出発前は天気予報も悪く心配しましたが、幸い天候にはそこそこ恵まれた3日間でした。