２０１３夏　信州高原トレッキングの旅（５）　滝メグラーが行く１６２　ビーナスラインドライブと蓼科大滝

2013/08/31 - 2013/08/31

8月終わりにようやく夏休みを取ることができました。日程が決まるまでに、避暑もかねて長野県の美ヶ原、霧ヶ峰に行くことに決めていましたが、希望する宿は予約できませんでした。なんとか宿は確保できたものの、出発の数日前には台風と秋雨前線の影響で大荒れの天候になるとの予報。最低限の目標は百名山である美ヶ原と霧ヶ峰のピークに立つことでしたが、さてどうなることやら…

旅行最終日、天気予報はいい方にはずれて快晴とはいかないまでもまずまずの天気となりました。予定を1日前倒しにしたので、当初予定していなかった滝めぐりを時間の許す限り楽しむことにしました。ビーナスライン周辺の滝といえば横谷峡の滝が有名で、途中ビーナスラインのドライブを楽しみながら蓼科高原へと車を走らせました。そして蓼科高原には私の知識になかった滝があったのです。

蓼科大滝滝見難易度：２
参考　滝見難易度０：道路から見える、１：片道徒歩５分以内、２：片道徒歩１５分以内、３：片道徒歩３０分以内、４：片道徒歩１時間以内、５：片道徒歩２時間以内、６：片道徒歩２時間以上もしくは２時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意　滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。

エリア 白樺湖・蓼科・車山(長野)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ビーナスラインをドライブして蓼科高原に向かいました。途中で白樺湖の絶好の展望所がありました。天気はまずまずですが、残念ながら蓼科山の山頂部は雲に覆われていました。

一気に白樺湖までドライブです。

白樺湖畔から霧ヶ峰を望む。曇ってはいますが、前日霧に覆われていた車山山頂付近がはっきりと見えます。

白樺湖畔からスズラン峠越えで蓼科高原へ向かいます。白樺湖周辺ではすでに黄色く色づいた木々を目にしました。黄金アカシアと呼ばれるニセアカシアフリーシアだそうです。もっとちゃんと写真を撮るべきだったと少々後悔しました。

スズラン峠を越えてすぐに、「女の神氷水（めのかみひょうすい）」と名付けられた湧水がありました。道路を挟んで駐車場もあります。蓼科山の別名女の神山からそう名付けられているようです。その名の通り本当に冷たい水で、女の神氷水を汲むときには10秒もしないうちに手の感覚がなくなってしまうほどでした。ありったけのペットボトルに汲んで持ち帰ったのは言うまでもありません。

水汲み場の先の岩肌からも水が湧き出しています。

これなんかまるで滝のよう。滝認定するところもあるでしょうね。

さらにビーナスラインをドライブして蓼科中央高原へ。蓼科温泉に「滝の湯」なるホテルがあり、もしやと思ったらやっぱりありました。大滝入口の案内板のところを右折し、狭い道を進むと遊歩道の入口がありました。駐車スペースもあります。

遊歩道はなかなかいい雰囲気でした。アップダウンもほとんどなく、楽な道中でした。

5分ほど歩くと東屋がありました。

東屋の先から見る蓼科大滝。落差は7mとそれほどではありませんが思った以上の立派な滝です。

雰囲気もよろし。

滝壺のところまで行くことができます。大きな滝壺でした。

少し早い時間でしたが、蓼科大滝近くの手打ち蕎麦『黙坊』で昼食タイムです。カウンターと2人掛けテーブル１つだけ、わずか10席の小さなお店です。早い時間だったのは大正解で、私たちが入って10分もしないうちに予約の電話が何件か入るわ、次々とお客さんは来るわで、とうとうお断りしなければならないほどの人気ぶりでした。お昼過ぎならおそらくお蕎麦をいただくことはできなかったでしょう。もちろんいただいたもりそばには大満足でした。ちなみに、お店の『黙坊』という名はご主人のお祖父さんである歌人柳沢黙坊からとっているそうです。

食事の後は蓼科湖に立ち寄りました。蓼科山、横岳などの八ヶ岳連峰北部の山を見ることができます。次は横谷峡の滝めぐりです。

続く…