北イタリア鉄道の旅　パルマとモデナ

2012/01/02 - 2012/01/08

今日はコッレジョのフレスコ画が見るためにパルマへ。またピロッタ宮殿はファルネーゼ家の居城。塩野七生さんの『黄金のローマ』を読んでいる最中の私としてはそれも是非見てみたい。パルミジャーノ・レッジャーノと生ハムでも有名なパルマですから、今日もきっと良いランチができるに違いありません。（旅行記とは関係ありませんが塩野七生さんの『緋色のヴェネツィア』と『銀色のフィレンツェ』もとても面白いです。『緋色〜』が第１巻です。イタリア旅行をお考えの方、旅行に直接関係するというわけではありませんがお勧めです。飛行機の中、退屈しませんよ。)

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はRV（8:24発）でパルマに向かいます。RはRegionaleで普通電車、Vが何なのかは分からないのですが、Rより停まる駅が少ないのは確か。昨日はモデナ→ボローニャがRで小一時間かかりましたが、RVだと30分ほど。パルマには9:21着です。

珍しく霧もなく車窓も楽しめました。こんな農村地帯を走っているのですね。どうりで夜など真っ暗のはず。

パルマ駅は工事中

ということで仮駅舎から出ました。

地図で駅の位置を確認しながら歩き始めます。この街もなんだかイイ感じです。

ほどなくドゥオーモ広場です。鐘楼は修復工事中。

駅からここまで、人通りもまだ少なく広場もひっそり。そんなに朝早いというわけでもないのだけれど。

ではドゥオーモの中へ。

息をのみます。

ここに天があってそのまま昇天していくかのようです。

何枚も撮った写真の一部です。

何度も何度も中をまわて見ました。来られて良かった．．．　

外に出るとなんだか音楽が聞こえてきます。

警察官の音楽隊でしょうか。今日は何かあるのかな．．．音合わせをしているようでした。

大聖堂の東隣がサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会

ミサの最中でした。歩き回って見学することは憚られそっと1枚だけ写真を。

外に出て歩き始めると．．．

さっきの音楽隊です。警察官が先導。

楽しくてしばらく一緒に着いて行きました。

さてピロッタ宮殿です。中に国立美術館（Galleria　Nazionale）やファルネーゼ劇場（Teatro　Farnese)があります。他にも考古学博物館なども入っているようです。

私は美術館とファルネーゼ劇場の共通券（６ユーロ）を買って中へ。

パンフレット（イタリア語）をくれます。ファルネーゼ劇場は迷いようもありませんでしたが、美術館はちょっと順路が複雑というのか、変わっているというのか。

パンフレットを読むことはできないのですが、地図代わりにあると便利です。

そしてここまで来て美術館も撮影禁止に気付きます（ファルネーゼ劇場は写真不可がはっきり書いてあったのです）。失礼しました。

でもこの写真でも、なんだか変わった内装だ、というのがお分かりいただけるでしょうか。

一番の見どころはパルミジャニーノの『トルコの女奴隷』、チケットの図柄も彼女だというのに、貸出中．．．ショック．．．

外に出るといつの間にか通りは人でいっぱい。

早めにお昼にした方がいいのかな、と思い12:00開店直後のお店に入りました。通りすがりで入ったのですが、素敵なレストランです。

マルヴァシア（微発泡・白）、６ユーロ

コペルト２ユーロですが、パンも美味しくて大満足です。

今日もグリル野菜、４ユーロ

本当はパルミジャーノ・レッジャーノのピッツァが良かったのですが、そうすると今晩もオレンジジュースになってしまいそう。
プロシュートの盛り合わせも気になったのですが、初日のスターホテルのように食べきれないほど出てきても困ります。

ということで前菜の中から選んだパルミジャーノ・レッジャーノ（４ユーロ）がメイン。美味しい(*^^)v、
チーズをコリコリかじりながらマルヴァシアがどんどんすすみます．．．

メインをこれぐらいにしておくとデザートまでいけます。マスカルポーネチーズのお菓子だったのですが、リキュールが効いていてすごくおいしい！エスプレッソとよく合いました。

デザート（4.5ユーロ）、コーヒー（1.5ユーロ）

パルマ、良かったです。幹線上にあって地の利が良いことも魅力です。

また来て今度はチーズ工場とか見てみたい、それから生ハムも。

パルマを13:58に出てモデナへは14:32着。エステンセ美術館へはタクシーで向かいます。

エステンセ美術館（４ユーロ）は絵の他に、お皿・壺・楽器なども展示されており楽しんで鑑賞することができる美術館でした。

さあドゥオーモの方に行ってみましょう。

ここも雰囲気の良い街でした。

影が強く写ってしまったのですが、ドゥオーモとギルランディーナの塔。

中では赤ちゃんの洗礼式の最中でした。

バラ窓が良かったはずなのに、なぜか内部の写真はあまりうまく撮れておらず...

ここから駅まで少し距離があり16:34発のボローニャ行きを目指して早足で歩くものの、乗り遅れます。またやってしまった...今回で何度目の失敗でしょうか。

「まあいいわ、1時間後のに乗れば。」と駅の待合室で明日のボローニャ観光の予習を始めます。

しばらくすると17:01発のAncona行き（RV)のアナウンスが始まりました。停車駅を順に読み上げているのですが、ボローニャ・チェントラーレ（ボローニャ中央駅）にも停まるようです。めでたくこれに乗り（結構混んでいました）、ボローニャには17:28着。帰りがこれぐらいだと体も楽です。